JP3101584B2 - インクジェット記録方法及び記録装置 - Google Patents
インクジェット記録方法及び記録装置Info
- Publication number
- JP3101584B2 JP3101584B2 JP09121015A JP12101597A JP3101584B2 JP 3101584 B2 JP3101584 B2 JP 3101584B2 JP 09121015 A JP09121015 A JP 09121015A JP 12101597 A JP12101597 A JP 12101597A JP 3101584 B2 JP3101584 B2 JP 3101584B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- ink
- area
- recorded
- ink jet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 43
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 93
- 238000007639 printing Methods 0.000 claims description 65
- 239000004094 surface-active agent Substances 0.000 claims description 27
- 239000003086 colorant Substances 0.000 claims description 9
- 230000009471 action Effects 0.000 claims description 6
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims description 6
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 5
- 230000004931 aggregating effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000007641 inkjet printing Methods 0.000 claims 1
- 239000000976 ink Substances 0.000 description 128
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 15
- 239000000463 material Substances 0.000 description 13
- 230000006870 function Effects 0.000 description 12
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 10
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 10
- 230000008569 process Effects 0.000 description 8
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 6
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 6
- 239000000049 pigment Substances 0.000 description 6
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 6
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 5
- 238000001454 recorded image Methods 0.000 description 5
- 125000002091 cationic group Chemical group 0.000 description 4
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 4
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 4
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 3
- 230000002776 aggregation Effects 0.000 description 2
- 238000004220 aggregation Methods 0.000 description 2
- 125000000129 anionic group Chemical group 0.000 description 2
- 230000000740 bleeding effect Effects 0.000 description 2
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 238000003491 array Methods 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000013523 data management Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 239000002270 dispersing agent Substances 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 239000005262 ferroelectric liquid crystals (FLCs) Substances 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 238000009776 industrial production Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 239000004753 textile Substances 0.000 description 1
- 239000013053 water resistant agent Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J19/00—Character- or line-spacing mechanisms
- B41J19/14—Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction
- B41J19/142—Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction with a reciprocating print head printing in both directions across the paper width
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/21—Ink jet for multi-colour printing
- B41J2/2107—Ink jet for multi-colour printing characterised by the ink properties
- B41J2/2114—Ejecting specialized liquids, e.g. transparent or processing liquids
