ブルー・ムバーグが日銀総裁の単独インタビュー記事を載せていました。大変興味深い内容だったので以下に勝手に翻訳して転載します。なお、ところどころ誤訳があるかもしれませんが、あらかじめ御了承ください。 ブルー・ムバーグ(以下、ブ): デフレ脱却が見えてきたということですが。 福丼総裁(以下福): そのとおりだ。長いこと我々は低金利に苦しめられてきた。が、それももう終わりだ。これからはどんどん金利を上げていく。 ブ: 失礼ながら、問題の本質は低金利ではなく低いインフレ率の方ではないのでしょうか? 福: 誰がそんなことを言ったんだね?我が国の一流紙には、「世界的にみても異常に低い金利」というフレーズは毎日のように出てくるが、デフレについてはほとんど触れられていない。庶民はデフレより、預金に利子がつかないことを心配している。 ブ: …それはともかく総裁、今日はいかにして日本はデフレから脱却できたのか
前のエントリとあんま関係ないけどさ。 このあいだ、本石町の日銀行ったんです。日銀。 そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで入れないんです。 で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、政策決定会合開催中、とか書いてあるんです。 もうね、アホかと。馬鹿かと。 お前らな、政策決定会合如きで普段来てない日銀に来てんじゃねーよ、ボケが。 政策決定会合だよ、政策決定会合。 なんか財界出身者とかもいるし。出身別固定枠で審議委員か。おめでてーな。 いやー年収下がっちゃいましてー、とか言ってるの。もう見てらんない。 お前らな、天下り先用意してやるからその席空けろと。 日銀ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。 円卓の向かいに座った奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、 刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。マクロ経済学素人は、すっこんでろ。 で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、コアコアC
政策委員(副総裁、審議委員)への金融政策について注意を喚起する文書 日銀のロジックは、「フォワードルッキング」あるいは「物価安定の理解」とも称される理論上の矛盾を介して誘導金利を25bp引き上げる方式である。これらの論理は、その典型として、経済の先行きを展望すると、生産・所得・支出の好循環メカニズムが維持されるもとで、緩やかな拡大を続ける蓋然性が高いと確約する。その予防的な政策運営は、通常、より望ましい金利水準を遅からず早からず設定していくという、量的緩和政策を続けている時よりも、はるかにダイナミックな判断を行うことを約束する。 その総裁が徐々に可能な限り金利を引き上げて金利機能の働き方をより強くしていくと約束している場合には気を付けなさい!英米の中央銀行は、「デフレ下での金融引き締め」として こうした行為を否定しています。中央銀行の独立性を規定する法律は、日銀が自主性を持つのは通貨及び金
ということで、物語の設定と登場人物の創作メモです。 プロローグ パート1で不動産融資の総量規制は見送られた。ハッピーエンドかと思いきや、日銀的発想では「ちょっと待て」である。バブルは破裂するからバブルである。破裂しないのはバブルではない。従って、総量規制の見送りはさらにバブルを膨らませ、壮大な破裂を招く。山高ければ谷深し。山を削り、谷を埋めるのが金融調節の基本。その極意は、早め早めのオペ、金融政策なら「フォワードルッキング」、「予防的」がキーワード。バブルも予防が一番であり、「バブルになるぐらいなら不況のほうがましだ!」と本気で思っている。 主人公A 平成x年入行。本当は頭脳明晰、潜在能力も高い。がしかし、アガリ症、オッチョコチョイの性格が災いし、同期からは忘れられた存在。同期Bは出世の階段を駆け上がり、金融政策の中枢を担う。Bと廊下(旧館)ですれ違うとき、Aは自然に端っこに寄る。「やあ、
■ [politics][government][economy]続・ホスピタルよりホスピスを! 昨日のエントリと日が重なったのは単なる偶然でしょうけれど、昨日の朝日新聞より。 3年前に3億円あった公共事業費は、ついに242万円になった。長野県南部、人口700人余の清内路村が財政難にあえいでいる。過去の整備事業の借金返済が膨らんだところに、小泉政権での地方交付税削減に直撃された。同村への交付税額は00年は8億円前後あったが、06年度は6億円余に。借金返済分を除くと、行政サービスに使える実質額はピーク時の6割の水準まで落ちた。赤字削減には取り組んでいる。水道料金は1.5倍に、健康診断の個人負担は4倍の年2千円にした。この2年、出来る限りの節約で2億円の収支改善効果をひねり出した。その大半が交付税削減と借金で消えた。(略)大企業の本社が集中している首都・東京は「税収バブル」に沸く。都の06年度
福井日銀総裁の講演があった。注目は「経済・物価が見通しに沿った動きを続けるには金利水準の調整を行うことが必要だ」、「急激な調整で景気が波を打つことを避けるためにフォワードルッキングに行動する」などであろうか。まあ、これに近いことはこれまでも言ってきたが、改めて強調したということであろう。 日銀の政策運営ロジックを噛み砕くと、①景気はシナリオ通りに動く②そのためには利上げが必要③もし利上げしないと景気が過熱する(orバブルになる)④そうなってからだと急激な利上げが必要でクラッシュする⑤従ってフォワードルッキングな調整を行う-であろうか。この講演は、金融市場に利上げに前向きな印象をもたらし、ユーロ円金利先物など売られたようだ。では、本当に日銀は利上げに前向きなのか。 私自身は、「景気が見通しシナリオ通りなら利上げが必要」とのロジックは基本的にはポーズに過ぎないと思う。このロジックは「錦の御旗」
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