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西欧に関するnagaichiのブックマーク (97)

  • 銀行で「口座がスッカラカンでもATMからお金を引き出せる」障害が発生、街中のATMに大行列ができて警察が出動する事態に

    アイルランド銀行でシステムの設定ミスが原因となり、口座にお金がない顧客でもATMからお金を引き出せる状態になってしまったと報じられています。これによって、アイルランド中のATMに大行列ができて街中は大混乱になったとのことです。 Bank of Ireland IT blunder allows customers who have no money get access to cash at ATMs | Independent.ie https://www.independent.ie/business/personal-finance/bank-of-ireland-it-blunder-allows-customers-who-have-no-money-get-access-to-cash-at-atms/a510070628.html 地元メディアのIndependent.ieに

    銀行で「口座がスッカラカンでもATMからお金を引き出せる」障害が発生、街中のATMに大行列ができて警察が出動する事態に
  • ベルギーで「仏教の教え」が支持を得ている理由

    長い道のりを経て、仏教はベルギーで3月末に正式に宗教団体として認定されました。2006年にベルギー仏教連合(UBB)が仏教を無宗派の人生哲学(philosophie non confessionnelle)として認定するよう求めてから17年してようやくここまでたどり着きました。 欧州連合(EU)加盟国で仏教が正式に認められるのはオーストリアに次いで2カ国目。今回の認定により、仏教徒を港や空港、刑務所や軍隊といったところに派遣できるようになるほか、教育機関で仏教のコースを教えることが可能になります。人々が精神的な指導を必要とする場所で、仏教の倫理的価値を活用し、これらの価値観を広めることができるようになるわけです。 仏教の教えを広めることが可能に 今回の認定が示すのは、仏教が小さな現象ではなく、ベルギーの社会の中に溶け込んでいるという事実です。実際にヨーロッパ、特にベルギーでは仏教徒が増えて

    ベルギーで「仏教の教え」が支持を得ている理由
    nagaichi
    nagaichi 2023/05/06
    欧米で禅といえば、ニューエイジにもてはやされた時代があったからなあ。
  • アイルランド最大級の考古学的発見 ピラミッドより古い遺跡へ

    アイルランド西部のメイヨー県のバリーキャッスルとベルマレットの間には、ドラマチックな断崖と大西洋に挟まれた、広さ13平方キロメートルに及ぶ湿原が広がっている。木々がほとんどなく、丘も高くはないため、何もない土地のように見える。が、この孤立した海岸には「アイルランド最大の考古学的発見のひとつ」と称される遺跡がある。 アイルランドには、はるか昔の社会を垣間見せてくれる泥炭地がいくつかある。そこから、聖杯や大量の金製品、中世の詩篇書といった宝物、2000年前の「ボグバター(乳脂肪から作ったバターの塊を保存のために泥炭地に埋めたもの。ボグとは泥炭地のこと)」や、「ボグボディー」(泥炭地で良好な状態で保存された人間の遺体。最古のものは紀元前2000年のもので、カシェルマンと呼ばれている)などが発見されてきた。(参考記事:「世界各地のミイラ、ちょっと意外な作成法も」) しかし、アイルランド最大の新石器

    アイルランド最大級の考古学的発見 ピラミッドより古い遺跡へ
  • ベルギー、新パスポートに人気漫画を採用

    ベルギーの新しいパスポートには、漫画「タンタンの冒険」などの絵柄が採用された/Ralf Liebhold/Alamy Stock Photo 大半のパスポートは、デザインが比較的統一される傾向にある。表紙の色は赤紫、黒、青が多く、各国のシンボルが小さく印刷されていることもある。しかし、それはベルギーの新しいパスポートには当てはまらない。ベルギーでは2月7日から「タンタン」や「スマーフ」といった同国の人気漫画のキャラクターが描かれたパスポートが発給される。 ベルギーの新しいパスポートには、ページをめくると、長年、世界中の子どもたちの間で人気のあるベルギーの漫画家エルジェの漫画「タンタンの冒険」の主人公である少年記者タンタンや、小さな青い妖精のスマーフ、さらに「ラッキー・ルーク」や「ブレイクとモーティマー」といったベルギーの国民から深く愛されている漫画のキャラクターの一部が描かれている。 ベル

