JP3227268B2 - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents
インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法Info
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Description
ット数を変化させて中間調画像を記録可能なインクジェ
ット記録装置およびインクジェット記録方法ならびに記
録物に関するものである。
は、記録ヘッドに形成した複数のインク吐出口からデー
タ信号に基いてインクを吐出し、インク液滴を用紙等の
被記録材に付着させて記録している。この記録方法は、
例えば、プリンタやファクシミリあるいは複写機などに
利用されている。
ため、吐出口近傍に発熱素子(電気・熱エネルギー変換
体)を設け、この発熱素子に電気信号を印加することに
よりインクを局所的に加熱して圧力変化を起こさせ、イ
ンクを吐出口から吐出させる電気・熱エネルギー変換体
を用いる方法や圧電素子などの電気・機械変換体を用い
る方法がある。
ドットにより単位面積当りの記録ドット数を制御して中
間調を表現するドット密度制御法、あるいは記録ドット
のサイズを制御して中間調を表現するドット径制御法に
より、中間調の記録制御を行っている。
ットのサイズを微妙に変更するための複雑な制御が必要
となるため制約があるため、一般的には前者のドット密
度制御法が用いられている。
で高密度化が可能であるため高解像度化が可能な電気・
熱エネルギー変換体を用いた場合、圧力変化量を制御す
ることが困難であり、記録ドットの径を変調することが
できないためドット密度制御法で行われている。
表現の2値化手法の代表的なもののひとつとして、組織
的ディザ法があるが、この方法は階調数がマトリクスサ
イズで制限されるという問題がある。即ち、階調数を多
くするためにはマトリクスサイズを大きくする必要があ
るが、マトリクスサイズを大きくすると1つのマトリク
スで構成される記録画像の1画素が大きくなって解像力
を損なうなどの問題があった。また、2値化手法のもう
ひとつの代表的なものとして、誤差拡散法などの条件付
決定型ディザ法がある。これは前述した組織的ディザ法
が、入力画素に無関係なしきい値を用いて2値化する独
立決定型ディザ法であるのに対し、入力画素の周辺画素
を考慮してしきい値を変化させる方法である。この誤差
拡散法に代表される条件付決定型ディザ法は、階調性と
解像力の両立性が良く、また原画像が印刷画像の場合、
記録画像にモアレパターンが発生することが極めて少な
いなどの長所がある反面、画像明部で粒状性が目立ち易
く、画質の評価が低くなるという問題があった。この問
題は、特に記録密度の低い記録装置において顕著であっ
た。
めに、色の薄いインクと濃いインクをそれぞれ吐出する
2個の記録ヘッドを設け、画像の明部から中間調部分は
色の薄いインクで記録ドットを形成し、中間調部分から
暗部までは色の濃いインクで記録ドットを形成するよう
な記録方法が提案されている。
ント形式の従来のカラーインクジェット記録装置の要部
構成図を示す。
ドKk、淡ブラックの色インクを吐出する記録ヘッドK
u、濃シアンの色インクを吐出する記録ヘッドCk、淡
シアンの色インクを吐出する記録ヘッドCu、濃マゼン
タの色インクを吐出する記録ヘッドMk、淡マゼンタの
色インクを吐出する記録ヘッドMu、濃イエローの色イ
ンクを吐出する記録ヘッドYk、淡イエローの色インク
を吐出する記録ヘッドYuはキャリッジ241に所定距
離をおいて設置してある。
対応するインクカートリッジ248から供給される。ま
た記録ヘッドへの制御信号は、フレキシブルケーブル2
49を介して行われる。
材は搬送ローラ(不図示)を経て排紙ローラ242に挟
持され、不図示の搬送モータの駆動に伴い矢印方向に送
られる。
(不図示)によりキャリッジ241が案内支持されてい
る。
してキャリッジモータ245の駆動により前述ガイドシ
ャフト243に沿って往復移動させられる。
にはインク吐出用の熱エネルギーを発生する発熱素子
(電気・熱エネルギー変換体)が設けられている。
前述発熱素子を記録信号に基いて駆動し、濃ブラック、
淡ブラック、濃シアン、淡シアン、濃マゼンタ、淡マゼ
ンタ、濃イエロー、淡イエローの順に被記録材上にイン
ク液滴を吐出、付着させることで画像を形成することが
できる。
ムポジションには、キャップ部247をもつ回復ユニッ
ト246が配設されインク吐出の安定性を保っている。
現からなるいわゆるピクトリアル画像の場合には濃淡イ
ンクを有効に用いることで粒状感が低減された画像再現
が行われる。
表のような階調表現を必要としない画像やすでにホスト
コンピュータで2値化展開された画像の場合には濃イン
クのみで記録を行った方が好ましい場合がある。
を用いて記録するため、同一記録ヘッドの同一吐出口形
成面に異なるインクを吐出する複数の吐出口列を有する
記録ヘッドを用いた場合、装置が小型化になる反面、吐
出口列が使用インク色に応じて分割され各インク色の吐
出口数が減少し、一走査当たりの記録幅が狭くなり記録
速度が低下するという問題がある。したがって、このよ
うな濃淡インクを用いた記録のみ主眼をおいて構成され
た装置は、文書、作図・作表画像を出力するには不向き
である。
像力にすぐれ粒状感が低減された画像を得ることがで
き、さらに高速かつ良好な品位で文書、作図・作表画像
を得ることができ、また小型のインクジェット記録装置
及びインクジェット記録方法ならびに前記インクジェッ
