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JP5591524B2 - 制御装置、及び、制御方法 - Google Patents

制御装置、及び、制御方法 Download PDF

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JP5591524B2 JP2009271714A JP2009271714A JP5591524B2 JP 5591524 B2 JP5591524 B2 JP 5591524B2 JP 2009271714 A JP2009271714 A JP 2009271714A JP 2009271714 A JP2009271714 A JP 2009271714A JP 5591524 B2 JP5591524 B2 JP 5591524B2
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Description

本発明は、共通の電池から供給される電力により発揮する複数の機能に対し、当該電池の残存電力の配分割合を設定する技術に関する。
可搬性を有する電化製品は、搭載する電池から供給される電力により、種々の機能を発揮する。電化製品は、例えば、デジカメ、携帯電話、携帯情報端末、ノートパソコン、携帯電子辞書、携帯音楽再生プレーヤ、携帯ゲーム機、電気自動車、ハイブリッド自動車、又は、電気自転車などがある。
多機能化する電化製品は、消費電力も多くなる傾向にあるため、ユーザは電池の電力残量を電化製品の表示画面やランプにおいて確認することによって、充電時期を判断し充電を行っている。
例えば、特許文献1に、電気自動車の電力残量を表示する技術が開示されている。
特開平08-126103号公報
しかし、多機能化する電化製品のうち、ユーザが必要性が低いと考える機能へ電池の電力が利用されると、ユーザが必要性が高いと考える機能へ利用する電力が少なくなってしまい、その機能が十分に発揮されない虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、電化製品においてユーザが必要性が高いと考える機能が十分に発揮できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、車両に搭載され、共通の電池から供給される電力により発揮する、走行機能を含む少なくとも3つ以上の複数の機能に対し、当該電池の残存電力の配分割合を設定する制御装置であって、ユーザ指示に応じて、前記配分割合を変更する変更手段と、前記複数の機能ごとに、前記残存電力と前記配分割合とから、当該機能に応じた単位での当該機能が発揮可能な発揮可能量を導出する導出手段と、前記複数の機能ごとに、前記配分割合と発揮可能量とを表示手段に表示させる表示制御手段と、を備え、前記変更手段は、前記走行機能以外の一の機能に関する前記配分割合を変更するユーザ指示があった場合は、前記走行機能への前記配分割合を減少させずに前記配分割合を調整することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の制御装置において、前記表示制御手段は、前記表示手段へ、前記発揮可能量を表示させるとともに、前記残存電力と前記配分割合とを一体的に表示させることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の何れかに記載の制御装置において、前記導出手段は、前記変更手段によって前記配分割合が変更された場合に、前記発揮可能量の導出を行うことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3の何れかに記載の制御装置において、更に、ユーザを認識するユーザ認識手段を備え、前記配分割合の初期設定は、認識したユーザに応じた設定を行うことを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1から請求項4の何れかに記載の制御装置において、更に、走行距離を設定する走行距離設定手段を備え、前記配分割合の初期設定は、設定された前記走行距離に基づいて前記走行機能に対する配分割合を設定することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、車両に搭載され、共通の電池から供給される電力により発揮する、走行機能を含む少なくとも3つ以上の複数の機能に対し、当該電池の残存電力の配分割合を設定する制御方法であって、ユーザ指示に応じて、前記配分割合を変更する変更工程と、前記複数の機能ごとに、前記残存電力と前記配分割合とから、当該機能に応じた単位での当該機能が発揮可能な発揮可能量を導出する導出工程と、前記複数の機能ごとに、前記配分割合と発揮可能量とを表示手段に表示させる表示制御工程と、を備え、前記変更工程は、前記走行機能以外の一の機能に関する前記配分割合を変更するユーザ指示があった場合は、前記走行機能への前記配分割合を減少させずに前記配分割合を調整することを特徴とする。
請求項1ないし6の発明によれば、少なくとも3つ以上の複数の機能に含まれる走行機能以外の一の機能に関する配分割合を変更するユーザ指示があった場合は、走行機能への前記配分割合を減少させずに前記配分割合を調整するので、車両の重要度が高い機能である走行機能に対する配分割合が、他の重要度の低い機能の配分割合の変更により変更されることがなく、再調整が不要になって無駄な手間を省くことができる。
また、請求項2の発明によれば、表示手段へ発揮可能量を表示するとともに、電池の残存電力と配分割合を一体的に表示するので、配分割合を量的に理解しやすく、かつ、機能に応じた単位で各機能があとどれくらい利用できるかを理解することができる。
