JP4466704B2 - 記録装置 - Google Patents
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Description
請求項1に係る発明は、
中間転写体と、
外部からの刺激によってカチオン硬化反応により硬化するカチオン硬化性材料を含む硬化性溶液を前記中間転写体上に供給する供給手段と、
前記中間転写体上に供給された前記硬化性溶液により形成された被硬化層に記録材を含むインクを吐出する吐出手段と、
前記インクが吐出された前記被硬化層を前記中間転写体から記録媒体に転写する転写手段と、
前記被硬化層を硬化させる刺激を供給する刺激供給手段と、
を有する記録装置である。
前記カチオン硬化性材料が、紫外線の照射によってカチオン硬化反応により硬化する紫外線カチオン硬化性材料であり、且つ前記刺激供給手段が前記被硬化層に紫外線を照射する紫外線照射手段である請求項1に記載の記録装置である。
前記カチオン硬化性材料が、電子線の照射によってカチオン硬化反応により硬化する電子線カチオン硬化性材料であり、且つ前記刺激供給手段が前記被硬化層に電子線を照射する電子線照射手段である請求項1に記載の記録装置である。
前記中間転写体が、中間転写ベルトである請求項1から3までのいずれか1項に記載の記録装置である。
前記中間転写体が、中間転写ドラムである請求項1から3までのいずれか1項に記載の記録装置である。
前記中間転写体上に形成され前記インクが吐出された前記被硬化層が、半硬化した状態で前記記録媒体に転写される請求項1から5までのいずれか1項に記載の記録装置である。
前記インクが、油性インクである請求項1から6までのいずれか1項に記載の記録装置である。
前記被硬化層が、吸油材料を含む請求項7に記載の記録装置である。
前記インクが、水性インクである請求項1から6までのいずれか1項に記載の記録装置である。
前記被硬化層が、吸水材料を含む請求項9に記載の記録装置である。
図1は、第1実施形態に係る記録装置を示す構成図である。
円筒状基体の材質としては、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼(SUS)、銅等が挙げられる。
表面層の材質としては、例えば、各種の樹脂[例えば、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエーテルサルフォン、フッ素系樹脂等]、各種のゴム(例えば、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、イソプレンゴム、スチレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、ウレタンゴム、エピクロロヒドリンゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等)等が挙げられる。表面層は、単層構成でもよいし、積層構成でもよい。
図2は、第2実施形態に係る記録装置を示す構成図である。
中間転写ベルト22は、例えば、各種の樹脂[例えば、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエーテルサルフォン、フッ素系樹脂等]、各種のゴム(例えば、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、イソプレンゴム、スチレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、ウレタンゴム、エピクロロヒドリンゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等)により構成される。中間転写ベルト22は、ステンレス等の金属材料により構成してもよい。中間転写ベルト22は、単層構成でもよいし、積層構成でもよい。また、中間転写ベルト22は、フッ素樹脂・シリコーンゴム等の離型性の材料により表面層を有していてもよい。
図3は、第3実施形態に係る記録装置を示す構成図である。
加えて、カチオン硬化反応は酸素による反応阻害が無いため、酸素の存在下(例えば大気中)においても効率良く硬化反応がおこり、周辺雰囲気の窒素パージ等の環境管理が不要となる。
さらにカチオン硬化反応は、上記の通り、条件によっては、外部からの刺激を停止した後も硬化反応が持続する場合がある。そのため、他の硬化反応の場合と比べて、上述したように刺激照射位置を選択できるため省スペース化を図ることができ、刺激照射量を抑えることにより省エネルギー化され、また刺激照射時間を短縮することにより高速化される。
