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JP3187995U - 包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装容器の開封時において、誤って収容物に傷をつけてしまうことを防止することができる包装容器を提供する。【解決手段】矩形の底面部11と、該底面部11の各辺から上方に立設した側面部12と、該側面部12の上端に連接され、内側に折り込まれることにより蓋部13を形成するフラップ部と、を備えた直方体状の包装容器1であって、フラップ部は、X方向で対向する蓋内フラップ13a,13bと、X方向と交差するY方向で対向し蓋内フラップ13a,13bを覆うように内側に折り込まれる蓋外フラップ13c,13dと、を有し、蓋内フラップ13a,13bは、内側に折り込まれた状態において、蓋内フラップ13aの先端13xと蓋内フラップ13bの先端13yとの距離が10mm以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、包装容器に関する。
従来より、包装資材を組み立てることにより形成された直方体状の段ボール製の包装容器が知られている(例えば特許文献1参照)。このような包装容器では、矩形の底面部の各辺から上方に側壁部が立設するとともに、該側壁部には、折り曲げ線を介して、一対の内フラップ及び一対の外フラップが設けられている。一対の内フラップが内側に折り曲げられた後に、一対の外フラップが内側に折り曲げられることによって、包装容器の上蓋が形成されている。
特開2011−20708号公報
上述したような包装容器は、折り曲げた外フラップが開かないように、外フラップの先端同士をテープで固定した状態で運搬する。そして運搬後の開封時には、外フラップのテープをカッター等で切ることにより外フラップの固定状態を解き、外フラップを外側に開いて収容物を取り出す。
ここで、外フラップを固定するテープをカッター等で切る際、収容物の詰め込み具合によっては、誤って収容物を切り、収容物に傷をつけてしまう場合がある。
そこで、本発明は、包装容器の開封時において、誤って収容物に傷をつけてしまう可能性を低減することができる包装容器を提供することを目的とする。
本発明に係る包装容器は、矩形の底面部と、該底面部の各辺から上方に立設した側面部と、該側面部の上端に連接され、内側に折り込まれることにより蓋部を形成するフラップ部と、を備えた直方体状の包装容器であって、フラップ部は、第1の方向で対向する第1及び第2のフラップからなる内フラップと、第1の方向と交差する第2の方向で対向する第3及び第4のフラップからなり、内フラップを覆うように内側に折り込まれる外フラップと、を有し、内フラップは、内側に折り込まれた状態において、第1のフラップの先端と第2のフラップの先端との距離が10mm以下である。
本発明に係る包装容器では、内側に折り込まれた第1のフラップの先端と第2のフラップの先端との距離が10mm以下とされている。このように、第1のフラップと第2のフラップとが近接していることにより、底面部と側面部とにより画定される収容空間の上方が、内フラップによって概ね覆われることとなる。包装容器は、内フラップを覆う外フラップがテープ等により封止されて運搬され、運搬先において外フラップを封止するテープがカッター等により切られて開封されるものであるところ、収容空間の上方が概ね内フラップで覆われていることによって、開封時において外フラップを封止するテープを切ったカッター等の刃先は、収容物ではなく内フラップに当たることとなる。このため、包装容器の開封時において、誤って収容物に傷をつけてしまう可能性が極めて低い。
また、第1のフラップの先端と第2のフラップの先端とが当接していることが好ましい。当接していることにより、底面部と側面部とにより画定される収容空間の上方を内フラップによって効果的に覆うことができ、包装容器の開封時において、誤って収容物に傷をつけてしまう可能性がより低減する。