ト記録方法を実施して得られた記録物を提供することを
目的とする。
の本発明は、インクにより所定の色を記録する記録部を
着脱可能に搭載するための搭載手段を有し、前記搭載手
段を記録媒体に対して相対的に走査させながら前記搭載
手段に搭載された前記記録部から前記記録媒体に向けて
インクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置で
あって、前記記録部に設けられた被検知部を検知した結
果に基づき、前記搭載手段に搭載された記録部が前記所
定の色を濃度の異なる複数種のインクで記録可能な記録
部であるか前記所定の色を単一濃度のインクのみで記録
する記録部であるかを判別する判別手段と、前記判別手
段による判別結果に応じて、前記所定の色が濃度の異な
る複数種のインクで記録可能なように前記所定の色につ
いてのデータ処理を行う第1の画像処理、もしくは前記
所定の色が単一濃度のインクのみで記録されるように前
記所定の色についてのデータ処理を行う第2の画像処理
のいずれか一方を選択する選択手段とを備え、前記搭載
手段に搭載された記録部が前記所定の色を濃度の異なる
複数種のインクで記録可能な記録部である場合、前記選
択手段により前記第1の画像処理が選択され、前記第1
の画像処理にて処理されたデータに基づき記録を行い、
前記搭載手段に搭載された記録部が前記所定の色を単一
濃度のインクのみで記録する記録部である場合、前記選
択手段により前記第2の画像処理が選択され、前記第2
の画像処理にて処理されたデータに基づき記録を行うこ
とを特徴とするものである。
記録する記録部を着脱可能に搭載するための搭載手段を
用い、前記搭載手段が記録媒体に対して相対的に走査し
ながら前記搭載手段に搭載された前記記録部から前記記
録媒体に向けてインクを吐出して記録を行うインクジェ
ット記録方法であって、前記記録部に設けられた被検知
部を検知した結果に基づき、前記搭載手段に搭載された
記録部が前記所定の色を濃度の異なる複数種のインクで
記録可能な記録部であるか前記所定の色を単一濃度のイ
ンクのみで記録する記録部であるかを判別する判別工程
と、前記判別工程による判別結果に応じて、前記所定の
色が濃度の異なる複数種のインクで記録可能なように前
記所定の色についてのデータ処理を行う第1の画像処
理、もしくは前記所定の色が単一濃度のインクのみで記
録されるように前記所定の色についてのデータ処理を行
う第2の画像処理のいずれか一方を選択する選択工程と
を有し、前記搭載手段に搭載された記録部が前記所定の
色を濃度の異なる複数種のインクで記録可能な記録部で
ある場合、前記選択工程において前記第1の画像処理が
選択され、前記第1の画像処理にて処理されたデータに
基づき記録を行い、前記搭載手段に搭載された記録部が
前記所定の色を単一濃度のインクのみで記録する記録部
である場合、前記選択工程において前記第2の画像処理
が選択され、前記第2の画像処理にて処理されたデータ
に基づき記録を行うことを特徴とするものである。
記録方法を実施して得られたことを特徴とする記録物が
提供される。
知部(導電性シールやマーキング等)を検知した結果に
基づき、搭載手段(キャリッジ)に搭載された記録部が
所定の色を濃度の異なる複数種のインクで記録可能な記
録部(濃淡インク記録部)であるか、所定の色を単一濃
度のインクのみで記録する記録部(濃インク記録部)で
あるかを判別し、その判別結果に応じて、所定の色が濃
度の異なる複数種のインク(濃淡インク)で記録可能な
ように所定の色についてのデータ処理を行う第1の画像
処理、もしくは所定の色が単一濃度のインク(濃イン
ク)のみで記録されるように所定の色についてのデータ
処理を行う第2の画像処理のいずれか一方を選択すると
いう構成であるので、搭載手段(キャリッジ)に搭載さ
れている記録部の種類を正しく判別した上で、使用する
インクの種類に対応した適切な画像処理を行うことがで
き、その結果、ユーザの所望する画像を確実に得ること
ができる。また、画像処理の種類はユーザが選択するわ
けではなく、キャリッジに搭載された記録部の種類に応
じて自動的に選択されるので、ユーザが選択する場合に
比してユーザの負担が軽減し、また、選択するために要
する時間も短縮できる。
能とし、記録手段の種類に対応して設定された画像形成
条件により画像を形成することにより、いわゆるピクト
リアル画像に対しては、階調性と解像力にすぐれ、粒状
感が低減された良好な画像を得ることができる。さらに
文字、線画からなる文書、作図・作表画像に対しては高
速記録が可能となる。
る実施例について図面を参照して詳細に説明する。
ジェット記録装置の構成を示すブロック図である。
を光学的に読み取るあるいはホストコンピュータやビデ
オ機器等から画像輝度信号(RGB)を入力する画像入
力部を示し、2は各種パラメータの設定および印字開始
を支持する各種キーを備えている操作部を示している。
3はROM中の各種プログラムに従って本記録装置全体
を制御し、本発明における判別手段と画像形成条件設定
手段を構成するCPUを示している。4は制御プログラ
ム・エラー処理プログラムに従って本記録装置を動作さ
せるためのプログラムや画像形成条件等を格納している
ROMを示している。このROMにおいて、4aは後述
する入出力ガンマ変換回路の処理で参照するための入出
力ガンマ変換テーブル、4bは後述の色補正(マスキン
グ)回路の処理で参照するマスキング係数、4cは後述
の黒生成およびUCR回路の処理で参照する黒生成およ
びUCRテーブル、4dは後述の濃淡振り分け回路の処
理で参照するための濃淡振り分けテーブル、4eは上述
