ベルノライト
- CV:根本京里(ボイコミ版)/瀬戸桃子(TVアニメ版)
- 誕生日:5月22日
- 身長:148cm
- B89・W53・H77
- モデル:ツインビー(1985年5月22日~ ? ♀)?
オグリキャップの隣席に座るクラスメイト。
遠目だと間違えそうだが名前は「ライトノベル」ではない
毛色は栗毛で「B」の
ヘアピンを髪に、左耳に赤色の
リボンを付けている。
マイペース過ぎるオグリキャップを何かと気にかけるうちに友人になり、流れで一緒に北原のチームに所属することになる。2巻表紙担当。
アスリートとしては凡庸だが、実家がウマ娘専門スポーツ用品店「light-sports」を営んでいるため、レース用具には詳しい。
描写を見るに店は大規模店舗で東京原宿まで進出しており、実はいいとこのお嬢さんだったりする。
金属板から蹄鉄を仕立てるなど手先もたいへん器用。
オグリの中央移籍に合わせてサポートスタッフへの転身を決め、編入試験に合格し、研修生としてトレセン学園の門を叩く。
何気にネームドのウマ娘としては初の「明確にレース以外の道に進んだウマ娘」。
実際かなり頭が良いらしく、ジャパンカップ前の敵情視察では通訳を介さず単独取材を完遂(少なくとも英語とイタリア語に堪能という事)、
有馬記念前には中山の急坂の攻略法を独自に編み出しオグリに伝えている。
モチーフ馬は笠松時代同期のツインビー、役どころはオグリと共に中央に移籍した装蹄師の三輪勝氏とのミックスと推測される。
ちなみにボイコミ版の声の根本氏の誕生日が一緒だが、モデルと思われるツインビーの誕生日が同じく5月22日であり、恐らく偶然の一致。
なおPVでの声を担当した根本女史は、後にウマ娘でサムソンビッグ役に選ばれている。
薄着になる機会が少ないため目立ちにくいが、小柄なのに胸が大きいトランジスタグラマーな体型。
ロリ巨乳ウマ娘の代表格
マーベラスサンデーや
ゼンノロブロイには流石にやや届かないものの、
あの
サトノダイヤモンドより背が低く腰が細いのに胸の大きさでは上回っていると言えばその大きさがわかるだろうか。
デビュー戦で実力不足を痛感し「足りないものが多過ぎる」と嘆くシーンは、下からアオるような構図で胸が目立っていることもありよくネタにされる
フジマサマーチ
- CV:伊瀬茉莉也
- 誕生日:4月5日
- 身長:170cm
- モデル:マーチトウショウ(1985年4月5日~ ? ♂)?
カサマツに特待入学した期待の新星。2巻と10巻の着せ替えカバー担当。
東海ダービー制覇を目標にしており、レースに対して非常にストイック。
ゆえにぬるい周囲とはかなりの温度差がある。
カサマツ唯一のオグリキャップと渡り合えるウマ娘で、デビュー戦ではオグリとの対決を制し勝利を収める。
しかしその要因は彼女自身の実力ではなく、
ゴール直前でボロボロになるまで使い込んでいたオグリの靴が破れたことであった。
当然フジマサマーチはこの勝利を不服とし、カサマツトレセン学園の校長に「目標は東海ダービーです。ですがそれは
オグリキャップに勝ってからです」と答えている。
当初は互角のライバルと思われた2人だったが、実際の才能には大きな開きがあり……。
ゴールドジュニアのレースでオグリキャップに完敗を喫し、柴崎トレーナーの胸で涙するマーチ。そして、このレースで負けたら二度と走らないつもりだったことをオグリに明かす。
しかし思い直して「お前よりも永くレース場に立ってみせる」と誓い、笑顔でオグリを送り出した。
目標としていた東海ダービーでは4着に沈んでしまったが、レース後の電話でオグリに励まされ、マーチもまた日本ダービーに出られなかったオグリを励まし、彼女が新たな目標を見つける切っ掛けを作った。
オグリを通じてカサマツ3バカとも仲良くなったようで、単行本のおまけでは3バカの担当トレーナーの日和を含め5人でレストランに行くようにもなった。
お洒落にも気を遣うようになり、中央篇で電話越しに再登場した時には髪を切っていた。
カサマツ篇本編ではストイックな面しか見られないが、単行本のおまけ絵では同室の娘に話しかけるタイミングを掴めず逆に怖がらせてしまったり、
ライブ衣装を着て赤面するなど違った一面も見せており、オグリの中央移籍後は仲間と談笑するなど性格的にもかなり丸くなった模様。
番外編で描かれた岐阜王冠賞ではオグリを意識しまくったブレザー風の勝負服を着ていた。
単行本第9巻のおまけ漫画によるとガラケー派。
モチーフはおそらく笠松時代のオグリキャップに2勝した『マーチトウショウ』。
余談ながら、モチーフ馬は名前に反してトウショウ牧場とは縁もゆかりもない馬だったりする。
ノルンエース
カサマツ3バカの1人。寮で同室になったオグリを「自分の荷物が多いからお前の寝るスペースは無い」という理由で物置部屋に押し込んだ。
オグリとの直接対決で次元の違う実力を見せつけられ身がすくむほどの恐怖すら抱くが、その後のウイニングライブが酷かったためあまりの緩急に毒気を抜かれる。この際の周囲の絶望顔はある意味必見。
以降は彼女がライブの指導を請け負うようになった。ライブ中も最前列で振り付けのお手本を(しかもオグリに分かりやすいようミラーで)する場面も。
こういった事情もあってかオグリとは親密……というかグッズを集めるなど分かりやすくファンになっていたため、中央移籍の知らせには滂沱の涙を流した。
しかし「田舎娘が中央の強豪たちを負かすのを見たくないか」という北原の説得もあり、涙ながらにオグリを中央へと送り出す。
実家はダンス教室で、地元では有名人らしい。
ちなみに結構な……どころかジャージに収まらないレベルの物凄い巨乳の持ち主。
なお、彼女以下のカサマツ3バカに関しては特にモチーフ馬はいないと公言されている。
敢えて言うならオグリキャップの現役時代に競馬場を彩った女性ファン、通称「オグリギャル」がモチーフか。
7巻の着せ替えカバー表紙は彼女たち3人が担当。
ルディレモーノ
CV:西川舞
3バカの1人。ガラは悪いが陰湿な口撃も悪辣な妨害もできないわかりやすいヘタレ。
こっちもベルノライトと同じく遠目だと間違えそうだが名前は「ルビーモレノ」ではない
度を越えたイタズラには普通に引く。
ヤンキーキャラのお約束と言うべきか、一度デレると面倒見のいいオカン。
また意外にもかなりの達筆だが、反動なのか画力は某うたのおねえさんレベル。
ミニーザレディ
3バカの1人。
エルコンドルパサーのように普段からマスクを着けている。3バカの中では一番背が低い
のでよくノルンエースの巨乳が目の前をよぎったり乳に頭を潰されたりする。
学業成績優秀だが、その頭を嫌がらせにばかり使っている。
カサマツで座学2位(1位は明言されていないが、ベルノライトと思われる)。
実はマーチのファンガチ勢。ゴールドジュニアではオグリのことも一緒に応援していた。
オグリの中央移籍後は、ノルンとルディがそれ以上のオグリガチ勢となったため、相対的に常識人的なポジションに収まりつつある。
- モデル:サッカーボーイ(1985年4月28日~2011年10月7日 ♂)?
