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恐竜族(遊戯王OCG)

登録日:2021/11/18 Thu 00:00:13
更新日:2024/12/21 Sat 15:39:15NEW!
所要時間:約 7 分で読めます





うおおおおー!!

恐竜さんのDNAが目覚めるザウルス!


恐竜族とは、遊戯王OCGにおけるモンスターの種族の1つ。


概要

そのイメージに違わず、戦闘要素を中心に据えたパワフルなモンスターが多い。
モンスターとの殴り合いに主眼を置いた分、魔法・罠カード対策はややおざなりだったりもする。
地属性炎属性の比率が高め。

第1期から存在する最古参の種族であるものの、他と比較するとフィーチャーされる機会はかなり少なく、不遇種族の代名詞にもなっていた。
散発的に注目されるカードがあっても、【恐竜族デッキ】としての評価ではなく単に汎用性の高い効果がたまたま恐竜族に関係したカードだったという具合。
評価の変遷をざっくりまとめると以下の通り。

  • 《二頭を持つキング・レックス》(攻撃力1600)や《大くしゃみのカバザウルス》(攻撃力1700)といった、明らかに他の種族より劣るバニラが長い間下級アタッカーの主力。
    サポートカードも《荒野》だの《超進化薬》だの厳しい性能
  • アニメ遊戯王GXでのプッシュがある以前は、精々「《ディノインフィニティ》の存在から種族デッキを組む意義がある」という程度の評価。
    逆に言えば、《ディノインフィニティ》を使わないのであれば、わざわざ種族デッキを組む意義は無いに等しい状況であった
  • そしてGXでプッシュが始まると、《究極恐獣》をはじめ魅力のあるカードが多数収録される。
    のちに優秀なサーチカードの《化石調査》も登場し、安定性も増した
  • しかしそこから恐竜族強化はパタリと止まってしまう。
    評価されたのは汎用的な効果を持つ恐竜族Xモンスターだったり、恐竜族を素材にするドラゴン族Xモンスターに限られる
  • 第9期に至っては忘れ去られたのか、約2年経過しても新規恐竜族が《幻創のミセラサウルス》1枚だけという侘しい状況

この状況であったため、そもそも恐竜族を気に留める人すら減ってしまい、「氷河期」だの「絶滅したよ」だのとネタにされていた。

大きな転機となったのは第9期終盤に発売されたストラクチャーデッキR「恐獣の鼓動」である。
デッキの潤滑油から展開補助やら切り札まで、9期の環境でも第一線で活躍できるパワーをもった恐竜族が数多く収録され、種族デッキが格段に強化された。
たちまち他所のデッキとタッグを組んでトップ争いに加わるなど、誉れの時を迎えるに至った。
不遇と言われていたころが遠い昔のようである。

アニメでの活躍といえば、やはりGXティラノ剣山が代表的だろう。
GX期の恐竜族プッシュに合わせて様々な恐竜族モンスターやサポートする魔法・罠カードを使用しており、層の薄かった恐竜族カードを潤してくれていたことは恐竜族使いから高く評価されている。
他のキャラでいうと、恐竜族とドラゴン族の混成デッキで切り札格は殆どドラゴン族のダイナソー竜崎*1
ARC-Vで【らくがきじゅう】を使用した原田フトシ、VRAINSで【ダイナレスラー】を使用した鬼塚豪などがいる。
ZEXALで登場した陸王と海王は「ヤンキー要素を含めた恐竜族」というかなり変わったモンスター群を使っている。
更にGXでは他にも、三沢大地が【ウォーター・ドラゴン】関係で少々使用している。


特徴

先にも述べた通り、戦闘に特化した効果やステータスが多いことが一番の特徴。
攻撃性能が高いモンスターを「進化薬」などのサポートカードを駆使して場に出し、制圧を狙うビートダウンを勝ち筋に据えている。

他には以下の特徴も挙げられる。

  • 破壊ギミック活用
自分のカードを自発的に破壊していくコンボ効果が多く見られる。
この際はフィールド上に限らず、なんと手札やデッキの中の恐竜族を破壊する。
一見するとコストやデメリットとして破壊させているのだが、後述する通り破壊されることで効果を発揮するモンスターがいるため、むしろメリットになっている。
真竜共々、自分のカードを破壊するという概念に大きな変革をもたらした。

  • 除外ギミック活用
《幻創のミセラサウルス》や《究極進化薬》など、積極的に恐竜族カードを除外する動きも見受けられる。
また除外をトリガーに特殊召喚する《ジャイアント・レックス》も存在する。
ただ、除外した後の恐竜族の用途は少なく、《ディノインフィニティ》の打点上げか《オーバーテクスト・ゴアトルス》の召喚に利用するのが精々。
その一方で、除外ギミックが増えたことで《ディノインフィニティ》の使用に特別な構築を意識しなくてもよくなったという側面もある。

  • EXデッキへの依存度が低い
一般的な種族デッキやテーマデッキであれば、展開補助やエース・切り札役のカードをEXデッキのカードに委ねている場合が多い。
しかし、恐竜族デッキは展開・戦闘・制圧いずれもメインデッキのカードが大きな役目を担っており、その分EXデッキに余裕を持たせられるので、子供のお弁当よろしく好きなものを比較的自由にEXデッキに詰め込むことができる。
恐竜族が他デッキに出張する際はこの利点を存分に生かし、貴重なEXデッキの枠を気前よく出張先に譲り渡すことができる。
また、EXデッキへの依存度が低いという事は、相手のEXデッキメタの被害を受けにくく、こちらは両者に影響するメタカードを無理なく組み込む事が可能。
ただし、Xモンスターであるエヴォルカイザーを切り札にする場合は注意が必要。


代表的な恐竜族関連カード

個別項目のあるものは下線付きで表記。これ以外は タグ:恐竜族 も参照。

メインデッキの恐竜族モンスター

  • 《セイバーザウルス》(☆4)
攻撃力1900という恵まれた攻撃力を持ち、《レスキューラビット》を使うデッキに採用されていた。
地属性や恐竜族を指定するXモンスターを出せることがメリットとなる。
下記の《メガロスマッシャーX》が登場するまで、長らく恐竜族の下級通常モンスター最高の攻撃力を誇っていた。
現在では4枚目以降の《メガロスマッシャーX》として採用になるか、属性を活かして差別化していくことになるだろう。
偶然にも「セイバー」モンスターに属するために、《総剣司令 ガトムズ》などのサポートを受けることができる。

  • 《二頭を持つキング・レックス》(☆4)
原作出身のカードであり、作中では「恐竜族最強レアカード」と評されたカード。
だが、上記の《セイバーザウルス》を始め、より強力なカードが登場してしまっている。
《ブラキオレイドス》や《メカ・ザウルス》の融合素材であるため、《融合派兵》に対応しているという点などを活かす必要があるだろう。

  • 《メガロスマッシャーX》(☆4)
攻撃力2000と恐竜族の下級通常モンスターで最高攻撃力を持つ。ちょくちょく出てくる「2000打点と低防御のバニラ」の1体。
【レスキューラビット】に恐竜族または水属性を採用する際は最有力候補。
こちらは《エヴォルカイザー・ラギア》・《バハムート・シャーク》といった強力なモンスターの素材にもなれることがメリットとなる。
フレーバーテキストを見る限り、一応恐竜族ではあるのだが「古代世界に突如現れた半機械のバイオノイド」という設定から、むしろ機械族サイキック族サイバース族のような存在。

上級通常モンスターとしては初めて攻撃力2500の壁を破ったことで話題になった。
…のだが、実際のデュエルではイマイチ存在感を発揮できなかった。
今では一応、《ロストワールド》を使うデッキなら採用の余地がある。
しかし2023年3月に発売された「デッキビルドパック ワイルド・サバイバーズ」で相性の良いカードが登場すると一変。【超越竜】デッキのキーカードとなる程の大躍進を遂げた。

