D&DEPARTMENTをはじめようとしていた2000年。入り口にカードを差し込まないと入店できない店にしようと思っていました。扱いたいものが「売り物」というよりは、個人、企業の思いが形になった生活道具。まず、それを伝えたい。商品の横にどんなに情報を書いても、やはり、店員である僕らが、「それを欲しい、使ってみたい」と思うお客さんと、その「作り手の思い」を一緒に感じる「買物」が完成しないと、飽きてしまったとき、簡単に捨ててしまうか、あげてしまうか、都合良くリサイクル屋に引取ってもらってなくしてしまうか...。だから、「D&DEPARTMENT」に限らず、「ものを買いにくる人の思い」「生活用品を大切にする人と対話したい」と思い、それには例えば、面倒でも例えば、お互いを知るための100項目のアンケートに答えてもらい、お互いを理解した関係でしかありえない、例えば「商品なのに1ヶ月くらい貸して使って