丸善雄松堂は4月5日、学術機関向けの電子書籍サービス「Maruzen eBook Library」の書籍ダウンロード機能を一時停止すると発表した。図書館の公式WebサイトやSNSで、サービスの不適切利用が疑われるような記載や投稿があったとしている。 Maruzen eBook Libraryは専門書や学術雑誌などを取扱う電子書籍サービスで、大学図書館などで活用されている。5日午後6時からサービスを段階的に停止し、6日には全コンテンツのダウンロードを停止。利用状況の調査を行い、5月9日午前9時以降にサービスを再開する予定。電子書籍の閲覧機能は継続する。 不適切利用の具体的な内容や、問題の発端となった図書館名については明らかにしていない。丸善雄松堂は「利用規約を順守して利用いただき、著作権者様の権利を保護するための緊急措置として、ダウンロードサービスの一時停止をさせていただきますことをご理解く
ロバート・ソローの「内生的成長理論死ね」本と、サイモンの合理性本、epub化した。 ロバート・ソロー『アロー『やってみて学習』から学習:経済成長に とっての教訓』epub版 (右クリックでダウンロード) ハーバート・サイモン『人間活動における理性』epub版 (右クリックでダウンロード) どちらも、その道の大御所が「まああんまり全部合理性とかモデルとかで割り切れると思っちゃいけないよ」己のやってきたモデル化の活動をふりかえってその限界を考える話、と言えないこともなくて、その意味では昨日のピケティ話と通じる部分もある。どっちも、大御所がそこそこ気軽に語っていて、それでいながらどっちもこんな短い本で、総合的な視点をきちんと出せているのは、大したものだと思うわー。いずれも、連続講義の記録だというのもあるんだろうね。 しばしばこの手のやつはずいぶん説教がましくなりがちで、特に日本のエライとされてい
電子書籍を古本として売れる?NFTをブロックチェーンで管理、二次流通市場の創出へ──Gaudiyなどが実証実験 電子書籍の管理にブロックチェーン技術と暗号技術を活用し、利用者が電子書籍を二次流通市場で(紙の本でいう古本として)売ることができる仕組みができるかもしれない──。 ブロックチェーン技術を活用したコミュニティサービス・プロダクトの共創プラットフォームを開発しているGaudiyと、セプテーニ・ホールディングス子会社でマンガアプリ「GANMA!(ガンマ)」を手がけるコミックスマートが7月14日、業務提携したことを発表した。具体的には、電子書籍をNFT(ノンファンジブル・トークン)として発行するなどブロックチェーンと暗号技術を利用、ユーザーが電子書籍データを“所有できる”事業の実証実験の今夏行う。 電子書籍で買うのはデータの「所有権」ではなく「閲覧権」 現在、流通している電子書籍の多くは
出版科学研究所によると、2019年1~12月の出版市場は紙と電子を合わせると同0・2%増の成長に転じた。同調査で前年を超えたのは04年(0・7%増)を除くと出版市場の縮小が始まる前年の1996年以来のこと。紙の書籍・雑誌は前年比4・3%減となったが、電子が同23・9%増と大幅に伸長した。紙と電子を合わせた販売額は1兆5432億円、電子の占有率は前年より3・8ポイント上昇し19・9%と2割に達するまで拡大している。 紙の書籍・雑誌販売額は1兆2360億円(同4・3%減)。このうち書籍は6723億円(同3・8%減)、雑誌は5637億円(同4・9%減)。一方、電子出版は3072億円(同23・9%増)と調査史上初めて3000億円台に乗った。 電子コミックは3割増に 電子出版の内訳は、電子コミックが2593億円(同29・5%増)、文字ものを中心とした電子書籍が349億円(同8・7%増)、電子雑誌が1
Book Flipping Scanning - IEEE Spectrum、YouTube via. 「毎分200ページ読み込めるブックスキャナ、東京大学が開発」(スラッシュドット・ジャパン) 。それにしても日本人の英語は聞き取りやすいよな(^_^;。 《研究者らは、将来的に小型化してスマートフォンなどに搭載できればと考えている》のだそうだけれど、これ図書館のコピーサービスの代わりに採用されないかな。コピーの待ち時間の大幅短縮につながること、間違いなしだよね。DVD-ROMを図書館に持っていくと、そいつにスキャンされた画像ファイルが入れてもらえる、みたいな。著作権法上の問題がなければ、だけれど。 うちに戻ってから画像ファイルをOCRにかけてテキストファイル化できるのであれば、むしろ紙コピーよりデータづくりは楽だろうしなぁ。「scansnapとevernoteの出現で見えてきたもの」(ni
EU司法裁判所は19日、著作権者の許諾を得ずにWebサイトで電子書籍を中古販売することは公衆送信権の侵害にあたるとの判断を示した(プレスリリース: PDF、 TorrentFreakの記事)。 この裁判はオランダの出版社団体2団体が中古電子書籍売買サイトのTom Kabinetをオランダ・ハーグ地方裁判所に訴えていたもの。原告側は中古書籍の販売が公衆送信にあたると主張、被告側は電子書籍が最初に購入された時点で頒布権が消尽すると主張しており、ハーグ地方裁判所がEU法の解釈についてEU司法裁判所に事前判断を求めていた。 EU司法裁判所はEU指令2001/29/EC(PDF)において、頒布権の消尽が有形物への適用を意図したものである点や、公衆送信権は消尽の対象にならない点を指摘。Tom KabinetはWebサイトで中古電子書籍を公衆送信していることから、権利者の許諾が必要だと判断している。
こんにちは。 編集部山田です。近頃は「エビスビール」のおまけの特急エンブレム集めに夢中です。 出版関係者の方はご存知かもしれませんが、10月10日~14日にドイツでフランクフルト・ブックフェアという出版業界のの国際見本市がやっていました。 国際ブックフェアの類は世界各地でわんさかやっておりまして、中でもフランクフルトのブックフェアはサウジアラビア・リヤドのものと並んで最大級だと言われています。 零細だ先細りだ出版文化の危機だ業界全滅だとさんざんな言われようの出版業界ですが、海外ではまた事情が違うのかもしれませんね、詳しくは知らないけども。ちなみに東京でもやってましたがここ数年開催されていないです。 開催されていた頃は毎年顔を出していました。 ところで、そのフランクフルト・ブックフェアで、10年前の2008年、来場した作家や編集者などの業界関係者(30カ国・1000人)を対象にアンケートをと
結論から書くと、漫画村の影響を現時点で判断することはできません。 世界はもっと複雑です。 こんな記事がありました。 漫画村消滅で電子書籍売上「増えた」 カドカワ川上氏が見解示す 以下、記事からの引用です。 『「漫画村が見られなくなってから、電子書籍の売上に変化はありましたか」との質問に対し、「それはもう増えましたね」と即答。』 こんな記事もあります。 メディアドゥが「海賊版サイトの影響」で業績下方修正 海賊版サイトの影響示すデータも公開 資料として4つのグラフが示されています。 ・ある若年層向け電子書店の売上を示したもの ・ある電子書店における「ある大手漫画出版社A」の売上額推移をグラフにしたもの ・別の出版社Bの電子漫画売上(前年同月比)を月別にグラフ化したもの ・ある人気タイトルの最新刊とその前巻の売上を年齢別に比較したもの 漫画村が流行った時期、いずれのグラフも前年と比較して伸びが鈍
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