ブンデスリーガ第21節、RBライプツィヒvsマインツが1日にレッドブル・アレナで行われ、アウェイのマインツが1-2で逆転勝利した。なお、マインツのMF佐野海舟はフル出場した。 リーグ連勝で5位と上位争いに身を置くマインツは、同じ38ポイント…

ブンデスリーガ第21節、RBライプツィヒvsマインツが1日にレッドブル・アレナで行われ、アウェイのマインツが1-2で逆転勝利した。なお、マインツのMF佐野海舟はフル出場した。

リーグ連勝で5位と上位争いに身を置くマインツは、同じ38ポイントで6位に位置するライプツィヒとの上位争いに挑んだ。佐野はこの一戦で引き続きスタメン起用となった。

試合はキックオフ直後にいきなり動く。開始1分、シェシュコのスルーパスで右のポケットを取ったオペンダの折り返しがゴール前に流れると、ハイダラのシュートがブロックされたこぼれをシャビ・シモンズが豪快に蹴り込んだ。

電光石火の先制点で勢いづくホームチームは直後にもシェシュコ、ハイダラと畳みかけるシュートで2点目に迫る。これに対して、マインツも徐々に落ち着きを取り戻してカウンターを軸に反撃に出ていく。

なかなか効果的にフィニッシュまで持ち込むことはできないアウェイチームだが、中盤と前線を縦横無尽に駆け回る佐野がボールを奪い切り、機動力を活かしたリンクマンの動きで後方支援。さらに、30分過ぎにはボックス左をえぐってのプルバックにミドルシュートと、より多彩な働きでリズムを作る。

その後、43分にはボックス内にタイミング良く走り込んだイ・ジェソンに決定機が訪れたが、ヘディングシュートは枠を捉え切れず。1点ビハインドで試合を折り返した。

ハーフタイムでアタッキングサードでの崩しに修正を施したマインツが、後半はライプツィヒを圧倒していく。立ち上がりの52分にはボックス右のライン際に抜け出したネベルがDFの股を抜くマイナスの折り返しを入れると、これをアミリが右足でゴール左隅へ流し込んだ。

早い時間帯の同点ゴールで勢いに乗ったマインツは攻勢を継続。58分、ボックス付近でイ・ジェソン、アミリ、ブルカルトと足元でパスが繋がると、ボックス左でDFビチャーブと対峙したブルカルトが巧みなステップワークから股間を抜く左足シュートを突き刺し、逆転に成功した。

一方、前半終盤から流れが悪いライプツィヒは積極的にメンバーを入れ替えながら、何とか流れを好転させようとするが、後半は3失点目を凌ぐのが精いっぱいの状況で攻撃に出られない。

以降は躍動する佐野がミドルシュートで見せ場を作るなどマインツ優勢の状況が続く。ただ、アミリのシュートがポストを叩き、佐野の絶妙なラストパスに反応したブルカルトがドッペルパックのチャンスを逃し、ホームチームにトドメを刺せない。

そのため、後半最終盤にはポウルセン、シェシュコに長身DFを前線に上げたライプツィヒのパワープレー気味の攻めに押し込まれたが、守備陣を中心に冷静な守備で撥ね返したマインツが敵地で2-1の勝利。リーグ3連勝で暫定4位に浮上した。

RBライプツィヒ 1-2 マインツ

【ライプツィヒ】

シャビ・シモンズ(前1)

【マインツ】

ナディーム・アミリ(後7)

ヨナタン・ブルカルト(後13)