関電大飯原発の再稼働に反対し、ハンストに参加する作家の瀬戸内寂聴さん(中央)ら(2日午前、東京・霞が関で)=増田教三撮影 関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を巡り、反対を表明している作家の瀬戸内寂聴さん(89)や澤地久枝さん(81)らが2日、東京・霞が関の経済産業省前で反原発の市民団体が行っているハンガーストライキに参加した。 瀬戸内さんはこの日の午前9時半頃、車いす姿で経産省前に現れ、「広島や長崎で原爆の被害を受けた日本が唯々諾々と原発を使っているのは恥ずかしい。原発はなくさないといけない」とあいさつをした。また、澤地さんは「原発をなくすことを国が約束しなければならない。日本の未来の命が不安だ」と述べた。 瀬戸内さんと澤地さんは、日没までハンガーストライキを行うという。