また、請求項3の発明によれば、配分割合が変更された場合に、残存電力と配分割合とから、機能に応じた単位での機能が発揮可能な発揮可能量を導出するので、変更時に、機能に応じた単位で各機能があとどれくらい利用できるかを理解することができる。
また、請求項4の発明によれば、配分割合の初期設定をユーザに応じて設定するので、初期設定に手間を省くことができる。
また、請求項5の発明によれば、更に、備えた走行距離を設定する走行距離設定手段により、設定された走行距離に基づいて初期設定における走行機能に対する配分割合を設定するので、目的地に到達するのに必要な電力を確保しつつ、他の機能の配分を設定することができる。
図1は、ガソリンメータを示す図である。 図2は、電力配分システムを示す図である。 図3は、電力配分システムのブロック図である。 図4は、電力配分システムを示す図である。 図5は、操作・表示部を示す図である。 図6は、操作・表示部を示す図である。 図7は、操作・表示部を示す図である。 図8は、電力配分制御を示すフローチャート図である。 図9は、車両外部システムを示す図である。 図10は、電力配分制御を示すフローチャート図である。 図11は、操作・表示部を示す図である。 図12は、電力配分制御を示すフローチャート図である。 図13は、電力配分のシステムブロック図である。 図14は、操作・表示部を示す図である。 図15は、電力メータを示す図である。
本発明は、共通の電池から供給される電力により発揮する複数の機能に対し、当該電池の残存電力の配分割合を設定する制御装置の技術に関するものであり、全ての技術分野における制御装置に適用されるものであるが、便宜上、電気自動車と称される車両に搭載される制御装置を実施の形態として、添付図面を参照しながら説明を行う。
<代表の実施の形態>
内燃機関であるエンジンを制御して走行する車両は、ガソリンを燃料としており、ユーザは車両に搭載のインパネに表示される、図1に示すようなガソリンメータによって燃料の不足を判断して、ガソリンスタンドにおいて燃料を補給する。
また、車両の航続距離は、ガソリンメータに表示されるガソリン残量のみからは認識できないが、その車の仕様からわかっているガソリン1リットル当たりの航続距離を、ガソリン残量に乗じることによって、その航続距離を認識することができる。
他方、電動モータを制御して走行する車両は、搭載する電池の電力を駆動源としており、ユーザは搭載のインパネに表示される電力メータによって電力の不足を判断して、充電スタンドにおいて充電を行うとともに、搭載のインパネに電池の残存電力に基づいて車両の航続距離を表示するようにしているため、ユーザはその航続距離を認識することができる。
しかし、共通の電池から供給される電力により、種々の機能(例えば、走行機能を担う電動モータ、空調機能を担う冷暖房装置、音響機能を担うオーディオなど)を発揮させる車両においては、電池の電力残量から計算された航続距離が正確であるとは言えない。なぜならば、電池の電力は空調機能などにも利用され、かつ、その利用量は予測ができないからである。航続距離が正確でないと、充電スタンドが少ないなどのインフラ問題により目的地に到達できなかったり、目的地からの帰路の途中において走行不可能な状態に陥ったりする虞があり、また、急速充電技術が確立されていないなどの技術的問題により、充電に時間がかかって希望時間通りに目的地へ到達できなかったりする虞がある。
つまり、その車両において、ユーザが、必要性が高いと考える走行機能の発揮が必要性が比較的低いと考える空調機能や音響機能の発揮によって、十分に行われない虞がある。
そこで、以下の本実施の形態において、ユーザは、必要性が高いと考える走行機能を十分に発揮させるとともに、必要性が比較的低いと考える空調機能や音響機能も適宜発揮させる技術を説明する。
(表示・操作システム)
まず、車両である電気自動車に搭載される表示・操作システムについて説明する。図2は、表示・操作システムを示す図である。表示・操作システムは、携帯電話K、第1操作部20、第1表示部21、第2操作部30、第2表示部31、第3操作部40、第3表示部41、第4表示部10、及び、図3に示す制御装置5から構成される。
携帯電話Kは、車両の運転席と助手席の間のパネルの所定位置に着脱可能に備える。また、携帯電話Kは、携帯電話において周知の機能の他に、制御装置5と近距離無線通信を行って所定のデータを送受信し、携帯電話Kに備える表示部において、横軸を時間とし縦軸を消費電力量とした時系列の車両搭載の電池の電力消費量を表示する機能を備える。
第1操作部20は、走行機能に対する電池の残存電力における配分割合(以降、単に配分割合という)の変更を、ユーザから受け付ける機能を担っている。従って、ユーザが操作することによりその配分割合を増減できる。
第1表示部21は、走行機能に関する情報を制御装置5によって表示制御される。
第2操作部30は、オーディオ機能に対する配分割合の変更を、ユーザから受け付ける機能を担っている。
第2表示部31は、オーディオ機能に関する情報を制御装置5によって表示制御される。
第3操作部40は、空調機能に対する配分割合の変更を、ユーザから受け付ける機能を担っている。
第3表示部41は、空調機能に関する情報を制御装置5によって表示制御される。
第4表示部10は、車両に搭載され、電池である2次電池の電力残量をバー表示するとともに、バー表示された電力残量に、複数の機能(走行機能、オーディオ機能、空調機能)に対する配分割合を、重畳して表示する。この配分割合は、ユーザから上記操作部が変更を受け付けると変更される
(電力配分システム)
次に、電力配分システムについて説明する。図3は電力配分システムを示す図である。
