生活福祉研究 通巻 89 号 February 2015 17 仕事と介護の両立と介護離職に関する調査結果 REPORT 力石 啓史 生活設計研究部 主任研究員 はじめに 1.仕事と介護との両立が今後ますます重要な課題に 現在、介護をしながら働いている雇用者は全国で 240 万人、また介護との両立が難し く仕事を辞める雇用者は 2007 年 10 月~2012 年9月の5年間で 44 万人であった(平成 24 年総務省就業構造基本調査) 。高齢化が進行し、国内で働き盛りの人口が減っている 中で、働きたくても介護で働けない人が今後も増え続ければ問題である。本人、企業、 国が、それぞれの立場で介護と仕事の両立の工夫を考える必要がある。 2.仕事と介護との両立についての本格的な調査を実施 そこで、明治安田生活福祉研究所はダイヤ高齢社会研究財団と、2014 年9月、親を介 護した経験のある全国の
aRandomization took place at the level of the worksite. bAll individuals were assigned to treatment or control status based on the first worksite in which they appeared during the treatment period. The number of employees in each arm of the trial represents the number of unique individuals employed in the company’s workforce in one of the 160 worksites during the study period. cThere was natural e
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