本実施形態においては、固定化成分を予め硬化性溶液12Aに混合しているが、例えば、固定化成分を含む溶液を別途調整し、当該溶液を吐出する手段等により被硬化層12Bに吐出することにより、被硬化層12Bに固定化成分を含ませても良い。固定化成分を含む溶液を被硬化層12Bに吐出する工程は、インクジェット記録ヘッド14によりインク滴14Aを被硬化層12Bに吐出する前に行うことが望ましい。
インクとして水性インクを用いる場合は、吸水材料を用いることが望ましい。被硬化層12Bが吸水材料を含むことにより、水性インクに含まれる水が吸水材料に吸収されることから、被硬化層12B内におけるインク滴14Aの拡散を抑制することができる。そのため水性インクが被硬化層12B内において固定化され、高画質な画像が形成される。また、水性インクに含まれる水が吸水材料に吸収されることにより、水によるカチオン硬化反応の阻害が抑制されるため、カチオン硬化反応効率が維持され、高画質な画像が形成される。
インクとして油性インクを用いる場合は、吸油材料を用いることが望ましい。被硬化層12Bが吸油材料を含むことにより、油性インクに含まれる溶媒が吸油材料に吸収されることから、被硬化層12B内におけるインク滴14Aの拡散を抑制することができる。そのため油性インクが被硬化層12B内において固定化され、高画質な画像が形成される。
また吸油材料としては、具体的には、例えば、ヒドロキシステアリン酸、コレステロール誘導体、ベンジリデンソルビトールといった低分子ゲル化剤や、ポリノルボルネン、ポリスチレン、ポリプロピレン、スチレン−ブタジエン共重合体、各種ロジン類等が挙げられ、望ましくは、ポリノルボルネン、ポリプロピレン、ロジン類が挙げられる。
当該成分の比率としては、硬化性溶液12A全体に対し、0乃至80質量%程度の範囲が挙げられる。
Rはアルキル基を表し、Rとして望ましくは、CH3、C2H5、C2H4OHである。なお、Rは式中に含んでいてもよいし、含んでいなくても構わない。
Mは、水素原子、アルカリ金属又はアミン類を表す。Mとして望ましくは、H、Li、Na、K、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等であり、より望ましくは、H、Na,Kであり、更に望ましくは、水素原子である。nは、3乃至7の整数である。nとして望ましくは、複素環が6員環又は5員環となる場合であり、より望ましくは、5員環の場合である。mは、1又は2である。一般式(1)で表される化合物は、複素環であれば、飽和環であっても不飽和環であってもよい。lは、1乃至5の整数である。
硬化性溶液は、前述の第一実施態様から第三実施態様に示される記録装置において用いられるのが、効果発現の点で良好であるが、特に非浸透記録媒体へ記録する場合、記録媒体上に直接硬化性溶液を塗布し、記録媒体上に形成された被硬化層上に記録剤を含むインクを吐出し、前記被硬化層を硬化させる刺激を供給し、被硬化層を硬化させ画像形成してもよい。
また、インクとしては、紫外線硬化型インクも使用される。紫外線硬化型インクを用いることにより、耐久性の高い画像が形成される。
含硫黄溶媒としては、チオジエタノール、チオジグリセロール、スルフォラン、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルフェニルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩、高級脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、高級アルコールエーテルの硫酸エステル塩及びスルホン酸塩、高級アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩等が使用でき、望ましくは、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、イソプロピルナフタレンスルホン酸塩、モノブチルフェニルフェノールモノスルホン酸塩、モノブチルビフェニルスルホン酸塩、モノブチルビフェニルスルホン酸塩、ジブチルフェニルフェノールジスルホン酸塩等が用いられる。
上記第1実施形態と同様な構成の記録装置(図1及び図2参照)を用いて、溶液供給装置により硬化性溶液を中間転写ドラムに供給して被硬化層を形成し、その被硬化層上に記録ヘッドにより各インクを吐出して画像を形成した。そして、転写装置により記録媒体へ被硬化層を転写した後、刺激供給装置により刺激を供給し被硬化層を硬化させて、プリントし、評価を行った。条件は以下の通りである。
・溶液供給装置:グラビアロールコーター(被硬化層の層厚10μm)
・各記録ヘッド:ピエゾ方式の記録ヘッド(解像度解像度600dpi(dpi:1インチ当たりのドット数、以下同様である))
