この画像を大きなサイズで見る 邪悪な霊が不運な人間にとりつくのは、フィクションの世界の中だけのように思えるが、悪魔にとりつかれる可能性は、世界中で信じられている。キリスト教の聖書の中でさえ、30回以上も悪魔憑きについてほのめかしていて、キリストが人々から悪魔を追い出す記述がいくつかあるのだ。古い時代にさかのぼっても数え切れないくらいの犠牲者や目撃者の例が報告されているし、バチカンにはエクソシストという要職がある。 ここでは真に恐ろしい悪魔にとりつかれた10の話をとりあげてみよう。 1.クララ・ゲルママ・セレ 1906年、南アフリカのナタールでのこと。聖ミカエルミッションスクールの学生だったセレは、なぜか16歳のときに悪魔と契約を結んでしまい、それからというもの、おかしな衝動に襲われた。十字架のような宗教的なものを拒絶し、知らないはずの言語をいくつもしゃべり、まわりの人たちの過去や考えを読め