電力配分システムは、制御装置5、第1表示部21、第1操作部20、第2表示部31、第2操作部30、第3表示部41、第3操作部40、第4表示部、空調制御装置6、空調装置60、電動機制御装置7、電動機70、充放電制御装置8、電池80、オーディオ9、及び、充電装置4などから構成される。
(制御装置)
制御装置5は、制御プログラムなどが記憶された不揮発性記憶部51、演算される際のワーキングエリアとなる揮発性記憶部52を備える。更に、制御装置5は、制御プログラムと、第1操作部20、第2操作部30、若しくは、第3操作部40、又は、空調制御装置6などから入力される信号とに基づいて電力配分システムにおける種々の機能(表示制御機能、電力配分機能など)を発揮するための制御を実行する制御部50を備える。
例えば、制御部50は、各操作部21、31、41においてユーザから受け付けた各配分割合の変更を示す信号を受信し、前段の表示方法において説明したように、変更を示す信号に基づいて各表示部の表示内容を変更する表示制御を実行する(表示制御機能)。
例えば、制御部50は、各操作部21、31、41においてユーザから受け付けた各配分割合の変更を示す信号を受信し、各配分割合の設定を行う(配分割合設定機能)。配分割合設定機能とは、制御部50が、車載ネットワークLを介して、充放電制御装置8から得た電池の残存電力と、各操作部21、31、41により変更された各機能に対する各配分割合に基づいて、算出された各機能の利用可能電力を、車載ネットワークLを介して、走行機能を発揮する電動機制御装置7、オーディオ機能を発揮するオーディオ9、及び、空調機能を発揮する空調制御装置6へ送信することを言う。利用可能電力を受信した各制御装置は、利用する電力が利用可能電力に達すると各機能を停止する。
(表示部・操作部)
第1表示部21、第1操作部20、第2表示部31、第2操作部30、第3表示部41、第3操作部40、及び、第4表示部の詳細について説明する。
各操作部21、31、41は、各表示部を囲む帯状の輪により構成されている。帯状の輪の形態には、静電センサが備えられており、ユーザの指が触れると静電センサが感知し、感知した際の信号を制御装置5へ送信する。ユーザが指で帯状の輪を撫でるように触れることにより制御装置5はその配分割合を増減する。詳述すると、制御装置5は、ユーザの指が触れた帯状の輪の面積に応じて、配分量を増減するとともに、帯状の輪を右回りに触れられるとその配分割合が増加し、左回りに触れられると配分割合が減少する。
各表示部は、各操作部21、31、41の帯状の輪の中に円形に構成されている。各表示部はその表示内容を制御装置5によって表示制御される。
(電動機制御装置)
電動機制御装置7は、走行機能を担っており、走行用の電動機70を制御して車両を走行制御する。また、前述したように、制御装置5から車載ネットワークLを介して利用可能電力を取得し、走行制御の際に利用する電力が利用可能電力に達するとその走行制御を停止する。
(空調制御装置)
空調制御装置6は、空調機能を担っており、空調装置60を制御して車内の空調を制御する。また、前述したように、制御装置5から車載ネットワークLを介して利用可能電力を取得し、空調制御の際に利用する電力が利用可能電力に達するとその空調制御を停止する。
(オーディオ)
オーディオ9は、オーディオ機能を担っており、搭載するCD再生装置やラジオ受信機を制御するとともに、図示しない車両に搭載される音出力部を制御する。また、前述したように、制御装置5から車載ネットワークLを介して利用可能電力を取得し、その制御の際に利用する電力が利用可能電力に達するとその制御を停止する。
(充放電制御装置)
充放電制御装置8は、2次電池である電池80を充放電制御する。充放電制御装置8は、充電装置4から供給される電力を電池80へ充電させる充電制御を実行する。また、車両3に、減速走行時や停止時にモータが発電した電力を充電する回生機能が搭載されている場合には、その発電した電力を電池80へ充電させる充電制御を実行する。他方、充放電制御装置8は、他の制御装置が走行機能、オーディオ機能、又は、空調機能などの機能を発揮する際に必要な電力を供給するために、電池80を放電制御する。
更に、前述したように、充放電制御装置8は、電池80の残存電力情報を車載ネットワークLを介して、制御装置5へ送信する。
(表示操作方法)
制御装置5は、ユーザから、第1操作部20、第2操作部30、又は、第3操作部40が、各機能の配分割合の変更を受け付けると、第4表示部10の電力残量を示すバー表示における配分表示を変更する。更に、制御装置5は、この表示変更に連動させて、第1表示部21、第2表示部31、又は、第2表示部41の表示も変更する。
(第4表示部)
制御装置5は、電池の残存電力が満タンの場合は、図4に示すように、第4表示部10に表示される、残存電力を示すバー(領域11、領域12、及び、領域13から構成されるバー)を、第4表示部10において最大表示する。逆に、電池の電力が無くなると、制御装置5は、バーがなくなって満タンから減少した電力を示す領域14のみの表示とする。この表示制御は、制御装置5が、充放電制御装置8から得た電池の残存電力情報に基づいて実行する。
(領域11)
第4表示部10の領域11は、残存電力において表示する各領域のうち、走行機能の配分割合を示す領域である。また、領域11は、第1操作部20がユーザからその配分割合の変更を受け付ると、制御装置5によって第4表示部の配分割合を変更表示される。なお、ユーザから他の操作部が受け付けた配分割合の変更により領域11の配分割合が、制御装置5によって連動して変更表示される場合があるがこの場合については後述する。以降この制御を、連動変更表示制御という。
(領域12)
第4表示部10の領域12は、残存電力のうち、オーディオ機能の配分割合を示す領域である。また、領域12は、第2操作部30がユーザから変更を受け付ると制御装置5によって変更表示される。なお、連動変更表示ついては後述する。
