ソウル(CNN) ロシア海軍に、これまでに知られている中で世界最長の潜水艦が納入された。造船業者は調査船をうたっているが、偵察や核兵器のプラットフォームになるとの指摘も出ている。 ロシア最大の造船会社セブマシュ造船所によると、潜水艦「ベルゴロド」は今月、白海に面する同国北西部セベロドビンスク港でロシア海軍に引き渡された。 専門家によれば、ロシアのオスカー2級誘導ミサイル潜水艦を改良して設計されており、ゆくゆくは世界初の核装備ステルス魚雷や機密情報収集機器の搭載を見越して、全長を長くしているという。 ベルゴロドがロシア艦隊にこうした新たな能力を追加できれば、今後10年海面下で冷戦シーンへと戻る舞台が整う可能性がある。そこは米ロの潜水艦が追いつ追われつの緊迫したにらみ合いをする世界となる。 全長184メートルを超えるベルゴロドは、現存する最大の潜水艦だ。全長171メートルの米海軍オハイオ級弾道
太平洋戦争では、じつは日本海軍の軍艦は致命的な欠陥を抱えていた。そのため魚雷攻撃に非常に弱く、いとも簡単に沈没していたのだ。これにより艦隊の編制に支障をきたし、戦艦大和の行動も制限されて、海軍が描いた勝利の方程式は崩壊したのである。 いったい日本の軍艦にはどのような欠陥があったのか? 歴史の謎を科学で解き明かして大好評を博した『日本史サイエンス』の第2弾を著した播田安弘氏が、専門である船舶設計の知見をもとに喝破する。 「常套句」に隠されたもの 太平洋戦争における日本の敗因は、そもそも米国と戦ったことだとは、よくいわれるところです。たしかに開戦直前の国力の差は、GNPで比べると日本は米国の約9%にすぎませんでした。これでよくも開戦したものと驚くばかりです。 しかも、日本が乏しい国力を傾けて建造した戦艦大和は、ほとんど出撃しないまま終戦直前に沈没し、戦後になってピラミッド、万里の長城と並ぶ「無
(微博等の画像を元に当ブログ管理人が整理した) 中国海軍の056型コルベットが約20隻が、中国海警局に移管されるようだ。 電光掲示板などを新たに装備して船体が白く塗り、煙突には中国海警局のエンブレムが付けられた船の画像がネットSNSで流れている。機関砲は装備されたままで、艦対艦ミサイルと近接防空ミサイルの発射装置は撤去されている。 056型コルベットは、全長88.9m、全幅11.14m、喫水4m。標準排水量1300トン、満載排水量1440トン。約70隻が配備されており、基本型の「056型」と対潜能力を向上させた「056A型」がある。 今回、中国海警局に移管されるのは初期型の「056型」のようだ(*1)。 中国海警局に移管された元海軍の船は、補助艦船で艦齢30年以上の老朽艦が多かったが、「056型」は2012年から2016年に配備された現役艦。 ざっくりと画像でまとめてみた。 (SNS情報よ
米国防高等研究計画局DARPAが開発中の対潜水艦無人船舶システム「ACTUV」のイメージ画像(2015年3月29日提供)。(c)AFP/Defense Advanced Research Projects Agency(DARPA) 【4月17日 AFP】航空戦の概念を覆したロボット技術が、近い将来、海の中にも革命をもたらすことになりそうだ。海中に潜む「スパイ衛星」に、無人機を発射する海底ポッド、対潜水艦無人船舶――米軍の研究機関は3月末、空と陸に続いて海の戦術を一変させるだろう画期的な新技術の開発計画を発表した。 構想が明らかにされた新システムの1つに、海底に設置する無人機の格納ポッドがある。米国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency、DARPA)のジャレッド・アダムス(Jared Adams)報道官によると、必要に応じて自動
アデン湾での海賊対処活動に参加している中国海軍ミサイル駆逐艦「長春」とミサイルフリゲート「常州」が交代のために中国に帰国する途中、イランのバンダル・アッバース軍港に寄港し、イラン側の大歓迎を受けた。 中国海軍軍艦のイランへの寄港はこれが初めてである。中国側もイラン側も、中国とイランの友好関係ならびに中国海軍とイラン海軍の協力関係の進展を強調している。 中国海軍の2隻の軍艦はイラン海軍との捜索救難合同訓練を成功裏に実施した後、イラン海域を離れパキスタンへと向かった。9月27日、パキスタン海軍駆逐艦の先導により、「長春」と「常州」はカラチ軍港に入港した。 中国潜水艦のスリランカ寄港 これら2隻の水上戦闘艦とは別に、中国海軍039型潜水艦がスリランカのコロンボ港国際コンテナターミナルに接岸し、給油を受けていたことも確認された。同時に、コロンボ港には中国海軍潜水艦母艦も停泊した。 中国海軍当局によ
