現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年3月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
2 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
3 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
4 | 隙間風その数条を熟知せり |
5 | 傾きしまま削られし鰹節 |
6 | 妹が居の宰相山も夏祭 |
7 | 雨の中に立春大吉の光あり |
8 | とりあへずサラダボールに金魚飼ふ |
9 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
10 | 十六夜や渚のふたり動かざり |
11 | 初鴉わが散策を待ちゐたり |
12 | 蜜蜂の山野に消えて国滅ぶ |
13 | 蛍狩われを小川に落しけり |
14 | 荒海の秋刀魚を焼けば火も荒らぶ |
15 | 春惜むおんすがたこそとこしなへ |
16 | 緑蔭や矢を獲ては鳴る白き的 |
17 | 秋風を聞けり古曲に似たりけり |
18 | 秋風が眼こふかくに來て吹けり |
19 | 行列に並びし生身秋祭 |
20 | 制服に林檎を磨き飽かぬかな |
21 | 心まで着ぶくれをるが厭はるる |
22 | 遠足の子は順番に鹿を撫で |
23 | 行く年の後ろに就いて行きにけり |
24 | まだ青き青木の実なり暗き足 |
25 | 水底の日暮見て来し鳰の首 |
26 | 葉桜の下帰り来て魚に塩 |
27 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
28 | あたたかな 雨が降るなり枯葎 |
29 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
30 | 花韮やいつもつましき母なりし |
31 | 青梅を落としし後も屋根に居る |
32 | 少年や六十年後の春の如し |
33 | けふもいちにち誰も来なかつたほうたる |
34 | 烏賊の甲羅鉛のごと澄む女眼の岸 |
35 | 亡き母に米寿の春を贈られし |
36 | 村も都会も等温線の夏祭り |
37 | 海峽に暗き濤音ふぐと汁 |
38 | さくらの夜不意に蛇口が水こぼす |
39 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
40 | 落花枝に返るふりして散り急ぐ |
41 | 寒の水飲む丹田に力入れ |
42 | 何物が蛾を装ひて入り来るや |
43 | ミモザ咲く昨日とちがう風のあり |
44 | 月明の一痕としてわが歩む |
45 | 泥に降る雪うつくしや泥になる |
46 | ちびた鐘のまわり跳ねては骨となる魚 |
47 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
48 | 夢魔の軒來て//汝 我 汝 我/みどりの雨だれ |
49 | ざうざうと竹は夜を鳴る春山家 |
50 | 点滴の窓に植田の広がれる |
2025年7月26日 12時56分更新(随時更新中)