毎年1000万ドルの寄付をもとに調査報道をおこなうNPOメディア「ProPublica(プロパブリカ)」。2010年にオンラインメディアとして初となるピューリッツァー賞を受賞し、翌年も同賞を受賞するなど、非営利メディアというだけでなく、オンラインメディアの存在感という意味でも重要な立ち位置のメディアです。 今年に入ってからは、寄付以外にも調査報道のためにストックされたデータ販売をスタートしたり、他の報道機関向けに、プロパブリカの取材素材やデータをうまく使ってもらうためのマニュアルをつくるなど、非営利ならではの取り組みもおこなっています。 調査報道メディア「プロパブリカ」のデータ販売額、3万ドルを突破 NPOメディア「プロパブリカ」の「報道レシピ」がコラボレーションを促進する そんなプロパブリカですが、具体的にはどのあたりがすごいのか。ジャーナリスト・菅谷明子さんは、プロパブリカの存在意義を