バルブ・ボーイ|Nintendo Switchソフト|任天堂バルブ・ボーイのレビュー行くぜ!
メーカー:Bulbware
機種:Switch用ダウンロードソフト
ジャンル:アドベンチャーゲーム
発売日:2017年7月20日
価格:税込999円
Steamでも配信中のタイトル。
そちらは日本語化されてないが、そもそもゲーム内にテキストがまったく出ないゲームだから問題ない。
頭が電球で出来た少年「バルブボーイ」となり、
邪悪なモンスターに立ち向かうアドベンチャーゲームだ。システムは脱出ゲームに近いかな。
なかなかグロくてキモいゲームだが、まあそれなりに楽しめた。
平和に暮らしていたバルブ・ボーイの家にある夜、異変が起こる。
家族であるおじいちゃんとイヌも行方不明になり、恐ろしいモンスターもそこかしこに。
バルブボーイは恐怖に震えながらも懸命に立ち向かうのだ。
初期のゲームボーイを思わせる薄緑色の画面が特徴的。
部屋をあちこち調べてアイテムや仕掛けを見つけ、
それ駆使してモンスターから逃げたり倒したり部屋から脱出したりするのが基本だ。
次々に場面転換していくが移動できる場所はそこまで広くないし、
調べられる場所も分かりやすいので難易度は高くない。
メニューからヒントが見れる救済措置もある。
バルブボーイは頭が電球なので暗い場所を照らせるし、
首を取り外して別のものにセットすれば乗り移って動かすなんて芸当も出来る。
西洋鎧に乗り移って障害物を排除したり、
電球で電気ショックが平気だからわざと感電して何かを燃やしたり、
首が取れたまま進むことになったり、キャラの特性をうまく活かしているぜ。
立ち向かうモンスターたちはキモい連中ばかり!
ステージ中にもウンコやウジムシや肉塊とかが満載だ!
俺が生理的に一番きつかったのは七面鳥ですね……!
可愛いバルブボーイが醜悪なモンスターたちに立ち向かうゲームと言いたいんだが、
バルブボーイも「えっ、それ食うの…?」とか「えっ、そんな動きするの…?」とかかなり気持ち悪いから困る!
ボスに捕まったり罠にひっかかったりすると頭が破裂して無残に死ぬ。
直前からすぐリトライできるけどちょいグロい。
ゲーム中は一切テキストが表示されないが、
表情や動きなどが凝っているので何が起こってるのかちゃんと分かる作り。
しかし展開がとにかくぶっ飛んでるし、
電球が頭になっている主人公も含めて行動や展開がシュールかつ気持ち悪くて、
病気の子供が見る悪夢のようなノリが終始続く。
脳がゆわんゆわんするBGMもなかなか印象に残るぜ。
まだ平和だった頃の回想シーンの中でキャラを操作するステージもあったり。
これが次のステージのヒントになっている構成が面白い。
終盤のアクションパートが妙に難易度高めでやや苦戦したが、クリアまでは1~2時間ってとこかな。
アドベンチャーゲームとしては非常にオーソドックスだが、
テンポ良く進むし、キャラのリアクションや仕掛けの作り込みなども良い感じでサクッと楽しめた。
エンディングも素直な終わり方で嫌いじゃないぜ。
ただ、グロかったり気持ち悪かったりする描写が多いのでそこはちょっとしんどかったな!
イチオシするほどではないが、1000円でお手軽に遊べるアドベンチャーゲームとして、
キャラや雰囲気が気に入れば買ってみても良いと思うぜ。
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