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JP2014234234A - 包装用箱 - Google Patents

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JP2014234234A
JP2014234234A JP2013119001A JP2013119001A JP2014234234A JP 2014234234 A JP2014234234 A JP 2014234234A JP 2013119001 A JP2013119001 A JP 2013119001A JP 2013119001 A JP2013119001 A JP 2013119001A JP 2014234234 A JP2014234234 A JP 2014234234A
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ゆう 石田
Yuu Ishida
ゆう 石田
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Marukin Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】医療用のキット製品など、大きさ、形状の異なる複数の物品を納まりよく包装し、バイアル瓶その他ガラス製の容器など破損しやすいものの破損を防止する。【解決手段】この包装用箱B1は、天面に天蓋18で開閉される開口を有する箱1として構成され、箱1内に当該箱1内を各種物品の大きさ、形状に合わせてレイアウトするための立体形状のレイアウト用仕切り2を一体に備え、また、この仕切り2に破損しやすい物品の保持部220を備えて、箱1内の仕切り2により区画された各部及び仕切り2に形成された保持部220に各種物品を収納するようにした。【選択図】図1

Description

本発明は包装用箱に関し、特に、医療用のキット製品など、大きさ、形状の異なる複数の物品を収納するのに使用する包装用箱に関する。
従来から病院等の医療機関では、バイアル等の薬剤容器に入った粉末薬剤あるいは凍結乾燥薬剤などの乾燥製剤が、使用時に注射器内に薬液溶解液などを用いて溶解され、輸液として点滴注射に用いられている。これらの薬剤は、薬液の状態にしておくとその効力が失われていくため、薬液の状態で保管することができないからである。ところが、このような注射器を用いての混合操作は、煩雑で手間がかかる上に、バイアルの中の薬剤が汚染される虞があるという問題を含んでいる(特許文献1参照)。
そこで、このような投薬調剤時の負担を軽減するため、また、細菌汚染、異物の混入を防止するために、従来から、薬剤と医療用器具などを一つの製品形態としたキット製品が医薬品や医療用器具などの取り扱い事業者により提案されている(特許文献2参照)。
さて、このような医療用のキット製品は一般に紙箱に包装されて医療機関に提供される。この場合、薬剤や医療用器具がそれぞれ大きさ、形状が異なるため、これらの物品が紙箱の中で納まりがよく、また、取り出しやすいレイアウトで包装されることが望まれる。また、このキット製品に薬剤が入ったバイアル瓶などガラス製の容器が含まれる場合は、ガラス製の容器が紙箱内で割れないように、このガラス製の容器を箱内に緩衝用の仕切りを介して保持することが求められる(特許文献3参照)。
図6、図7、図8及び図9にこの種の医療用のキット製品及びその包装用箱による包装状態の一例を示している。
図6に示すように、この場合のキット製品は、薬剤が収容された1本のバイアル瓶61、ブリスターパックされた1個のツートック62、ブリスターパックされた1本のシリンジ63、折り畳まれた1枚の添付文書64の組み合わせになっている。
図7に示すように、このキット製品の包装用箱B2は、箱7と、箱7内に設置される緩衝用の仕切り8(図9参照)とからなる。箱7は全体が横に長い直方体形に形成されて、正面71、左右両側面72、73及び背面74の4側面と、天面をなす天蓋75及び一対の上フラップ76L、76Rと、底面をなす前後に2分割された底蓋78F、78R及び一対の下フラップ79L、79Rとを備え、この場合、図7及び図8に示すように、各底蓋78F、78Rが底面の略中央で係合可能に、各底蓋78F、78Rの相互に対向する各縁部に凸部781及び凹部782が各縁部間で凸部781と凹部782が対応するように形成され、また、各底蓋78F、78Rの凹部782側の一端部に折り畳み線784を介して接着片783が突出形成されて、各底蓋78F、78Rの各接着片783が近接する各下フラップ79L、79Rに接着固定され、各底蓋78F、78R間で各凸781部が各凹部782から各底蓋78F、78Rの内側に差し込まれて組み合わせられる。このようにしてこの包装用箱B2は4側面71、72、73、74のうちの相互に隣り合う所定の各側面が内側面を合せて、かつ各底蓋78F、78Rが当該各底蓋78F、78Rが連接される各側面に内側面を合せて、略扁平状に折り畳み可能に構成され、折り畳まれた状態からワンタッチで組み立てられるようになっている。