の各種プログラムを格納しているプログラム郡をそれぞ
れ示している。5はROM中の各種プログラムのワーク
エリアおよびエラー処理時の一時退避エリアとして用い
るRAMを示している。そして6は後述する画像信号処
理を行う処理部を示し、7は記録時に画像信号処理部で
処理した画像信号に基いてドット画像を形成するプリン
タ部を示している。8は本装置内のアドレス信号、デー
タ、制御信号等を伝送するバスラインを示している。9
は記録装置と接続するホストコンピュータ、または該記
録装置に設けられたディップスイッチ、または該記録装
置の操作パネル、または該記録装置に設けられたメモリ
手段、または該記録装置に装着されたインク吐出手段あ
るいはインクカートリッジいずれかの指定情報発生手段
であり、10はインクジェットユニット等の種類を検知
する検知部である。指定情報発生手段9からの指定情報
は、前述ホストコンピュータからの指定コマンド情報、
または前述ディップスイッチからのディップスイッチ情
報、または前述操作パネルからのパネル情報、または前
述メモリ手段からのメモリ情報、または前述インク吐出
手段あるいはインクカートリッジからの指定信号のいず
れかである。
について説明する。
ット記録装置における画像信号処理回路の一例を示す。
輝度信号G、ブルーの画像輝度信号Bは入力ガンマ補正
回路11でシアンの画像濃度信号21C、マゼンタの画
像濃度信号21M、イエローの画像濃度信号21Yに変
換される。
黒生成・UCR(下色除去)回路13で色処理を施した
後、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの新たな画
像濃度信号23C、23M、23Y、23Kに変換す
る。次に出力ガンマ補正回路14でガンマ補正が行われ
たシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの画像濃度信
号24C、24M、24Y、24Kに変換する。
路15で用いる濃淡振り分けテーブルの一例を説明する
図である。単一色のインクのみを用いた場合には図3
(a)の変換テーブルが選択され、濃淡2種の濃度のイ
ンクを用いた場合には、図3(b)の変換テーブルが選
択され、濃淡振り分け回路15で濃淡信号となる。
の画像の光学反射濃度値とが比例線形関係を示すように
設定されている。
段17からの指定情報に従って濃淡振り分け回路15で
テーブルが選択される。濃淡振り分け回路15で図3
(a)の濃淡振り分けテーブル15aが選択された場合
には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの濃度信
号は濃淡に振り分けられずにそのまま出力される。図3
(b)の濃淡振り分けテーブル15bが選択された場合
には、染料濃度が高い濃シアン、濃マゼンタ、濃イエロ
ー、濃ブラックの画像濃度信号25Ck、25Mk、2
5Yk、25Kkと染料濃度が低い、淡シアン、淡マゼ
ンタ、淡イエロー、淡ブラックの画像濃度信号25C
u、25Mu、25Yu、25Kuに振り分けられる。
号は2値化回路16で2値化処理され、各インクジェッ
トユニットから信号値に応じて対応する色のインクが吐
出され画像形成される。2値化回路16は濃淡インク記
録、単一濃度インク記録ともに共通回路である。
ルを選択する場合のフローチャートを図4に示す。
の種類を検知部で検知し、ステップS42で検知結果に
応じた指定情報が発生される。次にこの指定情報に基づ
き、ステップS43で濃淡インクを吐出可能である指定
情報と判断すると、ステップS44で濃淡振り分け回路
15の濃淡振り分けテーブルについて振り分けテーブル
Bすなわち図3(b)のテーブルを選択・設定し、一
方、ステップS43で濃淡インクを吐出不可の指定情報
と判断すると、ステップS45で濃淡振り分けテーブル
Aすなわち図3(a)のテーブルを選択・設定する。
に設定されるため、ステップS44及びステップS45
で設定された濃淡振り分けテーブルに従って入力ガンマ
補正、色補正(マスキング)、黒生成およびUCR、濃
淡振り分け、2値化の各処理が記録終了まで行われる。
ラーインクジェット記録装置の要部構成を示す斜視図で
ある。
録が行える構成となっている。
ブラックインクを吐出する吐出口列を有するブラックイ
ンク用インクジェットユニット50kと、濃シアンイン
クを吐出する吐出口列、淡シアンインクを吐出する吐出
口列を有するシアンインク用インクジェットユニット5
0Cと、濃マゼンタインクを吐出する吐出口列、淡マゼ
ンタインクを吐出する吐出口列を有するマゼンタインク
用インクジェットユニット50Mと、濃イエローインク
を吐出する吐出口列、淡イエローインクを吐出する吐出
口列を有するイエローインク用インクジェットユニット
50Yとがキャリッジ51に所定距離をおいて設置して
ある。
ル列に対してインクカートリッジ58から対応した色の
インクが供給される。各インクカートリッジ58は内部
が壁により分割されそれぞれ濃インクと淡インクを有す
る。
カートリッジ58は必要に応じて単一濃度インク対応の
インクジェットユニットおよびインクカートリッジに交
換することが可能である。
等は、フレキシブルケーブル59を介して送られる。
材は搬送ローラ(不図示)を経て排紙ローラ52に挟持
され、不図示の搬送モータの駆動に伴い矢印方向に送ら
れる。
(不図示)によりキャリッジ51が案内支持されてい
る。
キャリッジモータ55の駆動により前述ガイドシャフト
53に沿って往復移動させられる。
口の内部(液路)にはインク吐出用の熱エネルギーを発