(領域13)
第4表示部10の領域13は、残存電力のうち、空調機能の配分割合を示す領域である。また、領域13は、第3操作部40がユーザから変更を受け付ると変更表示される。この表示制御は、制御装置5が実行する。なお、連動変更表示については後述する。
(第1表示部)
第1表示部21の表示は、制御装置5によって領域11の変更に伴って変更表示される。第1表示部21は、制御装置5によって電池の残存電力と変更された領域11に示す配分割合とから、走行機能に応じた単位、(例えば、キロメートル(km))での走行機能の発揮可能量を導出されて表示される。換言すると、第1表示部は、制御装置5によって電池の残存電力と変更された領域11に示す配分割合とからあとどれくらい走行可能かを算出されたものを表示される。なお、連動変更表示ついては後述する。
次に、モード変更について説明する。第1表示部21は、モード変更用の第1スイッチにもなっており、ユーザにより第1スイッチが押されると、図5に示すように、第2表示部31、及び、第3表示部41が、制御装置5によって第1表示部21が表示する走行機能に関連する情報に変更される。つまり、第2表示部、及び、第3表示部が、制御装置5によって、第1表示部に関連する情報に表示される(第1モード)。
第1モードは、例えば、図5に示すように、第1表示部21には、航続距離を示すコンテンツ21Aが、制御装置5によって表示される。また、第2表示部31には、車両が前述する回生制御を実行している際に、電池80へ充放電制御装置8が充電中であることを示すコンテンツ31Bが、制御装置5によって表示される。或いは、第2表示部31には、月間の電力消費(電費)を示すコンテンツ31BBが、制御装置5によって表示される。また、第3表示部41には、走行時の運転のエコレベルを示すコンテンツ41Cが、制御装置5によって表示される。
なお、制御装置5は、第1モードへの変更から所定時間(10秒)経過後に、元の表示へ戻す。或いは、設けられた戻す専用のスイッチがユーザから戻すことを受け付けると制御装置5が元の表示へ戻す。
(第2表示部)
第2表示部31の表示は、領域12の変更に伴って制御装置5によって変更表示される。第2表示部31は、制御装置5によって、電池の残存電力と変更された領域12に示す配分割合とから、オーディオ機能に応じた単位、(例えば、CDアルバム数を示す単位(Album)、又は、時間(hour))でのオーディオ機能の発揮可能量が導出されて表示される。換言すると、第2表示部31は、制御装置5によって、電池の残存電力と変更された領域12に示す配分割合とからあとどれくらいコンテンツ再生可能かを算出されたものが第2表示部31へ表示される。なお、連動変更表示ついては後述する。
次に、モード変更について説明する。第2表示部31は、モード変更用の第2スイッチにもなっており、ユーザにより第2スイッチが押されると、図6に示すように、第1表示部21、及び、第3表示部41が、制御装置5によって第2表示部31が表示するオーディオ機能に関連する情報に変更される。つまり、第1表示部、及び、第3表示部が、制御装置5によって、第2表示部に関連する情報に表示される(第2モード)。
第2モードは、例えば、図6に示すように、第1表示部21には、配分された電力により再生可能なCDのアルバム枚数を示すコンテンツ21Aが、制御装置5によって表示される。また、第2表示部31には、再生状況を示すコンテンツ31Bが、制御装置5によって表示される。或いは、第2表示部31には、CDのトラックを示すコンテンツ31Bが、制御装置5によって表示される。また、第3表示部41には、音量を示すコンテンツ41Cが、制御装置5によって表示される。
なお、制御装置5は、第2モードへの変更から所定時間(10秒)経過後に、元の表示へ戻す。或いは、設けられた戻す専用のスイッチがユーザから戻すことを受け付けると制御装置5が元の表示へ戻す。
(第3表示部)
第3表示部41の表示は、領域13の変更に伴って制御装置5によって変更表示される。第3表示部41は、制御装置5によって、電池の残存電力と変更された領域13が示す配分割合とから、空調機能に応じた単位、(例えば、時間(hour))での空調機能の発揮可能量が導出されて表示される。換言すると、第3表示部41は、制御装置5によって、電池の残存電力と変更された領域13に示す配分割合とからあとどれくらい運転可能かを算出されたものが第3表示部41へ表示される。なお、連動変更表示については後述する。
次に、モード変更について説明する。第3表示部41は、モード変更用の第3スイッチにもなっており、ユーザにより第3スイッチが押されると、図7に示すように、第1表示部21、及び、第2表示部31が、制御装置5によって第1表示部が表示する走行機能に関連する情報に変更される。つまり、第1表示部21、及び、第2表示部31が、制御装置5によって、第3表示部41に関連する情報に表示される(第3モード)。
第3モードは、例えば、図7に示すように、第1表示部21には、空調制御の運転時間を示すコンテンツ21Aが、制御装置5によって表示される。また、第2表示部31には、風量を示すコンテンツ31Bが、制御装置5によって表示される。或いは、第2表示部31には、吹き出しの有無を示すコンテンツ31Bが、制御装置5によって表示される。また、第3表示部41には、設定温度を示すコンテンツ41Cが、制御装置5によって表示される。
なお、制御装置5は、第2モードへの変更から所定時間(10秒)経過後に、元の表示へ戻す。或いは、設けられた戻す専用のスイッチがユーザから戻すことを受け付けると制御装置5が元の表示へ戻す。
また、第4表示部10の各領域11、12、13と、第1表示部ないし第3表示部21、31、41とは、表示色によって対応付けられている。例えば、領域11と第1表示部21とは青色で表示され、領域12と第2表示部31とは緑色で表示され、領域13と第3表示部41とは黄色で表示される。