また、第1及び第2のフラップのいずれか又は両方の先端に切り欠きが形成されていることが好ましい。第1のフラップと第2のフラップとが近接していることによって、内フラップの開封が困難であるところ、第1及び第2のフラップの先端に切り欠きが形成されていることにより開封作業が容易になる。また、先端に形成された切り欠きが内フラップを示す目印となるため、梱包時において内フラップと外フラップとを区別し易い。
また、切り欠きは、第2の方向における内フラップの中心線を除いた領域に形成されていることが好ましい。第2の方向における内フラップの中心線の上部は、外フラップの開封箇所、すなわち、外フラップを封止するテープ等が設けられる箇所とされることが多いところ、このような領域以外の領域に切り欠きを形成することによって、開封時に切り欠きをとおったカッター等が収容物に傷をつけてしまうことを防止できる。
また、第1及び第2のフラップの両方の先端に切り欠きが形成されており、第1のフラップの先端に形成された切り欠きと第2のフラップの先端に形成された切り欠きとは、第2の方向における内フラップの中心線を境に互いに反対の領域に形成されていることが好ましい。このことで、開封作業がより容易になり利便性が向上する。
また、包装容器は段ボール製であることが好ましい。包装容器を段ボールとすることにより梱包作業や運搬作業、開封作業を容易化させることができるとともに、本発明を確実に実施することができる。
本発明によれば、包装容器の開封時において、誤って収容物に傷をつけてしまうことを防止することができる。
包装容器の斜視図であり、第1及び第2の内フラップが閉じた状態を示す図である。 包装容器の斜視図であり、第1及び第2の内フラップが開いた状態を示す図である。 包装容器を展開した状態を示す展開図である。 従来の包装容器における開封処理を説明するための図である。 本実施形態に係る包装容器における開封処理を説明するための図である。
以下、本発明に係る包装容器の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、全図中、同一又は相当部分には同一符号を付すこととする。また、「上」「下」の語は、図1の上下方向に対応するものである。
図1及び図2に示されるように、包装容器1は、組み立てられた状態において直方体状の包装箱であり、例えば段ボール製の包装箱である。包装容器1には、例えば、血液透析装置用の血液回路や補液回路等の医療用品、又は食料品等、減菌された状態で袋等に封止され且つ開封時に破損することが特に好ましくないものが収容される。
包装容器1は、底面部11と、側面部12と、蓋部13とを備えている。包装容器1は、底面部11と側面部12との境界線である折り曲げ線21、側面部12と蓋部13との境界線である折り曲げ線22、及び、側面部12に設けられた折り曲げ線23において折り曲げられることにより、直方体状の包装箱として組み立てられている。
底面部11は、第1の方向(図中のX方向)で対向する底面内フラップ11a,11bと、X方向と交差する第2の方向(図中のY方向)で対向する底面外フラップ11c,11dとが内側に折り込まれることにより形成されている。底面内フラップ11aは、後述する側面部12aとの境界線である折り曲げ線21aを折り線にして90度内側に折り込まれている。また、底面内フラップ11bは、後述する側面部12bとの境界線である折り曲げ線21bを折り線にして90度内側に折り込まれている。底面内フラップ11a,11bの詳細な構成については後述する。
底面外フラップ11cは、底面内フラップ11a,11bを外側から覆うように、後述する側面部12cとの境界線である折り曲げ線21cを折り線にして90度内側に折り込まれている。また、底面外フラップ11dは、底面内フラップ11a,11bを外側から覆うように、後述する側面部12dとの境界線である折り曲げ線21dを折り線にして90度内側に折り込まれている。底面外フラップ11cの短辺方向の長さ(折り曲げ線21cから底面外フラップ11cの先端までの長さ)と、底面外フラップ11dの短辺方向の長さ(折り曲げ線21dから底面外フラップ11dの先端までの長さ)とは略一致しており、底面外フラップ11cの先端と底面外フラップ11dの先端とは当接している。該当接箇所は、X方向に沿ってテープ等により封止されている。なお、本実施形態では、底面部11の各辺、すなわち、折り曲げ線21a,21b,21c,21dの長さは同一であり、底面部11は正方形であるが、これに限らない。