図9に示すように、緩衝用の仕切り8は、全体が箱7内に配置可能な大きさで横に長い角形の筒状に構成され、その上面にバイアル瓶の胴部を保持するための穴80が形成される。なお、この仕切り8の場合、全体の大きさが箱7内の大きさとこの箱7内に収納される他の器具の大きさを考慮して決められる。このようにしてバイアル瓶61を仕切り8上面の穴80に差し込んでバイアル瓶61を保持し、箱1内に設置するようになっている。
図9に示すように、キット製品は箱7内に予め定められたレイアウトで収納される。この場合、バイアル瓶61が仕切り8に保持され、この仕切り8を介して箱7内の背面74側に右側面73側に寄せて収納される。また、この仕切り8により、箱7内にブリスターパックされたツートック62とシリンジ63の収納部分が画成され、ツートック62が箱7内の背面74側に左側面72側に寄せて収納され、シリンジ63が箱7内の正面71側に右側面73と左側面72との間に収納される。そして、これら収納物の上に添付文書64が折り畳まれた状態で載せられる。このようにしてキット製品を箱7内に収納したら、箱7の天面開口が天蓋75で閉塞されて、キット製品の包装を完了する。
WO2007/148708公報(段落0002) 特開2004−236962公報(段落0006) 特開2010− 13126公報
しかしながら、上記従来のキット製品の包装用箱では、次のような問題がある。
(1)箱はワンタッチで組み立てられるようになっているものの、キット製品にバイアル瓶などのガラス製の容器が含まれる場合、この容器を保護するために、別途緩衝用の仕切りを入れる必要があり、この分だけ箱の中に入れるものが増え、また、仕切りに容器を差し込んでからこの仕切りを箱内に入れるため、この分だけ包装作業が増え、キット製品の包装作業が低下する。
(2)仕切りは箱と別体で箱の中の一部に置かれるだけなので、この箱に包装されたキット製品の運搬中やキット製品使用時の箱の移動の際に、仕切りが箱の中で動きやすく、キット製品の初期の収納状態が安定しない。
(3)箱をワンタッチで組み立てられるように、各底蓋が底面の略中央で係合可能に、各底蓋の相互に対向する各縁部に凸部及び凹部が各縁部間で凸部と凹部が対応するように形成され、また、各底蓋の凹部側の一端部に折り畳み線を介して接着片が突出形成されて、各底蓋の各接着片が近接する各下フラップに接着固定され、各底蓋間で各凸部が各凹部から各底蓋の内側に差し込まれて組み合わせられるため、一方の底蓋の接着片と下フラップとの接着部分と他方の底蓋の縁部の凹部との間に隙間が生じやすく、このような隙間があると異物混入の原因となるため、薬剤を包装する箱としては好ましくない。
本発明は、このような従来の問題を解決するもので、この種の包装用箱において、医療用のキット製品など、大きさ、形状の異なる複数の物品を納まりよく、また、取り出しやすいレイアウトで包装できるようにすること、医療用のキット製品に薬剤の入ったバイアル瓶などが含まれる場合のように、ガラス製の容器など破損しやすい物品が併せて包装される場合に、この物品が箱内で破損しないように、この物品を箱内に緩衝用の仕切りを介して保持できるようにすること、キット製品の箱を仕切りとともにワンタッチで組み立てできるようにして、複数の物品の包装作業を向上させること、箱の中で仕切りが動くことがなく、各種物品の初期の収納状態を安定的に維持できるようにすること、箱の底面の隙間を可及的に少なくして、改竄防止の効果を高めること、従来の貼り機にも適用できるようにすることなど、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の包装用箱は、天面に天蓋で開閉される開口を有する箱として構成され、大きさ、形状の異なる複数の物品を包装する包装用箱において、前記箱内に当該箱内を各種物品の大きさ、形状に合わせてレイアウトするための立体形状のレイアウト用仕切りを一体に備え、前記箱内の前記レイアウト用仕切りにより区画された各部に各種物品を収納する、ことを要旨とする。
また、この包装用箱は、次のような構成を併せて備えることが好ましい。
(1)レイアウト用仕切りは破損しやすい物品の保持部を備える。
(2)箱は正面、左右両側面及び背面の4側面と、天面をなす天蓋及び一対のフラップと、底面をなす前後に2分割された底蓋及び一対のフラップとを備え、相互に隣り合う前記各側面が内側面を合せて、前記各底蓋と前記正面及び前記背面がそれぞれ内側面を合せて折り畳み可能に構成され、レイアウト用仕切りは前記箱の前後いずれか一方の底蓋と正面又は背面との間で折り畳み可能に構成される。
この場合、箱の各底蓋は底面の相互に対向する一方の角部間を結ぶ斜めの線に近接する略斜めの位置で係合可能に、前記各底蓋の相互に対向する各縁部の前記一方の角部側となる一端部側に前記略斜めの位置に沿って凹部が、他端部側に前記略斜めの位置から突出する凸部が前記各縁部間で凹部と凸部が対向するように形成され、前記各底蓋の前記一端部側の一部を前記箱の底面が相互に対向する他方の角部間を結ぶ対角線上で折り畳み可能に所定の位置に折り畳み線を付けられて接着片となし、前記各底蓋の各接着片が近接する各下フラップに接着固定され、前記各底蓋間で前記各凸部が前記各凹部から前記各底蓋の内側に差し込まれて組み合わせられることが望ましい。
また、レイアウト用仕切りは箱の一方の底蓋の凸部に連続して、当該一方の底蓋と前記箱の正面又は背面との間に略筒形の立体形状に形成され、当該立体形状の一端を前記箱の正面又は背面に接着固定されて組み立てられ、その上面に破損しやすい物品の胴部を保持するための穴を有することが望ましい。