走ることに、安心なんて求めるな
オグリキャップの中央のクラスメイトで、転入時点での学年のエース。登場時の二つ名は
「栗毛の弾丸」。
65話のおまけイラストでは名前をディグダストライカと間違われて怒っていた
不良然とした外見だが、クラスでは
メジロアルダン達と普通に会話するくらいには打ち解けている様子。たまに
サクラチヨノオーの髪をモフることも。
阪神ジュニアS(ステークス)を制しており、その実力は折り紙付き。
しかし春のクラシックでは順調さを欠き、脚を痛めて皐月賞出走を断念。
ダービーには何とか間に合わせるも、故障は癒えておらず大敗を喫してしまう。
その後は夏の函館記念で再起し、秋のG1戦線はマイル路線を選択。
オグリの本質を自分と同じ「マイラー」と見ており、マイルチャンピオンシップでのオグリ打倒を堂々宣言するが、当のオグリは
タマモクロス目当てでジャパンカップに出走したため、勝負は有馬記念に持ち越しとなった。
モチーフはおそらく1987年最優秀3歳牡馬・1988年最優秀スプリンターの『サッカーボーイ』。父がディクタス。
なお本当にモチーフがサッカーボーイであった場合は同馬主から実装許可が出ている今後の作中、もしくはゲーム実装の際に改名される事も視野に入っていたり
ブラッキーエール
- 誕生日:4月25日
- 身長:172cm
- モデル:ラガーブラック(1985年4月25日~ ? ♂)?
オグリキャップの中央のクラスメイトで、登場時の二つ名は「黒い闘士」。
好戦的で粗暴な物言いが特徴で、地方から転入したオグリを見下し食ってかかる。
しかしファンの前ではそうでもなく、3巻のおまけイラストでは笑顔で接するところが見られる。
また、性格の割に一度約束したことは守る律儀な面もある。印象がルディとダブる。
現実時間で長らく出番が無かった時期があったためかクラスメイトに名前を忘れられかけていた事がある。
モチーフはおそらく1988年シンザン記念勝ち馬『ラガーブラック』。
メイクンツカサ
六平銀次郎のチームに所属するウマ娘で、オグリキャップの中央のチームメイト。
活発優等生先輩。前髪をクリップで留めた
おで娘。
出番自体は少ないものの、本編では他のチームメイトと共にオグリのトレーニング相手を務め、よき先輩として後輩を支えている。
名前の由来はおそらく2006年クラシック二冠馬の『メイショウサムソン』と、1980年阪神障害ステークス(春)勝ち馬の『ツカサパワー』。
後述するゴッドハンニバル共々ウマ娘では超珍しい障害重賞馬が(名前の)元ネタになっている子である。
彼女以下の先輩3人は、六平のモデル・瀬戸口勉氏が関わった競走馬の合成と思われる。
クラフトユニヴァ
六平銀次郎のチームに所属するウマ娘で、オグリキャップの中央のチームメイト。
内気世話焼き先輩。片目が隠れる黒い髪が特徴。
いつもアメちゃんを持ち歩いており、オグリとベルノライトに会うたびに振る舞っている。
名前の由来はおそらく2005年変則二冠馬の『ラインクラフト』(2024年に
ウマ娘化)と、2003年クラシック二冠馬の『
ネオユニヴァース』(2023年に
ウマ娘化)。
彼女の存在により、ネオユニヴァースとラインクラフトはモンジュー同様自身をモチーフにしたウマ娘が2人いる状態となっている。
桜花賞+皐月賞+NHKマイルカップ+日本ダービーの四冠はマジヤバくね?
ゴッドハンニバル
六平銀次郎のチームに所属するウマ娘で、オグリキャップの中央のチームメイト。
ショートヘアにハイライトのない瞳が特徴のミステリアスなポンコツ先輩。
よく道に迷って迷子になったり、ジャージとアイスを間違えて持ってきたり、切株に刺さっていたりしている。
一言で言えば騒動を起こさないゴルシ、人体実験をしないタキオン枠
名前の由来はおそらく1999年中山大障害勝ち馬の『ゴッドスピード』と、スペシャルウィーク産駒で2011年東海桜花賞勝ち馬の『マルカハンニバル』。
なおゴッドスピード号はオグリキャップ号最後の馬主の持ち馬でもあり、晩年はツインターボ号とアイネスフウジン号の眠る牧場で余生を過ごし共に祀られている。
またマルカハンニバル号は引退後最初に管理していた瀬戸口調教師に引き取られ、彼の死後も遺族が受け継ぎ2023年に引退馬協会のフォスターホースに選ばれている。
アキツテイオー
- モデル:ニッポーテイオー(1983年4月21日~2016年8月16日 ♂)?
マイルだったら、譲れない。
「マイルの帝王」の異名で呼ばれるウマ娘。12巻の着せ替えカバー担当。
花魁のようなメイクと簪、着物の上をはだけて胸にはサラシを巻き、その上に和柄のケープという大胆な勝負服を着用している。
いわゆる「あなた本当に学生?」枠
G1を3勝しており、天皇賞(秋)とマイルCSでは共に5バ身差の圧勝を決めたシニア級有数の実力者。
宝塚記念でも1番人気に推されたが、覚醒した
タマモクロスに並ぶ間もなく差し切られ敗北した。
その後12巻にてマイルCSを観戦するため京都レース場を訪れ、居合わせたディクタストライカと会話している。
モチーフはおそらくマイル~中距離を中心に活躍し、昭和末期の名マイラーとして知られる『ニッポーテイオー』。史実では宝塚記念の敗戦後引退しており、ウマ娘関連の馬では
ハルウララの父としても知られる。
ダイナムヒロイン
- モデル:ダイナアクトレス(1983年5月4日~2012年3月1日 ♀)?