生する発熱素子(電気・熱エネルギー変換体)が設けら
れている。
前述発熱素子を記録信号に基いて駆動し、濃淡ブラッ
ク、濃淡シアン、濃淡マゼンタ、濃淡イエローの順に被
記録材上にインク液滴を吐出、付着させることで画像を
形成することができる。
ムポジションには、キャップ部57をもつ回復ユニット
56が配設されインク吐出の安定性を保っている。
ートリッジは必要に応じて交換可能な構成となってい
る。
例に用いる濃淡インクを吐出可能なインクジェットユニ
ットの構成についての説明図、図8は本実施例に用いる
単一濃度インクを吐出するインクジェットユニットの構
成についての説明図である。
成は一部を除き共通であるため両者ともに説明する。
ード61、81の配線部分と相互に接続され、さらに配
線基盤60、80の他端部には、本装置からの電気信号
を受けるための各電気・熱エネルギー変換体に対応した
複数個のパッドが設けられている。これにより本体装置
からの電気信号は、それぞれの電気・熱エネルギー変換
体に供給されるようになる。
る金属製の支持体62、82はインクジェットユニット
の底板となる。押えばね63、83は溝天64、84の
インク吐出口近傍の領域を線上に弾性的に押し圧を作用
するために断面略U字形状に折り曲げ形成した部分とベ
ースプレートに設けた逃げ穴を利用して引っかける爪
と、バネに作用する力をベースプレートで受ける一対の
後脚を有している。
天64、84とを圧接している。
けは、接着剤等による貼着で行われる。
ジェットユニットのインク供給管65は、濃インク用、
淡インク用に対応して2つ設けられている。一方、単一
濃度インク対応のインクジェットユニットの場合にはイ
ンク供給管85は一つしか設けられていない。
ター66、86が設けられている。
形で作られ、溝天にも各インク供給口へインクを導く流
路が形成されている。インク供給部材67、87の支持
体62、82に対する固定は、インク供給部材67、8
7の裏面側の2本のピン(不図示)を支持体62、82
の穴68、88にそれぞれ貫通突出させ、これを熱融着
することにより簡単に行われる。
80とチップタンク67、87との隙間は均一に形成さ
れている。封止剤はインク供給部材127の上部封止剤
注入口から注入され、ワイヤーボンディングを封止する
と同時にオリフィスプレート部680、880とチップ
タンク67、87との隙間を封止し、更に支持体62、
82に設けられた溝69、89を通り、オリフィスプレ
ート部680、880と支持体62、82前端部との隙
間を完全に封止する。
可能なヘッドユニットの溝天64をヒーターボード61
側から見た斜視図である。本ユニットの液室は濃インク
用、淡インク用に2個設けられており、各液室は壁70
で仕切られている。各液室にはインクが供給されるため
の供給口71a、71bが設けられている。
ド61との圧接面に溝72を設けてある。この溝は、溝
天64の外周部と連通している。溝天64をヒーターボ
ードに圧接し密着させた後、外周部は、前述したように
封止剤で封止される。この際、上記溝に沿って、封止剤
が浸透していき、溝天とヒーターボードの隙間を埋めて
いく。このような技術的工程で、液室を完全に分離する
ことができる。この溝の構造は封止剤の物性により異な
り、それぞれに対応した形状にする必要がある。
により、各インク吐出口に異なったインクを供給するこ
とができる。
吐出するヘッドユニットの溝天84をヒーターボード8
1側から見た斜視図である。本ユニットの液室は単一濃
度インク専用の液室90が設けられている。液室90に
はインクが供給されるための供給口91が設けられてい
る。
せた後、外周部は、前述したように封止剤で封止され
る。
ェットユニットのインク吐出口列を被記録材側から見た
図である。
トユニット100、シアンの色インクを吐出するインク
ジェットユニット101、マゼンタの色インクを吐出す
るインクジェットユニット102、イエローの色インク
を吐出するインクジェットユニット103である。
u、103Yuは淡インクを吐出する吐出口列、100
Kk、101Ck、102Mk、103Ykは濃インク
を吐出する吐出口列である。
チあたり360ドット(360dpi)ピッチで64個
の吐出口をもち各色間は液室の壁により8ドット分のブ
ランクがある。
クジェットユニットのインク吐出口列を被記録材側から
見た図である。
トユニット110、シアンの色インクを吐出するインク
ジェットユニット111、マゼンタの色インクを吐出す
るインクジェットユニット112、イエローの色インク
を吐出するインクジェットユニット113である。
ンチあたり360ドット(360dpi)ピッチで12
8個の吐出口をもつ。
ェットユニットを搭載した場合の画像形成過程を示す図
である。
ものとして説明する。
濃ブラック、濃シアン、濃マゼンタ、濃イエローによる
記録と所定量の被記録材の搬送動作(ラインフィード、
以下LFと略す)が行われ、第2走査目で淡ブラック、
淡シアン、淡マゼンタ、淡イエローによる記録とLFが
行われ、2回の走査記録により画像が完成する。各走査
記録後のLF量は64ドット幅分であり、2回の走査記
録により64ドット幅分の画像が記録される。
による画像劣化も少なく良好な画像が得られる。さら
に、実際のインクジェットユニットにおいては、各色間
にブランクがあるため、各色の記録走査のつなぎ位置は
本図説明のように各色一致せず、異なった位置となり結
果として記録走査のつなぎ筋の発生を緩和させる効果も
得られる。
ジェットユニットを搭載した場合の画像形成過程を示す
図である。
マゼンタ、イエローの記録が行われ、第N+1行目の画