(3)箱はレイアウト用仕切りとともに、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれて形成される一枚の紙基材からなる。
本発明の包装用箱は、上記の構成により、次のような効果を奏する。
(1)箱内に当該箱内を各種物品の大きさ、形状に合わせてレイアウトするための立体形状のレイアウト用仕切りを一体に備え、箱内のレイアウト用仕切りにより区画された各部に各種物品を収納するようにしたので、医療用のキット製品など、大きさ、形状の異なる複数の物品を納まりよく、また、取り出しやすいレイアウトで包装することができる。
(2)レイアウト用仕切りに破損しやすい物品の保持部を備えるので、医療用のキット製品に薬剤の入ったバイアル瓶などが含まれるなど各種物品の中に破損しやすい物品が含まれる場合に、当該物品を箱内のレイアウト用仕切りに設けた保持部により破損することなく保持することができる。また、この仕切りを箱内に一体に備えるので、箱の中で仕切りが動くことがなく、各種物品の初期の収納状態を安定的に維持することができる。
(3)箱は正面、左右両側面及び背面の4側面と、天面をなす天蓋及び一対のフラップと、底面をなす前後に2分割された底蓋及び一対のフラップとを備え、相互に隣り合う各側面が内側面を合せて、各底蓋と正面及び背面がそれぞれ内側面を合せて折り畳み可能に構成され、レイアウト用仕切りは箱の前後いずれか一方の底蓋と正面又は背面との間で折り畳み可能に構成されるので、箱を仕切りとともにワンタッチで組み立ることができ、複数の物品の包装作業を向上させることができる。
(4)箱の各底蓋は底面の相互に対向する一方の角部間を結ぶ斜めの線に近接する略斜めの位置で係合可能に、各底蓋の相互に対向する各縁部の一方の角部側となる一端部側に前記略斜めの位置に沿って凹部が、他端部側に前記略斜めの位置から突出する凸部が各縁部間で凹部と凸部が対向するように形成され、各底蓋の一方の端部側の一部を箱の底面が相互に対向する他方の角部間を結ぶ対角線上で折り畳み可能に所定の位置に折り畳み線を付けられて接着片となし、各底蓋の各接着片が近接する各下フラップに接着固定され、各底蓋間で各凸部が各凹部から各底蓋の内側に差し込まれて組み合わせられるので、箱の底面の隙間を可及的に少なくして、改竄防止の効果を高めることができる。
(5)箱はレイアウト用仕切りとともに、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれて形成される一枚の紙基材からなるので、従来の貼り機にも適用することができる。
本発明の一実施の形態における包装用箱の箱及び仕切りの構成を示す箱の天面側から見た斜視図 同包装用箱の特に底面の構成を示す箱の底面側から見た斜視図 同包装用箱を構成する紙基材の構成を示す展開図 同包装用箱における医療用のキット製品(バイアル瓶、ツートック、シリンジ)の収納状態を示す図 同包装用箱における医療用のキット製品(バイアル瓶、ツートック、シリンジ、添付文書)の収納状態を示す図 医療用のキット製品の一例を示す図 従来の医療用のキット製品の包装に用いる包装用箱の構成を示す箱の天面側から見た斜視図 同包装用箱の特に底面の構成を示す箱の底面側から見た斜視図 同包装用箱における医療用のキット製品(バイアル瓶、ツートック、シリンジ、添付文書)の収納状態を示す図
次に、この発明を実施するための形態について図を用いて説明する。図1に本発明の包装用箱を示し、図2にこの箱の特に底面を示している。なお、ここで例示する包装用箱B1は、大きさ、形状の異なる複数の物品の組み合わせからなる医療用のキット製品を包装する厚紙その他の紙材からなる箱で、この場合、既述の薬剤が収容された1本のバイアル瓶、ブリスターパックされた1本のシリンジ、ブリスターパックされた1個のツートック、折り畳まれた1枚の添付文書をまとめて収容するようになっている。
図1に示すように、包装用箱B1は、天面に天蓋18で開閉される開口101を有する箱1として構成され、箱1内に当該箱1内を各種物品(バイアル瓶、シリンジ、ツートック、添付文書)の大きさ、形状に合わせてレイアウトするための立体形状のレイアウト用仕切り2を一体に備え、また、このレイアウト用仕切り2に破損しやすい物品の保持部220を備えて、箱1内のレイアウト用仕切り2により区画された各部及びレイアウト用仕切り2に形成された保持部220に各種物品を収納する形式になっている。
この包装用箱B1において、箱1は略直方体形に形成され、正面11、左右両側面12、14及び背面13の4側面と、天面をなす天蓋18及び左右一対の上フラップ16L、16Rと、底面をなす前後に2分割された底蓋19F、19R(図2参照)及び左右一対の下フラップ17L、17Rとを備える。