    ベルギー、新パスポートに人気漫画を採用
  • 古代壁画の25%は「2〜12歳の子ども」が作っていたと判明! - ナゾロジー

    古代の壁画は一般に、「家族や集団ではなく、男性が一人で創作するものだった」と考えられています。 しかし今回、カンタブリア大学(UC・スペイン)とケンブリッジ大学(CU・英)の研究で、この常識を根底から覆す発見がなされました。 西ヨーロッパ全域で見つかっている旧石器時代の手型ステンシル750点を調べた結果、なんと4分の1(25%)は子どもの手によるものだったのです。 これは古代人が、芸術を個人でなく、家族や仲間で楽しんでいたことを示唆します。 研究の詳細は、2022年3月4日付で学術誌『Journal of Archaeological Sciences』に掲載されました。

    古代壁画の25%は「2〜12歳の子ども」が作っていたと判明! - ナゾロジー
  • 植民地主義時代の「人間動物園」 人種差別の歴史たどる展覧会 ベルギー

    1911年に「生きたコンゴ人」から型を取り、制作された石膏像。ベルギー・テルビュレンのアフリカ博物館で開かれている「人間動物園」に関する企画展にて(2021年11月25日撮影)。(c)Kenzo TRIBOUILLARD / AFP 【12月30日 AFP】欧州各地に19世紀末から20世紀初めにかけて、植民地帝国の「文化的優位性」を誇示する目的で、アフリカの村を再現した遊園地が造られた。 ベルギー・ブリュッセル郊外テルビュレン(Tervuren)で現在、こうした遊園地が人種差別的な固定観念を広める窓口となっていたことを紹介する展覧会が開催されている。会期は来年3月初めまで。 展覧会のタイトルは「人間動物園:植民地主義的展示の時代(Human Zoo: The age of colonial exhibitions)」。会場のアフリカ博物館(AfricaMuseum)は、国王レオポルド2世(

    植民地主義時代の「人間動物園」 人種差別の歴史たどる展覧会 ベルギー
  • 武装した極右思想のベルギー軍人、遺体で発見 5週間の捜索に幕

    ベルギー連邦警察が公開したユルゲン・コニングス容疑者の写真(撮影日不明、2021年5月19日提供)。(c)AFP PHOTO / BELGIAN FEDERAL POLICE 【6月21日 AFP】ベルギーで20日、武器を盗み、著名な新型コロナウイルス専門家への脅迫文を残して行方をくらましていた極右思想の軍人が、5週間にわたる大規模な捜索の末に遺体で見つかった。当局が明らかにした。 検察は、銃による自殺とみており、死因の特定のため20日と21日に検視を行うとしている。 遺体で見つかったのはユルゲン・コニングス(Jurgen Conings)容疑者(46)。オランダ国境近くで乗り捨てられていた容疑者の車からロケットランチャー4基が見つかり、先月から警察官や兵士数百人が容疑者を捜索していた。 コニングス容疑者は、指導教官として勤務していた基地から武器を盗んだ疑いが持たれていた。同容疑者は、コソ

    武装した極右思想のベルギー軍人、遺体で発見 5週間の捜索に幕
  • ベルギーの農家、うっかり領土「拡大」 国境の標石動かす - BBCニュース

    ベルギーの農家の男性が、うっかりフランスとの国境を変更して、ベルギー領土を「拡大」させたと話題になっている。 ベルギー・エルクリンヌ村の歴史愛好家がベルギーとフランスの国境をまたいで広がる森を散歩していたところ、国境の位置を確定する標石が2.29メートル移動していることに気づいた。

    ベルギーの農家、うっかり領土「拡大」 国境の標石動かす - BBCニュース
  • ハトを食べる東欧の巨大ナマズ、西欧で在来魚の脅威に

    東欧原産のヨーロッパオオナマズ。成長すると体長3メートルにもなる。 (PHOTOGRAPH BY STEPHANE GRANZOTTO / NPL / MINDEN PICTURES) フレデリック・サントゥール氏が、ヨーロッパ最大の淡水魚の貪欲な性を初めて目にしたのは、南フランスの町アルビにある中世の橋の上でのことだった。 眼下を流れるタルン川に浮かぶ小さな島を、ハトが歩き回っていた。ハトは、砂利に覆われた川岸近くを泳ぐ巨大なナマズの群れには気づいていないようだった。突然、1匹のナマズが水から飛び出し、陸に乗り上げてハトを捕まえた。ハトの羽が舞い散った。ナマズは口にハトをくわえ、のたうちながら川に戻って行った。 タルン川に浮かぶ小島の周りを泳ぐヨーロッパオオナマズ。油断しているハトを捕らえようとしている。 (PHOTOGRAPH BY REMI MASSON / NPL / MINDE

