現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2025年2月28日のデイリーキーワードランキング
1 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
2 | キスを待つ一瞬 スーと沙羅落花 |
3 | 春深くケセランパサラン増殖す |
4 | つばくらめ斯くまでならぶことのあり |
5 | 風が火を火が風を呼ぶお山焼 |
6 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
7 | 菜の花や小学校の昼餉時 |
8 | 初秋の蝗つかめば柔らかき |
9 | かたまつて薄き光の菫かな |
10 | たとふれば独楽のはじける如くなり |
11 | 鮟鱇鍋稼ぎし日銭夜を越さず |
12 | ぜんまいののの字をなぞる風の指 |
13 | 畦の影たしかなりけり大青田 |
14 | よろけやみあの世の螢手にともす |
15 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
16 | 春たのしなせば片づく用ばかり |
17 | うすうすとしかもさだかに天の川 |
18 | 夕空に祖のあつまる木守柿 |
19 | ひまわりの日没といる無蓋貨車 |
20 | 春草に野はまろし白き道を載せ |
21 | 遺品あり岩波文庫阿部一族 |
22 | 魂も乳房も秋は腕のなか |
23 | 来ることの嬉しき燕きたりけり |
24 | 冬菜摘む影ふくらめて獣めく |
25 | 一村のうすうすといる狐雨 |
26 | ものの種にぎればいのちひしめける |
27 | 本読めば本の中より虫の声 |
28 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
29 | 船霊の湾に赤絵の皿を積み |
30 | 恋の猫確と証拠を残しをり |
31 | をさなごのひとさしゆびにかかる虹 |
32 | 野を焼いて帰れば燈火母やさし |
33 | けふはけふの山川をゆく虫時雨 |
34 | 沖の石のひそかに産みし海鼠かな |
35 | 夕空へ己が影引く糸水母 |
36 | 風に乗るほかなし島のはぐれ鷹 |
37 | あてどなく急げる蝶に似たらずや |
38 | 沙羅咲くと来るよ富山の薬売り |
39 | 人が人を愛したりして青菜に虫 |
40 | ちるさくら海あをければ海へちる |
41 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
42 | 巻舌の濤の暗黒鰤起し |
43 | 町空のつばくらめのみ新しや |
44 | 独り句の推敲をして遅き日を |
45 | 高音のドが毀れたの芽木の風 |
46 | 蓮如忌や臍のまはりをふくらます |
47 | 物の芽のほぐれほぐるる朝寝かな |
48 | 息ひとつ吐いてなまこの放下かな |
49 | しばらくは蛹の時間 MRI |
50 | 雛の間昏れて/うすむらさきを//壇ノ浦 |
2025年3月14日 04時48分更新(随時更新中)