恐竜族のサーチor墓地肥やし、更に蘇生効果まで備えている恐竜族のメインエンジン。
恐竜族デッキを作るにあたっては、「入れない理由が無い」と断言できるほど。
そのため、【真竜】&【竜星】との混合構築が環境で活躍した頃には、純【恐竜族】にとってはとばっちり以外の何物でもない形で制限カード指定を受けてしまった事がある。

  • 《珠玉獣-アルゴザウルス》(☆1)
二枚目の「進化薬」サポートカード。
恐竜族のお家芸である手札破壊によって進化薬、もしくは爬虫類族・海竜族鳥獣族モンスター1枚をサーチできる。

効果破壊されることで、デッキから下級恐竜族を特殊召喚するカード。
登場してから長いこと日の目を見る機会が無かった1枚だが、「ストラクチャーデッキR-恐獣の鼓動-」では自分のカードを破壊しコンボにつなげる効果が多く見られる。
特に手札・デッキのカードを破壊する手立てが増加しており、これが「どこから破壊されても効果を発動できる」というテキストと奇跡的にかみ合い、功を期して恐竜族の大躍進に繋がっている。
同ストラクの特性と《ベビケラサウルス》の親和性から、「このストラクは《ベビケラサウルス》の効果に着目して設計された」と実しやかに噂されているが、
これが本当だとすると、指針を与えてくれた彼は冷遇脱却の一番の貢献者と呼べるかもしれない。

  • 《幻創のミセラサウルス》(☆4)
フィールド上の恐竜族への耐性付与と展開効果を備えている。
数ある手札誘発の中でも、《魂喰いオヴィラプター》や《化石調査》で簡単に手札に加えられるという大きな利点がある。
2つ目の効果も、小粒モンスターを呼んで更なる展開につなげるも、《ディノインフィニティ》を呼んで一気に決着をつけるも自由自在。
第9期の恐竜族逆襲の切っ掛けを作ったということも含めて、恐竜族の救世主。

  • 《ジャイアント・レックス》(☆4)
「ゲームから除外される」という、一風変わった条件で特殊召喚される。
《幻創のミセラサウルス》や《究極伝導恐獣》、《究極進化薬》などトリガーにはこと欠かさない。
下級モンスターながら2000という攻撃力を持つが、直接攻撃できないデメリットを持つ。
遊戯王DM初出のカードであり、初登場から長い年月を経てOCG化された。

ゲームから除外された恐竜族に比例して攻撃力を得る。
恐竜族限定の《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》だが、倍率はなんと1000と非常に高いため、意外と簡単に高打点をこしらえることができる。
恐竜族の全体的なパワーがまだまだ低かった時は、他の上級を差し置いて恐竜族の切り札扱いを受けていたほど。
第9期梃入れ方針の1つでもある除外活用とも相性が良く、《幻創のミセラサウルス》の効果で攻撃力4000の状態で手軽に来てくれるようになった。
今では頼れるエースも沢山出てきたものの、下級らしい取り回しの良さと、単純すぎるが故の隙の少なさもあって今でも現役を貫いている。

  • 《ダイナレスラー・パンクラトプス》(☆7)
ダイナレスラーの名を冠した、究極的な汎用カード。
サイバー・ドラゴン》と《ならず者傭兵部隊》を足して2を掛けた能力を持っている。
どんなデッキでも活用できる程の万能っぷりが光るが、恐竜族デッキであれば《プチラノドン》や《究極進化薬》など豊富なアクセス手段を活用できるため、現在は準制限カード指定。
こちらも純【ダイナレスラー】にとってはとばっちり以外の何物でもない形である。

  • 暗黒恐獣(ブラック・ティラノ)》(☆7)
恐竜族初の最上級モンスターにして恐獣の開祖。
高い攻撃力で直接攻撃できる効果を持つが、条件が「相手フィールドに守備表示モンスター以外のカードが存在しない場合」と非常に厳しい。
こんな条件を満たせる相手は恐らく【超重武者】くらいしか居ないだろう。
現在までエラッタもなされず恐竜族の本格強化が始まると同時に最高打点という長所も失い、完全に埋もれていった。