    ハトを食べる東欧の巨大ナマズ、西欧で在来魚の脅威に
  • 休館だった展示を学芸員さんにお願いして見せてもらったら学会での論争になっている石板があった「ケルト語存在したのか...」

    m-take @takeonomado 博物館に着いたら「考古学展示は休館」。でも「このために日から来たので、何とか〜」とか言い始めた瞬間、既に鍵を持って歩き始めていた学芸員さん😭フェニキア人のアルファベットで書かれたケルト語と言われ、今この瞬間、学会での論争になっている石板。(他にも多数) pic.twitter.com/3K1aHm8MQ9 m-take @takeonomado 博物館に着いたら「考古学展示は休館」。でも「このために日から来たので、何とか〜」とか言い始めた瞬間、既に鍵を持って歩き始めていた学芸員さん😭フェニキア人のアルファベットで書かれたケルト語と言われ、今この瞬間、学会での論争になっている石板。(他にも多数) pic.twitter.com/3K1aHm8MQ9 リンク Wikipedia ケルト語派 ケルト語派(ケルトごは、アイルランド語: Teangac

    休館だった展示を学芸員さんにお願いして見せてもらったら学会での論争になっている石板があった「ケルト語存在したのか...」
    nagaichi
    nagaichi 2021/01/01
    暗黒時代の霧が晴れていく。
  • 歴史的に貴重な中世アイルランド語写本「リズモアの書」、英国からアイルランドへ帰還 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    中世アイルランド文学の重要な写の一つである「リズモアの書」が、現在の持ち主である英国の貴族デヴォンシャー公爵からアイルランドの国立大学ユニバーシティ・カレッジ・コーク(University College Cork, UCC)へ寄贈された。1640年代に戦争で持ち去られて以来、約380年ぶりの返還となる。 「リズモアの書(英語” Book of Lismore “, アイルランド語” Leabhar Leasa Móir “)」は中世のアイルランド南部マンスター地方で最大の領主であったカーベリー領主(Lord of Carbery)の第十代当主フィンギン・マッカーシー・リーク(” Finghin MacCarthy Reagh” , 1478-1505)のために編纂されたゲール(アイルランド)語写である。 リズモアの書に収録されている物語はアイルランドの聖人たちと関連する黙示録の物語、

    歴史的に貴重な中世アイルランド語写本「リズモアの書」、英国からアイルランドへ帰還 | Call of History ー歴史の呼び声ー
  • ハロウィンの「カボチャ」ジャック・オ・ランタンの歴史

    「ゴースト・ターニプ(おばけカブ)」の名で知られる、1900年代初頭のジャック・オ・ランタンの石こう像。アイルランドのカスルバー近郊にある「アイルランド国立博物館カントリーライフ館」の収蔵品。(PHOTOGRAPH BY NATIONAL MUSEUM OF IRELAND) 明かりをともしたジャック・オ・ランタン(かぼちゃのランタン)は、陽気で不気味なハロウィン定番の装飾だ。米国では、カボチャを彫ってジャック・オ・ランタンを作ることが秋の伝統になっている。 ジャック・オ・ランタンはどのようにしてハロウィンの装飾になったのか? 彫られるようになったきっかけは? 事実とフィクション、儀式や民話が絡み合うジャック・オ・ランタンの誕生秘話を紹介しよう。 ケルト人の儀式 丸い果物や野菜で人の顔を表現するという発想は、数千年前のヨーロッパ、ケルト文化に端を発する。アイルランドの首都ダブリンにあるEP

    ハロウィンの「カボチャ」ジャック・オ・ランタンの歴史
  • 新型コロナ ベルギー 死者が人口1000人に1人に迫る | 新型コロナ 経済影響 | NHKニュース

    新型コロナウイルスの感染がヨーロッパの中でも厳しい状況にあるベルギーで、新たに、店舗の営業停止や学校の休校などの措置が取られることになりました。 ベルギーでは、この1週間の新たな感染者数が1日平均で1万5000人を超えているほか、これまでの死者の数も1万人を超えて人口の1000人に1人に迫っていて、感染が急速に再拡大しているヨーロッパの中でも厳しい水準になっています。 こうした事態を受けてベルギー政府は、30日、来月2日から半ばまで学校を休校にするほか、スーパーや薬局を除くすべての店舗の営業を12月半ばまでのおよそ1か月半、停止することを決めました。 すでに夜間や早朝の外出禁止や飲店の原則営業停止などの措置も取られていて、デクロー首相は記者会見で「痛みを伴うものだが現実に起きていることを反映したものだ」と述べ、理解を求めました。 ベルギーでは、外相やEU=ヨーロッパ連合の委員が感染するな

