米国商務省は7月20日、2022年末時点の米国の対内直接投資残高が前年比4.3%増の5兆2,548億ドルになったことを発表した。外国からの直接投資残高は前年末に比べ2,168億ドル拡大したものの、伸び率は前年(9.2%増)を下回った。国別では、日本が4年連続で最大の投資元となっており、化学、コンピュータ・電子製品、卸売りなど主要な投資先の業種で残高の増加がみられた。 投資元の上位5カ国について、日本が前年比0.8%増の7,752億ドルで首位となり、カナダ(6,838億ドル)、英国(6,606億ドル)、ドイツ(6,188億ドル)、フランス(3,602億ドル)がこれに続いた(添付資料図参照)。上位5カ国の順位は前年から変動していないが、日本の増加幅が63億ドルと小幅にとどまったのに対し、カナダと英国はそれぞれ547億ドル、435億ドルと大きく増加した。 業種別では、製造業が全体の42.2%を占