自民党の諸君は何をやっているのか――東京五輪・パラリンピック組織委員会会長を務める森喜朗元首相が、自民党の無駄な事業を検証する部会が五輪の会場となる新国立競技場の建設を対象にしたことに、いら立ちの声をあげた。 同党の行政改革推進本部(河野太郎本部長)が先月25日、競技場建設の事業主体「日本スポーツ振興センター」の幹部らから事情聴取した。 これに対し森氏は2日、超党派でつくる「ラグビーW杯2019日本大会成功議員連盟」の会合であいさつし、「行革本部はなぜ新国立競技場を目の敵にしなければいけないのか。どんどん遅れて間に合わなくなる。色んなことを言って邪魔をすることをいつまでも許しちゃいかん。こんなんだったら議員を辞めるんじゃなかった」と怒りをぶちまけた。(小野甲太郎)