現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2025年2月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 麦車馬に遅れて動き出づ |
2 | 古稀といふ春風にをる齢かな |
3 | いなびかり家の粗末を人に見られ |
4 | 聞き役にときにはなりて林檎*剥く |
5 | 携帯の虜そちこち鳥渡る |
6 | 朝みぞれ夕みぞれとてさやぐ木よ |
7 | うつし世に浄土の椿咲くすがた |
8 | 逃げ水追うよう人が人殺め |
9 | どんぐりのみな心ありはなればなれ |
10 | 春木一本きり残せしはもたるゝため |
11 | 筋雲や坂東太郎の風冷えに |
12 | 春暁の我が吐くものの光り澄む |
13 | 芦刈の天を仰いで梳る |
14 | 柿もぐや殊にもろ手の山落暉 |
15 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
16 | 大空のました帽子かぶらず |
17 | 火渡りのもう戻れない列につく |
18 | 火はわが胸中にあり寒椿 |
19 | 向日葵や信長の首切り落とす |
20 | 三三五五目白の恋か桃の花 |
21 | 凩や海に夕日を吹き落す |
22 | 春立つや醪に櫂の夢うつつ |
23 | 初夢や見知らぬ人が妻の座に |
24 | 秋暑し鋼びかりの山の墓 |
25 | まながひに青空落つる茅花かな |
26 | 此村を出でばやと思ふ畦を焼く |
27 | 道元もイエスも遠し寒月光 |
28 | 揺れやまぬ夜行列車に紺碧の老師 |
29 | 真赤なる野火の彼方にはす心 |
30 | 見送るは残されること昼の月 |
31 | 吾子生れぬ光かがやく泉たち |
32 | 遊びたる鶴うつりたる自動ドア |
33 | 聞き上手割り込み上手梅雨酒場 |
34 | 毒消し飲むやわが詩多産の夏来る |
35 | ゆくゆくはわが名も消えて春の雪 |
36 | たちまちにあられ過ぎゆく風邪ごもり |
37 | 父母昇天つららを垂らし早寝の戸 |
38 | 陽炎や曖昧模糊に紅をひく |
39 | 妻も小さく歌をうたへりゆき解の日 |
40 | 我庭の良夜の薄湧く如し |
41 | 雪晴や猫舌にして大男 |
42 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
43 | うごけば、寒い |
44 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
45 | 恋語る魚もあるべし春の海 |
46 | 水族館に鈍きは海蛇傷つくとも |
47 | 月のもの代る代るに梅雨家族 |
48 | 大寒や指がはりつく窓ガラス |
49 | 不精にて年賀を略す他意あらず |
50 | 月もひとり 靴音と帰る |
2025年3月14日 01時20分更新(随時更新中)