Trend Microの研究者は8月4日、Malware Blogで、デジタル文書の正当性を保障し、その文書が改ざんされていないことを証明する目的で付与されるデジタル署名(digital signature)を偽装する複数の疑わしげなファイルを特定したと伝えた。 そのファイルはロシアのモスクワに拠点を構えるアンチウィルス企業Kasperskyにより署名されているかの如く偽装されたもので、Trend Microの研究者が証明書をチェックしたところ、そのファイルに適用されたハッシュ値が無効であると気付いたといい、その改ざんファイルはTrend MicroによりTSPY_ZBOT.BWP, TROJ_ZBOT.BYM, TROJ_ZBOT.KJT.として定義されるZBOTだと突き止めたという。常に署名情報をチェックするような、慎重なユーザーであっても、この事例のように証明書に一流企業の署名がな