    新型コロナ ベルギー 死者が人口1000人に1人に迫る | 新型コロナ 経済影響 | NHKニュース
  • 初代市長の心臓を発見、言い伝え通り噴水内に ベルギー

    ベルギー東部ベルビエの初代市長の心臓が入った小箱が、市内の噴水から見つかった/Musées de Verviers (CNN) ベルギー東部ベルビエの当局はこのほど、市内の噴水で改修作業を行っていた際、初代市長の心臓が収められた小箱を発見したと明らかにした。同市では1世紀あまりの間、噴水内に市長の心臓が隠されているとの言い伝えが信じられていた。 当局者によると、ピエール・ダビド初代市長の心臓は8月、小箱に密閉された状態で見つかった。 ダビド氏は1798年から1839年に死亡するまで市政を担った。CNN系列局RTLの報道によれば、心臓は当初、市庁舎に保管されていたものの、1880年代に入って当局者が移転を決定。箱に収めたうえで、市中心部にある噴水の中に隠したという。 箱は未開封だが、ダビド氏の名前が刻まれているのが確認できる。発見後は市内の博物館で、公文書や他の所蔵品とともに展示されている。

    初代市長の心臓を発見、言い伝え通り噴水内に ベルギー
    nagaichi
    nagaichi 2020/09/04
    西洋近代によくある奇妙なエピソードのひとつの真実性が確認されてしまったと。
  • nix in desertis:16世紀の「価格革命」を高校世界史教科書でどう説明するか

    高校世界史深堀りシリーズ。16世紀の西欧では,その世紀を通じて長期的・持続的な物価騰貴が生じ,最終的に約3〜4倍まで上昇した。これを価格革命と呼ぶ。100年間で3〜4倍では革命と呼ぶには随分と緩やかな物価騰貴であるように思われるが,この物価騰貴はその速度で歴史に残ったわけではなく,様々な影響をもたらしたがゆえに命名されたものである。その影響を高校世界史の内容に沿って列挙してみよう。 ① 当時の封建領主は永代的な固定地代を農民から徴収していたため,物価騰貴に追随できず,相対的に経済的に困窮することになった。 ② 当時の西欧の主要産業の一つに銀鉱山の経営があったが,価格革命は銀価格の下落をもたらしたため,多くの鉱山に一時的な経営破綻をもたらした。これにより没落した名家としてアウクスブルクのフッガー家が有名である。 ③ 持続的なインフレが投機ブームを生んだ。かつ,同時期の商業革命の影響により主な

  • 1840年フォルツァスのいたずら事件 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    「この世に二冊とないレア」をめぐる事件の顛末 「フォルツァスのいたずら(The Fortsas Hoax)」は、1840年にベルギーで起こったいたずら事件。 亡くなったフォルツァス伯爵が残したという超レアがオークションにかけられることになり、鼻息の荒い収集家たちが現地にかけつけるも…。 その後の顛末も含めて「物の価値って何だろう」と考えさせられる事件です。 1. フォルツァス伯爵の古書コレクション ベルギーの古書コレクター、フォルツァス伯爵ジャン・ネポムセン・オーギュスト・ピカールは変わった男で、せっせと集めた古書のコレクションがこの世界のどこか一冊でも存在することが分かったら、すぐにそのを処分してしまったそうです。 フォルツァス伯爵は「この世のどこにも存在しない、唯一無二の」を集めることに情熱を燃やす変人でした。 彼は生涯をかけてコレクションを続けますが、1839年9月1日に彼が

    1840年フォルツァスのいたずら事件 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
  • ヨーロッパでコロナに感染して入院した話 - にゃんぶろ

