C++11の標準ライブラリ<thread>を使った並列化 大量のデータを分割し、複数のスレッドに分担させて処理時間を稼ぐことを考えます。スレッドに関わるAPIは、WindowsならCreateThreadやWaitForNltipleObjectなど、Linuxならpthread_xxxxと、OSによって異なるのですが、C++11では標準ライブラリ<thread>がOSごとの差異を吸収してくれているのが嬉しいところ。大量のデータを詰め込んだvectorを2つのスレッドでソートしてみます。 #include <iostream> // cout, endl #include <thread> // thread #include <algorithm> // inplace_merge, etc. #include <chrono> // clock, time_point, duratio