さあダイナアクトレスがやってきた!ダイナアクトレスがやってきた!
「舞台上のお嬢様」の異名で呼ばれるウマ娘。
毎日王冠に出走するも、パドックで
シリウスシンボリのダンスに巻き込まれて脇腹を蹴られた不憫な子。
オグリキャップの走りを真っ先に察知して進路を妨害するなど観察眼自体は確かだったのだが、あまりに相手が悪すぎた。
モチーフはおそらく重賞5勝を記録した1987年・1988年最優秀5歳以上牝馬の『ダイナアクトレス』。史実では1988年天皇賞(秋)を最後に引退した。
ちなみに史実では娘の一頭「ランニング
ヒロイン」と
グラスワンダー号の交配で、2008年ジャパンカップ馬スクリーンヒーローが誕生。
そのスクリーンヒーロー産駒のGⅠ6勝馬モーリスがシーザリオ・ブエナビスタ・ジェンティルドンナ・ヴィルシーナ・ヴィブロスとも交配する名種牡馬となり、同じくスクリーンヒーロー産駒の有馬記念馬ゴールドアクターらと共に彼女の血を後世に広めており、実はオグリキャップの孫の一頭「レディアイコ」もモーリス産駒にあたる。
ロードロイヤル
- モデル:レジェンドテイオー(1983年4月2日~ ? ♂)?
毎日王冠のパドックでシリウスシンボリのダンスに巻き込まれ、腕が顔面を直撃し鼻血で発走除外になるという散々な目に遭った不憫な子。
典型的な逃げウマ娘なのだが、天皇賞(秋)ではアキツテイオーに悔しい敗北を喫している。
作中二度目の天皇賞(秋)がトゥインクル・シリーズ引退レースとなった。その際「ロイヤル様ぁー!!」と黄色い声援が上がっていた事から女性人気も高かった模様。ハチマン様inシングレ
モチーフはおそらくに1986年セントライト記念・1988年アルゼンチン共和国杯勝ち馬の『レジェンドテイオー』。トウカイテイオーのレジェンドレースでまったく関係ないのにトレンド入りした。
メリービューティー
- モデル:メリーナイス(1984年3月22日~2009年3月1日 ♂)?
四白 流星 六馬身
オグリキャップたちのひとつ上の世代におけるダービーウマ娘。
1Rで同期の
ゴールドシチーらを破り、2着のルナスワローに6バ身差をつける圧勝でダービーの栄冠を掴む。
函館記念ではシリウスシンボリとの対決に臨むも、覚醒したディクタストライカに並ぶ間もなく差し切られ敗北した。
モチーフはおそらく1987年ダービー馬の『メリーナイス』。
ルナスワロー
- モデル:サニースワロー(1984年5月28日~ ? ♂)?
1Rの日本ダービーに出場したウマ娘。
直線では一時先頭に立ったが、メリービューティーの豪脚に屈し惜しくも2着に終わった。
モチーフはおそらく1987年日本ダービー2着馬の『サニースワロー』。本馬の夢は甥っ子に受け継がれ、
競馬史に残る伝説として結実することとなる。
ロングリヴフリー
- モデル:ランニングフリー(1983年4月20日~2006年10月 ♂)?
今日も横綱相撲を見せるのか、ランニングフリーであります!
カチューシャと赤い頬が特徴的なウマ娘。
天皇賞(春)ではタマモクロスに次ぐ2着に入った強豪だが、ロードロイヤル負傷の際にはすぐに救護班を呼ぶなど気の良い性格である模様。
秋のG1戦線では天皇賞(秋)→ジャパンカップ→有馬記念と出走。オグリキャップのローテと完璧にダブっていたためか、
作者のツイートではオグリに「よく一緒のレースになるな」と話しかけられる絵が投稿されている。
モチーフはおそらく1989年日経賞・AJCC勝ち馬の『ランニングフリー』。GⅠ勝利こそないがマイルから長距離まで幅広く出走し、どの距離でも好走した万能の善戦マン。
タマモクロスの最強時代、平成三強の群雄割拠、そして
オグリキャップの
引退を見届けた名脇役である。
あと息子はサイレンススズカのやらかしを目撃しつつ弥生賞を勝っている。
ダートの砂を集めている「拙者」口調のウマ娘、ドリンク開発をしている「吾輩」口調のウマ娘、走法の研究を行っている「ワシ」口調のウマ娘
ベルノライトの先輩研修生3人組。
濃い。
アグネスのやべー奴らを足して2で割った感じ、または一昔前のテンプレ的な俺達をイメージすれば大体間違ってない。
オグリキャップに散々振り回されてきたベルノをして
「ヤバいところに来た」と言わしめるほどの変人集団であるが、
ベルノに対しても
前々から目をつけていたらしく、相談を持ちかけられた際は彼女たちなりの親身さで応えている。
トニビアンカ
- 戦績:26戦15勝(内G1が6勝)
- 身長:178cm
- モデル:トニービン(1983年4月7日~2000年3月10日 ♂)?
日本とイタリアを世界に誘った傑物
ジャパンカップに出場した海外ウマ娘の一人。
イタリア出身のウマ娘で、異名は『欧州王者』。
欧州の大レースを制し、「世界最強」と謳われる強豪ウマ娘。
外見は鹿毛の縦に長い巻き髪が特徴で、右目は髪に隠れて正面からでは見えない。耳飾りは右側に羽飾りのついた三角帽子。学生とは思えないほどの貫禄を持つ。
メディアからも大いに注目されており、成田空港に到着して早々多数の報道陣に囲まれる。
レースへの意気込みを尋ねられた際には、「(オグリキャップとタマモクロスは)世界の広さを知ることになる」と述べた。
ジャパンカップはタマモクロスに続く2番人気で出走。
前を征くタマモクロスとオベイユアマスターを「世界トップレベル」と評価し、全力をもって叩き潰すべき相手と認める。
「領域」に入り2人を猛追するが……直後に左脚を故障。そのまま失速し、5着という結果に終わった。
レース後は都内の病院で療養。
普段の毅然とした立ち居振る舞いは威厳を保つためのポーズらしく、本来の性格は穏やかで庶民的かつド天然な模様。
特徴である縦巻きロールも早起きし頑張ってセットしているようだ。かわいい。
骨折しながら5着に入ったことは日本のファンにも強いインパクトを与えたようで、病室はプレゼントの花で埋め尽くされていた。
そして一年後のジャパンカップ時には……なぜかすっかり私服姿で日本に馴染んでおり、ムーンライトルナシーと共にレースの様子を観戦していた。
イタリアに帰らないのかと言ってはいけない
モチーフはおそらく1988年の凱旋門賞馬『トニービン』。引退後は日本で種牡馬入りし、主にジャパンカップで敗北した無念を晴らすかの様に府中(東京競馬場)適性の高い産駒を多数輩出し大成功を収めた。
ウマ娘になった競走馬だとウイニングチケット・ノースフライト・ロイスアンドロイス・サクラチトセオー・エアグルーヴ・ジャングルポケットの父であり、かつ父系でトーセンジョーダン(ジャングルポケットの息子)・母系でアドマイヤベガ・カレンチャン・トランセンドの祖父、コパノリッキー・ドゥラメンテ(エアグルーヴの孫)の母系曽祖父、ウインバリアシオン・シュヴァルグランの父の母の父(曽祖父)にあたる。
ムーンライトルナシー
- 戦績:23戦10勝(内G1が2勝)
- 身長:160cm
- モデル:ムーンマッドネス(1983年3月1日~ ? ♂)
作中1回目のジャパンカップに出場した海外ウマ娘の一人。
イギリス出身のウマ娘で、異名は『英国の貴婦人』。
異名の通り貴婦人のような服装で帽子をかぶっている。
あと巨乳。
お嬢様然とした雰囲気を纏っているが、本性は割とおてんばで勝ち気。
昨年のジャパンカップの敗戦に言及した藤井記者の足をヒールで踏みつけるなど気の強い一面もある。
やっぱ鬼婦人なんじゃないか?