像が完成する。以下第2走査記録とLF、第3走査記録
とLFにより第N+2行目、第N+3行目の画像が完成
する。各走査記録後のLF量は128ドット幅分であ
り、1回の走査記録により128ドット幅分の画像が記
録される。
報を装置本体に伝える手段の説明図であり一部を断面で
示している。
141に設けられたスイッチ、62及び82はインクジ
ェットユニットの支持体である。インクジェットユニッ
トをキャリッジに取り付けたときに、インクジェットユ
ニットの支持体62、82に設けられた信号ピンの数に
よりオン状態となるスイッチの数が決まる。
てオン状態の場合には単一インクを吐出するインクジェ
ットユニットを搭載したことを装置本体に伝え、図3
(a)の濃淡振り分けテーブルが選択され、図13で説
明した画像形成過程による記録が行われる。図14
(b)に示すようにスイッチが1つだけオン状態の場合
には濃淡インクを吐出可能なインクジェットユニットを
搭載したことを装置本体に伝え、図3(b)の濃淡振り
分けテーブルが選択され、図12で説明した画像形成過
程による記録が行われる。
トに設ける信号ピン数を記録指定内容に応じて変えるこ
とで記録装置本体に情報を伝えることができ、キャリッ
ジ上にインクジェットユニットを取り付けただけで適切
な濃淡振り分けテーブルを選択、および記録制御方法を
設定することができる。
示したものに限らず、記録装置と接続するホストコンピ
ュータまたはディップスイッチ、操作パネル上の操作キ
ー、または記録装置に設けられたメモリ手段を用いても
良い。
粒状間が低減された画像の記録物を得ることができた。
能なイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各4色のイ
ンクジェットユニット154をフレーム150で一体的
に組み立てた一体インクジェットカートリッジの構造を
示している。
ロー、マゼンタ、シアン、ブラック各4色のインクジェ
ットユニット174をフレーム170で一体的に組み立
てた一体インクジェットカートリッジの構造を示してい
る。
および構成は一部を除き共通であるため両者ともに説明
する。
構成は先の実施例で詳細に説明しているのでここでは説
明を省略する。
74はフレーム150、170内に所定の間隔で取り付
けられ、しかもノズル列方向のレジストレーションも調
整された状態で固定される。151、171はフレーム
のカバーであり、152、172は4つのインクジェッ
トユニット154、174の配線基盤60、80に設け
られたパッドと本体装置からの電気信号をつなぐための
コネクタである。配線基盤60、80とコネクタ15
2、172は電極153、173により接続されてい
る。
クジェットカートリッジ152をキャリッジ51に搭載
したときの様子を示したものである。
インクジェットカートリッジ172をキャリッジ51に
搭載したときの様子を示したものである。
2つの部屋に仕切り161により仕切られており、上の
部屋に淡インクを下の部屋には濃インクを充填してあ
る。
は仕切りが存在しない。そしてキャリッジ51上でイン
クジェットカートリッジ152、172とイエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックの4つのインクタンク16
0、180とが圧接結合されインクタンク160、18
0より対応するインク吐出口列へインクが供給される。
ェットカートリッジ172には導電性シール183が貼
られており濃淡インクを吐出可能な一体インクジェット
カートリッジ152には163で示す部分に導電性シー
ルが貼られていない。
リッジを搭載した際に上記導電性シール部に対応する位
置に2つの電極接点を有している。
電性シールが存在する場合、本体2つの電極接点が導通
し、単一インクを吐出する一体インクジェットカートリ
ッジを搭載したことを装置本体に伝え、図3(a)の濃
淡振り分けテーブルが選択され、図13で説明した画像
形成過程による記録が行われる。図16に示すように1
63で示す部分に導電性シールが存在しない場合、本体
に設けられた対応する2つの電極間が非導通となり濃淡
インクを吐出可能な一体インクジェットカートリッジを
搭載したことを装置本体に伝え、図3(b)の濃淡振り
分けテーブルが選され、図12で説明した画像形成過程
による記録が行われる。
ートリッジの導電性シールの有無により記録装置本体側
の対応接点間を導通、非導通とすることで記録装置本体
に情報を伝えることができ、キャリッジ上に記録ヘッド
を取り付けただけで適切な濃淡振り分けテーブルを選
択、および記録制御方法を設定することができる。
に限られず、記録装置と接続するホストコンピュータま
たはディップスイッチ、操作パネル上の操作キー、また
は記録装置に設けられたメモリ手段を用いても良い。
粒状感が低減された画像の記録物を得ることができた。
異なる2種類のインクを対応吐出口列より吐出可能なイ
ンクジェットユニットを一体化した一体インクジェット
カートリッジ152をキャリッジ51に搭載したときの
様子を示したものである。
ジェットカートリッジ152は先の実施例で説明した濃
淡インクを吐出可能なインクジェットユニット、一体イ
ンクジェットカートリッジと同様なものである。
インクを対応する吐出口列より吐出可能な一体インクジ
ェットカートリッジのインク吐出口列を被記録材側から
見たときの図である。
ットユニット210Y、マゼンタの色インクを吐出する
インクジェットユニット210M、シアンの色インクを
吐出するインクジェットユニット210C、ブラックの
色インクを吐出するインクジェットユニット210Kで
ある。