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
Description
の画像を得ることができるインクジエット記録方法及び
記録装置に関し、詳しくは、記録媒体上に記録インク及
び記録インク中の色材を不溶化または凝集させるプリン
ト性向上液を吐出させるインクジエット記録方法、及び
該方法を実施するための記録装置であって、高速な印字
を可能にする。具体的な適用機器としては、該記録装置
を出力手段とするプリンタ、複写機、ファクシミリ、ワ
ードプロセッサ等の事務機器や布帛への捺染装置等の工
業用生産機器等を挙げることができる。
音、低ランニングコスト、装置の小型化が容易、等の理
由からプリンタや複写機などに利用されている。
応用したこれらの記録装置により、いわゆる普通紙と呼
ばれる被記録材上に画像を得る場合、画像の耐水性が不
十分であったり、また、カラー画像を得る場合には、フ
ェザリングの生じない高濃度の画像と色間の滲みの生じ
ない画像とを両立させることができず、良好な画像堅牢
性でかつ良好な品位のカラー画像が得られていなかっ
た。
ク中に含まれる色材に耐水性を持たせたインクも近年で
は実用化されてきている。しかしながらその耐水性はま
だ不十分であると共に、原理的に乾燥後、水に溶解しに
くいインクであるために、記録ヘッドのノズル詰まりが
生じやすく、これを防止するために装置構成を複雑にせ
ざるを得なかった。
せる技術が多数開示されている。特開昭53−2448
6号公報では染色物の湿潤堅牢度を増進させるため、染
色物を後処理することで染料をレーキ化し固着させる技
術が開示されている。
ジエット記録方式を用いて、相互に接触すると常温また
は加熱時に被膜形成能が増大する2以上の成分を用いて
記録する方法が開示されており、被記録媒体上で各成分
が接触することで強固に密着した被膜を形成した印刷物
を得ている。
染料インクをインクジエット記録後に、染料とレーキを
形成する耐水化剤を付与する方法が開示されている。
すべき画像位置をあらかじめ識別し、記録インクと処理
インクとを重ねて記録するインクジエット記録方法が開
示されており、記録インクに先立って処理インクで描い
たり、先に描かれた記録インク上に処理インクを重ねた
り、先に描かれた処理インク上に記録インクを重ね、さ
らに処理インクを重ねて描いたりする方法が開示されて
いる。
記録装置に特有である吐出信頼性維持のための回復手
段、ヘッド構成、タンク構成、記録画像の品位向上の為
の印字モード等については開示されていない。
して、キャリッジの往復走査で印字する、双方向印字の
方法が挙げられる。
着弾ずれによる品位の違い、複数のインクの重ねる順序
の違いによる色の違いが生じる。
録ヘッドが主走査方向に並んで配置される場合、往復で
処理液とインクの打ち込み順序が逆になる。インクは処
理液によって色が変わる場合が多く、処理液をインクよ
りも先に記録した場合と後に記録した場合では、色の違
いが顕著になる。
と復方向で印字された部分が隣接すると、色や品位の違
いが目立ち、画像品位の非常に劣化するという問題があ
る。
メージ内のブレーク(画像の空白部)を検出し、別の方
向で印字する部分が隣接しないようにすることで、双方
向印字を可能としている。この中ではブレークが検出さ
れないと印字方向は反転せず、前の印字方向と同じ方向
で印字することとしている。その一例を図10に示す。
まず、領域a′は左から右の方向(「往」方向)で印字
される。領域a′とb′の間にはブレークが検出されな
いので、領域b′は領域a′と同じ方向で印字される。
領域b′とc′の間にはブレークがあるので、領域c′
を印字するときにはキャリッジは前行と逆方向に動き、
右から左の方向(「復」方向)に印字される。さらに、
領域c′とd′の間にはブレークが検出されないので、
領域d′は領域c′と同じ方向で印字される。
い、インクの着弾ずれを目立たなくさせ、双方向の印字
を行う場合に有効である。
インクを記録媒体に付与したときの耐水性等のプリント
性を向上させる作用を有する物質を含むプリント性向上
液とインクの組み合わせで、一方には界面活性剤を多く
添加し、他方には界面活性剤を少なく添加する、あるい
は添加しないような組み合わせを選んだ場合、インクと
プリント性向上液の打ち込み順序によりスキャン(走
査)のつなぎ目部分で画像の乱れが発生することを見い
だした。以下にその現象と、発生のメカニズムを説明す
る。
乱れの主たる原因は、インクの濃度に分布が生じ、白っ
ぽくなってしまう現象(以下、「白もや現象」とする)
である。白もや現象は、界面活性剤によって引き起こさ
れると考えられる。
「白もや」現象を説明する。
の印字領域が接触している例を示す。A液に界面活性剤
の少ないタイプのインク、B液に界面活性剤の多いタイ
プのインクが使われている。白もや現象は、図8(a)
に示すように、A液印字側に起こる。
力が低くなり、浸透性が高くなる。表面張力が高く、浸
透性の低いタイプのインクは、インクが紙の繊維に沿っ
て広がる(フェザリング)現象が起こりにくく、印字部
と被印字部の境界がはっきりする。このため、文字を多
く印字する黒インクには、浸透性の低いタイプのインク
が用いられることが多い。それに対して界面活性剤を多
く添加し、表面張力が低く、浸透性が高いインクはフェ
ザリング現象は起こりやすいが、すばやく浸透するため
異色間の接触境界でのインクの混じりあい(ブリード現
象)が起こりにくく、さらに、定着性が良い。このタイ
プのインクは黒以外のカラーインクとして多く用いられ
る。プリント性向上液には、定着性向上、吐出特性など
の理由から、浸透性の高いタイプの液が使用されること
が多い。
ズムを示す。被記録材上で、浸透性の低いタイプのイン
クAは浸透性の低いタイプのインクBと接触すると(図
8(b))、B液中の界面活性剤がA液の接触境界部に
侵入する(図8(c))。その結果、A液中に界面活性
剤の多い領域(領域11)と少ない領域(領域12)が
生じる。もともと表面張力が高く浸透性の低かったイン
クは、領域12では侵入してきた界面活性剤の影響によ
り表面張力が低く浸透性が高くなる。インク中の、表面
張力が高い部分(領域11)では、インクは自身の高い
表面張力のためにインク滴の中心に集まろうとする。こ
のため、インクの濃度に分布ができ、領域11では濃度
が高くなり、領域12では濃度が低くなる。領域12で
はインクの濃度が低いまま、界面活性剤の影響によりす
ばやく浸透し、その結果としてインク中の色材が被記録
材表面に残りにくく、白っぽくなる(図8(d))。
材を相対的に移動させる主走査の方向の接触境界だけで
なく、非記録時に記録ヘッドと被記録材を相対的に移動
させる副走査の方向で異なった行間でA液のインクとB
液のインクが接触する場合でも起こる。
独のインクのみで記録される場合に限らない。例えば界
面活性剤の入った液と入っていない液が同時にB印字部
分に印字される場合も同様に発生する。
プ)とプリント性向上液(界面活性剤ありB液タイプ)
が重ね打ちされる場合、印字方向による白もや現象の発
生を説明する図である。
上液(S)吐出部と黒く塗りつぶして描かれた黒インク
(Bk)吐出部を備えたモノクロ印字用の記録ヘッドを
模式的に示した図である。記録ヘッドは記録媒体上を図
中の矢印の方向に移動して画像を記録する。
印字領域を右から左に動き、2行分を記録する例を示
す。ここで黒の記録画像とプリント性向上液の記録画像
は重なっている。この図の例では、プリント性向上液は
インクよりも後に印字される。このようにプリント性向
上液がインクよりも後に記録される場合、図に描かれた