一方でベルノライトの取材には丁寧に応じており、「たぶん良い人」と評されている。
ジャパンカップは昨年に続いて2度目の出走。
昨年は積極策が仇となり5着という結果に終わったが、過去にはトニビアンカに勝利したこともあるなど実力は本物。
ジャパンカップでは後方に陣取り、トニビアンカをマーク。
仕掛けのタイミングを合わせて抜け出しを図るも、直後にトニビアンカが故障し失速。
ライバルの故障に闘志を削がれ、直線伸びきれず着外へと沈んだ。
レース後はトニビアンカの元を訪れ、ファンの期待を裏切ったと落ち込む彼女を叱咤。
その際トニビアンカからは「相変わらず優しい」と返され、顔を赤らめて憤慨している。
ツンデレさんですねわかります
モチーフはおそらく1986年セントレジャーステークス・1987年サンクルー大賞勝ち馬の『ムーンマッドネス』。実はウマ娘関連ではセイウンスカイ号の父方の伯父にあたる馬でもある。
単行本6巻には「家柄の関係でトニビアンカとは幼馴染」という記述がある。
これについてはそれぞれのモチーフ馬、トニービンの父父とムーンマッドネスの母父が同じ
「カラムーン」という馬であるのが元ネタと思われる。
マックイーンとライアンの関係にも似ている。あちらはマックイーンの父母とライアンの母母が同じ馬
ミシェルマイベイビー
- 戦績:32戦9勝(内G1が1勝)
- 身長:195cm
- モデル:マイビッグボーイ(1983年5月6日~2012年7月30日 ♂(せん馬))?
作中1回目のジャパンカップに出場した海外ウマ娘の一人。
アメリカ出身のウマ娘で、異名は『アメリカの巨神』。
褐色の肌で髪は前髪に白いアッシュが入ったショートヘア。
バスケットボールが趣味らしく、右耳にバスケットボールがモチーフのイヤリングをつけており、勝負服もバスケットボール選手のようなデザインの物を着用している。
現在登場しているウマ娘の中では一番大柄で、バスケットコートのスリーポイントラインからジャンプしてダンクシュートを決めるほどの高い身体能力を誇る。
デザインに作者の隠し難い性癖がうかがえる
ブルドーザーのような破壊力と突破力を持ち合わせており、渋った馬場を希望するなど、外見からくるイメージ通りパワーで押し切るタイプの模様。
ジャパンカップではアメリカのウマ娘らしく果敢に先行。
持ち前のパワーを存分に活かし、オグリを押し出す形で理想のポジションを手にする。
……しかし「領域」に入ったタマモクロスとオベイユアマスターには太刀打ちできず、後続にも差を詰められる。
3着!3着だ!せめて3着は死守してみせる!
と
ナイスネイチャ精神を存分に発揮し現順位の死守を目論むも、執念の追い込みを見せたオグリに抜かれ驚愕。
そのまま4着でゴールインした。
レース後はオベイユアマスターとともに帰国。
オグリのことを「あれは怪物じゃなくてゾンビ」と称し、もう戦いたくはないと述べて日本を去った。
モチーフはおそらく1988年バーナード・バルーク・ハンディキャップ勝ち馬の『マイビッグボーイ』。
エラズリープライド
- 戦績:37戦18勝(内G1が5勝)
- 身長:168cm
- モデル:ボーンクラッシャー(1982年9月17日~2015年6月10日 ♂(せん馬))?
作中1回目のジャパンカップに出場した海外ウマ娘の一人。
ニュージーランド出身のウマ娘で、異名は『誇り高き美貌』。
左頬の傷が特徴的。黒色のノースリーブとスカートというシンプルなデザインの勝負服を着用しており、髪はロングヘアで後ろ髪にリボンを付けている。
一昨年のジャパンカップにも出場予定だったが、体調不良で出走回避となってしまった。
ジャパンカップを「世界に実力を見せる千載一遇のチャンス」と捉えており、言動の端々に祖国や自身の名を知らしめようとする野心が見え隠れする。
ジャパンカップでは後方からの追い込みに賭けるが、力及ばず8着入線。
12着に敗れたゴールドシチーに見送られ、帰国の途に就いた。
ニュージーランドのウマ娘にとって、ジャパンカップの制覇は「夢」とも言うべき悲願。
今回勝利を飾ることはできなかったが、いつかきっと自分の意思を継ぐウマ娘が現れ、祖国の夢を叶えてくれる日が来る。
未来への願いとともに、両国の誇り高き美貌は握手を交わしたのだった。
そして1年後……
モチーフはおそらく1986年コーフィールドステークスやコックスプレートなどを制し、「オセアニアの英雄」と呼ばれた『ボーンクラッシャー』。実際に肩には傷があった。
故郷のエラズリー競馬場には本馬の銅像が建てられており、「ボーンクラッシャー号はエラズリーの誇り」との一文が刻まれている。
- 戦績:23戦3勝
- 身長:182cm
- モデル:ペイザバトラー(1984年2月20日~1991年7月1日 ♂)?
内の方からペイザバトラー!内の方からペイザバトラー優勝です!
作中1回目のジャパンカップに出場した海外ウマ娘の一人。アメリカ出身のウマ娘。
表紙詐欺ハジける笑顔で6巻表紙担当。Yeah!