この場合、箱1は全体が横に長い略直方体形に形成され、正面11、背面13、天面(天蓋18)、底面(前後の各底蓋19F、19R全体)が横に長い長方形に、左右両側面12、14が僅かに縦長の長方形になっている。また、天面にあっては、各上フラップ16L、16Rが略台形に形成され、天蓋18が天面の開口101と略同じ大きさの横長の長方形に形成されて、その先端に差し込み片181が突出して形成される。底面にあっては、各下フラップ17L、17Rが略台形に形成される。前後の各底蓋19F、19Rは、図2に示すように、底面が前後に2分割された形状で、かつ各底蓋19F、19Rの相互に対向する縁部に凹部192及び凸部191が対称的に形成される。この底壁19F、19Rの場合、箱1の各底蓋19F、19Rは、図2に示すように、底面の相互に対向する一方の角部間を結ぶ斜めの線に近接する略斜めの位置(この場合、一方の角部間を結ぶ斜めの線を超えないで近接する略斜めの位置で、ここでは、図2中、L1で示す略斜めの位置(以下、同じ))で係合可能に、各底蓋19F、19Rの相互に対向する各縁部の一方の角部側となる一端部側に略斜めの位置L1に沿って凹部192が、他端部側に略斜めの位置L1から適宜突出する凸部191が各縁部間で凹部192と凸部191が対向するように形成され、各底蓋19F、19Rの一端部側の一部が箱1の底面が相互に対向する他方の角部間を結ぶ対角線上で折り畳み可能に所定の位置に折り畳み線194を付けられて接着片193をなす。このようにして各底蓋19F、19Rの各接着片193が近接する各下フラップ17L、17Rに接着剤を介して接着固定され、各底蓋19F、19R間で各凸部191が各凹部192から各底蓋19F、19Rの内側に差し込まれて組み合わせられる。かかる箱1の各部の形状及び構造から、この箱1は、相互に隣り合う各側面が内側面を合せて、この場合、正面11と右側面14、背面13と左側面12がそれぞれ内側面を合せて、かつ前後の各底蓋19F、19Rと正面11及び背面13が内側面を合せて、この場合、前側の底壁19Fと正面11、後側の底壁19Rと背面13がそれぞれ内側面を合せて全体として略扁平状に折り畳み可能に構成される。
この包装用箱B1において、レイアウト用仕切り2は、箱1の後側の底蓋19R(又は前側の底蓋19F)の凸部191に連続して、この底蓋19R(又は底蓋19F)と箱1の背面13(又は正面11)との間に略筒形の立体形状に形成され、当該立体形状の一端が箱1の背面13(又は正面11)に接着固定されて組み立てられ、箱1の後側の底蓋19R(又は前側の底蓋19F)と背面13(又は正面11)との間で折り畳み可能に構成される。この仕切り2の上面22に破損しやすい物品の胴部を保持するための保持部(穴)220が形成される。
この場合、レイアウト用仕切り2は後側の底蓋19Rに延長して後側の底蓋19R上で横に長い直方体状の筒形に形成され、その先端側が箱1の背面13下部に接着剤を介して固定される。なお、この仕切り2の場合、横の長さが箱1の横の長さの2分の1よりも少し小さく、縦の長さが箱1の縦の長さの2分の1よりも少し小さく、高さが箱1の高さの2分の1よりも少し低い大きさで、箱1の内部で後側の底蓋19Rと背面13と右側面14で囲まれた区画に形成される。この仕切り2の上面22の中央に保持部220は箱1の背面13側から略半楕円形に切り抜き形成され、その切り抜かれた部分が箱1の背面13の上部側に接着剤を介して固定される。このようにしてレイアウト用仕切り2は、箱1とともに、上面22と正面21がそれぞれ内側面を合せて箱1の後側の底蓋19Rと背面13との間で略扁平状に折り畳み可能に構成される。
また、この場合、箱1はレイアウト用仕切り2とともに、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれて形成される一枚の紙基材からなる。
図3にこの紙基材Pを示している。図3に示すように、この紙基材Pは箱1をなす箱形成形状部1Pとレイアウト用仕切り2をなす仕切り形成形状部2Pとからなる。
箱形成形状部1Pは、一方の側部側に一方の側縁に接着片15をなす縦長の帯状の接着片形状部15Pを有し、箱1の背面13をなす所定の大きさを有する横長の長方形の背面形状部13Pが形成され、この背面形状部13Pの(接着片形状部15Pとは反対側の)一方の短辺側に、箱1の左側面12をなす所定の大きさを有する縦長の長方形の左側面形状部12P、正面11をなす背面形状部13Pと同じ大きさ、形状を有する正面形状部11P、右側面14をなす左側面形状部12Pと同じ大きさ、形状を有する右側面形状部14Pが順次、折れ線31、32、33、34を介して連続して形成され、さらに、背面形状部13Pの一方の長辺側に折れ線35を介して延出され、天蓋18をなす所定の大きさを有する横長の長方形の天蓋形状部18P、及びその延長上に折れ線36を介して連続して形成され、天蓋18の差し込み片181をなす横長の帯状の差し込み片形状部181Pと、背面形状部13Pの他方の長辺側に折れ線37を介して延出され、所定の大きさを有する横長の形状で、左側面形状部12P側の一端側の縁部192Eが一端が突出し略中央に向けて徐々に後退する斜めに、略中央の縁部191Eが略湾曲状の凸状に、他端側の縁部190Eが折れ線37と略平行に形成され、後側の底壁19Rをなす後側底壁形状部19RPと、後側底壁形状部19RPの他端側の縁部190Eに、折れ線43を介して、また、この他端側の縁部190Eに連続する略中央の縁部191Eの略片側半分の部分との間に切り込み191Cを入れて延出され、レイアウト用仕切り2を形成するための所定の大きさを有する横長の長方形の仕切り形成形状部2Pと、左側面形状部12Pの一方の短辺側に折れ線38を介して延出され、上フラップ16Lをなす所定の大きさを有する略台形の上フラップ形状部16LPと、左側面形状部12Pの他方の短辺側に折れ線39を介して延出され、下フラップ17Lをなす所定の大きさを有する三角形に近似する台形の下フラップ形状部17LPと、正面形状部11Pの一方の長辺の一部(この場合、中央よりも少し右側)に半円状に形成される切欠部110と、正面形状部11Pの他方の長辺側に折れ線40を介して延出され、所定の大きさを有する横長の形状で、右側面形状部14P側の一端側の縁部192eが一端が突出し略中央に向けて徐々に後退する斜めに、他端側の縁部191eが略中央側が円弧状に突出し他端に向けて折れ線40と略平行に形成され、前側の底壁19Fをなす前側底壁形状部19FPと、右側面形状部14Pの一方の短辺側に折れ線41を介して延出され、上フラップ16Rをなす一方の上フラップ形状部16LPと概ね同じ大きさ、形状を有する上フラップ形状部16RPと、右側面形状部14Pの他方の短辺側に折れ線42を介して延出され、下フラップ17Rをなす一方の下フラップ形状部17LPと概ね同じ大きさ、形状を有する下フラップ形状部17RPとを備える。
ここで、前後の各正面形状部11P、背面形状部13Pの横方向の長さは左右の各側面形状部12P、14Pの長さよりも大きくなっている。天蓋形状部18Pは箱1の天面開口101全面を閉塞可能な大きさを有している。前後の各底蓋形状部19FP、19RPは、底面の相互に対向する一方の角部間を結ぶ斜めの線に近接する略斜めの位置、ここでは図2中に示す略斜めの位置L1で係合可能に底面が前後に2分割された形状で、前側底蓋形状部19FPの後側底蓋形状部RPの縁部に対向する縁部は一方の角部側となる一端部側に略斜めの位置L1に沿って凹部192が、他端部側に略斜めの位置L1から略台形状に突出する凸部191が形成され、この底蓋形状部19FPの一端部側の一部が、箱1の底面が相互に対向する他方の角部間を結ぶ対角線上で折り畳み可能に所定の位置に折り畳み線194を付けられて接着片193をなし、後側底蓋形状部19RPの前側底蓋形状部19FPの縁部に対向する縁部は一方の角部側となる一端部側に略斜めの位置L1に沿って凹部192が、他端部側の一部で凹部192側の端部に略斜めの位置L1から湾曲状に突出する凸部191が形成され、この底蓋形状部19RPの一端部側の一部が、箱1の底面が相互に対向する他方の角部間を結ぶ対角線上で折り畳み可能に所定の位置に折り畳み線194を付けられて接着片193をなす。左右の各上フラップ形状部16LP、16RPは箱1の天面開口101面の左右両側の一部を閉塞可能に同じ大きさを有している。左右の各下フラップ形状部17LP、17RPは箱1の底面開口102面の左右両側の一部を閉塞可能に同じ大きさを有している。
また、レイアウト用仕切り形成形状部2Pは、箱形成形状部1Pの後側底蓋形状部19RPの他端側の縁部190E、及び略中央の縁部191Eの略片側半分の部分付近から延長して、また、略中央の縁部191E(の略半分の部分)との間に切り込み191Cが付けられて、組み立て状態で仕切り2の正面21をなす横長の略長方形の正面形状部21P、組み立て状態で仕切り2の上面22をなす横長の略長方形の上面形状部22P、組み立て状態で仕切り2の背面23をなす横長の長方形の背面形状部23Pが順次、折れ線43、461、462を介して連続して形成され、上面形状部22Pの略中央に背面形状部23P側の折れ線462から略逆U字形に切り込み220Pが付けられる。
この場合、折れ線461、462には、略逆U字形の切り込み220Pの両側にそれぞれ、両側の各折れ線461、462の部分の両端に繋ぎ部分を少し残すようにして一連の切り込み461C、462Cが付けられる。
また、この場合、正面形状部21P、背面形状部23Pはそれぞれ、横の長さが箱1の横の長さの2分の1よりも少し小さく、高さが箱1の高さの2分の1よりも少し低く形成される。上面形状部22Pは横の長さが正面形状部21Pと同様で、縦の長さが箱1の縦の長さの2分の1よりも少し小さく形成される。
このような構成からなる紙基材Pは、まず、仕切り形成形状部2Pの各形状部21P〜23Pが次のように折り曲げられ、各接着箇所が接着されて、レイアウト用仕切り2が組み立てられる。
この仕切り2の組み立てについて、主として図3を用い、必要に応じて図1を参照して説明する。なお、この説明では、仕切り形成形状部2Pの組み立てについて経時的に述べるが、この説明は、この仕切り形成形状部2Pの実際の組み立て方、すなわち、自動貼り機を使った仕切り形成形状部2Pの組み立て工程を説明するものではなく、単に、仕切り形成形状部2Pの各形状部と仕切り2の各面とを対応させた仕切り2の成り立ちを説明するものである。
図3において、初めに、後側底蓋形状部19RPに対して折れ線43を介して正面形状部21Pがその外側面を外側に向けて略直角に折り曲げられ、図1に示すように、仕切り2の正面21が形成される。図3、図1を同様にして交互に見ていくと、これに続いて、正面部21に対して折れ線461を介して上面形状部22Pが略直角に折り曲げられて、上面部22が形成される。なお、この場合、折れ線461に切り込み461Cが付けられているので、この面の折り曲げを容易に行うことができる。続いて、上面部22に対して折れ線462を介して背面形状部23Pが正面21と略平行となるように略直角に折り曲げられて、背面23が形成される。なお、この場合、折れ線462に切り込み462Cが付けられているので、この面の折り曲げを容易に行うことができる。この背面23の外側面が接着剤を介して箱形成形状部1Pの背面形状部13Pの内側面の下部に接着固定される。そして、上面22の切り込み220Pに沿って切り込み220P内の部分が切り起こされ、この部分が箱形成形状部1Pの背面形状部13Pの内側面の上部側に接着固定されて、上面22に保持部220が形成される。これにより、仕切り2が箱形成形状部1Pの背面形状部13Pの内側面上に組み立てられる。