ように印字の境界領域に白もやが発生する。
であり、インクとプリント性向上液が混合していて、プ
リント性向上液の作用によりインク中の色材は不溶化ま
たは凝集している。領域21にはプリント性向上液が打
ち込まれているので、界面活性剤が存在している。記録
ヘッドの右から左への移動にともない、記録媒体上に、
まずインクが打ち込まれ、ヘッドの間隔、キャリッジの
移動速度によって決まる一定の時間の後、プリント性向
上液が打ち込まれ、黒インクとプリント性向上液が混合
した領域が形成される。領域22は何も印字されていな
い領域、領域23はインクのみ印字されている領域、領
域24は領域21と同様にプリント性向上液とインクが
混在する領域である。
な白もやが発生する直前の状態、すなわち図8(b)で
示したのと同様の状態を、図9(b)中のx−x線にお
ける断面として模式的に示した図である。領域21には
プリント性向上液に含まれていた界面活性剤が多く存在
し、領域23は黒インクのみで構成されているので界面
活性剤は含まれていない。領域21と領域23は接触
し、領域21中の界面活性剤が領域23へ移動すること
によって、結果的には図9(b)に描かれているように
領域23の境界部分にインクの濃度の分布(白もや)が
発生する。すなわち、図9(d)に示した断面は結果的
に図8(c)に示されるような状態に移行する。
の後にプリント性向上液が打ち込まれても、白もやは改
善されず、インクの濃度に分布があるままインク中の色
材がプリント性向上液の作用により不溶化または凝集さ
れる。
(a)の記録ヘッドが印字領域を左から右に動き、2行
分を記録する例を示す。ここで黒の記録画像とプリント
性向上液の記録画像は重なっている。この図の例では、
プリント性向上液はインクよりも前に印字される。プリ
ント性向上液がインクよりも前に印字される場合、図9
(b)で説明したような印字境界部分での白もやは発生
しない。
で印字した領域であり、インクとプリント性向上液が混
合している。領域25にはプリント性向上液があるの
で、界面活性剤も含まれている。記録ヘッドの左から右
への移動にともない、記録媒体上に、まずプリント性向
上液が打ち込まれ、一定の時間後、黒インクが打ち込ま
れ、黒インクとプリント性向上液が混合した領域が形成
される。領域26は領域25と同様にプリント性向上液
とインクが混在する領域、領域27はプリント性向上液
のみ印字された領域、領域28は何も記録されていない
領域である。
おける断面の様子を模式的に示した図である。
たれているので、界面活性剤が存在する。
(領域27)に打ち込まれるが、図9(b)の場合とは
違って、黒インクが記録媒体上に達するときには、すで
にプリント性向上液が打ち込まれているため、界面活性
剤の分布が起こらず、さらにプリント性向上液と接触す
るとすぐにインク中の色材が不溶化または凝集するの
で、白もやは起こらない。
たが、カラー記録の場合も、カラーインクに界面活性剤
が含まれないタイプのインクを選んだ場合に同様の現象
が起こる。
向上液よりも前に打ち込まれるときには、主走査方向、
及び副走査方向で、プリント性向上液を含む領域と接触
する境界の画像品位が著しく劣化するという問題があ
る。
のであり、画像の空白(ブレーク)を検出し、1回のス
キャンで印字可能な領域の上下両端に空白があるときだ
け復方向印字を可能にすることで、復方向印字の行が連
続することによって引き起こされる画像の乱れを防止
し、かつ、印字方向の違いによる色の違いを目立たなく
させて往復印字を実行し、高速かつ高品位な出力が得ら
れるインクジェット記録方法及び装置を提供することを
目的とする。
明は、インクと、記録媒体に付与されるインクのプリン
ト性を向上させるプリント性向上液とを、記録媒体上の
同一領域に付与することで記録を行うに際し、記録媒体
上の記録範囲を複数の領域に分け、各領域を、プリント
性向上液を付与してからインクを付与する順序で記録を
行う第1の工程と、インクを付与してからプリント性向
上液を付与する順序で記録を行う第2の工程のいずれか
により記録を行うインクジェット記録方法であって、隣
接する領域の境界に、両領域にかけて連続する画像があ
るか否かを判断し、これから記録しようとする領域とす
でに記録を行った領域の境界に前記連続する画像がな
く、かつ、これから記録しようとする領域とその次に記
録を行う領域の境界にも前記連続する画像がないと判断
したとき、前記これから記録しようとする領域を前記第
2の工程により記録可能とすることを特徴とする。
に付与されるインクのプリント性を向上させるプリント
性向上液とを、記録ヘッドから吐出して記録媒体上の同
一領域に付与することで記録を行うに際し、記録媒体上
の記録範囲を複数の領域に分け、各領域を、プリント性
向上液を付与してからインクを付与する順序で記録を行
う第1の工程と、インクを付与してからプリント性向上
液を付与する順序で記録を行う第2の工程のいずれかに
より記録を行うインクジェット記録装置であって、隣接
する領域の境界に、両領域にかけて連続する画像がある
か否かを判断する判断手段と、前記判断手段が、これか
ら記録しようとする領域とすでに記録を行った領域の境
界に前記連続する画像がなく、かつ、これから記録しよ
うとする領域とその次に記録を行う領域の境界にも前記
連続する画像がないと判断したとき、前記これから記録
しようとする領域を前記第2の工程により記録可能とす
る記録制御手段とを備えることを特徴とするインクジェ
ット記録装置が提供される。
上にインクとともに付与することでインクに作用して耐
水性等の良好なプリント性能を得ることを可能にする物
質を含んだ液体であって、インクと接触することでイン
ク中の色剤を不溶化又は凝集させる作用を有する液体、
インク中の染料を不溶化する液体、インク中の顔料に分
散破壊を生じせしめる液体等を含む。ここで、不溶化と
は、例えばインク中の染料に含まれるアニオン性基とプ
リント性向上液中に含まれるカチオン性物質のカチオン
性基がイオン的に相互作用を起こしてイオン結合が生
じ、インク中に均一に溶解していた染料が溶液中から分
離する現象である。また、凝集とは、インクに使用して
いる色剤がアニオン性基を有する水溶性染料の場合に
は、不溶化と同一の意味で使用される。また、インクに
使用している色剤が顔料の場合には、顔料分散剤あるい
は顔料表面とプリント性向上液中に含まれるカチオン性
物質のカチオン性基がイオン的相互作用を起こし、顔料
の分散破壊が生じ、顔料の粒子径が巨大化することを含
む。通常、上述した凝集に伴って、インクの粘度が上昇
する。
れる領域と、他の印字領域との接触境界でのインクの濃
度の分布による画像劣化を防ぎ、かつ印字方向による色
の相違を目立たなくさせて、双方向印字を実行し、高
速、高品位な出力を得ることができる。
例を説明する。
よりも前に印字する方向を「往方向」、逆にプリント性
向上液をインクよりも後に印字する方向を「復方向」と
する。さらに、往方向と復方向のどちらかを任意に選択
して印字するときの方向を、「任意方向」とする。ま
た、現在印字記録を行おうとしているスキャンを「今ス
キャン」、今スキャンの1つ前の印字記録を行ったスキ
ャンを「前スキャン」、今スキャンの次に印字記録され
るスキャンを「次スキャン」とする。さらに、本明細書
では、画像データのない領域を「ブレーク」という。
ためのフローチャートである。
今スキャンとの間にブレークが存在するか否かを判断す
る。ブレークが存在すれば次の判定ステップS2に進
み、一方、ブレークが存在しなければ今スキャンの印字
方向は「往方向」と判定される。
ーク判定領域中にブレークが存在するか否かを判定す