見た目は典型的なアメリカンギャルといった感じで、星のような瞳の虹彩が特徴的。髪は癖っ毛のロングヘアで両サイドをハーフアップにしている。
これまで特段目立った実績はなく、成田空港に到着した際もメディアの出迎えは皆無。「ロックじゃないねぇ」とぼやく姿も見られた。
しかしメディア好きかというとそうでもないようで、藤井記者も彼女の居場所だけは掴めず、取材を断念した。
ジャパンカップに懸けた彼女の思いと挑戦の顛末については、個別項目の方をご参照いただきたい。
モチーフはおそらく1988年ジャパンカップ勝ち馬の『ペイザバトラー』。名前の意味が逆転している。
史実では日本に種牡馬として輸入されるも、僅か1シーズンのみの種付けしかできず事故死。
だがその中から重賞牝馬パルブライト号が出たことにより、辛うじて現在でもその血は残されている。
なお、2023年5月1日には馬主の娘のリクエストで同名の馬がデビューした。
果たして活躍のほどは……?
スクールロード
- モデル:セーラムドライブ(1982年3月4日~ ? ♂)?
作中1回目のジャパンカップに出場した海外ウマ娘の一人。アメリカ代表ウマ娘。
私服はタンクトップとジャケットに
ジーンズ姿、勝負服はチューブトップにアームカバー、左右の丈の長さが極端に違うズボン姿。
モチーフはおそらく1988年富士ステークス勝ち馬の『セーラムドライブ』。ニューヨーク州に「セーラムドライブ・スクール」という
小学校があるのが元ネタではないかと考えられている。
シャーリースカイ
- モデル:シェイディハイツ(1984年5月17日~1997年 ♂)?
作中1回目のジャパンカップに出場した海外ウマ娘の一人。イギリス代表ウマ娘。
勝負服はチューブトップにミニスカート、長い
マントを羽織っている。どことなく
某英国児童文学のヒット作風味。
モチーフはおそらく1988年インターナショナルステークス勝ち馬の『シェイディハイツ』。ウマ娘関連ではヒシミラクルの母父でもある。
クラリッザ
- モデル:コンドル(1984年3月2日~ ? ♂)?
作中1回目のジャパンカップに出場した海外ウマ娘の一人。ドイツ代表ウマ娘。
勝負服は全体的に迷彩模様を取り入れた軽装。
モチーフはおそらく1988年ジャパンカップに参戦したドイツ馬『コンドル』。エルじゃないデース!よく見ると髪型が羽を畳んだコンドルに見える。
8番のウマ娘
- モデル:メジロデュレン(1983年5月1日~2009年10月15日 ♂)?
さあ先頭は、わずかにメジロデュレン!メジロデュレンが先頭か!
第33回有馬記念にてスーパークリークが引き起こした「事件」の当事者となったウマ娘。
腰まである黒髪で、両サイドの髪を一部結わえている。編み上げブーツが印象的。
モチーフはおそらく1986年菊花賞・1987年有馬記念勝ち馬の『メジロデュレン』。名前は伏せられているがメジロ牧場の生産馬であり、メジロマックイーンとは母を同じくする半兄である。
ウィンディミオ
- モデル:ウインドミル(1985年3月31日~ ? ♂)?
作中二度目の毎日王冠で初出のウマ娘。大逃げするロードロイヤルをレース後半で捉え勝利を確信するが、直後にメジロアルダン、オグリキャップ、イナリワンに次々捉えられてしまった。
勝負服はマーチング衣装風で、ロングヘアーと見間違うほどボリュームのあるロングポニテ。芦毛な事もあり
ゴールドシップを彷彿とさせる。
ついでになかなかの巨乳
モチーフはおそらく『ウインドミル』。日本ダービー…ではなく、ダートの東京ダービー覇者。
父プレストウコウはフジマサマーチのモチーフと目されるマーチトウショウの父でもある。
サープリムミック
- モデル:ミスターシクレノン(1985年4月15日~2012年2月19日 ♂)?
初登場はスーパークリークの復帰戦である京都大賞典。クリークの圧倒的スタミナに屈し2着という結果だった。ただしレコード記録に3/4バ身差で食らいついたのは充分凄い事だが
後に作中二度目の天皇賞(秋)にも参戦。
勝負服のコンセプトは「バニーガール+執事服」で、右耳に薔薇の花を象ったカチューシャを付けている。
モチーフはおそらく89年鳴尾記念の勝ち馬『ミスターシクレノン』。イナリワンが勝った1989年天皇賞(春)に出走し、16番人気ながら2着に食い込んできた事がある。
若葉マークを思わせる特徴的な形の流星を持っており、ウマ娘の方にもしっかり受け継がれている。
フェイスノーモア
- モデル:フェートノーザン(1983年4月23日~1989年12月12日 ♂)?
カサマツ所属のウマ娘。
オグリキャップとは逆に中央からカサマツに来た転入組であり、カサマツで開催された全日本ウマ娘カップでは大井の
イナリワンを破って勝利した。
飄々とした性格で、イナリを「イクラネコ」「オニギリセカンド」と間違えて呼ぶなど名前を覚えるのは苦手らしい。
……が、実際にはイナリの名前をしっかり覚えており、彼女がいずれその才能を開花させるだろうことも見抜いていた。
モチーフはおそらくJRAから笠松に移籍し交流競走で大活躍した『フェートノーザン』。笠松移籍後はほぼ全てのレースで3着以内という非常に優秀な成績を収めた。しかし1989年全日本サラブレッドカップで負傷、感染症を併発し命を落とした。
ロマンスバブリー
- モデル:アエロプラーヌ(1985年4月3日~ ? ♂)?
大井所属のウマ娘。
イナリワンのライバルとして東京大賞典に出走。この時点で11戦8勝、6連勝中と好調で、当日は1番人気に推される。
ミスターシービーからも「
生粋のトリックスター」と称されるほどの曲者であり、レースの主導権を握ってイナリのペースを乱しにかかる。
しかし、今回ばかりはイナリが冷静さを保ち続けたため……
モチーフはおそらく1989年川崎記念勝ち馬の『アエロプラーヌ』。マルゼンスキーの産駒で、作中では
マルゼンスキーに注目される描写があった。
決して名前にシンパシーを感じているわけではない、多分
フユノナカスミ
- モデル:アラナスモンタ(1984年3月25日~ ? ♂)?
