台湾の与党・国民党(KMT)の会合で統一地方選の惨敗について謝罪し、党主席辞任を表明する馬英九(Ma Ying-jeou)総統(2014年12月3日撮影)。(c)AFP/SAM YEH 【12月3日 AFP】台湾の馬英九(Ma Ying-jeou)総統は3日、統一地方選で大敗した責任を取り、与党・国民党(Kuomintang、KMT)の党主席を辞任すると表明した。 2016年の次期総統選の行方を占う重要な指標と位置付けられた先月29日の台湾統一地方選で、国民党は惨敗を喫した。3日、テレビで生中継された党会合で、馬総統は深々と頭を下げて謝罪し、与党党首の座を辞する意向を表明した。 台湾は総統の再選を1回までと定めている。馬総統の任期は2期目が終了する16年まで残っているが、党内での影響力は著しく低下すると観測筋はみている。 馬氏の主席辞任で同党は、党の再編という難題に着手することになる。 統