紙の本について、かつてこう書きました。 本を手にとって最初に思うことは、その大部さである。いまどき、箱入り、ハードカバーで494ページもあり、ずしりとした手ごたえを感じる。日常のリファレンスや満員電車のお供にするのであれば、もっと軽薄短小であって欲しいと思うところだが、本書の場合そうではない。その理由は後述する。 【中略】 繰り返すが、本書は初心者向けの解説では決してなく、上級者が自身の楽しみに読むのが正しいと思う。であれば、箱入りであるとかハードカバーであることは決してデメリットではない。楽しい読み物として末永く楽しむべき本には、それにふさわしい体裁があるというものである。 書評 - ウェブアプリケーションセキュリティより こう書いたものの、やはり手元で「あれ、これはどうだっけ」と調べるには、電子書籍だと便利ですね。それに、紙の本が4,830円であるのに対して、Kindle版は2,800