大井所属のウマ娘。
ロマンスバブリーと同じく、イナリワンのライバルとして東京大賞典に出走した。
イナリの中央転属についても噂を聞いていたらしく、「そう言われると何が何でも勝たせたくなくなる」と対抗心を抱く。
レース終盤ではズルズル失速するロマンスバブリーを尻目に前に出るが、「領域」に覚醒しかけたイナリワンに躱され惜しくも2着。
レース後はロマンスバブリーとともにイナリの前に現れ、中央転属が決まった彼女を涙ながらに見送った。いや…大井と府中すこぶる近ぇだろうがよい
モチーフはおそらく1988年東京大賞典出走馬の『アラナスモンタ』。母の名前が『フユノアダルト』。調教中に逆走してきた馬と正面衝突して予後不良になったという悲しい逸話を持つ。
ヤマノサウザン
- モデル:フジノノーザン(1985年4月16日~ ? ♀)?
外伝に登場したカサマツ所属のウマ娘で、東海ダービーの覇者。
オグリがカサマツを去って以来丸くなったフジマサマーチのことを快く思っておらず、「お前にはオグリしか視えてないか」と挑発を行う。
そして東海ダービーと同条件の重賞レース、岐阜王冠賞にて再びマーチと対決。彼女の「眼」がかつての鋭さを取り戻したことに喜びを抱くが……?
てか、趣味がマーチグッズの収集って時点でお察しだが
モチーフはおそらく1988年東海ダービー勝ち馬の『フジノノーザン』。
カイラーサアメン
- モデル:カイラスアモン(1984年4月28日~ ? ♂)?
作中二度目の天皇賞(秋)に出走したウマ娘。だが実は言及こそないものの一度目の天皇賞(秋)でも描かれているコマがいくつかある。
作者ツイートによればデザイン段階では「
リンポテアメン」という名前だったようだ。
ツインテール+
魔法少女風の勝負服で、「若干骨太」との事。
モチーフはおそらく88年の東京新聞杯の勝ち馬『カイラスアモン』。
ツリーエナジー
- モデル:キリパワー(1985年4月21日~2003年9月30日 ♂)?
作中二度目の天皇賞(秋)に出走(ry
タンクトップ+
スパッツで、スカートというよりは腰布をベルト留めしたようなスポーティな勝負服。
モチーフはおそらく89年の目黒記念勝ち馬『キリパワー』。
ディクタアース
- モデル:ディクターランド(1985年4月3日~2014年6月8日 ♂)?
作中二度目の天皇賞(ry
名前だけは皐月賞の時点で出ていたが(2着)その時は後ろ姿の1コマのみで、顔が明らかになったのは天皇賞になってから。ディクタストライカを垂れ目にした感じ。
勝負服の詳細は不明だが、右腕はノースリーブで左腕は
萌え袖という特徴的なジャケットに見受けられる。
モチーフはおそらく1987年函館3歳ステークス勝利馬『ディクターランド』。名前から察せられる通りディクタス産駒で、史実ではこの天皇賞が引退レースとなった。
ディクタストライカのモデルと思しき同期同馬主同牧場生まれのサッカーボーイと比べると、父と母父が同じなので血統的にもかなり近く、それが似た顔になった理由と思われる。
フィリップザスノウ
- モデル:フレッシュボイス(1983年5月9日~2007年6月12日 ♂)?
大外からぐんぐんとフレッシュボイス!大外からフレッシュボイス!!
作中二度目の天(ry
こちらも実はそれ以前からの登場があった。作中一度目の有馬記念で「領域」を発動させたタマモクロスに抜かれて涙目を見せていたのが彼女。
ハープトップ+スパッツでジャージの上着を腰で結んで腰布風にしているという、かなりラフな勝負服。作者ツイートでも「すごく走り易そう」とされている。
うっすら割れた腹筋を惜しげもなく晒しており、作者ツイートでは「少し筋肉質」との事。作者の性癖もうっすらと見える
モチーフはおそらく1987年の安田記念を勝った『フレッシュボイス』。
名前の由来はフレッシュボイスの父が「フィリップオブスペイン」なのと、第33回毎日杯を制した時の杉本清氏の名実況「雪は止んだ!フレッシュボイス1着!」からか。
マイル~中距離の重賞戦線で幾度となく掲示板入りした善戦マンであり、1988年毎日王冠や有馬記念などにも参戦していた。
ティトロライド
- モデル:ダイゴウシュール(1985年6月6日~ ? ♂)?
作中二度目(ry
片目隠れ、垂れ目、ゆるい口元、和風ドレス勝負服、クソデカリボン
そして爆乳と、外見に多くの属性を持つウマ娘。
作者ツイートのデザイン絵を見る限りでは内股気味でややふっくらしたプロポーションと、アスリートのウマ娘としてはなかなか異質な存在。
デジたんめいたアトモスフィアがある
モチーフはおそらく1989年安田記念で2着の『ダイゴウシュール』。
シーフクロー
- 戦績:17戦6勝
- 身長:188cm
- 好きなこと:目立つこと
- 嫌いなこと:顔と名前を覚えること
- モデル:ホークスター(1986年2月19日~2003年 ♂)?
最狂!最恐!我、最強!!
作中2回目のジャパンカップに出場した海外ウマ娘の一人。
アメリカ出身のウマ娘で、異名は『米国の暴君』。どこぞの三冠馬かな?
筋骨隆々の堂々たる体躯を誇り、左肩には鷹のタトゥーを入れている。
単行本13巻表紙担当。炎のような赤髪で、勝負服の上は白地と黒メッシュのタンクトップにファー付きコート、下はダメージドジーンズに迷彩柄のロングブーツと極めて男性的。
男性トレーナーが着ても違和感がないぞ! やったね!
見た目も言動も野生児そのもので、初登場時にはアメリカンドッグを串ごと噛み砕いて食べるという破天荒ぶりを見せた。
一人称は「私様」。カッコイイからという理由で常時勝負服を着用している。
久住太陽の性癖全部見せます!
記者会見では盛り上げのために挑発的な言動を取る一幕もあり、プロレスラーエンターティナーの気質も持ち合わせている様子。
芝2400mの世界レコードを保持し、本国のレースではオベイユアマスターを下した実績もある実力者。
しかしジャパンカップはスーパークリークとオグリキャップに圧され、3番人気での出走となる。
自らの実力を観衆に見せつけるべく逃げを志向したが、内から飛び出したイブビンティに先頭を奪われ激昂。
そのまま2人で飛ばしに飛ばし、2000mまでを日本レコードのタイムで走破する。
しかしそんなペースでゴールまでもつはずもなく、最後は力尽きて5着入線となった。
レース後はイブビンティ共々ターフに倒れ込み、ドでけぇ夕陽の下で友情を築く。
帰国前に出演したワイドショーでも「レースが盛り上がったのは私様とイブの活躍あってこそ」と主張し、レースを創った(そして、イブビンティにも先着した)自らの強さをアピールしていた。
暴君は最後まで首を垂れることなく、彼女なりのショーマンシップを貫き通したのである。
モチーフはおそらく1989年オークツリー招待ハンデキャップ・セクレタリアトステークス勝ち馬の『ホークスター』。シルヴァーホーク産駒の牡馬で、ウマ娘化された同父の競走馬としてはグラスワンダーがいる。
だからといってグラスがみたらし団子を串ごと食べたりはしない、いいね?