(連動変更表示制御)
ユーザから一の操作部が受け付けた一の機能に対する配分割合の変更に連動して、各表示部の表示が、制御装置5によって変更される場合があるが、この場合を図8に基づいて説明する。なお、便宜上、一のフローチャート図により説明するが、制御装置5がユーザから受けた指示に応じて処理を逐一実行するイベントドリブン型の制御であっても良い。
制御装置5は、図8に示す制御を実行する。制御装置5は、第1操作部がユーザから走行機能に対する配分割合の増量操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS300)。制御装置5は、第1操作部が増量操作を受け付けたと判定する場合は、ステップS301へ移行する。
ステップ301において、制御装置5は、第1操作部がユーザから受け付けた操作量に応じた走行機能の発揮可能量を第1表示部において増量する表示制御をする。次に、ステップS302へ移行する。制御装置5は、受け付けたと判定しない場合は、ステップS304へ移行する。
ステップ302において、制御装置5は、第1表示部において変更表示した、走行機能の発揮可能量を、電力に換算し、その電力が残存電力においてどれくらいの配分割合となるかを算出する。その配分割合における、変更前の配分割合よりも増加した分を、オーディオ機能に対する配分割合と、空調機能に対する配分割合とにおいて減少させる。その減少割合はそれらの機能において均等にする。均等に減少したそれら配分割合と、電池80の残存電力とから各機能に応じた単位でのそれら機能が発揮可能な発揮可能量を算出する。算出したそれら発揮可能量を、それぞれ第2表示部、及び、第3表示部へ表示する。つまり、制御装置5は、変更表示する前の各発揮可能量よりも減量したそれら発揮可能量をそれぞれ第2表示部、及び、第3表示部へ表示する。次に、ステップS303へ移行する。
ステップS303において、制御装置5は、大きくなった走行機能に対する配分割合と、均等に減少されたオーディオ機能に対する配分割合と、空調機能に対する配分割合とを第4表示部の残存電力を示すバーにおいて一体的に重畳表示させる。次に、ステップS304へ移行する。
ステップS304において、制御装置5は、第2操作部がユーザからオーディオ機能に対する配分割合の増量操作を受け付けたか否かを判定する。制御装置5は、第2操作部が増量操作を受け付けたと判定する場合は、ステップS305へ移行する。制御装置5は、受け付けたと判定しない場合は、ステップS308へ移行する。
ステップ305において、制御装置5は、第2操作部がユーザから受け付けた操作量に応じたオーディオ機能の発揮可能量を第2表示部において増量の表示制御をする。次に、ステップS306へ移行する。
ステップ306において、制御装置5は、第2表示部において変更表示した、オーディオ機能の発揮可能量を、電力に換算し、その電力が残存電力においてどれくらいの配分割合となるかを算出する。その配分割合における、変更前の配分割合よりも増加した分を、空調機能に対する配分割合において減少させる。この際、走行機能に対する配分割合は小さくせず維持される。減少したオーディオ機能に対する配分割合と、減少した空調機能に対する配分割合と、電池80の残存電力とからオーディオ機能と空調機能とに応じた単位でのそれら機能が発揮可能な発揮可能量を算出する。算出したそれら発揮可能量を、それぞれ第2表示部、及び、第3表示部へ表示する。つまり、制御装置5は、変更表示する前のそれら発揮可能量よりも増量及び減量したそれら発揮可能量をそれぞれ第2表示部、及び、第3表示部へ表示する。次に、ステップS307へ移行する。
ステップS307において、大きくなったオーディオ機能に対する配分割合と、小さくした空調機能に対する配分割合とを第4表示部の残存電力を示すバーにおいて一体的に、重畳表示させる。次にステップS308へ移行する。
ステップS308において、制御装置5は、第3操作部がユーザから空調機能に対する配分割合の増量操作を受け付けたか否かを判定する。制御装置5は、第3操作部が増量操作を受け付けたと判定する場合は、ステップS309へ移行する。制御装置5は、受け付けたと判定しない場合は、リターンへ移行する。
ステップ309において、制御装置5は、ユーザが第3操作部を増量操作した操作量に応じた空調機能の発揮可能量を第3表示部において増量する表示制御をする。次に、ステップS310へ移行する。
ステップ310において、制御装置5は、第3表示部において変更表示した、空調機能の発揮可能量を、電力に換算し、その電力が残存電力においてどれくらいの配分割合となるかを算出する。その配分割合における、変更前の配分割合よりも増加した分を、オーディオ機能に対する配分割合において減少させる。この際、走行機能に対する配分割合は小さくせず維持される。増加した空調機能に対する配分割合と、減少したオーディオ機能に対する配分割合と、電池80の残存電力とからオーディオ機能と空調機能とに応じた単位でのそれら機能が発揮可能な発揮可能量を算出する。算出したそれら発揮可能量を、それぞれ第2表示部、及び、第3表示部へ表示する。つまり、制御装置5は、変更表示する前のそれら発揮量よりも減量及び増量したそれら発揮可能量をそれぞれ第2表示部、及び、第3表示部へ表示する。次に、ステップS311へ移行する。
ステップS311において、小さくなったオーディオ機能に対する配分割合と、大きくなった空調機能に対する配分割合とを第4表示部の残存電力を示すバーにおいて一体的に重畳表示させる。