  • 究極恐獣(アルティメットティラノ)》(☆8)
召喚条件もなく、攻撃力3000で全体攻撃*2を行う優秀なダメージソース。
GX期に出た中では結構な性能を持っており、かつては《ディノインフィニティ》共々恐竜族のエース役を担っていた。

  • 超伝導恐獣(スーパーコンダクターティラノ)》(☆8)
「ストラクチャーデッキ-恐竜の鼓動-」の切り札として登場したモンスター。
攻撃力はなんと3300と、召喚条件もなくデメリットを持たないモンスターとしては最高の攻撃力を持つ。
自身の攻撃を放棄&自分フィールドのモンスター1体と引き換えにダメージを与える効果も持つが、高い攻撃力とは少々嚙み合っていない。

  • 《らくがきじゅう-てらの》(☆8)
一言で例えれば「調整版《ダイナレスラー・パンクラトプス》」。
恐竜族1体でアドバンス召喚できるコスト低減効果と、場に恐竜族が存在するなら自分・相手のメインフェイズに自身を召喚し相手のモンスターを破壊する効果を持つ。
《ダイナレスラー・パンクラトプス》と比較すると「場に恐竜族が必要なので恐竜族デッキでなければ使いづらく、リリースコストを要する」「破壊対象はモンスターのみ」である代わりに、「効果使用後も場に残る」「対象を取らない破壊」という点が勝る。
もちろん、恐竜族デッキであれば両者の共存も可能。

  • 《ジュラック・アウロ》(チューナー・☆1)
ジュラックモンスターの1体。《幻創のミセラサウルス》1枚の除外で簡単に来てくれるため、素材数稼ぎに最適。
効果についても自身をリリースすることで他のジュラックを蘇生させることができ、S召喚の調整に利く。
《ジュラック・メガロ》同様、実は意外と少ない恐竜族レベル1チューナーなので、効果目当てでなくとも採用の余地はある。

  • 《スクラップ・ラプター》(チューナー・☆4)
スクラップモンスターの1体。
取り回しの良さもさることながら、恐竜族の当流でもあるセルフ破壊の効果も備えているため、《ベビケラサウルス》や《プチラノドン》で呼ぶにも、あるいは破壊する役にも適している。
2024年11月時点では唯一のレベル4恐竜族チューナーなので、高レベルSモンスターを用意するなら採用しておきたい。

  • 《オーバーテクス・ゴアトルス》(特殊召喚・☆7)
魔法・罠に対するカウンター効果と、墓地に送られた際に進化薬をサーチする効果を持つ。
コントロール性は高いので制圧役に据えることも可能だが、自前の召喚条件が難しいので《究極進化薬》で出すことになる。
或いは手軽な進化薬サーチ役として墓地に置くことをだけを考えるのも手。
例えばシャドールとの混成デッキでは、《影依融合》で《エルシャドール・ミドラーシュ》の素材になりつつ、デッキから墓地に行くことで薬をサーチできて無駄がない。

  • 究極伝導恐獣(アルティメットコンダクターティラノ)》(特殊召喚・☆10)
上記《究極恐獣》と《超伝導恐獣》(と《暗黒恐獣》)のリメイクにあたり、「ストラクチャーデッキR-恐獣の鼓動-」の看板を務めている。
全体攻撃効果は任意効果となり、更に攻撃力が上がり、加えてバーン効果に相手の展開にブレーキをかける効果まで有している。
特殊召喚モンスターとは言え、その自前の召喚条件も緩いばかりか、《究極進化薬》で呼び出す手立てもあるため、強さに反してアクセス手段にも困らない。
過去の恐獣達の良い所取りをした効果を持った名実共に恐竜族の切り札となっている。