・転写装置(加圧ロール):径30mmの鋼製パイプにフッ素系樹脂を被覆したもの(中間転写ドラムに対する押し当て力:線圧3kgf/cm)
・刺激供給装置:高圧水銀ランプ(紫外線照射強度80W/cm)
・記録媒体:アート紙(OK金藤)、普通紙(FX−P紙(富士ゼロックス社製)の2種
・(3’,4’−エポキシシクロヘキサン)メチル−3,4−エポキシシクロへキサンカルボキシレート: 60質量部
・1−メチル−4−2−メチルオキシラニル7−オキサビシクロ4.1.0ヘプタン、 30質量部
・Bk顔料分散液(カーボンブラックにソルスパース13940(noveon社製:分散剤)を加え、アイソパーLに分散)(顔料濃度15質量%): 40質量部
・アイソパーL(エクソンモービル社製): 20質量部
・オレイン酸エチル 26質量部
・Cyan顔料分散液(フタロシアニン顔料にソルスパース16000(noveon社製:分散剤)を加え、アイソパーMに分散)(顔料濃度10質量%): 50質量部
・アイソパーM(エクソンモービル社製): 20質量部
・大豆油: 20質量部
・Magenta顔料分散液(キナクリドン顔料にソルスパース34750(noveon社製:分散剤)を加え、アイソパーMに分散)(顔料濃度15質量%): 30質量部
・アイソゾール(新日本石油社製): 12質量部
・大豆油エチル: 15質量部
・オレイルアルコール: 30質量部
・Yellow顔料分散液(Pigment Yellow 74にDisperbyk−101(ビックケミー社製:分散剤)を加え、アイソパーGに分散)(顔料濃度18質量%): 25質量部
・アイソパーM(エクソンモービル社製): 40質量部
・オレイン酸ブチル: 15質量部
実施例1と同様の各インクを用い、各記録ヘッドにより直接アート紙(OK金藤)及び普通紙(FX−P紙富士ゼロックス社製)上にインクを吐出して画像を形成し、転写工程及びUV照射工程は行わなかった。
硬化性材料を含む硬化性溶液を中間転写ドラムへ供給せず、インクを直接中間転写ドラム上に吐出して画像を形成した後、アート紙(OK金藤)及び普通紙(FX−P紙富士ゼロックス社製)上に転写を行い、UV照射工程を行わなかった以外は、実施例1と同様に印字を行った。
−硬化性溶液2(カチオン硬化性液体薄層材料)−
実施例1で調整した「硬化性溶液1」50質量部に、吸水材料として架橋ポリアクリル酸ナトリウム塩を50質量部を加え、「硬化性溶液2」とした。
・カーボンブラック 5質量部
・スチレン−アクリル酸−アクリル酸ブチルエステル共重合体 1.5質量部
・グリセリン 25質量部
・ジエチレングリコールモノブチルエーテル 6質量部
・オキシエチレンオレイルエーテル 0.5質量部
・銅フタロシアニン顔料 4質量部
・エチルメタクリレート−アクリル酸共重合体 2質量部
・ジエチレングリコール 15質量部
・グリセリン 15質量部
・テトラメチルデシンジオールオキシエチレン付加物 2質量部
・1,3−ブタンジオール 4質量部
・マゼンタ顔料(C.I.Pigment Red 122) 6質量部
・スチレン−メタクリル酸−メタクリル酸エチルヘキシルエステル共重合体 4質量部
・エチレングリコール 10質量部
・グリセリン 15質量部
・プロピレングリコール 5質量部
・テトラメチルデシンジオールオキシエチレン付加物 2.5質量部
・Yellow顔料(C.I.Pigment Yellow 74) 5質量部
・スチレン−メタクリル酸−メタクリル酸エチルエステル共重合体 3質量部
・ジエチレングリコール 15質量部
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 8質量部
・1,2−ヘキサンジオール 5質量部
・オキシエチレンラウリルエーテル 0.5質量部
−硬化性溶液3(カチオン硬化性液体薄層材料)−
・3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン 40質量部
・1,4−ビス[(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル]ベンゼン 30質量部
・ポリノルボルネン(多孔質、吸油材料) 30質量部
−硬化性溶液A(ラジカル硬化性液体薄層材料)−
・ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート 50重量部
・グリセリンプロポキシトリアクリレート 30重量部
印字を行った後の乾燥速度を測定した。具体的には、印字画像の上からコート(ハイグレードGCAA0002 富士ゼロックス社製)紙を重ね、更に上から100g/cm2の荷重をかけて、重ねた紙にインクが転写されなくなるまでの時間を測定した。評価基準は以下の通りであり、G1又はG2であれば実用上問題ない。その結果を表1に示す。
