韓国・ソウルの戦争記念館で27日に開かれた朝鮮戦争の休戦協定締結60年を記念する式典の終了直後、会場に車が突入し、運転していた62歳の韓国人の男が揮発性の高い油をまく騒ぎがあった。韓国メディアが伝えた。 男は現場で取り押さえられた。ニュージーランドでの裁判で敗訴し、同国を非難するビラを車に積んでいたといい、式典に出席した同国のキー首相を襲撃しようとした疑いもある。 当時周辺には数十人の参列者がおり、油に火が付いていれば大惨事になった恐れもあったとメディアは報じた。また捜査当局が直後に問題の車両を報道陣から隠すように大急ぎで移動させ、痕跡を消したとも伝えた。(共同)