このような、連動変更表示制御を実行することにより、制御装置5は、走行機能以外の一の機能に関する配分割合を変更するユーザ指示があった場合は、走行機能への配分割合を減少させずに、他の機能に関する配分割合を変更して調整させることによって、車両において重要度が高い機能である走行機能に対する配分割合が、他の重要度の低い機能の配分割合の変更により変更されることがなく、再調整が不要になって無駄な手間を省くことができる。
(車両外部システム)
電力配分システムを搭載した車両と、連携する車両外部システムについて図9に基づいて説明する。
車両外部システム100は、車両3、充電装置4、及び、屋内ネットワーク101から構成される。
車両100は、電力配分システムを備えた電気自動車であり、充電装置4と充電ケーブルによって電気的に接続され、充電装置4から電力の供給を受けるとともに、充電ケーブルに備わった通信手段によりデータ通信を行う。
充電装置4は、車両100と充電ケーブルによって電気的に接続され、車両100へ電力を供給するとともに、充電ケーブルに備わった通信手段によりデータ通信を行う。
屋内ネットワーク101は、ローカルエリアネットワーク18、ルータ17、パソコン16、及び、電力配分端末15から構成される。
ローカルエリアネットワーク18は、電気的に接続するルータ17を介してインターネット接続可能になっており、電気的に接続するパソコン16や電力配分端末15において、インターネット上のコンテンツを閲覧可能になっている。
ルータ17は、周知の機能を有するネットワーク間のデータを中継する装置である。
パソコン16は、周知の機能を有するコンピュータである。
電力配分端末15は、屋内ネットワーク101、充電ケーブル、及び、充電装置4を介して、車両3に搭載されている電力配分システムの電力配分を遠隔操作する機能を備えている。電力配分端末15は、第1表示部21X、第1操作部20X、第2表示部31X、第2操作部30X、第3表示部41X、第3操作部40X、モード変更スイッチ91、及び、第5表示部19を備えている。
電力配分端末15は、遠隔操作によって前述したような電力配分が可能である。車両3に搭載の電力配分システムにおける第4表示部の表示は、電力配分端末15の第5表示部19において機能する。また、電力配分端末15は、モード変更スイッチ91がユーザからモード変更を受け付けると、前述したような電力配分を設定するモードの他に、ユーザに便利な種々の設定が実行可能なモードへ変更する。種々の設定とは、充電開始・終了時間の設定、走行機能に対する配分割合を地図データに連携させて設定する初期設定(地図データ連携初期設定)、予めユーザごとに記憶させておいた電力配分に設定する初期設定などがある(ユーザ別初期設定)。
(地図データ連携初期設定)
地図データ連携初期設定について、図10に基づいて説明する。電力配分端末15がユーザから目的地の設定を受け付ける(ステップS400)。目的地は、図11に示すように、電力配分端末の第5表示部19へインターネットを介して取得した、又は、パソコン16から取得した地図データが表示されるとともに、車両3搭載の電池80の残存電力に基づいて算出された航続可能距離に基づいて、現在地201から出発して現在地201へ戻れる第1範囲202と、戻ることはできないが到達することができる第2範囲203と、到達困難な第3範囲204とが表示される。また、電力配分端末15は、第1範囲、第2範囲、第3範囲を表示する際に、それら範囲が示す距離から車両3が走行するのに最低限度必要となる電力量も算出して、各範囲の傍らに算出した電力量を第5表示部19へ表示する。また、第5表示部19へ、車両3搭載の電池80の残存電力量もバー表示する。これにより、ユーザは車両搭載の電池の残存電力において地図上のどの範囲の距離を移動して戻れるか、最大でどこまで到達できるか、どの辺りは到達できないかを把握することができる。次にステップS401へ移行する。
ステップS401において、電力配分端末15は、第1操作部20Xがユーザから受け付けた操作量に応じた走行機能の発揮可能量を第1表示部21Xにおいて変更して表示制御する。次に、ステップS402へ移行する。
ステップ402において、電力配分端末15は、第1表示部21Xにおいて変更表示した、走行機能の発揮可能量を、電力に換算し、その電力が残存電力においてどれくらいの配分割合となるかを算出する。その配分割合を基本とし、残りの配分割合をオーディオ機能に対する配分割合と、空調機能に対する配分割合とにより均等に割り付ける。それら配分割合と、電池80の残存電力とから各機能に応じた単位でのそれら機能が発揮可能な発揮可能量を算出する。算出したそれら発揮可能量を、それぞれ第2表示部31X、及び、第3表示部41Xへ表示する。ステップS403へ移行する。
ステップS403において、電力配分端末15は、ユーザから受け付けた走行機能に対する配分割合と、均等に割り付けられたた空調機能に対する配分割合と、オーディオ機能に対する配分割合とを第5表示部19へ残存電力を示すバーにおいて一体的に重畳表示させる。
このような、地図データ連携初期設定機能を備えることにより、ユーザは車両搭載の電池80の残存電力により、目的地などへ到達できる距離を走行可能であるという、安心感を得ることができ、その上で、重要度が高い走行機能と比べて重要度が低いオーディオ機能や空調機能をどれくらい利用できるかを知ることができる。
(モード別初期設定)
モード別初期設定について、図12に基づいて説明する。電力配分端末15は、ユーザからモードの設定を受け付ける(ステップS500)。モード設定は、電力配分端末15が、各操作部21、31、41が受け付けたモードに応じた各機能に対する各配分割合を初期設定する。例えば、電力配分端末15が、ユーザ(父モード、母モード、兄モード、姉モード、弟モードなど)ごとに各機能に対する配分割合を予め記憶部へ記憶しておき、操作部から受け付けたユーザ名に対応する配分割合を記憶部から読み出して設定する。次にステップS501へ移行する。