側面部12は、底面部11の各辺である折り曲げ線21a,21b,21c,21dのそれぞれから上方(図中のZ方向)に立設した側面部12a,12b,12c,12dを有している。側面部12a,12b,12c,12dのZ方向の長さ(すなわち高さ)はそれぞれで同一である。側面部12a,12bはX方向で対向しており、側面部12c,12dはY方向で対向している。折り曲げ線23aを折り線として側面部12a,12dが形成する角度、折り曲げ線23dを折り線として側面部12b,12dが形成する角度、折り曲げ線23bを折り線として側面部12b,12cが形成する角度、及び、折り曲げ線23cを折り線として側面部12a,12cが形成する角度はいずれも90度である。なお、側面部12bの側面部12dと隣接する側と反対側には、折り曲げ線23bを介して接着部31が設けられている(図3参照)。接着部31は、折り曲げ線23bを折り線として90度内側に折り込まれ、接着剤等により側面部12cに接着されている。
蓋部13は、X方向で対向する蓋内フラップ13a,13b(内フラップ)、及び、Y方向で対向する蓋外フラップ13c,13d(外フラップ)からなるフラップ部が内側に折り込まれることにより形成されている。蓋内フラップ13a(第1のフラップ)は、側面部12aの上端である折り曲げ線22aに連接しており、底面部11と側面部12とにより画定される領域(以下収容領域と記載)に収容物が収容された状態において、折り曲げ線22aを折り線にして90度内側に折り込まれる。また、蓋内フラップ13b(第2のフラップ)は、側面部12bの上端である折り曲げ線22bに連接しており、収容領域に収容物が収容された状態において、折り曲げ線22bを折り線にして90度内側に折り込まれる。蓋内フラップ13a,13bの詳細な構成については後述する。
蓋外フラップ13c(第3のフラップ)は、側面部12cの上端である折り曲げ線22cに連接しており、該折り曲げ線22cを折り線にして、蓋内フラップ13a,13bを外側から覆うように、90度内側に折り込まれる。また、蓋外フラップ13d(第4のフラップ)は、側面部12dの上端である折り曲げ線22dに連接しており、該折り曲げ線22dを折り線にして、蓋内フラップ13a,13bを外側から覆うように、90度内側に折り込まれる。蓋外フラップ13cの短辺方向の長さ(折り曲げ線22cから蓋外フラップ13cの先端までの長さ)と、蓋外フラップ13dの短辺方向の長さ(折り曲げ線22dから蓋外フラップ13dの先端までの長さ)とは略一致しており、蓋外フラップ13cの先端と蓋外フラップ13dの先端とは当接している。該当接箇所は、X方向に沿ってテープ等により封止されている。なお、本実施形態では、蓋部13の各辺、すなわち、折り曲げ線22a,22b,22c,22dの長さは同一であり、蓋部13は正方形であるが、これに限らない。
次に、底面内フラップ11a,11b及び蓋内フラップ13a,13bの詳細について説明する。底面内フラップ11aと蓋内フラップ13a、及び、底面内フラップ11bと蓋内フラップ13bは、それぞれ同様の構成であるため、以下の説明では、蓋内フラップ13a,13bについて説明する。
蓋内フラップ13a,13bは、それぞれ90度内側に折り曲げられた状態において、蓋内フラップ13aの先端13xと蓋内フラップ13bの先端13yとが当接している。よって、図1のように蓋内フラップ13a,13bが内側に折り曲げられ、且つ、蓋外フラップ13c,13dが開いた状態で包装容器1を平面視すると、包装容器1の収容領域全体が蓋内フラップ13a,13bにより覆われている。
蓋内フラップ13aの短辺方向の長さ(折り曲げ線22aから先端13xまでの長さ)と、蓋内フラップ13bの短辺方向の長さ(折り曲げ線22bから先端13yまでの長さ)とは略一致しており、先端13xと先端13yとは、折り曲げ線22cにおけるX方向中心と折り曲げ線22dにおけるX方向中心とを結ぶ線上で当接している。また、これに限らず、蓋内フラップ13aの短辺方向の長さと、蓋内フラップ13bの短辺方向の長さの和が折り曲げ線22c又は折り曲げ線22dと等しければ良い。
