3月末までどう動く… ――GPIFの運用スタンスは? 「今年度末に、『基本ポートフォリオ』に沿った運用資産構成の実現を目指す(上の表参照)。相場変動によってウエートの下がった資産に新規資金を投入し、配分を見直している」 ――日本株の構成比は9月末の「10・47%」から、11月末で「8・5%」に低下したとの試算(大和総研)もある。来年3月末までに、基本ポートフォリオの「11%」まで高めるのか。 「制度上、上下6%の許容幅が認められており、無理にキチッと合わせることはしないが、基本的には目標に近い線での着地を目指している」 買い付けは通常月2回 ――新規資金の額はどのくらいで、いつ配分されているのか。 「そもそも公的年金は、保険料として入ってくる額から給付額を差し引けば支払超過だ。新規資金がどこからもたらされるのかといえば、2000年の自主運用開始前の『財政融資資金への預託金