は第1の吐出口列と第2の吐出口列を有し、それぞれ異
なる種類のインクを吐出することが可能である。
(360dpi)ピッチで64個の吐出口持ち、第1吐
出口列と第2吐出口列間には前述の実施例で設けられた
ブランクは無い。すなわち、第1吐出口列と第2吐出口
列の主走査方向のずれ量分の吐出タイミング補正を行い
かつ、第1吐出口列と第2吐出口列に同一インクを供給
吐出させるようにすることで、128個の吐出口を有す
る単一濃度インクを吐出するインクジェットユニットと
しても利用可能である。
2つの部屋に仕切り191により仕切られており、上の
部屋と下の部屋に異なる濃度のインクを入れることがで
きる。
カートリッジ152とイエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの4つのインクタンク190とが圧接結合されイ
ンクタンク190より対応するインク吐出口列へインク
が供給される。
を示すマーキングである。
黒、192bが白の場合には、インクタンク内の仕切り
の上の部屋に淡インク、下の部屋に濃インクが入った濃
淡インク対応インクタンクを示すものとする。一方、マ
ーキング192a、192bが共に黒の場合には、上下
の部屋ともに濃インクが入った、単一濃度インク対応イ
ンクタンクを示すものとする。
上に搭載した状態を示す図である。
によりインクタンク190のマーキング192a、19
2bを検知する。
度インク対応でマーキング192a、192bともに光
センサ200が黒と判別し、他の色のインクタンクは濃
淡インク対応で光センサ200がマーキング192aは
黒、マーキング192bは白と判別した場合について説
明する。
従って、ブラックの濃淡振り分けテーブルは図3(a)
が選択設定され、イエロー、マゼンタ、シアンの濃淡振
り分けテーブルは図3(b)が選択設定される。
濃ブラック、濃シアン、濃マゼンタ、濃イエローによる
記録とLFが行われ、第3走査目で淡シアン、淡マゼン
タ、淡イエローによる記録とLFが行われ、2回の走査
記録により画像が完成する。各走査記録後のLF量は6
4ドット幅分であり、2回の走査記録により64ドット
幅分の画像記録が行える。
で、1走査おきに行われ、イエロー、マゼンタ、シアン
にくらべ倍の128ドット分の記録を1度に行う。
クロ印字を行う場合LF量を128ドット幅分に可変す
ることで記録速度を向上させることができる。
じめ設定しておいた指定情報に従ってマーキング状態を
変え、インクタンクを取り付けるとマーキング状態を光
センサが検知し適切な濃淡振り分けテーブルが選択、お
よび記録制御方法を設定することができる。
異種のインクタンクに交換されたことを判別し回復ユニ
ットによる吸引回復動作によりインクジェットユニット
内の液室、吐出口のインクを完全に交換する自動吸引回
復モードを設けるとより好ましい。
ものに限られず、記録装置と接続するホストコンピュー
タまたはディップスイッチ、操作パネル上の操作キー、
または記録装置に設けられたメモリ手段を用いても良
い。
なるいわゆるピクトリアル画像のような粒状性、階調再
現性を重視するような画像を出力する場合と、文字、作
図・作表のように記録速度を重視する場合とでインクジ
ェットユニットあるいはインクジェットカートリッジや
インクタンクを交換するだけで、所望の画像品位、記録
速度で画像出力が可能となる。
状感が低減された画像を得ることができた。
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としてもよい。
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
とすることもできる。
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこ
れとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる
予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モード
を行うことも安定した記録を行うために有効である。
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
態としては、上述のようなワードプロセッサやコンピュ
ータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または
別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複
写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態を採るものであっても良い。
ッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、複
写装置、電子タイプライタ等としての機能を有する情報
処理装置に適用した場合に概略構成を示すブロック図で
ある。図中、201は装置全体の制御を行なう制御部
で、マイクロプロセッサ等のCPUや各種I/Oポート
を備え、各部に制御信号やデータ信号等を出力したり、
各部よりの制御信号やデータ信号を入力して制御を行な
っている。202はディスプレイ部で、この表示画面に
は各種メニューや文書情報及びイメージリーダ207で
読み取ったイメージデータ等が表示される。203はデ
ィスプレイ部202上に設けられた透明な感圧式のタッ
チパネルで、指等によりその表面を押圧することによ
り、ディスプレイ部202上での項目入力や座標位置入
力等を行なうことができる。