このようにして仕切り2は正面21、上面22、背面23がそれぞれ、背面形状部13Pの内側面に倒伏して折り畳み可能に構成される。
次に、箱形成形状部1Pの各形状部11P〜19FP、19RPが折り曲げられ、各接着箇所を接着されて、箱1が組み立てられる。
この箱1の組み立てについて、主として図3を用い、必要に応じて図1、図2を参照して説明する。なお、この説明では、箱形成形状部1Pの各形状部11P〜19FP、19RPの組み立てについて経時的に述べるが、この説明は、この箱形成形状部1Pの各形状部11P〜19FP、19RPの実際の組み立て方、すなわち、自動貼り機を使った箱形成形状部1Pの各形状部11P〜19FP、19RPの組み立て工程を説明するものではなく、単に、箱形成形状部1Pの各形状部11P〜19FP、19RPと箱1の各面とを対応させた箱1の成り立ちを説明するものである。
図3において、仕切り2が背面形状部11Pの内側面に折り畳まれた状態から、まず、背面形状部13Pに対して折れ線32を介して右側面形状部12Pが、それぞれの内側面を内側にして、略直角に折り曲げられ、図1に示すように、背面13及び左側面12が形成される。続いて、この左側面12に対して折れ線33を介して正面形状部11Pが、それぞれの内側面を内側にして、略直角に折り曲げられ、図1に示すように、正面11が形成される。続いて、この正面11に対して折れ線34を介して右側面形状部14Pが、それぞれの内側面を内側にして、略直角に折り曲げられ、右側面14が形成される。続いて、背面13に対して折れ線31を介して接着片形状部15Pが、それぞれの内側面を内側にして、略直角に折り曲げられて、接着片15が形成され、この接着片15が右側面14の他方の側縁の内側に接着剤を介して接着固定される。そして左側面12及び右側面14に対して折れ線39、42を介して各下フラップ形状部17LP、17RPが、それぞれの内側面を内側にして、略直角に折り曲げられ、各下フラップ17L、17Rが形成される。続いて、背面13及び正面11に対して折れ線37、40を介して各底蓋形状部19RP、19FPが、それぞれの内側面を内側にして、略直角に折り曲げられて、後側、前側の各底蓋19R、19Fが形成され、前側の底壁19Fの一端の接着片193が右側の下フラップ17Rの外側面に接着剤を介して固定されるとともに、後側の底壁19Rの一端の接着片193が左側の下フラップ17Lの外側面に接着剤を介して固定され、前側の底壁19Fの凸状部191が後側の底壁19Rの凹部192から底壁19Rの内側面に差し込まれるとともに、後側の底壁19Rの凸状部191が前側の底壁19Fの凹部192から底壁19Fの内側面に差し込まれて底面が形成される。
そして、この箱1は、既述のとおり、前側、後側の各底蓋19F、19Rに折り畳み線194、194が形成されており、この折り畳み線194、194を谷にして折り畳まれると、前側、後側の各底蓋19R、19Fが2つに分かれて、前側の底蓋19F及び下フラップ17Rがそれぞれ正面11及び右側面14との間の折れ線40、42を介して正面11と右側面14との間に折り曲げられ、後側の底蓋19R及び下フラップ17Lがそれぞれ背面13及び左側面12との間の折れ線37、39を介して背面13と左側面12との間に折り曲げられて、正面11の内側面と右側面14の内側面が対向し、背面13の内側面と左側面12の内側面が対向した状態で、箱1全体が仕切り2とともに扁平状に折り畳まれる。なお、この時点では、天蓋18及び各上フラップ16L、16Rはそれぞれ、箱1の背面13及び左右の各側面12、14の天面開口101側の端部延長上に延ばしたままにしてある。
このようにして包装用箱B1は折り畳まれ、この状態で、医療用のキット製品を包装する工場などに出荷される。
そして、医療用のキット製品を包装する工場では、箱1、仕切り2が次のようにして組み立てられ、医療用の各種の物品が収容された後、天面開口101が天蓋18などにより閉塞されて包装される。
この仕切り2の組み立て及び医療用の各種の物品の包装について、図1、図2、図4及び図5を用いて説明する。なお、この説明では、仕切り2の組み立て及び医療用の各種の物品の包装について経時的に述べるが、この説明は、工場での仕切り2の実際の組み立て方及び医療用の各種の物品の実際の包装方法ではなく、単に、箱B1の構造に基づく仕切り2の組み立て及び医療用の各種の物品の包装についての説明としてある。
