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高層マンション

都内8割で消防法違反

 ロンドンの高層住宅で起きた火災では、逃げ遅れた多くの人が犠牲になった。日本では法令により防火対策が義務づけられているが、昨年、東京消防庁が立ち入り検査をした東京都内の高層マンションの約8割で消防法違反が確認された。専門家は「避難訓練など火災に備えた安全管理を徹底することが重要」と指摘している。

 消防法では、高さ31メートル(11階相当)を超える建物が「高層建築物」と定義される。総務省の住宅・土地統計調査によると、国内にある11階以上の共同住宅は2003年に約2万6700棟だったが、13年には約4万2400棟となり、約1.6倍に増えた。

 東京消防庁によると、同庁が昨年に立ち入り検査をした東京都内の高さ31メートル超の高層マンション576棟のうち、約8割(463棟)で1456件の消防法違反を指摘した。うち1025件の違反は、避難計画を取りまとめる防火管理者を選んでいなかったり、計画を策定していなかったりする防火管理に不備があった。違反があったマンションでは避難訓練を実施していないケースが多数あるとみられる。

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