る。画像データによっては、1回のスキャンで印字でき
る領域をすべて印字してしまうのではなく、1回のスキ
ャンでの印字領域を減らしてでも往復印字をした方がス
ループットの向上を図れる場合がある。そのため、今ス
キャン中にブレークの有無を判定するためのブレーク判
定領域を設け、ブレーク判定領域中にブレークが存在し
たら、ステップS5にすすみ、検出されたブレークの部
分までの画像データを任意の方向で記録する。
記録を行うのに、最短の時間で行える方向を選択する。
インクジェット記録装置の場合、通常の記録を行うため
のスキャン動作のほかに、記録の信頼性を向上させるた
めに、印字領域外においてインクを吐出する予備吐出動
作や、インクを吐出口より吸引排出する吸引回復動作が
行われる。多くの場合、これらの動作を行うためのポジ
ションが決まっていて、キャリッジの移動を伴う。予備
吐出や吸引回復のためのキャリッジ動作がなければ、今
スキャン印字を最短の時間で行える方向は前スキャンの
印字方向の反対の方向であるが、前スキャンと今スキャ
ンの間にキャリッジの移動があれば、前スキャンと同じ
方向が最短の時間で記録を行える方向である場合もあ
る。
判定領域中にブレークなしと判定されたら、判定ステッ
プS3に進み、次スキャンの先頭にブレークが存在する
か否かを判定する。存在すると判定されれば、ステップ
S5に進み、任意の方向で記録が行われ、存在しないと
判定されれば、ステップS4に進み、往方向で記録され
る。
る。
からhは記録ヘッドの主走査方向の1回のスキャンで印
字される領域である。
の印字領域、または次スキャンの印字領域との間のブレ
ークの有無をまとめて示したものであり、○はブレーク
あり、×はブレークなしを表す。
て往方向で記録される。領域aとbのつなぎ目にはブレ
ークなしなので、領域a、bは往方向で記録される。領
域bとcのつなぎ目にはブレークが存在する。しかし、
領域cとdのつなぎ目にはブレークが存在しないので、
領域c、dは共に往方向で記録される。
部が任意の方向で記録される。領域eとfのつなぎ目に
はブレークなしなので、領域e、fは往方向で記録され
る。領域fとgのつなぎ目にはブレークが存在する。さ
らに、領域gとhのつなぎ目にもブレークが存在する。
よって、領域gは任意の方向で記録される。領域hは次
スキャンの領域との間にブレークがないので、往方向で
記録される。
理方法、処理方法の具体例を示す。
タの管理方法を説明するためのブロック図である。印字
記録ヘッドの1スキャン分で印字記録可能な範囲はブロ
ック#1からブロック#Nまでのブロックに分割して管
理され、それぞれのブロックに対応した印字記録データ
がメモリ上の印字バッファメモリに分割して格納され
る。印字バッファメモリ中の印字記録データは、データ
転送制御回路を介して印字記録ヘッド1に送られ、記録
媒体上への印字記録が行われる。データ転送制御回路3
では印字記録ヘッドへのデータ出力をブロック毎に制御
することができ、印字記録をするか否かをブロック毎に
選択的に設定できるようになっている。本実施例では、
各ブロックに対応した印字バッファメモリ2上のデータ
を調べることによってスキャン毎の印字記録データが連
続しているか、連続していないかを判別し、その結果に
より印字記録方向の制御を行う。印字記録データが連続
していないと、画像の空白であるブレークが存在する。
領域との間にブレークがあるか否かを検出するための最
も簡単な方法は、今スキャンで印字記録可能なNブロッ
クの印字データの最終ブロックすなわちブロック#N
と、次のブロックすなわちブロック#N+1に印字記録
データが存在するか否かをチェックすることである。し
かしながら、ブレークを検出できて、復路印字が可能で
あれば、今スキャンにおいて印字記録可能なNブロック
を全て印字記録してしまうのではなく、ブレークを検出
したブロックより上側を今スキャンで印字し、ブレーク
を検出したブロックの下側のデータを次スキャンで印字
する方が印字時間が短縮できる場合がある。たとえば図
中ブロック#N及び#N+1に印字記録データがある場
合、今スキャンでブロック#1からブロック#Nまでを
全て印字してしまうと、今スキャンと次スキャンの印字
領域を分離できない。しかし例えばブロック#N−1が
印字記録データなしである場合には、ブロック#Nを今
スキャンで印字せずに次スキャンで印字することによっ
て、ブロック#N−1をはさんで今スキャンと次スキャ
ンの印字領域を分離することが可能である。本実施例で
は、ブレークを検出する範囲を印字記録可能なNブロッ
クのうち下からMブロックの範囲とし、ブロック#N−
(M−1)からブロック#N+1の間に印字記録データ
がないブロック#Xが存在した場合には、データ転送制
御回路を設定することによってブロック#1〜#X−1
だけを今スキャンで印字し、ブロック#X+1以降は次
スキャンで印字することによって今スキャンと次スキャ
ンの印字データを分離させ、もって復路印字を可能に
し、印字時間の短縮を図っている。なお、ここでブレー
クを検出する範囲としている、下からMブロックの領域
が、前述の図1のステップS2における「ブレーク判定
領域」に相当する。
の詳細を示すフローチャートである。1ページ印字記録
処理に先だってワークメモリ上にある前スキャン連続フ
ラグおよび次スキャン連続フラグをともに偽にセットし
ておく(ステップS11)。ここで、前スキャン連続フ
ラグは、今スキャンの印字記録領域と、前スキャンの印
字記録領域とで印字記録データが連続しているか否かを
示すフラグであり、次スキャン連続フラグは今スキャン
の印字記録領域と、次スキャンの印字記録領域とで印字
記録データが連続しているか否かを示すフラグである。
録先頭データが印字記録ヘッドのブロック#1の位置に
来るように紙送り動作を実行する(ステップS12)。
次に、印字バッファに格納された印字記録データを、印
字記録ヘッド最下端側のブロック#N+1から上側にむ
けてチェックし、ブロック#N+1からブロック#N−
(M−1)までの間に記録データなしのブロックがある
かどうかを調べる(ステップS13)。
ブロックが見つからなかった場合は、今スキャンと次ス
キャンの印字記録データが連続している場合である。し
たがってこの場合には次スキャン連続フラグを真にセッ
トし(ステップS15)、今スキャンで印字記録する再
下端ブロックを示す変数Xに、印字記録ヘッド再下端ブ
ロックであるNを代入する(ステップS16)。
なしブロックが見つかった場合は、そのデータブロック
を境に今スキャンと次スキャンの印字記録データを分離
することが可能である。この場合には次スキャン連続フ
ラグを偽にセットし(ステップS17)、今スキャンで
印字記録する再下端ブロックを示す変数Xには、ステッ
プS13で最初に見つかった記録データなしブロック番
号−1を代入する(ステップS18)。
ンが連続しているかブレークしているかが検出され、次
スキャン連続フラグに代入されている。一方、今スキャ
ンと前スキャンとが連続しているかブレークしているか
既に前スキャン連続フラグに代入されているので、前ス
キャン連続フラグと次スキャン連続フラグがともに偽で
あるかどうかを調べることにより、今スキャンが前スキ
ャンおよび次スキャンの両方と記録データが連続しない
独立なスキャンであるかどうかが判別可能である(ステ
ップS19)。前スキャン連続フラグと次スキャン連続
フラグかともに偽であった場合には、今スキャンは前後
のスキャンと連続しない独立スキャンであるので、ブロ
ック#1から#Xまでを任意方向で印字記録を行う(ス
テップS20)。一方、ステップS19において、前ス
キャン連続フラグと次スキャン連続フラグのいずれか、