G1:印字後1秒未満
G2:印字後1秒以上2秒未満
G3:印字後2秒以上5秒未満
G4:印字後5秒以上
得られた印字物の文字部について、目視により評価を行った。評価基準は以下の通りであり、G1又はG2であれば実用上問題ない。その結果を表1に示す。
G1:文字の滲みは認められなかった。
G2:文字の滲みが若干認められたが実用上問題ない。
G3:文字の滲みが著しかった。
印字1分後に画像部を指で擦り、指の汚れを判断し、定着性を判別した。評価基準は以下の通りであり、G1又はG2であれば実用上問題ない。その結果を表1に示す。
G1:汚れがない
G2:わずかに汚れがある
G3:汚れがある。
印字を終了して24時間後にキセノンランプを12時間照射し、照射前後の退色度合いを官能評価した。評価基準は以下の通りであり、G1又はG2であれば実用上問題ない。その結果を表1に示す。
G1:まったく退色しなかった。
G2:僅かに退色した
G3:退色が著しかった。
100%カバレッジパターンを印字させた印字物を作成し、その印字物をオゾン濃度1.0ppmの条件下で24時間暴露させた。暴露後の印字物の光学濃度を、X−rite 404にて測定した。評価基準は以下の通りであり、G1又はG2であれば実用上問題ない。その結果を表1に示す。
G1:初期光学濃度に対する暴露後の光学濃度の比率が90%以上
G2:初期光学濃度に対する暴露後の光学濃度の比率が80%以上
G3:初期光学濃度に対する暴露後の光学濃度の比率が80%未満
記録用紙を23℃、50%RHの環境に8時間以上放置して調湿し、はがきサイズ(100×148mm)に裁断したサンプルに、余白を5mm取ってマゼンタ100%ベタ画像を印字し、印字後に装置から排出された直後に発生する印字面とは逆のハンギングカール発生量をノギスにより測定した。得られた測定値はカール曲率に換算し評価を行った。評価基準は以下の通りであり、G1又はG2であれば実用上問題ない。その結果を表1に示す。
G1:20m−1未満
G2:20m−1以上35m−1未満
G3:35m−1以上50m−1未満
G4:50m−1以上
はがきサイズ(100×148mm)に裁断した記録用紙に2cm×2cmのマゼンタ100%ベタ画像をはがきの中央に印字し、印字直後に発生する波打ちの最大高さをレーザー変位計(キーエンス社製、LK085)にて測定した。評価基準は以下の通りであり、G1又はG2であれば実用上問題ない。その結果を表1に示す。
G1:1.5mm未満
G2:1.5mm以上2mm未満
G3:2mm以上3mm未満
G4:3mm以上
23℃、50%RHの環境に8時間以上調湿したはがきサイズの記録紙に余白を5mm取り、マゼンタ100%ベタ画像を印字し、23℃、50%RHの環境に印字面を上に平置きに放置し、印字後50時間放置した後に発生するハンギングカール発生量を印字直後カール評価と同様にして測定した。得られた測定値はカール曲率に換算し評価を行った。評価基準は以下の通りであり、G1又はG2であれば実用上問題ない。その結果を表1に示す。
G1:20m−1未満
G2:20m−1以上35m−1未満
G3:35m−1以上50m−1未満
G4:50m−1以上
はがきサイズ(100×148mm)に裁断した記録用紙に2cm×2cmのマゼンタ100%ベタ画像をはがきの中央に印字し23℃、50%RHの環境に印字面を上に平置きに放置し、印字後50時間放置した後に発生する波打ちの最大高さを、印字直後のカックル評価と同様にして測定した。評価基準は以下の通りであり、G1又はG2であれば実用上問題ない。その結果を表1に示す。
G1:1.5mm未満
G2:1.5mm以上2mm未満
G3:2mm以上3mm未満
G4:3mm以上
−硬化性溶液4(カチオン硬化性液体薄層材料)−
・3‐オキシラニル‐7‐オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン 15質量部
・オクタメチレンジオキシラン 25質量部
・テレフタル酸ビス[(3‐エチルオキセタン‐3‐イル)メチル] 35質量部
・スチレン-アクリル酸エステル-アクリル酸ナトリウム塩共重合体(吸水材料) 25質量部
上記組成に対し、4‐(フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフルオロフォスフェート(光重合開始剤)を加え、4−ビニルシクロヘキセン−1.2−エポキシドで、粘度を90mPa・sになるように調整して、「硬化性溶液4」とした。
・Cab−o−jet−300(自己分散顔料分散液) 30質量部