    恥ずかしながら帰ってまいりました 皆さまいかがお過ごしでしょうか。 外出自粛でしょうか、リモートワークでしょうか。 私は僭越ながら見事に新型コロナウイルスに感染し、しかも入院までした。 ベルギーで。 今はもちろん回復して自宅で療養している。 今までの人生、入院とは無縁の生活で、思い返せば幼稚園児の時に腸炎になったぐらいだろうか。 健康優良20代がいかにしてコロナに感染し、そして帰ってきたか。 時系列順に適当に書きます。 2020年3月1週目 ヨーロッパでもそろそろコロナやべえという空気が広まりだすが、まだ普通に生活している。 3月2週目 レストランや映画館が閉鎖され始める。 仕事でパリに行って帰ってくる。 3月16日 フランスでロックダウンの発表があり、ベルギーもそろそろかとざわつく。 買い占めが始まりトイレットペーパーとパスタと卵がスーパーから無くなる。 3月17日 ベルギー政府もロック

    ヨーロッパでコロナに感染して入院した話 - にゃんぶろ
  • 考古学が明らかにした第一次世界大戦の塹壕遺跡

    第一次世界大戦のヨーロッパを大きく動かした塹壕戦。写真は、1916年のソンムの戦いで、フランスのウヴィレ・ラ・ボワセルに作られたドイツ軍の塹壕を占拠したイギリス兵。(PHOTOGRAPH BY SHAWSHOTS, ALAMY) 第一次世界大戦は、世界の国々を巻き込んだ初の大規模な戦争となった。工業化時代の戦いでは、航空機、戦車、機関銃、手榴弾、毒ガスといった新技術が投入され、人類が経験したことがない大惨事を引き起こすこととなった。 1914年から1918年の間で、800万人以上の兵士と600万人以上の民間人が亡くなったとされている。犠牲者の数そのものが驚くべき多さだが、考古学者のビルガー・スティヒェルバウト氏は、この戦争でヨーロッパの地形がいかに変わったかを示す数字にも驚きを隠せなかった。例えば、ベルギーに張られた前線680キロメートルのうち60キロの区間には、全部合わせれば4900キロ

    考古学が明らかにした第一次世界大戦の塹壕遺跡
  • 『動物裁判 西欧中世・正義のコスモス (講談社現代新書)』池上俊一 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    十二世紀から十八世紀にかけて、フランス・ドイツを中心とした西ヨーロッパ一帯で盛んにおこなわれていたのが、動物や昆虫を被告として正規の裁判にかけて裁く「動物裁判」という慣習であった。この中世・近世期ヨーロッパに特異な法慣行はなぜ行われていたのか、その実態を浮き彫りにする、1990年の発売以来ロングセラーとなっている一冊である。 書は二部構成で、第一部では史料に登場する多数の動物裁判事例が紹介される。例えば、冒頭に紹介されている動物裁判の例は1457年1月10日、フランス・ブルゴーニュ地方サヴィニー村で起きた、五歳の少年をい殺した雌豚に対する裁判である。前年1456年末、仔豚たちに餌をやっていた被害者ジャン・マルタンに突然襲いかかった母豚がい殺してしまった。これに対し、ブルゴーニュ公の侍臣を裁判官とし、豚の所有者と「実行犯」の母豚および仔豚六匹を被告、サヴィニー村の領主を原告、さらに検察

    『動物裁判 西欧中世・正義のコスモス (講談社現代新書)』池上俊一 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー
  • ドルイドって何? 古代ケルト、謎の社会階級

    2005年、英ストーンヘンジで冬至の日の出を見る、現代のドルイドのリーダー、アーサー・ペンドラゴン氏。古代のドルイド教について、実際にわかっていることはほとんどない。しかしその慣習は、現代において何度も復興している。(PHOTOGRAPH BY CHRIS YOUNG, PA/AP) 現在の英国、アイルランド、フランスにあたる地域に暮らした古代ケルト人。ドルイドとは、その社会の有力な階級の人々だ。彼らは平和的な司祭だったのか、それとも危険な預言者だったのか? 自然を崇拝していただけなのか、反乱を扇動したのか? ドルイドについては、あまり多くのことはわかっていない。だからこそ、彼らに関してさまざまな憶測が生まれた。(参考記事:「英国ドルイド教、世界の夏至祭」) 最も古いドルイドについての詳しい記述は、紀元前1世紀にさかのぼる。しかし、ドルイドの特殊な役割が確立されたのは、それよりはるか前だっ

    ドルイドって何? 古代ケルト、謎の社会階級
    nagaichi
    nagaichi 2020/01/03
    「現在のところ、ドルイドに関する物証について、同じ国の考古学者の間でさえ、統一した見解はありません」