キャリーズルーム
- 戦績:17戦7勝
- 身長:172cm
- 誕生日:3月5日
- 好きなこと:読書
- 嫌いなこと:目立つこと
- モデル:キャロルハウス(1985年3月5日~2008年2月8日 ♂)?
作中2回目のジャパンカップに出場した海外ウマ娘の一人。
イギリス出身のウマ娘で、異名は『ミステリアスな王子様』。
貴重なボクっ子
サングラスと左右に3つずつつけたヘアピン、左目の下に縦二連で付いた
泣きぼくろが特徴的。どことなく芸能人風味。
凱旋門賞を制した実力者であるが、メディアへの露出は好まない秘密主義……ではなく、単純に人見知りな気質の模様。
ジャパンカップでは史上空前のハイペースに「このままじゃボク達全員殺される」と驚愕。その後は精彩を欠き、掲示板争いすらできずに沈没する。
レース後は意気消沈となり、気丈に振る舞うシーフクローを呆れ交じりに称賛する姿も見られた。
同郷のムーンライトルナシーやイブビンティ、トニビアンカとはかねてより付き合いがあるようで、イブビンティの凄まじい前向きさには若干引き気味な模様。
モチーフはおそらく1989年凱旋門賞馬の『キャロルハウス』。
引退後日本にも一時期輸入されており(後に再輸出)、オグリキャップ号の長男を撃破した2024年1月時点でのJRA重賞勝利最年長馬エイシンサンサンを輩出している。
イブビンティ
- 戦績:20戦8勝
- 身長:160cm
- 誕生日:3月22日
- 好きなこと:みんなを楽しませること
- 嫌いなこと:細かい作業
- モデル:イブンベイ(1984年3月22日~2012年12月10日 ♂)?
きらめきサンサン みなぎるパワー!勝利をこの手に!!イブビンティ!!!
作中2回目のジャパンカップに出場した海外ウマ娘の一人。
イギリス出身のウマ娘でムーンライトルナシーの知人、異名は『じゃじゃウマお嬢様』。
異名の通りのお嬢様然とした勝負服だが、前任のムーンライトルナシーに比べて令嬢らしさはあまり感じさせない。
というかどう見てもカワカミの同類で、おまけイラストでも貴族の皮を被ったゴリラと呼ばれている
単行本13巻の発売に合わせ、週刊ヤングジャンプ付録の着せ替え表紙を担当したのだが、
ドレス風の勝負服のみならず髪も瞳も鮮烈なピンク色という衝撃的な姿だった。
ますますカワカミ度が増した
また、瞳孔が線の太い十字型になっているのも特徴的。
セレブなので日本語ペラペラなのだが、時折ソドム語日本語の発音を英単語の発音に置き換える独特な話し方をする。
例:鬼に金棒→鬼にcan not bow
目下4連勝中の欧州中距離チャンピオンであり、ジャパンカップはシーフクローに次ぐ4番人気で出走。
欧州中距離チャンピオンのプライドを胸にシーフクローとの逃げ争いを演じ、史上空前のハイペースで府中のターフをぶっ飛ばす。
当然ながらゴールまでもつはずもなく、最後はシーフクローにかわされて6着入線となった。
レース後は同郷のムーンライトルナシーらと談笑し、レースが盛り上がったことへの満足感を口にする。
「2000mまでなら勝っていた」「負けたのは400mだけだから5倍勝ってる」との謎理論を展開し、周囲を若干引かせる一幕もあった。なおトニビアンカさんだけは笑顔
史実通りならこの翌年も日本にやってくることになるのだが、果たして……?
モチーフはおそらく1990年アイルランドセントレジャー勝ち馬の『イブンベイ』。
史実ではムーンライトルナシーのモチーフ馬ムーンマッドネスと三度対戦しており、着順では2勝1敗で着差も近く良きライバル関係にあった。
また引退後日本に輸入され、後にゴールドシップ号も住むことになるビッグレッドファームで余生を過ごした。
ラントゥザトップ
- 戦績:12戦6勝
- 身長:177cm
- モデル:トップサンライズ(1985年4月6日~ ? ♂)?
作中2回目のジャパンカップに出場した海外ウマ娘の一人。フランス出身のウマ娘。
ウェービーヘアにヘアバンドを着用し、勝負服はテニスウェア風味。
そばかすがチャーミング。
モチーフはおそらく1989年ロイヤルオーク賞勝ち馬の『トップサンライズ』。
サティアス
- モデル:アサティス(1985年3月28日~2007年5月13日 ♂)?
出るからにゃ1位だ! 全員ぶっ潰す!
作中2回目のジャパンカップに出場した海外ウマ娘の一人。アメリカ出身のウマ娘。
海外勢ではあるが非常に小柄で、たいへんに目つきが悪く言動も荒々しい。
勘違いしないでほしい 僕は低身長も細身も好きだ
勝負服はなぜか日本の特攻服を使用しており、「天下無双」「最速最強」「英吉利代表砂帝阿栖」の刺繍を入れている。
まあ特服ってアイドル親衛隊の正装でもあるし多少はね?
モチーフはおそらく1989年イタリアジョッキークラブ大賞勝ち馬の『アサティス』。
実は種牡馬として大成功を収めており、フェブラリーステークス・ジャパンカップダートを制した98世代のダート王、ウイングアローを筆頭にダート戦線の活躍馬を多数輩出した。ああ、砂帝ってそういう……
母父としても全日本2歳優駿を勝ったラブミーチャン他重賞馬を複数送り出す活躍を見せ、後継種牡馬もスマートボーイがそこそこの成績を残すなど、地味ながらその血は日本競馬に根付いている。
今後は本馬の血を引く子孫の実装が期待できるかもしれない。でもあまりに目つき悪いのは勘弁な!
- 戦績:31戦14勝
- 身長:150cm
- モデル:ホーリックス(1983年10月7日~2011年8月24日 ♀)?
