キャットクエスト | フライハイワークスニャオーース!
キャットクエストのレビュー行くぜ!
メーカー:フライハイワークス
機種:Nintendo Switchダウンロードソフト
ジャンル:アクションRPG
発売日:2017年11月9日
価格:税込1200円
シンガポールのThe Gentlebrosが開発したタイトルをローカライズしたもの。
Steamやスマホでも配信されているが、Switch版は新たに翻訳した日本語テキストになっている。
ネコの主人公がファンタジー世界を大冒険するアクションRPGだ。
作りは簡素だが押さえるところはしっかりと押さえた作りでサクサク楽しめる1本。
キャラの何とも言えないノリも面白いぞ。
ストーリーは仮面をつけた謎の白ネコに妹をさらわれてしまった主人公が、
お供の守護ネコ精霊「スピリー」と共に大冒険に出発するというもの。
ドラゴン狩りの力「ドラゴンブラッド」に目覚めた主人公を様々な強敵や仲間たちが待っているのだ。
広いフィールドを自由に移動できるアクションRPGで、
洞窟を除けばほぼすべてのイベントをフィールドの上で行うのが特徴だ。
宿屋で回復をする時も中に入ってベッドに寝るのではなく、宿屋の前でバタリと倒れて眠るのだ。
それはちょっとおかしいだろ?!いや、ネコのゲームと考えれば自然か……ッ!
このように地図の上を歩くように街から街へ移動しながらモンスターを倒していく。
メインクエストをクリアしてストーリーを進めても良いし、
ストーリーに関係ないサブクエストを進めて自らを強化するも良しだ。
クエストには適正レベルが表示されるのでレベル上げをするタイミングも分かりやすい。
各地の洞窟に潜れば宝箱があるし、
最初からほぼすべての場所に移動可能なので
頑張って格上のザコ敵に挑んで経験値を稼いでみるようなことも出来る。
戦闘は物理攻撃、緊急回避、そして4種類セット可能な魔法を使って行う。
魔法はMPを消費するが、敵を物理攻撃で殴ればMPは回復する。
敵の攻撃タイミングは赤いサークルで表示されるので、これを参考に緊急回避すれば敵の攻撃は避けられる。
なので、敵の攻撃パターンを見切って、
魔法!物理!緊急回避!魔法!物理!を繰り返すことでどんどん大ダメージを与えられるのだ。
魔法も一定時間継続ダメージを与える「ニャンフレイム」に、
十字の範囲に流星で攻撃する「ギャニャクシー」、魔法でトラップを作り出す「キャットラップ」なんてノリね。
装備アイテムは結構な種類があって、ちゃんと見た目が変化するのも良し。
入手方法は洞窟の宝箱、イベント、店で買うの3つ。
店で買うと言ってもくじ引きみたいにランダム入手するだけ。
同じ装備が手に入るとレベルが上がって強くなる仕様になってる。
フィールドを歩いてモンスターをバシバシ倒しながらクエストをどんどんこなしていくゲーム。
ネコに引っ掛けたいい感じにゆるい会話が多く、サブクエストもツッコミどころ満載。
この世界では山賊も「ニャッハー!」とか叫びながら襲い掛かってくるぞ!
鍛冶屋のキッド・キャットの姉御も可愛い。
ただ、ストーリーそのものは割と昔ながらの海外ファンタジーってノリで割とシリアス。
サブクエストも「あっさり流したけどさりげなくかなり死んでるよね?!」って言いたくなるものがチラホラ。
ここら辺はなるほど海外のファンタジーRPGだなーって思ったり。
かと思うと唐突にメタ会話を挟んできたりでネコらしい自由さあるね。
なんだか色んな意味で同人ゲームっぽいノリがあるのは微笑ましくて好き。
一つ一つのクエストが短く、
テンポ良くレベルも上がるのでなかなか止め時が見つからないゲームではあるんだが、
システムはやや底が浅い。
装備アイテムは気に入ったアイテムを狙って強くすることができないし、
進めれば強い装備がどんどん手に入るので、
結局、その時に一番強いのをなんとなく使っていくだけになるし、
武器は攻撃パターンが全部一緒だから使い分ける必要もない。
敵の行動パターンも単純なので後半になってくると同じような動きで完封出来たりするし、
ダンジョンも似たような構造ばかりなので、
数は多いんだがすべてモンスターを全滅させて宝箱を拾うだけの場所になっている。
まあ、ここら辺は欠点でもあるが、ダラダラ遊べる手軽さに繋がっているところでもあるので良し悪しかな。
世界を巡ると何かありそうな場所にイベントがあったり、
変な場所に尋常じゃないレベルのモンスターが潜んでいたりするのは良し。
メインクエストとサブクエストを大体やって10時間掛からないくらいかな。
大味と言えば大味だが、世界を巡り、様々なキャラと出会い、自らを鍛え、モンスターを倒す!
という流れがしっかり出来ているアクションRPGで、
テンポ良く遊べるのでSwitchの携帯モードにもピッタリの1本だ。
ゲームの作りが気に入ればオススメだぜ。
- 関連記事
-
って入って来ると思ってたのに!
次回シシララ出演でタダツグさんとキャットファイトを要求します!
(こういう分かりやすいパターンが出来上がってるのがすごいな)