グリセリン 15質量部
ジエチレングリコール 15質量部
・サーフィノール 465 1.0質量部
上記組成を混合し、さらに純水40質量部を加えて、「ブラックインク4」を得た。
・Cab−o−jet−250C (自己分散顔料分散液) 35質量部
・ジエチレングリコール 12質量部
・テトラエチレングリコール 10質量部
・1,2−ヘキサンジオール 4質量部
1,3−ブタンジオール 4質量部
サーフィノール 440 0.7質量部
サーフィノール 485 0.8質量部
上記組成を混合し、さらに純水37質量部を加えて、「ブラックインク4」を得た。
・Cab−o−jet−260M (自己分散顔料分散液) 50質量部
・エチレングリコール 8質量部
・グリセリン 15質量部
・プロピレングリコール 3質量部
・テトラメチルデシンジオールオキシエチレン付加物 2.5質量部
上記組成を混合し、さらに純水25質量部を加えて、「マゼンタインク4」を得た。
・Cab−o−jet−270Y (自己分散顔料分散液) 45質量部
・ジエチレングリコール 15質量部
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 8質量部
・1,3−ブタンジオール 4質量部
・オキシエチレンステアリルエーテル 0.9質量部
上記組成を混合し、さらに純水28質量部を加えて、「イエローインク4」を得た。
実施例4と同様の各インクを用い、各記録ヘッドにより直接アート紙(OK金藤)及び普通紙(FX−P紙富士ゼロックス社製)上に吐出して画像を形成し、転写工程及びUV照射工程は行わなかった。
「硬化性溶液4」を中間転写ドラムへ供給するかわりに、グラビアロールコーターによりアート紙(OK金藤)上に塗布し、膜厚10μmの「液体薄層4」を形成後、実施例4と同様のインクをそれぞれピエゾヘッド(解像度600dpi)にて「液体薄層4」上に印字し、画像を形成した後、アート紙に対し、80W/cmの高圧水銀ランプでUV照射を行った。
結果を表2に示す。
12 溶液供給装置
12A 硬化性溶液
12B 被硬化層
12C 筐体
12D 供給ローラ
12E ブレード
14 インクジェット記録ヘッド
16 転写装置
16A 加圧ロール
16B 加圧ロール
18 刺激供給装置
20 クリーニング装置
22 中間転写ベルト
22A 支持ロール
24 第2の刺激供給装置
101 記録装置
102 記録装置
103 記録装置
Claims (10)
- 中間転写体と、
外部からの刺激によってカチオン硬化反応により硬化するカチオン硬化性材料を含む硬化性溶液を前記中間転写体上に供給する供給手段と、
前記中間転写体上に供給された前記硬化性溶液により形成された被硬化層に記録材を含むインクを吐出する吐出手段と、
前記インクが吐出された前記被硬化層を前記中間転写体から記録媒体に転写する転写手段と、
前記被硬化層を硬化させる刺激を供給する刺激供給手段と、
を有する記録装置。 - 前記カチオン硬化性材料が、紫外線の照射によってカチオン硬化反応により硬化する紫外線カチオン硬化性材料であり、且つ前記刺激供給手段が前記被硬化層に紫外線を照射する紫外線照射手段である請求項1に記載の記録装置。
- 前記カチオン硬化性材料が、電子線の照射によってカチオン硬化反応により硬化する電子線カチオン硬化性材料であり、且つ前記刺激供給手段が前記被硬化層に電子線を照射する電子線照射手段である請求項1に記載の記録装置。
- 前記中間転写体が、中間転写ベルトである請求項1から3までのいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記中間転写体が、中間転写ドラムである請求項1から3までのいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記中間転写体上に形成され前記インクが吐出された前記被硬化層が、半硬化した状態で前記記録媒体に転写される請求項1から5までのいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記インクが、油性インクである請求項1から6までのいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記被硬化層が、吸油材料を含む請求項7に記載の記録装置。
- 前記インクが、水性インクである請求項1から6までのいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記被硬化層が、吸水材料を含む請求項9に記載の記録装置。
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