ステップS501において、電力配分端末15は、任意の操作部がユーザから受け付けたモードに応じた走行機能の発揮可能量を第1表示部21Xにおいて表示制御する。次に、ステップS502へ移行する。
ステップ502において、電力配分端末15は、任意の操作部がユーザから受け付けたモードに応じたオーディオ機能の発揮可能量を第1表示部31Xにおいて表示制御する。次に、ステップS503へ移行する。
ステップS503において、電力配分端末15は、任意の操作部がユーザから受け付けたモードに応じた空調機能の発揮可能量を第1表示部41Xにおいて表示制御する。次に、ステップS504へ移行する。
ステップS504において、電力配分端末15は、ユーザから受け付けた走行機能に対する配分割合と、均等に割り付けられたた空調機能に対する配分割合と、オーディオ機能に対する配分割合とを第5表示部19へ残存電力を示すバーにおいて一体的に重畳表示させる。
このような、モード別初期設定機能を備えることにより、車両3を利用する度に自分仕様の配分割合に設定しなければならないという手間を省くことができる。
<変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では他の実施の形態について主に上記実施の形態とは相違する点を説明する。もちろん、以下で説明する形態を適宜組み合わせても良い。
<変形例1>
上記代表の実施の形態における連動変更表示制御は、制御装置5が、走行機能以外の一の機能に関する配分割合を変更するユーザ指示があった場合は、走行機能への配分割合を減少させずに、他の機能に関する配分割合を変更して調整させる制御であれば良いため、次のような、連動変更表示制御であっても良い。
制御装置5が、第1操作部20が増量操作された場合に、走行機能に対する配分割合をその増量に応じて大きくするとともに、その増量分に応じた配分割合を、オーディオ機能に対する配分割合、又は、空調機能に対する配分割合の何れか一の配分割合のみを小さくして調整する。
制御装置5が、第1操作部20が増量操作された場合に、走行機能に対する配分割合をその増量に応じて大きくするとともに、その増量分に応じた配分割合を、オーディオ機能に対する配分割合を7の割合で小さくし、空調機能に対する配分割合を3で小さくして調整する。
制御装置5が、第2操作部30が減量操作された場合に、オーディオ機能に対する配分割合をその減量に応じて小さくするとともに、その減量分に応じた配分割合を、走行機能に対する配分割合を大きくして調整する。
制御装置5が、第3操作部40が減量操作された場合に、空調機能に対する配分割合をその減量に応じて小さくするとともに、その減量分に応じた配分割合を、走行機能に対する配分割合を大きくして調整する。
つまり、換言すると、制御装置5が、走行機能以外の一の機能に関する配分割合を変更するユーザ指示があった場合は、走行機能への配分割合を減少させないで、維持させて、又は、増加させて、他の機能に関する配分割合を変更して調整させるものであっても良い。従って、車両において重要度が高い機能である走行機能に対する配分割合が、他の重要度の低い機能の配分割合の変更により減少されることがなく、再調整が不要になって無駄な手間を省くことができる。
<変形例2>
上記代表の実施の形態における制御装置5が備える機能の他に、ナビゲーション機能を備えるものであっても良い。つまり、図13に示すように、制御装置5Yは、通信部50Y(例えば、GPS通信部)、操作・表示部54Y(例えば、タッチパネル)、音出力部55Y(例えば、アンプ)、及び、大容量記憶装置56Y(例えば、ハードディスク)などを更に備え、制御部51Yが通信部50Yから取得する現在位置データと、大容量記憶装置56Yに記憶されている地図データとに基づいてナビゲーション機能を発揮する。
このような構成により、制御装置5Yは、前述する地図データ連携初期設定機能を、車両3に搭載されるナビゲーション機能によって実現することができる。また、地図データ連携初期設定機能を備えることにより、ユーザは車両搭載の電池80の残存電力により、目的地などへ到達できる距離を走行できるという、安心感を得ることができ、その上で、重要度が高い走行機能と比べて重要度が低いオーディオ機能や空調機能をどれくらい利用できるかを知ることができる。更に、ユーザは、車内においてその機能を利用できるため、出発する際の乗車時に簡易に初期設定ができる。
なお、制御装置5Yはナビゲーション機能にオーディオ機能を備えている。つまり、制御装置5Yは、ラジオ機能、CDやDVDなどのコンテンツ再生機能、又は、テレビ機能などを備える。
<変形例3>
上記代表の実施の形態における、第1表示部21、第2表示部31、及び、第3表示部41の変形例を図14に基づいて説明する。
操作部40は、表示部41を囲む帯状の輪により構成されている。帯状の輪の形態には、静電センサが備えられており、ユーザの指が触れると静電センサが感知し、感知した際の信号を制御装置5へ送信する。また、操作部40は、所定の機能に対する動作量の変更を、ユーザから受け付ける機能を担っている。従って、ユーザが指で帯状の輪を撫でるように触れることによりその動作量を増減できる。詳述すると、ユーザの指が触れた帯状の輪の面積に応じて動作量を増減するとともに、帯状の輪を右回りに触れられるとその動作量が増加し、左回りに触れられると動作量が減少する。
表示部41は、操作部40の帯状の輪の中に円形に構成されている。表示内容は、所定の機能に関する情報であって、操作する機能の動作量を、制御装置5により表示制御される。