海上事前集積船隊(かいじょうじぜんしゅうせきせんたい、Maritime Prepositioning ships squadRON、MPSRON)は、アメリカ輸送軍隷下の軍事海上輸送司令部が、あらかじめ武力紛争の起こりそうな地域の近くの海上に海兵隊の兵器・物資を海上備蓄し、いざ紛争が始まって有事になった場合に海兵隊が即応することを期待して構想された。 したがって、アメリカ本土から離れた海域にコンテナRO-RO船やコンテナ船に兵器・物資を満載して海上備蓄を行い、平時はアメリカ軍の海外拠点のある泊地に停泊状態に、有事に紛争地近くまで移動し、物資を降ろす仕組みとなっている。多少の改造を受けた4万トン台のコンテナ貨物船5隻および中速コンテナRO-RO船5隻の計10隻で構成される。アメリカ軍が紛争地域において、迅速に戦闘可能となるように、兵器や物資を事前に紛争地近くの展開しておくものである。 USN
59年前の今日のことである。 昭和20年4月6日になる。午後1時59分に、戦艦大和に沖縄への出撃命令がくだされた。この5日前、米軍が沖縄本島に上陸していた。午後4時5分、新たに「海上特攻隊」と名付けられた艦隊は、戦艦大和を中心に停泊中の徳山沖を出撃した。 海上特攻隊は第二艦隊の大和、第41駆逐艦の冬月・涼月、第17駆逐艦の磯風・浜風・雪風、第21駆逐艦の朝霜・霞・初霜で編成されていた。いずれも儚い雪月花を想わせる艦名である。大和と11雙は静かに縦列包囲しながら沖縄に向かおうとしていた。 しかしながら第二艦隊といえば、そもそもは連合艦隊の 中核兵力であり、日本海軍きっての重巡部隊だったはずである。それがいまやたった10雙の駆逐艦ばかり、それでもこれが帝国海軍が繰り出せる最後の兵力だった。 すでに駆逐艦8雙は、舷側に白く菊水を描いて“死化粧”をしていた。菊水1号作戦の名にちなむ意匠だが、楠木正
日本に関連する国際報道を見ていて、たまに日本でさして話題にならないニュースに出くわす。海外の関心と日本の関心にズレがあっても不思議ではないが、多少気になるときは、ブログに記すようにしている。今回のそれは、先月末から今月にかけて実施された中国海軍の演習である。 国内でニュースにならなかったわけではなかった。たとえば、2月7日共同「中国海軍が実弾訓練、西太平洋で」(参照)はこう伝えていた。 中国国営、新華社通信によると、中国海軍南海艦隊の艦艇が西太平洋の海域で7日、実弾射撃訓練を実施した。遠洋での武器運用能力を確認することなどが目的という。 同通信は「中国海軍が公海上に設けられた臨時の軍事訓練海域で訓練することは国際法に合致している」と主張し、海軍艦艇は今後も西太平洋で訓練を続けると強調した。 訓練には揚陸艦やミサイル駆逐艦など3隻が参加した。3隻は1月26日、南シナ海の南端にある「曽母暗礁」
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南極観測船しらせが4日午後4時半(日本時間午後10時半)、3年ぶりに昭和基地に接岸した。基地周辺は海氷が厚い状態が続いて2年連続で接岸できず、燃料や機材が不足して観測にも影響が出ていた。 しらせは基地の沖約600メートルに到着。基地のタンクにパイプをつないで、燃料を直接送れるようになった。しらせは一昨年、昨年とも基地の手前約20キロで進めなくなった。 基地から沖約100キロあたりまでは、夏でも定着氷がびっしり張っており、厚い所は6メートル、積雪は2メートルにもなる。しらせは例年より3日早い昨年11月8日に東京を出発、12月14日には昭和基地まで約20キロに近づいた。その後は船を体当たりさせて砕氷する航行を2千回近く繰り返した。昨年末は1日に1キロしか進めない日も続いたという。 観測隊派遣元の国立極地研究所の本吉洋一・南極観測センター長は「基地の燃料不足も深刻で、接岸できない状態がこれ以上続
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