「シゲさん」との7年でサッカー人生が“前”へ アビスパから新天地に
毎日新聞
2024/12/20 14:52(最終更新 12/20 15:45)
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サッカー・J1のアビスパ福岡から、長谷部茂利監督(53)に続き、チームの顔と言える存在が消える。主将も務めたMF前寛之選手(29)のJ1・FC町田ゼルビアへの移籍が20日に発表された。プロとして芽が出ず、遠回りするかのようなサッカー人生は、7年間をともに過ごした長谷部監督の下で花開いた。
福岡に来てくれないか――。
2018、19年にJ2水戸を率いた長谷部監督は、この2シーズンに水戸の中心選手として戦った前選手に声を掛けた。20年から当時J2だった福岡で指揮を執ることが決まっていた。
前選手にはJ1クラブからもオファーが届いており、心は揺れ動いたが、悩んだ末に福岡移籍を決めた。
「水戸という小さいクラブでも、試合に出て、結果を残すことで評価がついてきているのが分かった。試合に出ることで『前寛之』はこういうプレースタイルだというのが確立された。キャリアを上向きにしていくためにも、シゲさんのところでやることが一番イメージがついた…
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