また、蓋内フラップ13aの先端13xには半円状に切り欠かれた切り欠き部50xが形成されている。同様に、蓋内フラップ13bの先端13yには半円状にくり抜かれた切り欠き部50yが形成されている。先端13x及び先端13yは、切欠き部50x,50yが形成された領域を除いて当接している。
切欠き部50x,50yは、折り曲げ線22aにおけるY方向中心と折り曲げ線22bにおけるY方向中心とを結ぶ線上(Y方向における蓋内フラップ13a,13bの中心線ax)を除いた領域に形成されている。具体的には、切欠き部50x,50yは、中心線axを境に互いに反対の領域に形成されており、切欠き部50xは中心線axよりも折り曲げ線22c側の領域、切欠き部50yは中心線axよりも折り曲げ線22d側の領域にそれぞれ形成されている。切欠き部50x,50yの大きさは、人の指が1〜2本程度入る大きさとされている。
なお、蓋内フラップ13aの先端13xと蓋内フラップ13bの先端13yとは、必ずしも、切欠き部50x,50yが形成された領域を除いた全ての領域で当接するものでなくてもよい。例えば、Y方向における蓋内フラップ13a,13bの中心線ax近傍のみ先端13x,13yが当接し、その他の領域は互いに当接するものでなくてもよい。
次に、本実施形態に係る包装容器1の作用効果について、図1〜図3に加えて、図4及び図5を参照して説明する。
本実施形態に係る包装容器1では、内側に折り込まれた蓋内フラップ13aの先端13xと蓋内フラップ13bの先端13yとが当接している。
図4に示されるように、従来の包装容器100では、内側に折り込まれた蓋内フラップ113aと蓋内フラップ113bとは大きく離間していた。そのため、底面部111と側面部112とにより画定される収容領域Tの上方は、一部分のみ、蓋内フラップ113a又は蓋内フラップ113b、及び、蓋外フラップ113c又は蓋外フラップ113dの双方に覆われており、その大部分は、蓋外フラップ113c又は蓋外フラップ113dにのみ覆われていた。よって、開封時において、蓋外フラップ113cと蓋外フラップ113dとの当接箇所を固定したテープをカッター等で切る際には、該テープの直下が収容物Cとなるため、カッター等で誤って収容物Cを切り、収容物Cに傷をつけてしまう場合があった。また、このような事態を避けるためには、収容物Cとフラップとの間に中板を入れる等を行う必要があり、梱包時の作業が煩雑となっていた。
この点、本実施形態に係る包装容器1では、図5に示されるように、蓋内フラップ13aの先端13xと蓋内フラップ13bの先端13yとが当接しているため、底面部11と側面部12とにより画定される収容領域Tの上方は、蓋内フラップ13a又は蓋内フラップ13b、及び、蓋外フラップ13c又は蓋外フラップ13dの双方に覆われることとなる。よって、開封時において、蓋外フラップ13cと蓋外フラップ13dとの当接箇所を固定したテープをカッター等で切る際には、該テープの直下は、収容物Cではなく蓋内フラップ13a又は蓋内フラップ13bのいずれかとなるため、カッター等の刃先は収容物Cではなく蓋内フラップ13a又は蓋内フラップ13bのいずれかに当たることとなる。これにより、包装容器1の開封時において、誤って収容物Cに傷をつけてしまうことを防止することができる。そのため、従来用いていた中板等が不要となり、梱包時の作業が簡易化され、梱包時に必要な段ボールの量を削減することができる。
また、蓋内フラップ13aの先端13xに切り欠き部50xが、蓋内フラップ13bの先端13yに切欠き部50yが、それぞれ形成されていることにより、先端13xと先端13yとが当接し内フラップの開封が困難となっている場合であっても、切り欠き部50x,50yに指を挿入して開封作業を行うことができ、開封作業が容易化する。また、切り欠き部50x,50yが蓋内フラップ13a,13bを示す目印となるため、梱包時において蓋内フラップ13a,13bと蓋外フラップ13c,13dとを区別し易い。
また、切り欠き部50x,50yは、Y方向における蓋内フラップ13a,13bの中心線axを除いた領域に形成されている。中心線axの上部は蓋外フラップ13cの先端と蓋外フラップ13dの先端との当接箇所であり、蓋外フラップ13c,13dを封止するテープ等が設けられる箇所であるところ、このような箇所を避けて切り欠き部50x,50yを形成することによって、開封時に切り欠きをとおったカッター等が収容物に傷をつけてしまうことを防止できる。
