トランスクリプティッド|Nintendo Switchソフト|任天堂トランスクリプティッドのレビュー行くぜ!
メーカー:Plug In Digital
機種:Switchダウンロード専用ソフト
ジャンル:シューティング+パズルゲーム
発売日:2017年11月23日
価格:税込800円
新種の病原菌を駆除するためにナノサイズのマシンを操作してバトル!
マシンの操縦は大丈夫かと聞かれて「子供のころギャラガでよく遊んだ」などと軽口を叩く主人公!
そんなノリで成長要素のあるシューティングゲームに3マッチパズルを足した作品だ。
海外タイトルでSteamでも配信されているがそちらは日本語無し。
スクショもPVも地味過ぎてよく分からない内容だったがとりあえず買ってみた。
発想は悪くなかったと思うんだがパズル部分やクリア条件のバランスが悪く、
ストーリーがあるのに翻訳も機械翻訳丸出しで色々と残念な内容だったぜ。
左スティックで移動、右スティックで方向を決めてボタンでショットを行う全方位シューティング。
大きな特徴としてはパズルゲーム要素があることだ。
ステージ内に色の付いたキューブがラセン状にグルグルと動き回っている。
ザコ敵を倒すと色の付いたキューブが出現するのでこれをキャッチして発射!
同じ色のキューブが3つ以上並ぶと消えるし、うまく順番を考えて連続で消えるように並べれば連鎖も起こせる。
これを繰り返して画面上部のゲージを最大にすればクリアになるのだ。
シューティング+3マッチパズルというか、シューティング+パズループって作りだな。
敵の猛攻をさばきながらパズルをこなしていくのが忙しくも楽しいぜ。
敵を倒したりステージクリアで溜まる経験値を消費してパワーアップが可能。
通常ショットの他にミサイルやレーザーを装備したり、経験値効率や移動スピードを強化することも出来る。
グネグネしたデザインのボスキャラも登場だ。
パズルをこなすことでボスの弱点が露出するとか、
キューブを発射してスイッチに当てることで動き回ってるキューブが一定時間遅くなるとか、
先へ進むと様々なギミックも登場する。
というわけで最初は結構面白いゲームなんだが、
途中から接触するとダメージを受け続ける上に、
キューブが一回発射できなくなる毒を死んだ時に撒き散らす敵が登場。
しばらく画面内に残り続けることもあってストレスが溜まる。
「敵がパズルで連鎖しようとするので、消えないおじゃまブロックを間に挟んで食い止める」
という逆パターンのステージも登場し、これが単純に遊んでて面白くない上に数が多いのもつらいところ。
こういっためんどくさい要素がどんどん増えていく作りでクリアまでに時間がかかるようになり、
画面とBGM、そして大事な効果音が盛り上がりに欠けるせいもあって遊んでいると眠くなってくる。
これはシューティングゲーム部分は火力や機動性をパワーアップ出来る作りなのに、
パズル部分は最初から最後まで
「同じ色のキューブを3つ以上並べると消える。以上」で止まっているせいかなあ。
一気に色を変えられるとか、爆発で一気に消せるとかそういう要素があったら違ったかも。
シューティング部分とパズルゲーム部分の難易度を個別に変更できる親切設計なんだが、
終盤は両方ともイージーにしても普通に苦戦するバランスだ。
最初にも書いたが翻訳がアレなせいで、面白そうな会話が台無しになってたり、
ステージクリア条件がかなり分かりにくかったりするのも困るぜ……。
全25ステージクリアまでに3~4時間ってところかな。
磨けば光りそうな内容ではあるんだけど、地味で練り込みも足りない内容だった。
価格は安いがあんまりオススメは出来ないな。
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