この記事の3つのポイント 中野サンプラザ再開発で、工事費が900億円超上振れする可能性 基本計画から見直すこととされ、着工のめどは立っていない 管理費や固定資産税として、毎月約2800万円の支出も 2023年7月、音楽ホールやイベント会場などとして親しまれた中野サンプラザ(東京・中野)が閉館した。旧中野区役所の一体再開発が計画されていたが、暗礁に乗り上げている。 24年9月、工事を請け負う清水建設が物価高騰などを理由に、工事費が900億円超上振れするとの見積もりを示した。1845億円とされていた工事費が、一気に1.5倍超に膨れ上がったのだ。