世界を変えるのに3分もいらない。
作中2回目のジャパンカップに出場した海外ウマ娘の一人。ニュージーランド出身のウマ娘。
14巻の表紙担当。
癖のあるロングヘアで、左耳にはエラズリープライドのものとよく似た飾りを着用。後ろ髪にリボンを付け、首には革ベルトのチョーカーを巻いている。
体格はオグリキャップより大分小柄で、
両眼の色が微妙に異なる。あと巨乳
マイルCSの疲れを癒すべく健康ランドを訪れたオグリの前に現れ、成り行きから岩盤浴の作法を伝授。
オグリのハートをがっちり掴み、「健康ランド師匠」の名をめでたく頂戴する。
自らの立場には思うところがあるらしく、故郷を懐かしむオグリの言葉に「貴方は貴方として愛されているのね」とこぼす一幕もあった。
彼女の発言の真意と日本にやってきた理由、そしてオグリとの勝負の帰趨については、個別項目を参照いただきたい。
モチーフはおそらく1989年ジャパンカップ勝ち馬の『ホーリックス』。
「オグリキャップが恋した女」として知られる牝馬で、来日した彼女がオグリキャップの馬房前を横切った際、
普段なら最優先でこなすはずの食事を中断して首を上げたという逸話が残っている。
劇中におけるオグリのデレた態度はこの逸話を恐らく再現したもの。
史実において結局2頭の交配は叶わなかったものの、妹であるハルクザヘラルドが日本に輸入され、オグリとの間にモルトグレイスという牝馬を設けている。
ダイナムペインター
- モデル:ダイナカーペンター(1984年5月17日~1995年8月 ♂)?
作中二度目の有馬記念に出走したウマ娘の一人。上述のダイナムヒロインと同じく前髪パッツンにしている。ダイナム家の掟なのだろうか
スタートと同時に前に飛び出し逃げを打つが、それを追走する形で現れたのがよりにもよってオグリで、しかも(彼女視点では)オグリは怪物のごとき凄まじい形相で追ってくるので
ダイナムペインターにとっては怪物の影に怯えながら絶叫を上げつつ半泣きで逃げ続ける地獄のようなレースになってしまった。
モチーフはおそらく1988年阪神大賞典をタマモクロスと同着勝利した『ダイナカーペンター』。
ソメイポラリス
- モデル:サクラホクトオー(1986年4月3日 - 2000年3月16日 ♂)?
作中二度目の有馬記念に出走したウマ娘の一人。薄い色のロングヘア―に道着のような勝負服を着ている。ボクっ娘。
オグリとダイナムペインターの暴走で荒れるレースに強い危惧を示した。
モチーフは恐らくサクラチヨノオーの半弟であり、1988年に兄と同じ朝日杯3歳ステークスを制しその後GIIで2勝をあげた『サクラホクトオー』(サクラ=ソメイ、ホクト(北斗)=ポラリス)。
兄サクラチヨノオーがウマ娘化されたのに対し、弟の彼は仮名での登場となった。
ミルワカバ
- モデル:オサイチジョージ(1986年4月13日~ ? ♂)?
先頭はオサイチ!オサイチが逃げた!オサイチが逃げた!
オグリキャップらの1つ下の世代のウマ娘。
褐色肌で瞳には×の字模様、前髪には白抜きの「く」の字マークとたいへん特徴的な容姿で、頭部には牛の角を思わせるカチューシャを装着している。
そのうえボクっ娘と属性過積載な期待の新鋭。あとすごい巨乳
有馬記念以来どうにも調子の上がらないオグリキャップの前に現れ、あからさまなメスガキムーブで挑発を敢行。
安田記念のステップレースを初対戦の舞台と見定め、「このミルワカバが叩き潰してあげます」と高らかに勝利を宣言する。
……しかし、オグリ陣営はステップを使わず安田記念に直行することを決めており、顔を真っ赤にして逃走する羽目になってしまった。生き恥
ベテラントレーナーに師事し、華々しくデビューを飾ったミルワカバ。
その走りは"天翔"カツラギエースの再来とも言われ、次世代のホープとして多くのファンの注目を集める―――はずだった。
ミルワカバが大々的に取り上げられるはずだった専門誌、その表紙を飾ったのは1つ上の世代の怪物……オグリキャップ。
誌面のほとんどは彼女とタマモクロスに割かれ、ミルワカバの話題は僅か一段分のベタ記事でしかなかった。
まあ、最初はこんなもの。次はもっと派手に勝ち、自分に注目を集めてみせる。
悔しさをモチベーションに換え、ミルワカバはトゥインクル・シリーズの世界を駆け上がった。
……しかし、現実はあまりにも厳しく、そして残酷だった。
好パフォーマンスで勝ち上がっても、グレードレースを制しても、注目されるのは常にオグリキャップ。
それでもミルワカバは前を向き、来たる直接対決に向けての決意を新たにしていた。だが……
ミルワカバと苦楽を共にし、時にはライバルとして競ってきた同世代の親友。
彼女の心はもはや折れ、走る意味を見出せなくなってしまっていた。
どれだけ走っても、誰も自分たちのことなど見てはくれない。
上の世代にはオグリキャップや永世三強、下の世代にも
有望なウマ娘が控えている。
優秀なウマ娘たちに挟まれた「谷間の世代」―――それが自分たちに対する、もはや覆しようのない世間の評価。
親友が牛角カチューシャを残して去り、独り教室に残されたミルワカバ。
突きつけられた現実への絶望と、受け入れ難い哀しみ。そのすべては怨嗟となり、元凶たる芦毛の怪物へと向かった。
モチーフはおそらく1990年宝塚記念に勝ち、1989年クラシック世代唯一の古馬G1馬となった『オサイチジョージ』。
名前は父馬ミルジョージと母馬サチノワカバの合わせ技と思われる。
「く」の字型の特徴的な流星がトレードマークで、ミルワカバの前髪の模様にもしっかり反映されている。
89年クラシック世代の競走馬は未だウマ娘化されておらず、選ばれるとすれば本馬だろうと言われていたため、変名での登場を残念がる声も多く聞かれた。
ブライトロック
- モデル:ホワイトストーン(1987年4月2日~1998年2月4日 ♂)?
白い名脇役
モチーフはおそらく1990年セントライト記念勝ち馬の『ホワイトストーン』。
父馬はタマモクロスと同じシービークロスでありかつ同じ芦毛であり、容姿が似ているのはそのためと思われる。
クラシックは勝てなかったものの好走を続け、次世代の主役候補として注目を集めたのだが……
オグリキャップらがターフを去った後に天下を取ったのは、奇しくも
同世代の別の芦毛馬であった。
アニメのseason2にはヴァイスストーンの名で出演し、いくつかのレースに顔を出している。