または両方が真であった場合には、任意方向印字記録は
行えないので、ブロック#1から#Xまでを往方向で印
字記録を行う(ステップS21)。1スキャン印字記録
後、次スキャン連続フラグは次スキャンの印字記録処理
において前スキャン連続フラグとして使用できるので、
前スキャン連続フラグを次スキャン連続フラグの内容で
更新する(ステップS22)。
でを、ステップS23においてYesとなるまで必要な
スキャン数分繰り返すことにより、1ページの印字記録
が完了する。
一例を示す。記録装置100の給紙位置111に挿入さ
れた記録媒体106は、送りローラ109によって記録
ヘッドユニット103の記録可能領域へ搬送される。記
録可能領域における記録媒体の下部には、プラテン10
8が設けられる。キャリッジ101は、ガイド軸104
とガイド軸105の2つのガイド軸によって定められた
方向に移動可能な構成となっており、記録領域を往復走
査する。キャリッジ101には、複数の色インクとプリ
ント性向上液(S)を吐出する記録ヘッドと、それぞれ
の記録ヘッドにインクやプリント性向上液を供給するイ
ンクタンクを含む記録ヘッドユニット103が搭載され
ている。この例のインクジェッ記録装置に設けられる複
数の色のインクは、ブラック(Bk)、シアン(C)、
マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色である。
下部に回復系ユニット110があり、非記録時には記録
ヘッドの吐出口部をキャップする等の操作を行う。この
左端を記録ヘッドのホームポジションと呼ぶ。
スイッチ部は記録装置の電源のオン/オフや各種記録モ
ードの設定時等に使用され、スイッチ部は記録装置の状
態を表示する役割をする。
の斜視図である。この例は、Bk、C、M、Yの各色イ
ンクと、プリント性向上液のタンクが全て独立に交換可
能な構成の場合である。
プリント性向上液を吐出する記録ヘッド群102と、B
k用タンク20K、C用タンク20C、M用タンク20
M、Y用タンク20Y、及び、プリント性向上液のタン
ク21が登載される。各タンクは記録ヘッドとの接続部
を介して記録ヘッドと接続し、吐出口にインクやプリン
ト性向上液が供給される。尚、この例以外にも、プリン
ト性向上液とBkのタンクが一体構造であってもよく、
また、CとMとYのタンクが一体構造であってもよい。
面(被記録媒体に対向する面)を示す図である。記録ヘ
ッド群はBk、C、M、Yのインクを夫々吐出させるた
めのヘッド30K、30C、30M、30Yと、プリン
ト性向上液を吐出させるためのヘッド31とから構成さ
れている。
する記録ヘッド群102として、図(c)に示すように
C、M、Yが一体となった形態のヘッド32、図6
(d)に示すようにBk、C、M、Yが一体となった形
態のヘッド33を使用しても良く、図6(e)に示すよ
うなモノクロヘッドの形態をとっても、いずれにしても
有効である。いずれのヘッド群も、記録インク吐出ヘッ
ドと、プリント性向上液吐出ヘッドは主走査方向に並列
している。これらのヘッド群は夫々別個のヘッドを組合
せて一体化してもよく、また、一つのヘッドに夫々のイ
ンクに対応した吐出口列を複数併設してもよい。
の一例を示すブロック図である。ホストコンピュータか
ら、記録すべき画像データが記録装置100の受信バッ
ファ401に入力される。また、正しくデータが転送さ
れているかを確認するデータや、記録装置の動作状態を
知らせるデータが記録装置からホストコンピュータに出
力される。受信バッファ401のデータはCPUからな
る制御部402の管理のもとで、メモリ部403に転送
されRAM(ランダムアクセスメモリ)に一次的に記憶
される。メカコントロール部404は、制御部402か
らの指令によりキャリッジモータやラインフィードモー
タ等のメカ部405を駆動する。センサ/SWコントロ
ール部406は、各種センサやスイッチ(SW)からな
るセンサ/SW部407からの信号を制御部402へ送
る。表示素子コントロール部408は、制御部402か
らの指令により表示パネル群のLEDや液晶表示素子等
からなる表示素子部409を制御する。記録ヘッドコン
トロール部410は制御部402からの指令により記録
ヘッド411を制御する。また、記録ヘッド411の状
態を示す温度情報等を制御部402に伝える。
式としては、インク吐出を行わせるために利用されるエ
ネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電
気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーに
よりインクの状態変化を生起させる方式があり、かかる
方式によれば記録の高密度化高精彩化が達成できる。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにしても適用可能であ
ることが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(イ
ンク)が保持されているシートや液路に対応して配置さ
れている電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸
騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆
動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネ
ルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を
生じさせて、結果的にこの行動信号に1対1で対応した
液体(インク)内の気泡を形成できるので有効である。
この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体
(インク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成す
る。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気
泡の成長収縮が行われるので、特に応答性の優れた液体
(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
書に開示されるような吐出口、液路、電気熱変換体の組
み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭和59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
としても良い。
置本体と電気的な接続や装置本体からのインクの供給が
可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、ある
いは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられ
たカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として用いられるものの他、ワードプロセッサ、リ
ーダ等と組合せた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の記録手段の形態を採るもの等であ
ってもよい。
ッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、複
写装置としての機能を有する情報処理装置に適用した場
合の概略構成を示すブロック図である。
制御部で、マイクロプロセッサ等のCPUや各種I/O
ポートを備え、各部に制御信号やデータ信号等を出力し