まず、箱1は、既述のとおりに折り畳まれた状態から、図1に示すように、左側面12に対して背面13を引き離し、右側面14に対して正面11を引き離すように、4側面を起こすと、正面11及び右側面14との間から前側の底蓋19Fが折り畳み線194を介して曲げ戻されるとともに背面13及び左側面12との間から後側の底蓋19Rが折り畳み線194を介して曲げ戻されて、各底蓋19F、19Rの対向する縁部が底面の一方の角部間を結ぶ斜めの線に近接する略斜めの位置、ここでは図2に示す略斜めの位置L1上で合わせられるとともに、前側の底蓋19Fの縁部の凸部191が後側の底蓋19Rの縁部の凹部192から後側の底蓋19Rの内側に差し込まれ、後側の底蓋19Rの縁部の凸部191が前側の底蓋19Fの縁部の凹部192から前側の底蓋19Fの内側に差し込まれた状態の略四角形状に戻されて、底面が形成され、箱1の底面開口102が閉塞される。これにより、箱1は天蓋18及び各上フラップ16L、16Rが背面13及び左右の各側面12、14の上部延長上に延ばされた状態の箱形に戻される。また、これと同時に、箱1の内部で背面13の内側面に倒伏されていた仕切り2が箱1の底面の動きに連動して、仕切り2の正面21及び上面22が引き起こされて、略直方体形状に戻され、この仕切り2により、箱1内が医療用の各種の物品の大きさ、形状に合わせて区画される。
このように箱1は箱形に戻すだけのワンタッチで組み立てられ、箱1の内部が仕切り2により医療用の各種の物品を収納可能に区画される。この場合、箱1内の背面13側に右側面14側に寄せて仕切り2が設けられて、この仕切り2にバイアル瓶の保持部220が設けられ、この仕切り2の左側にブリスターパックされたツートックの収納部が画成され、この仕切り2の前側で箱1の左右の側面12、14間にブリスターパックされたシリンジの収納部分が画成される。そして、この箱1に、医療用の各種の物品が箱1内に箱詰めされる。この場合、図4に示すように、バイアル瓶61は縦置きにして、箱1内のバイアル瓶の保持部220、すなわち仕切り2上の穴に通されて、この保持部220に保持される。ツートック62は箱1内の仕切り2の左側のツートックの収納部に収納される。シリンジ63は箱1内の仕切り2の前側のシリンジの収納部に収納される。添付文書64は、図5に示すように、折り畳まれた状態で箱1内に収納された各物品の上に載せられる。
このようにしてキット製品を箱1内に収納したら、左側面12及び右側面14に対して折れ線38、41を介して各上フラップ形状部16LP、16RPがそれぞれの内側面を内側にして略直角に折り曲げられて、各上フラップ16L、16Rが形成され、箱1の天面開口101上に配置される。続いて、背面13に対して折れ線35を介して天蓋形状部18Pが、それぞれの内側面を内側にして、略直角に折り曲げられ、天蓋18が形成される。そして、天蓋18の差し込み片形状部181Pが内側に略直角に折り曲げられて、差し込み片181が形成され、この差し込み片181が正面11の内側に差し込まれる。これにより箱1の天面開口101が閉塞されて、医療用のキット製品の包装が完了する。
このようにして包装用箱B1が組み立てられ、箱1の内部に薬剤が入ったバイアル瓶61、ツートック62、シリンジ63、添付文書64が納まりよく、また、取り出しやすく収容される。そして、バイアル瓶61はバイアル瓶の胴部中間部を仕切り2の保持部240により保持されて、箱1内に緩衝空間を介して収容され、外部の衝撃から保護される。
なお、この包装用箱B1は、箱1の正面11上部の半円形の切り欠き110から天蓋18の差し込み片181に(親)指を当て、天蓋18を上方に引き上げることにより、箱1の天面開口101が簡単に開放され、各種物品を各収納部から簡単に取り出すことができる。
以上説明したように、この包装用箱B1では、箱1内に当該箱1内を各種物品の大きさ、形状に合わせてレイアウトするための立体形状のレイアウト用仕切り2を一体に設け、箱1内のレイアウト用仕切り2により区画された各部に各種物品を収納するようにしたので、医療用のキット製品の大きさ、形状の異なる各種物品を納まりよく、また、取り出しやすいレイアウトで包装することができる。また、この箱1の場合、レイアウト用仕切り2に破損しやすい物品の保持部220を設けたので、医療用のキット製品に薬剤の入ったバイアル瓶が含まれていても、バイアル瓶61を箱1内のレイアウト用仕切り2に設けた保持部220により破損を防止して保持することができる。さらに、仕切り2が箱1内に一体に設けられているので、箱1の中で仕切り2が動くことがなく、各種物品の初期の収納状態を安定的に維持することができる。
また、この包装用箱B1によれば、箱1は正面11、左右両側面12、14及び背面13の4側面と、天面をなす天蓋18及び一対のフラップ16LP、16RPと、底面をなす前後に2分割された底蓋19F、19R及び一対のフラップ17LP、17RPとを備え、相互に隣り合う各側面が内側面を合せて、各底蓋19F、19Rと正面11及び背面13がそれぞれ内側面を合せて折り畳み可能に構成され、レイアウト用仕切り2は箱1の前後いずれか一方の底蓋19R(又は19F)と背面13(又は正面11)との間で折り畳み可能に構成されるので、箱1を仕切り2とともにワンタッチで組み立てることができ、複数の物品の包装作業を向上させることができる。
この場合、箱1に仕切り2が一体に設けられていても、仕切り2の各折れ線461、462の切り込み220の両側にそれぞれ、一連の切り込み461C、462Cが付けられているので、仕切り2が折り畳みやすくなり、包装用箱B1全体の生産性を向上させることができる。