dulation)音源部で、音楽エディタ等で作成さ
れた音楽情報をメモリ部210や外部記憶装置212に
デジタルデータとして記憶しておき、それらメモリ等か
ら読み出してFM変調を行なうものである。FM音源部
204からの電気信号はスピーカ部205により可聴音
に変換される。プリンタ部206はワードプロセッサ、
パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、複写装
置、電子タイプライタ等の出力端末として、本発明に係
る記録装置が適用されたものである。
入力するイメージリーダ部で、原稿の搬送経路途中に設
けられており、ファクシミリ原稿や複写原稿の他、各種
原稿の読み取りを行う。208はイメージリーダ部や2
07で読み取った原稿データのファクシミリ送信や、送
られてきたファクシミリ信号を受信して復号するファク
シミリ送受信部であり、外部とのインターフェース機能
を有する。209は通常の電話機能や留守番電話機能等
の各種電話機能を有する電話部である。210はシステ
ムプログラムやマネージャプログラムおよびその他のア
プリケーションプログラム等や文字フォントおよび辞書
等を記憶するROMや、外部記憶装置212からロード
されたアプリケーションプログラムや文字情報さらには
ビデオRAM等を含むメモリ部である。
するキーボード部である。212はフロッピィディスク
やハードディスク等を記憶媒体とする外部記憶装置で、
この外部記憶装置212には文字情報や音楽あるいは音
声情報、ユーザのアプリケーションプログラム等が格納
される。
図である。図中、301は液晶等を利用したフラットパ
ネルディスプレイで、各種メニューや図形情報および文
書情報等を表示する。このディスプレイ301上にはタ
ッチパネルが設置されており、このタッチパネルの表面
を指等で押圧することにより座標入力や項目指定入力を
行うことができる。302は装置が電話機として機能す
るときに使用されるハンドセットである。
ドを介して接続されており、各種文字情報や各種データ
入力を行うことができる。また、このキーボード303
には各種機能キー304等が設けられている。305は
フロッピィディスクの挿入口である。
られる原稿を載置する用紙載置部で、読み取られた原稿
は装置後部より排出される。またファクシミリ受信等に
おいては、プリンタ307により記録される。
もよいが、強誘電性液晶を利用した液晶ディスプレイ等
のフラットパネルが望ましい。小型・薄型化に加え軽量
化が図れるからである。上記情報処理装置をパーソナル
コンピュータやワードプロセッサとして機能する場合、
図24においてキーボード部211から入力された各種
情報が制御部201により所定のプログラムに従って処
理され、プリンタ部206に画像として出力される。フ
ァクシミリ装置の受信機として機能する場合、通信回線
を介してファクシミリ送受信部208から入力したファ
クシミリ情報が制御部201により所定のプログラムに
従って受信処理され、プリンタ部206に受信画像とし
て出力される。
ージリーダ部207によって原稿を読取り、読み取られ
た原稿データが制御部201を介してプリンタ部206
に複写画像として出力される。なお、ファクシミリ装置
の送信機として機能する場合、イメージリーダ部207
によって読み取られた原稿データは、制御部201によ
り所定のプログラムに従って送信処理された後、ファク
シミリ送受信部208を介して通信回線に送信される。
なお、上述した情報処理装置は図26に示すようにプリ
ンタを本体に内蔵した一体型としてもよく、この場合
は、よりポータブル性を高めることが可能となる。同図
において、図25と同一機能を有する部分には、対応す
る符号を付した。
明の記録装置を適用することによって、高品位の記録画
像を得ることができるため、上記情報処理装置の機能を
さらに向上させることが可能となる。
調性と解像力にすぐれ粒状感が低減された良好な画像が
得られ、かつ小型で、安価なインクジェット記録装置を
提供することができる。
を低下させずに記録を行うことが可能である。
記録装置の構成を示すブロック図である。
記録装置における画像信号処理回路の一例を示す図であ
る。
の説明図である。
を選択するフローチャートである。
の要部構成を示す斜視図である。
なインクジェットユニットの構成図である。
なヘッドユニットの溝天の構成図である。
出するインクジェットユニットの構成図である。
出するヘッドユニットの溝天の構成図である。
能なインクジェットユニットのインク吐出口列を被記録
材側から見た図である。
吐出するインクジェットユニットのインク吐出口列を被
記録材側から見た図である。
能なインクジェットユニットを搭載した場合の画像形成
過程を示す図である。
吐出するインクジェットユニットを搭載した場合の画像
形成過程を示す図である。
ットの指定情報を装置本体に伝える手段の説明図であ
る。
出可能な一体インクジェットカートリッジの構成を示す
図である。
キャリッジに搭載したときの様子を示す図である。
クを吐出する一体インクジェットカートリッジを示す図
である。
キャリッジに搭載したときの様子を示す図である。
クを吐出可能な一体インクジェットカートリッジをキャ
リッジに搭載したときの様子を示す図である。
用い、インクカートリッジをすべてキャリッジに搭載し
た状態を示す図である。
インク吐出口列を被記録材側から見た図である。
用いた画像形成過程の一例を示す図である。
ット記録装置の要部構成を示す斜視図である。
場合の概略構成を示すブロック図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 インクにより所定の色を記録する記録部