例えば、図14に示すように、制御装置5は、空調機能に対する動作量である設定温度42を表示部41に表示し、操作部40がユーザから設定温度の増量操作を受け付けると、増加状態を示すゲージ43が円形の表示部の縁へ表示する。詳述すると、ユーザの指が触れた操作部40の帯状の輪の面積の量に応じて、ゲージ43が増加するとともに、帯状の輪を右回りに触れられるとゲージ43が増加する。逆に、制御装置5は、操作部40がユーザから設定温度の減量操作を受け付けると、減少状態を示すゲージ43が円形の表示部の縁へ表示する。詳述すると、ユーザの指が触れた操作部40の帯状の輪の面積の量に応じて、ゲージ43が減少するとともに、帯状の輪を左回りに触れられるとゲージ43が減少する。
制御装置5が、このような操作制御と表示制御とを実行することにより、ユーザは運転に集中しながらも、設定温度、又は、音量などのレベル設定を容易にすることができる。つまり、ユーザは、静電センサを用いた操作部40を操作するので、ブラインドタッチで操作することができ、かつ、その操作結果が操作部40の近傍の表示部41に表示されるとともに、それらのレベル表示がユーザの指の操作量に応じて変更するので、操作結果の表示を探す無駄を省いて設定作業が行える。
<変形例4>
上記代表の実施の形態における、第4表示部10の変形例を図15に基づいて説明する。制御装置5は、電池の残存電力の電力量を、図15におけるX軸Y軸で表示するY軸方向で表し、電力量が満タンの場合は、Y軸のプラス方向の最大位置まで表示し、電力量が減量していくとY軸のマイナス方向へ表示を消去していく。また、制御装置5は、図15に示すように、各配分割合を、第4表示部10Zにおける、Y軸方向において、領域11Z、領域12Z、及び、領域13Zを拡げたり狭めたりして表示する。
また、上記実施の形態では、プログラムに従った制御部の演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されると説明したが、これら機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路により実現されても良い。また逆に、ハードウェア回路によって実現されるとした機能のうちの一部は、ソフトウェア的に実現されても良い。
更に、各実施例の制御を説明するフローチャート図における各処理は、便宜上、一の系列で示しているが、細分化された各処理を制御部がマルチタスク制御機能により並列に処理するものであっても良い。
3 車両
4 充電装置
5 制御装置
6 空調制御装置
7 電動機制御装置
8 充放電制御装置
9 オーディオ
10 表示部
100 車両
100 車両外部システム
101 屋内ネットワーク
10Z 表示部
20 操作部
30 操作部
30 表示部
40 操作部
40 表示部
50 制御部
51 不揮発性気億部
52 揮発性記憶部
60 空調装置
70 電動機
80 電池

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、共通の電池から供給される電力により発揮する、走行機能を含む少なくとも3つ以上の複数の機能に対し、当該電池の残存電力の配分割合を設定する制御装置であって、
    ユーザ指示に応じて、前記配分割合を変更する変更手段と、
    前記複数の機能ごとに、前記残存電力と前記配分割合とから、当該機能に応じた単位での当該機能が発揮可能な発揮可能量を導出する導出手段と、
    前記複数の機能ごとに、前記配分割合と前記発揮可能量とを表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記変更手段は、前記走行機能以外の一の機能に関する前記配分割合を変更するユーザ指示があった場合は、前記走行機能への前記配分割合を減少させずに前記配分割合を調整することを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置において、
    前記表示制御手段は、前記表示手段へ、前記発揮可能量を表示させるとともに、前記残存電力と前記配分割合とを一体的に表示させることを特徴とする制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2の何れかに記載の制御装置において、
    前記導出手段は、前記変更手段によって前記配分割合が変更された場合に、前記発揮可能量の導出を行うことを特徴とする制御装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れかに記載の制御装置において、
    更に、ユーザを認識するユーザ認識手段を備え、
    前記配分割合の初期設定は、認識したユーザに応じた設定を行うことを特徴とする制御装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れかに記載の制御装置において、
    更に、走行距離を設定する走行距離設定手段を備え、
    前記配分割合の初期設定は、設定された前記走行距離に基づいて前記走行機能に対する配分割合を設定することを特徴とする制御装置。
  6. 車両に搭載され、共通の電池から供給される電力により発揮する、走行機能を含む少なくとも3つ以上の複数の機能に対し、当該電池の残存電力の配分割合を設定する制御方法であって、
    ユーザ指示に応じて、前記配分割合を変更する変更工程と、
    前記複数の機能ごとに、前記残存電力と前記配分割合とから、当該機能に応じた単位での当該機能が発揮可能な発揮可能量を導出する導出工程と、
    前記複数の機能ごとに、前記配分割合と前記発揮可能量とを表示手段に表示させる表示制御工程と、
    を備え、
    前記変更工程は、前記走行機能以外の一の機能に関する前記配分割合を変更するユーザ指示があった場合は、前記走行機能への前記配分割合を減少させずに前記配分割合を調整することを特徴とする制御方法。
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