また、この場合、箱1の各底蓋19F、19Rは、底面の相互に対向する一方の角部間を結ぶ斜めの線に近接する略斜めの位置で係合可能に、各底蓋19F、19Rの相互に対向する各縁部の一方の角部側となる一端部側に略斜めの位置に沿って凹部192が、他端部側に略斜めの位置から適宜突出する凸部191が各縁部間で凹部192と凸部191が対向するように形成され、各底蓋19F、19Rの一端部側の一部を箱1の底面が相互に対向する他方の角部間を結ぶ対角線上で折り畳み可能に所定の位置に折り畳み線194を付けて接着片193となし、各底蓋19F、19Rの各接着片193が近接する各下フラップ17LP、17RPに接着固定され、各底蓋19F、19R間で各凸部191が各凹部192から各底蓋19F、19Rの内側に差し込まれて組み合わせられるので、箱1の底面の隙間を可及的に少なくして、改竄防止の効果を高めることができる。
さらに、この包装用箱B1によれば、箱1はレイアウト用仕切り2とともに、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれて形成される一枚の紙基材Pからなるので、従来の貼り機にも適用することができる。
なお、この実施の形態では、包装用箱について、薬剤が収容された1本のバイアル瓶、ブリスターパックされた1本のシリンジ、ブリスターパックされた1個のツートック、折り畳まれた1枚の添付文書の組み合わせからなる医療用のキット製品を包装するものとして説明したが、この包装用箱は、箱及び仕切りの大きさ、形状を各種物品の大きさ、形状に合わせて種々に変更することにより、他の容器や器具の組み合わせからなる医療用のキット製品や、医療用以外の各種の物品の包装に同様に適用できることは勿論である。
B1 包装用箱
1 箱
101 開口
102 開口
11 正面
12 左側面
13 背面
14 右側面
15 接着片
16L 上フラップ
16R 上フラップ
17L 下フラップ
17R 下フラップ
18 天蓋
181 差し込み片
19F 前側の底蓋
19R 後側の底蓋
191 凸部
192 凹部
193 接着片
194 折り畳み線
2 レイアウト用仕切り
21 正面
22 上面
220 保持部(穴)
23 背面
P 紙基材
1P 箱形成形状部
11P 正面形状部
110 切り欠き
12P 左側面形状部
13P 背面形状部
14P 右側面形状部
15P 接着片形状部
16LP 上フラップ形状部
16RP 上フラップ形状部
17LP 下フラップ形状部
17RP 下フラップ形状部
18P 天蓋形状部
181P 差し込み片形状部
19FP 前側底蓋形状部
192E 一端側の縁部
191E 略中央の縁部
191C 切り込み
190E 他端側の縁部
19RP 後側底蓋形状部
192e 一端側の縁部
191e 他端側の縁部
2P 仕切り形成形状部
21P 正面形状部
22P 上面形状部
220P 切り込み
23P 背面形状部
31〜43 折れ線
461、462 折れ線
461C、462C 切り込み
L1 斜めの線
61 バイアル瓶
62 ツートック
63 シリンジ
64 添付文書

Claims (6)

  1. 天面に天蓋で開閉される開口を有する箱として構成され、大きさ、形状の異なる複数の物品を包装する包装用箱において、
    前記箱内に当該箱内を各種物品の大きさ、形状に合わせてレイアウトするための立体形状のレイアウト用仕切りを一体に備え、
    前記箱内の前記レイアウト用仕切りにより区画された各部に各種物品を収納する、
    ことを包装用箱。
  2. レイアウト用仕切りは破損しやすい物品の保持部を備える請求項1に記載の包装用箱。
  3. 箱は正面、左右両側面及び背面の4側面と、天面をなす天蓋及び一対のフラップと、底面をなす前後に2分割された底蓋及び一対のフラップとを備え、相互に隣り合う前記各側面が内側面を合せて、前記各底蓋と前記正面及び前記背面がそれぞれ内側面を合せて折り畳み可能に構成され、レイアウト用仕切りは前記箱の前後いずれか一方の底蓋と正面又は背面との間で折り畳み可能に構成される請求項1又は2に記載の包装用箱。
  4. 箱の各底蓋は底面の相互に対向する一方の角部間を結ぶ斜めの線に近接する略斜めの位置で係合可能に、前記各底蓋の相互に対向する各縁部の前記一方の角部側となる一端部側に前記略斜めの位置に沿って凹部が、他端部側に前記略斜めの位置から突出する凸部が前記各縁部間で凹部と凸部が対向するように形成され、前記各底蓋の前記一端部側の一部を前記箱の底面が相互に対向する他方の角部間を結ぶ対角線上で折り畳み可能に所定の位置に折り畳み線を付けられて接着片となし、前記各底蓋の各接着片が近接する各下フラップに接着固定され、前記各底蓋間で前記各凸部が前記各凹部から前記各底蓋の内側に差し込まれて組み合わせられる請求項3に記載の包装用箱。
  5. レイアウト用仕切りは箱の一方の底蓋の凸部に連続して、当該一方の底蓋と前記箱の正面又は背面との間に略筒形の立体形状に形成され、当該立体形状の一端を前記箱の正面又は背面に接着固定されて組み立てられ、その上面に破損しやすい物品の胴部を保持するための穴を有する請求項4に記載の包装用箱。
  6. 箱はレイアウト用仕切りとともに、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれて形成される一枚の紙基材からなる請求項1乃至5のいずれかに記載の包装用箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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