を着脱可能に搭載するための搭載手段を有し、前記搭載
手段を記録媒体に対して相対的に走査させながら前記搭
載手段に搭載された前記記録部から前記記録媒体に向け
てインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置
であって、 前記記録部に設けられた被検知部を検知した結果に基づ
き、前記搭載手段に搭載された記録部が前記所定の色を
濃度の異なる複数種のインクで記録可能な記録部である
か前記所定の色を単一濃度のインクのみで記録する記録
部であるかを判別する判別手段と、 前記判別手段による判別結果に応じて、前記所定の色が
濃度の異なる複数種のインクで記録可能なように前記所
定の色についてのデータ処理を行う第1の画像処理、も
しくは前記所定の色が単一濃度のインクのみで記録され
るように前記所定の色についてのデータ処理を行う第2
の画像処理のいずれか一方を選択する選択手段とを備
え、 前記搭載手段に搭載された記録部が前記所定の色を濃度
の異なる複数種のインクで記録可能な記録部である場
合、前記選択手段により前記第1の画像処理が選択さ
れ、前記第1の画像処理にて処理されたデータに基づき
記録を行い、 前記搭載手段に搭載された記録部が前記所定の色を単一
濃度のインクのみで記録する記録部である場合、前記選
択手段により前記第2の画像処理が選択され、前記第2
の画像処理にて処理されたデータに基づき記録を行うこ
とを特徴とするインクジェット記録装置 。 - 【請求項2】 前記被検知部は導電性部であることを特
徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 前記搭載手段が有する電極部と前記記録
部が有する前記導電性部とが接することにより前記記録
部の種類に関する情報が出力され、前記出力された情報
に基づき前記判別手段による判別が行われることを特徴
とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 前記被検知部は、光センサにより検知さ
れるマーキング部であることを特徴とする請求項1に記
載のインクジェット記録装置。 - 【請求項5】 前記記録部は、熱エネルギーを利用して
インクを吐出する手段であって、インクに与える熱エネ
ルギーを発生するための熱エネルギー変換体を備えてい
る請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット記
録装置。 - 【請求項6】 前記記録部は、前記熱エネルギー変換体
によって印加される熱エネルギーによりインクに状態変
化を生起させ、該状態変化に基づいて吐出口よりインク
を吐出させるものである請求項5記載のインクジェット
記録装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載のイン
クジェット記録装置と原稿画像読み取り手段を備えるこ
とを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項8】 請求項1乃至6のいずれかに記載のイン
クジェット記録装置と画像情報の送信及び/または受信
手段を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項9】 原稿画像読み取り手段をさらに備えるこ
とを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。 - 【請求項10】 請求項1乃至6のいずれかに記載のイ
ンクジェット記録装置と記録信号入力手段を備えること
を特徴とする画像形成装置。 - 【請求項11】 記録信号入力手段がキーボードである
ことを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。 - 【請求項12】 インクにより所定の色を記録する記録
部を着脱可能に搭載するための搭載手段を用い、前記搭
載手段が記録媒体に対して相対的に走査しながら前記搭
載手段に搭載された前記記録部から前記記録媒体に向け
てインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方法
であって、 前記記録部に設けられた被検知部を検知した結果に基づ
き、前記搭載手段に搭載された記録部が前記所定の色を
濃度の異なる複数種のインクで記録可能な記録部である
か前記所定の色を単一濃度のインクのみで記録する記録
部であるかを判別する判別工程と、 前記判別工程による判別結果に応じて、前記所定の色が
濃度の異なる複数種のインクで記録可能なように前記所
定の色についてのデータ処理を行う第1の画像処理、も
しくは前記所定の色が単一濃度のインクのみで記録され
るように前記所定の色についてのデータ処理を行う第2
の画像処理のいずれか一方を選択する選 択工程とを有
し、 前記搭載手段に搭載された記録部が前記所定の色を濃度
の異なる複数種のインクで記録可能な記録部である場
合、前記選択工程において前記第1の画像処理が選択さ
れ、前記第1の画像処理にて処理されたデータに基づき
記録を行い、 前記搭載手段に搭載された記録部が前記所定の色を単一
濃度のインクのみで記録する記録部である場合、前記選
択工程において前記第2の画像処理が選択され、前記第
2の画像処理にて処理されたデータに基づき記録を行う
ことを特徴とするインクジェット記録方法 。
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