現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年11月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
3 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
4 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
5 | 六月やあらく塩ふる磯料理 |
6 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
7 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
8 | 母と子のトランプ狐啼く夜なり |
9 | 門火焚くやあまたの父ら濡れて立つ |
10 | 銃さげし少年匂ふ冬の磯 |
11 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
12 | うしろ姿の時雨てゆくか |
13 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
14 | ひたひたと春の潮打つ鳥居かな |
15 | ぬばたまの闇の牡丹の在りどころ |
16 | アイスホッケー眉間の傷を勲章に |
17 | 門跡に我も端居や大文字 |
18 | アイスクリーム嘗めカンヴァスを離り見て |
19 | 自然薯がおのれ信じて横たはる |
20 | 苗代の青や近江は真つ平ら |
21 | さくら咲くことを忘れて日が沈む |
22 | 青草に尿さんさん卑屈捨てよ |
23 | 芋掘りに雇はれにけり十三夜 |
24 | 母こひし夕山桜峰の松 |
25 | 舷梯をはづされ船の蛾となれり |
26 | 余り苗伊吹の風を溜めてをり |
27 | 余り苗いつまで待つも出番なし |
28 | 春ふかし肉親の情あらあらし |
29 | 鼠穴るると室内電話線 |
30 | 立てば雪女郎坐れば遣手婆 |
31 | 青のゆらめく無残な酔いも父の死後 |
32 | 青く疲れて明るい魚をひたすら食う |
33 | 鮟鱇の聖者のごとく吊られけり |
34 | 謦咳に接するに似て露の荘 |
35 | 妙な充実白便器に多量の水流し |
36 | 琅玕や一月沼の横たはり |
37 | 信心にただの朝くる葱坊主 |
38 | 選り好みしても鮟鱇同じ貌 |
39 | ひとつづつ玉子にシール終戦日 |
40 | 曼珠沙華不思議は茎のみどりかな |
41 | 雪山に頬ずりもして老いんかな |
42 | 誠実に氷菓を痩せさせるあなた |
43 | 一芸と言ふべし鴨の骨叩く |
44 | すばらしい乳房だ蚊が居る |
45 | ほととぎすすでに遺児めく二人子よ |
46 | 空蝉に真昼の海が残っている |
47 | 人生のうしろの方で亀鳴けり |
48 | 余り苗平家の墓に供へけり |
49 | 罠もろとも獣がうごく霧の底 |
50 | わぎもこのはだのつめたき土用かな |
2025年4月27日 09時04分更新(随時更新中)