エクストラデッキの恐竜族モンスター

  • 《プラグティカル》(融合・☆5)
  • 《ブラキオレイドス》(融合・☆6)
前者は「《トラコドン》+《フレイム・ヴァイパー》」、後者は「《二頭を持つキング・レックス》+《屍を貪る竜》」を融合素材に指定する融合モンスター。
いずれも効果無しのバニラモンスター故に《簡素融合》(前者は加えて《簡易融合》)で出せるので、リリース要員やX素材の捻出に一役買ってくれる。

  • 《超越竜ギガントザウラー》(融合・☆12)
超越竜の融合枠。「恐竜族モンスター+通常モンスター」を融合素材に指定する。
通常モンスターをデッキに組み込む必要があるとは言え、素材指定自体は緩い部類であり、3800という高い攻撃力が目を引く。
特殊召喚時には墓地の恐竜族をサルベージできるため、融合召喚で消費しやすいリソースの回復に有用。
破壊されても墓地の通常モンスターをデッキに戻せば自己再生できる上、蘇生に成功した場合は自分・相手のカードを能動的に1枚ずつ破壊できるので、更なるコンボに繋げられる。

  • 《ダイナレスラー・ギガ・スピノサバット》(シンクロ・☆8)
ダイナレスラーに属するSモンスター。チューナーに恐竜族を指定する。
「戦闘時の魔法・罠カード封殺」・「自身以外への攻撃不可」・「相手モンスターの破壊」・「自身の破壊を自分フィールドのカードで肩代わり」の効果を持つ。
いずれも汎用性が高い効果なので、激戦区であるレベル8シンクロの中でも使いやすい部類の1体。

他のXモンスターの素材の肩代わりができるサポートモンスター。
…だが、効果が限定的すぎる事とランク5にしては攻撃力も心許ない。一応ランク5の中では最高の守備力を持つ。
下記《No.61 ヴォルカザウルス》と同じパックかつ同じレアリティでどちらかしか出ず、多数のデュエリストを嘆かせた。
だが完全なカスレアというわけではなく、素材縛りのない《FA-クリスタル・ゼロ・ランサー》の下敷き役という唯一の地位を6年にわたり守り通した猛者。
そんな需要の為に《No.61 ヴォルカザウルス》再録後は、こちらの方が高額という逆転現象が起こっていた。
現在ではその座ももっと便利なモンスターに取って代わられているが、一時期環境に顔を出したというのはすごい事である。

効果破壊と効果ダメージを与える、X召喚黎明期に出たとは思えないほど強力な1枚。
今でこそ他に優秀なランク5モンスターも増えてはいるものの、素材縛りが無い事もあってランク5を扱うデッキでは選択肢に入る。
一方で【恐竜族】デッキではランク5の扱いに長けていないのでX召喚を狙うのは難しい。


魔法・罠カード

恐竜族と他の種族のモンスターを墓地コストにして、最上級恐竜族モンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する。
「メインデッキに入る制圧役」の使い勝手を良くしてくれている。

  • 《化石調査》(通常魔法)
レベル6以下の恐竜族をサーチするカード。
同じ種族サーチの《増援》や《炎舞ー「天キ」》と比較してレベル制限が緩くなっている。
《ダイナレスラー・パンクラトプス》等のレベル7以上はサーチできないものの、間に《魂喰いオヴィラプター》を挿むことでレベル7以上もサーチが可能になる。
今でこそ優秀な恐竜族をサーチできる強力なカードと認知されているものの、第9期の梃入れがあるまでは「宝の持ち腐れ」という評価を受けていた。

