■「元祖」神戸、契約は途切れず 命名権(ネーミングライツ)の契約によって「ボディメーカーコロシアム」との愛称を冠していた大阪府立体育会館(大阪市浪速区)が、4月から元の正式名称に戻っている。年間2500万円の契約料を支払っていた企業が「費用に見合う広告効果が得られない」と継続を拒否したためだ。府は契約料を1800万円に値下げして別の企業1社と交渉中だが、思わぬ「空白期間」が生まれた形で、命名権ビジネスの難しさが浮き彫りになった。 ◆「広告効果がない」 大相撲春場所の会場として使われることでも知られている大阪府立体育会館。府は歳入増加策として命名権の売却先を募集し、平成24年4月から今年3月までの3年間、スポーツブランド用品・アパレルの製造販売会社「BB−SPORTS」(同府吹田市)との契約に基づき、同社のブランド名(BODYMAKER)と競技場(COLOSSEUM)にちなんだ「ボディ