また、切り欠き部50x及び切欠き部50yが、Y方向における蓋内フラップ13a,13bの中心線axを境に互いに反対の領域に形成されていることにより、切り欠き部50xと切欠き部50yとが近接して設けられている場合と比較して開封作業が行いやすくなり、利便性が向上する。
なお、上述したように、底面内フラップ11aと蓋内フラップ13a、及び、底面内フラップ11bと蓋内フラップ13bは、それぞれ同様の構成である。すなわち、底面内フラップ11aの先端11xと底面内フラップ11bの先端11yとは当接しており、先端11xには切欠き部40xが、先端11yには切欠き部40yが、それぞれ形成されている。そのため、仮に、開封作業が底面部11側から行われる場合であっても、底面内フラップ11a,11bにより、上述した収容物Cの防護等を行うことができる。
また、包装容器1を段ボール製とすることで、梱包作業や運搬作業、開封作業を容易化させることができるとともに、上述した内フラップによる収容物Cの防護を確実に行うことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、蓋内フラップ13aの先端13xと蓋内フラップ13bの先端13yとが当接しているとして説明したが、必ずしも当接した箇所を含む必要はなく、例えば、Y方向における蓋内フラップ13a,13bの中心線ax上における対向する内フラップの先端間の距離を10mm以下とするものであってもよい。この場合には、底面部11と側面部12とにより画定される収容空間の上方が蓋内フラップ13a,13bによって概ね覆われることとなるため、蓋内フラップ13aの先端13xと蓋内フラップ13bの先端13yとが当接している場合と同様に、包装容器の開封時において、収容物に傷をつけてしまう可能性が極めて低い。
また、切欠き部は設けられていなくてもよいし、対向する内フラップの先端の一方にのみ設けられるものであってもよいし、対向する内フラップの先端それぞれに2箇所以上設けられるものであってもよい。すなわち、切欠き部の数は限定されない。
また、切欠き部の形状は半円状に限られない。人の指が挿入できる大きさの穴であれば良く、四角や三角などの形状であってもよい。
1…包装容器、11…底面部、11a,11b…底面内フラップ、11c,11d…底面外フラップ、11x,11y…先端、12,12a,12b,12c,12d…側面部、13…蓋部、13a,13b…蓋内フラップ、13c,13d…蓋外フラップ、13x,13y…先端、40x,40y,50x,50y…切り欠き部。。

Claims (6)

  1. 矩形の底面部と、該底面部の各辺から上方に立設した側面部と、該側面部の上端に連接され、内側に折り込まれることにより蓋部を形成するフラップ部と、を備えた直方体状の包装容器であって、
    前記フラップ部は、
    第1の方向で対向する第1及び第2のフラップからなる内フラップと、
    前記第1の方向と交差する第2の方向で対向する第3及び第4のフラップからなり、前記内フラップを覆うように内側に折り込まれる外フラップと、を有し、
    前記内フラップは、内側に折り込まれた状態において、前記第1のフラップの先端と前記第2のフラップの先端との距離が10mm以下である、包装容器。
  2. 前記第1のフラップの先端と前記第2のフラップの先端とが当接している、請求項1記載の包装容器。
  3. 前記第1及び第2のフラップのいずれか又は両方の先端に切り欠きが形成されている、請求項1又は2記載の包装容器。
  4. 前記切り欠きは、前記第2の方向における前記内フラップの中心線を除いた領域に形成されている、請求項3記載の包装容器。
  5. 前記第1及び第2のフラップの両方の先端に切り欠きが形成されており、
    前記第1のフラップの先端に形成された切り欠きと前記第2のフラップの先端に形成された切り欠きとは、前記第2の方向における前記内フラップの中心線を境に互いに反対の領域に形成されている、請求項3又は4記載の包装容器。
  6. 段ボール製である請求項1〜5のいずれか一項記載の包装容器。

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