たり、各部よりの制御信号やデータ信号を入力して制御
を行なっている。1802はディスプレイ部で、この表
示画面には各種メニューや文書情報およびイメージリー
ダ1807で読み取ったイメージデータ等が表示され
る。1803はディスプレイ部1802上に設けられた
透明な感圧式のタッチパネルで、指等によりその表面を
押圧することにより、ディスプレイ部1802上での項
目入力や座標位置入力等を行なうことができる。
odulation)音源部で、音楽エディタ等で作成
された音楽情報をメモリ部1810や外部記憶装置18
12にデジタルデータとして記憶しておき、それらメモ
リ等から読み出してFM変調を行なうものである。FM
音源部1804からの電気信号はスピーカ部1805に
より可聴音に変換される。プリンタ部1806はワード
プロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装
置、複写装置の出力端末、すなわち記録手段として、本
発明の記録装置が適用されたものである。
入力するイメージリーダ部で、原稿の搬送経路途中に設
けられており、ファクシミリ原稿や複写原稿の他各種原
稿の読取りを行なう。1808はイメージリーダ部18
07で読取った原稿データのファクシミリ送信や、送ら
れてきたファクシミリ信号を受信して復号するファクシ
ミリ(FAX)の送受信部であり、外部とのインターフ
ェース機能を有する。1809は通常の電話機能や留守
番電話機能等の各種電話機能を有する電話部である。
ャプログラムおよびその他のアプリケーションプログラ
ム等や文字フォントおよび辞書等を記憶するROMや、
外部記憶装置1812からロードされたアプリケーショ
ンプログラムや文書情報さらにはビデオRAM等を含む
メモリ部である。
力するキーボード部である。
ディスク等を記憶媒体とする外部記憶装置で、この外部
記憶装置1812には文書情報や音楽或は音声情報、ユ
ーザのアプリケーションプログラム等が格納される。
的外観図である。
トパネルディスプレイで、各種メニューや図形情報およ
び文書情報等を表示する。このディスプレイ1901上
には図11に示したタッチパネル1803が設けられ、
その表面を指等で押圧することにより座標入力や項目指
定入力を行なうことができる。1902は装置が電話器
として機能するときに使用されるハンドセットである。
キーボード1903は本体と脱着可能にコードを介して
接続されており、各種文書情報や各種データ入力を行な
うことができる。また、このキーボード1903には各
種機能キー1904等が設けられている。1905は図
11に示した外部記憶装置1812へのフロッピーディ
スクの挿入口である。
取られる原稿を戴置する用紙戴置部で、読取られた原稿
は装置後部より排出される。またファクシミリ受信等に
おいては、インクジェットプリンタ1907によりプリ
ントされる。
RT(Cathode−ray tube)でもよい
が、強誘電性液晶を利用した液晶ディスプレイ等のフラ
ットパネルが好ましい。小型、薄型化に加え軽量化が図
れるからである。
タやワードプロセッサとして機能する場合、キーボード
部1811から入力された各種情報が制御部1801に
より所定のプログラムに従って処理され、プリンタ部1
806に画像として出力される。
場合、通信回線を介してFAX送受信部1808から入
力したファクシミリ情報が制御部1801により所定の
プログラムに従って受信処理され、プリンタ部1806
に受信画像として出力される。
ージリーダ部1807によって原稿を読取り、読取られ
た原稿データが制御部1801を介してプリンタ部18
06に複写画像として出力される。なお、ファクシミリ
装置の受信機として機能する場合、イメージリーダ部1
807によって読取られた原稿データは、制御部180
1により所定のプログラムに従って送信処理された後、
FAX送受信部1808を介して通信回線に送信され
る。
すようにインクジェットプリンタを本体に内蔵した一体
型としてもよく、この場合は、よりポータブル性を高め
ることが可能となる。尚、同図において、図12と同一
機能を有する部分には、対応する符号を付す。
明のプリント装置を適用することによって、高品位のプ
リント画像を高速かつ低騒音で得ることができるため、
上記情報処理装置の機能をさらに向上させることが可能
となる。
続データの有無により、印字方向を選択し、画像品位を
著しく劣化させることなく双方向印字が可能となるの
で、高品位な画像を高速に得ることができる。
図である。
説明する図である。
説明する図である。
である。
ある。
る。
る。
図である。
ータと印字方向の一例を説明する図である。
ソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、複写装置とし
ての機能を有する情報処理システムの記録手段として適
用した場合の概略構成を示すブロック図である。
ある。
手段として適用した場合の一例を示す模式的外観図であ
る。
Claims (12)
- 【請求項1】 インクと、記録媒体に付与されるインク
のプリント性を向上させるプリント性向上液とを、記録
媒体上の同一領域に付与することで記録を行うに際し、
記録媒体上の記録範囲を複数の領域に分け、各領域を、
プリント性向上液を付与してからインクを付与する順序
で記録を行う第1の工程と、インクを付与してからプリ
ント性向上液を付与する順序で記録を行う第2の工程の
いずれかにより記録を行うインクジェット記録方法であ
って、 隣接する領域の境界に、両領域にかけて連続する画像が
あるか否かを判断し、 これから記録しようとする領域とすでに記録を行った領
域の境界に前記連続する画像がなく、かつ、これから記
録しようとする領域とその次に記録を行う領域の境界に
も前記連続する画像がないと判断したとき、前記これか
ら記録しようとする領域を前記第2の工程により記録可
能とすることを特徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項2】 前記プリント性向上液は、インク中の色
剤を不溶化または凝集させる作用を有する物質を含む請
求項1記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項3】 前記プリント性向上液は、界面活性剤を
含有する請求項1または2記載のインクジェット記録方
法。 - 【請求項4】 インクおよびプリント性向上液の付与
は、熱エネルギーを用いて記録ヘッドから吐出すること
で行う請求項1ないし3のいずれかに記載のインクジェ
ット記録方法。 - 【請求項5】 インクと、記録媒体に付与されるインク
のプリント性を向上させるプリント性向上液とを、記録
ヘッドから吐出して記録媒体上の同一領域に付与するこ
とで記録を行うに際し、記録媒体上の記録範囲を複数の
領域に分け、各領域を、プリント性向上液を付与してか
らインクを付与する順序で記録を行う第1の工程と、イ
ンクを付与してからプリント性向上液を付与する順序で
記録を行う第2の工程のいずれかにより記録を行うイン
クジェット記録装置であって、 隣接する領域の境界に、両領域にかけて連続する画像が
あるか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段が、これから記録しようとする領域とすで
に記録を行った領域の境界に前記連続する画像がなく、
かつ、これから記録しようとする領域とその次に記録を
行う領域の境界にも前記連続する画像がないと判断した
とき、前記これから記録しようとする領域を前記第2の
工程により記録可能とする記録制御手段とを備えること
