謎の生物「タリー・モンスター」は脊椎動物だった 13
あのモンスターの正体が 部門より
タリー・モンスターと呼ばれる謎の生物の正体が判明したそうだ(ナショナルジオグラフィック、WIRED)。
タリー・モンスターは1955年にイリノイ州で化石が発見された生物。ナショナルジオグラフィックの記事によると、この化石は「胴体から尾にかけてはシャベルのような形で、象の鼻のように長く伸びた吻の先にはワニのような口があり、胴体の前の上のほうからは両側に細い棒が突き出し、先端に目がついていた」ものだったという。
長年に渡ってこの生物の正体は謎に包まれていたが、研究チームが走査型電子顕微鏡を使用して化石を分析したところ、この生物には背骨があることが分かったそうだ。さらに骨格の形跡と、内臓と口の構造とを組み合わせると、現在のヌタウナギやヤツメウナギと類似していることが明らかになったという。
とはいえ、タリー・モンスターの生態は未知のままだ。体の前面から出た歯の付いた長い突起物を使用して食物を捕え、それを長く強力な舌を使って食べていたとは推測されているが、どのような環境で生きていたのかはまだ分からないようだ。