  • 《ロストワールド》(フィールド魔法)
  1. 恐竜族以外の全体弱体化効果
  2. 恐竜族の召喚・特殊召喚時、『ジュラエッグトークン』を相手フィールドに特殊召喚できる効果
  3. 相手フィールドにトークンがある間、相手がトークン以外のモンスターを効果対象にできなくなる効果
  4. 通常モンスターの破壊を手札・デッキの恐竜族で身代わりにできる効果
を持つフィールド魔法。
恐竜族以外の弱体化により戦闘を優位に進められるが、種族統一でないデッキだと恐竜族以外の自分モンスターも弱ってしまうのが困りどころ。
ジュラエッグトークンの生成は任意なので、コンボパーツが揃っていないなら無理に使わなくても済むので融通は利く。
本命の使い方は(4)で、例えば
《魂喰いオヴィラプター》を召喚
→それをトリガーにして相手の場にジュラエッグトークンを生成
→《魂喰いオヴィラプター》の(2)を相手のジュラエッグトークンを対象に発動
と回転させることで、デッキ内の《ベビケラサウルス》を能動的に破壊することができる。

  • 《ジュラック・インパクト》(通常罠)
攻撃力2500以上の恐竜族モンスターがいるときに、フィールド上のすべてのカードを破壊する。
発動条件の時点で少々の手間がかかる上に、自分の場まで更地になってしまうものの、フリーチェーンの全体破壊はやはり強力。
攻撃力も高く身代わり効果で破壊を回避できる《ダイナレスラー・ギガ・スピノサバット》であれば使用に抵抗は少ないか。
ベヒーモス関連と並んで、遊戯王ではちょっと珍しいギャグテイストなイラストになっている。

通常モンスターを破壊して下級恐竜族を展開する効果と、自分の恐竜族+相手のカードを破壊する二つの効果を持つ。
《ロストワールド》で勝手に作られたジュラエッグトークンをぶち壊すマッチポンプ方式で能動的に大量展開を狙える。
だが、既に恐竜族の展開力がかなりのところまで来ていたため、わざわざこれを使用するまででもない事も。


恐竜族テーマ

爬虫類族エヴォルド、恐竜族のエヴォルダー、そしてドラゴン族エヴォルカイザーから成るデッキ。
エヴォルダーエヴォルドの効果で特殊召喚されることで様々な効果を発揮し、エヴォルカイザーへ進化させるコンセプトを持っている。
恐竜族氷河期であった第8期以前は「エヴォルカイザーのX素材に成れることが恐竜族の一番の意義」だったとも言われていた。

炎属性・恐竜族で統一されたDUEL TERMINAL出身のシンクロテーマ。
豪快なリセット効果を持つ《ジュラック・メテオ》と、それをサポートする《ジュラック・アステロ》の二本柱により、相手フィールドを文字通り焼け野原にする戦術が持ち味。

アニメ『遊戯王VRAINS』にて鬼塚が使用した、ヒールのプロレスラーデッキ。
元々の強力なデッキから変更されたことに際していろいろ言われていたものの、意外と侮れないカードも少なくない。

積極的にライフコストを払い、LPを低い状態にすることでデュエルを進めるデンジャラスなデッキ。
今まで存在しなかった「恐竜風の衣装で武装した人型モンスター」になっている。

恐竜族・レベル6・通常モンスターを中心としたカード群。
3つの条件をすべて満たす上高ステータスの《フロストザウルス》が特に好相性で、長らく氷河期に合ったこのカードが超強化された。
カードデザインもその《フロストザウルス》を含む「恐竜族バニラモンスターが超進化した存在」というもので、一種のリメイクカードの要素も含まれている。

  • 【らくがきじゅう】
アニメ『遊戯王ARC-V』にて原田フトシが使用した、落書き風イラストのモンスター達。
OCG化の際に恐竜族全体とシナジーのある効果に調整された。
カード枚数は少ないが効果はどれも優秀で、一部の恐竜使いはフトシの事を「フトシさん」と尊称で呼ぶようになったとか。




追記・修正は《究極進化薬》で恐竜へと進化を遂げた方にお願いします。

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最終更新:2024年12月21日 15:39

*1 当時のカードパワーを考えればやむを得ない構成でもある。

*2 全体攻撃しなければならない効果は本来デメリットであるのだが、高い攻撃力故にデメリットとしては然程気にならない。