を特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項6】 前記判断手段は、隣接する領域に記録さ
れる画像のデータに基づき、前記判断を行う請求項5記
載のインクジェット記録装置。 - 【請求項7】 前記プリント性向上液は、インク中の色
剤を不溶化または凝集させる作用を有する物質を含む請
求項5または6記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項8】 前記プリント性向上液は、界面活性剤を
含有する請求項5ないし7のいずれかに記載のインクジ
ェット記録装置。 - 【請求項9】 前記記録ヘッドは、吐出に用いられる熱
エネルギーを発生する熱エネルギー発生体を備える請求
項5ないし8のいずれかに記載のインクジェット記録装
置。 - 【請求項10】 ファクシミリ装置の記録手段として用
いられる請求項5ないし9のいずれかに記載のインクジ
ェット記録装置。 - 【請求項11】 複写機の記録手段として用いられる請
求項5ないし9のいずれかに記載のインクジェット記録
装置。 - 【請求項12】 ワードプロセッサの記録手段として用
いられる請求項5ないし9のいずれかに記載のインクジ
ェット記録装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09121015A JP3101584B2 (ja) | 1996-12-27 | 1997-05-12 | インクジェット記録方法及び記録装置 |
US08/997,794 US6139127A (en) | 1996-12-27 | 1997-12-24 | Ink-jet recording method for reducing white blur and recording apparatus for practicing the method |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34962796 | 1996-12-27 | ||
JP8-349627 | 1996-12-27 | ||
JP09121015A JP3101584B2 (ja) | 1996-12-27 | 1997-05-12 | インクジェット記録方法及び記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10235851A JPH10235851A (ja) | 1998-09-08 |
JP3101584B2 true JP3101584B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=26458485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09121015A Expired - Fee Related JP3101584B2 (ja) | 1996-12-27 | 1997-05-12 | インクジェット記録方法及び記録装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6139127A (ja) |
JP (1) | JP3101584B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6271960B1 (en) | 1998-03-13 | 2001-08-07 | Nec Corporation | Method and apparatus for wavelength conversion of signal light |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6315392B1 (en) * | 2000-02-10 | 2001-11-13 | Hewlett-Packard Company | Faster under/over printing by an inkjet printer |
JP3472250B2 (ja) * | 2000-09-01 | 2003-12-02 | キヤノン株式会社 | インクジェットプリント方法および装置 |
JP5693104B2 (ja) * | 2010-08-31 | 2015-04-01 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置 |
JP5333394B2 (ja) * | 2010-09-15 | 2013-11-06 | ブラザー工業株式会社 | 画像処理装置 |
JP7110873B2 (ja) * | 2018-09-27 | 2022-08-02 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5324486A (en) * | 1976-08-12 | 1978-03-07 | Sanyo Chemical Ind Ltd | Post treating method of dyed ariicle |
JPS5443733A (en) * | 1977-09-13 | 1979-04-06 | Toyo Ink Mfg Co | Printing method |
CA1127227A (en) * | 1977-10-03 | 1982-07-06 | Ichiro Endo | Liquid jet recording process and apparatus therefor |
US4330787A (en) * | 1978-10-31 | 1982-05-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid jet recording device |
US4345262A (en) * | 1979-02-19 | 1982-08-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording method |
US4463359A (en) * | 1979-04-02 | 1984-07-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Droplet generating method and apparatus thereof |
US4313124A (en) * | 1979-05-18 | 1982-01-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid jet recording process and liquid jet recording head |
JPS56150396A (en) * | 1980-04-24 | 1981-11-20 | Tokyo Shibaura Electric Co | Position indicator of nuclear reactor control rod |
US4558333A (en) * | 1981-07-09 | 1985-12-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid jet recording head |
JPS5812862A (ja) * | 1981-07-13 | 1983-01-25 | Minami Internatl:Kk | ホ−バ−クラフト用推進装置 |
JPS59123670A (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-17 | Canon Inc | インクジエツトヘツド |
JPS59138461A (ja) * | 1983-01-28 | 1984-08-08 | Canon Inc | 液体噴射記録装置 |
US5044796A (en) * | 1989-01-19 | 1991-09-03 | Hewlett-Packard Company | Bidirectional printing method in accordance with vertical breaks |
JP3323565B2 (ja) * | 1992-07-17 | 2002-09-09 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録方法、インクセット、インクジェット記録ユニット、インクジェット記録用インクカートリッジ及びインクジェット記録装置 |
DE69322714T2 (de) * | 1992-09-10 | 1999-07-22 | Canon K.K., Tokio/Tokyo | Verfahren und Vorrichtung für Tintenstrahlaufzeichnung |
JP3332465B2 (ja) * | 1993-04-05 | 2002-10-07 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録方法、インクジェット記録装置 |
JP3029174B2 (ja) * | 1993-10-28 | 2000-04-04 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置 |
-
1997
- 1997-05-12 JP JP09121015A patent/JP3101584B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1997-12-24 US US08/997,794 patent/US6139127A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6271960B1 (en) | 1998-03-13 | 2001-08-07 | Nec Corporation | Method and apparatus for wavelength conversion of signal light |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10235851A (ja) | 1998-09-08 |
US6139127A (en) | 2000-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3320292B2 (ja) | インクジェットプリント装置およびインクジェットプリント方法 | |
JP3227339B2 (ja) | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法ならびに記録物 | |
JP3320268B2 (ja) | 記録ヘッド、その記録ヘッドを用いた記録装置及び記録方法 | |
JP3320289B2 (ja) | インクジェットヘッド、インクジェットカートリッジおよびプリント装置ならびにインクジェットプリント方法 | |
JP3227268B2 (ja) | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 | |
JP3190535B2 (ja) | インクジェットプリント装置およびインクジェットプリント方法 | |
EP0726156B1 (en) | Ink-jet printing apparatus that ejects ink and processing liquid for printing | |
JP3604800B2 (ja) | インクジェットプリント方法およびインクジェットプリント装置 | |
JP3667153B2 (ja) | インクジェット記録方法、その記録装置及びコンピュータ可読記憶媒体 | |
JP2000218772A (ja) | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 | |
JP3610109B2 (ja) | インクジェット記録方法および記録装置 | |
JP3101584B2 (ja) | インクジェット記録方法及び記録装置 | |
JPH08216392A (ja) | インクジェットプリント方法およびプリント装置 | |
US6095644A (en) | Ink-jet printing apparatus | |
JPH08142350A (ja) | インクジェット画像記録装置 | |
JPH058409A (ja) | 画像記録装置 | |
JP3126537B2 (ja) | インクジェット記録方法およびその装置 | |
JP3323762B2 (ja) | 記録装置 | |
JP3576623B2 (ja) | インクジェットプリント方法およびプリント装置 | |
JP3177113B2 (ja) | インクジェット記録装置、インクジェット記録方法およびデータ作成方法 | |
JP3159425B2 (ja) | インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 | |
JP3192521B2 (ja) | インクジェット記録装置およびインク吐出手段のインク吐出状態回復方法 | |
JPH08216389A (ja) | インクジェットプリント装置、インクジェットプリント方法およびプリント物 | |
JP3483533B2 (ja) | インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 | |
JP2001232827A (ja) | カラーインクジェット記録方法及び記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000801 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070818 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080818 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080818 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090818 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090818 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100818 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110818 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120818 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120818 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130818 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |