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JP3190535B2 - インクジェットプリント装置およびインクジェットプリント方法 - Google Patents

インクジェットプリント装置およびインクジェットプリント方法

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Publication number
JP3190535B2
JP3190535B2 JP02358795A JP2358795A JP3190535B2 JP 3190535 B2 JP3190535 B2 JP 3190535B2 JP 02358795 A JP02358795 A JP 02358795A JP 2358795 A JP2358795 A JP 2358795A JP 3190535 B2 JP3190535 B2 JP 3190535B2
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ink
liquid
scans
ejection
unit
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真 塩谷
健 土井
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Canon Inc
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Publication date
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Priority to EP96300960A priority patent/EP0726148B1/en
Priority to US08/600,129 priority patent/US5864350A/en
Priority to DE69629733T priority patent/DE69629733T2/de
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2107Ink jet for multi-colour printing characterised by the ink properties
    • B41J2/2114Ejecting specialized liquids, e.g. transparent or processing liquids

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットプリント
装置およびインクジェットプリント方法に関し、詳しく
はインクおよび該インクを不溶化または凝集させる処理
液を被プリント材に吐出してプリントを行うインクジェ
ットプリント装置およびインクジェットプリント方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリント方式は、低騒
音、低ランニングコスト、装置の小型化およびカラー化
が容易等の利点を有することから、プリンタ、複写機、
ファクシミリ等に広く利用されている。
【0003】従来のインクジェットプリント方式では、
被プリント材におけるインクの耐水性を良好に保ち、イ
ンクのにじみのない高発色のカラー画像を得るためには
耐水性を有したインク吸収層を備えた専用紙を用いる場
合が多かったが、近年はインクの改良によって、プリン
タや複写機等で大量に使用される普通紙へのプリント適
正も向上しつつある。しかしながら、普通紙へのプリン
ト品位はまだ不十分なレベルに留まっているのが現状で
ある。このような普通紙における耐水性やプリント品位
の向上を図るべくいくつかの技術が提案されている。
【0004】その1つとしてインクを改良して画像の耐
水性を向上させる方法、例えばインク中に含まれる色材
に耐水性を持たせる方法が知られているが、この方法に
使用されるインクは、基本的に乾燥後には水に再溶解し
にくくされているため、インクジェットヘッドの吐出口
等が詰まり易いという問題点がある。また、これを防止
することも可能ではあるが、装置の構成が複雑になると
いう問題点を派生する。
【0005】また、特開昭56−84992号公報に
は、記録媒体に予め染料を定着させるための材料を塗工
しておく方法が開示されている。しかしながら、この方
法では、定着材を塗工可能な特定の記録媒体を使用する
必要があり、また、染料を定着させる材料を塗工するた
めには装置の大型化、コストアップが避けられない。さ
らには記録媒体上に、安定して染料を定着させる材料を
所定の膜厚で塗工することは比較的困難なことである。
【0006】また、プリント品位を向上させるために
は、 1.吐出されたインクにより形成されるドット形状のエ
ッジ部が不規則ににじむフェザリングを生じることなく
文字や画像をシャープにプリントすること 2.プリント画像等における異なる色の境界部で異なる
色のインク同士が混ざり合う、ブリーディングを生じる
ことなく鮮明にプリントすること が求められる。しかし、上記1に示すフェザリングを防
止するにはインクが被プリント材に浸透しないようにす
ることが必要であるが、そのような場合、通常インクジ
ェット方式において用いられる水系のインクにおいては
上記2に示すブリーディングが発生することが多い。そ
れとは逆に、インクが被プリント材に浸透するようにす
ると上記2に示すブリーディングは軽減されるもののフ
ェザリングが発生することになる。
【0007】以上のような問題を解決するために、染料
を不溶化する無色の液体をインクジェットヘッドによっ
て記録媒体上にインクとともに付着させる技術が、特開
昭64−63185号公報や特開昭61−249755
号公報などにおいて提案されている。
【0008】これらの方法によれば、有色のインクが被
プリント材上で不溶化して定着するため高い耐水性が得
られる。また、所定の条件で処理液を先行させて付与を
することによりフェザリングとブリーディングを同時に
抑制することができる。
【0009】一方、これとは別にインクジェットプリン
ト方式においては、高品位の画像を得るために1画素を
複数の走査(以下、スキャンともいう)で形成するマル
チスキャンと呼ばれる技術が、例えば特開平4−358
847号公報や特開平5−155036号公報に開示さ
れている。
【0010】この方法によれば、1画素を複数の異なる
吐出口から吐出するインク滴で形成するため、吐出体積
や吐出方法について吐出口間のばらつきが平均化され濃
度ムラやスジが発生しにくく高品位なプリントを行うこ
とができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このマルチ
スキャンプリント方法において、前述した処理液を用い
る場合、以下のような問題が生ずる。
【0012】上記特開昭64−63185号公報等で行
われているように、有色インクの1ドットにつき処理液
を1回付与すると、すなわち各スキャンそれぞれで処理
液の付与を行うと処理液の付与量が多くなる。その結
果、多量の液体を付与された紙等の被プリント材が凹凸
状になるいわゆるコックリング現象を生じ、インクジェ
ットヘッドやプリンタ内部の各部と被プリント材とが干
渉していわゆる紙ジャムを発生したり、プリント物をイ
ンクで汚す等の問題を生じる。また、被プリント材が凹
凸を生じたまま乾燥すると、プリント結果が見にくくな
り、プリント品位を低下させるという問題が発生する。
【0013】さらに、処理液が多量に消費されるため、
処理液の交換や補充の頻度が高くなってランニングコス
トが高くなり、またユーザーの手間が増える等の問題を
生じる。交換等の手間を省くために処理液タンクを大き
くすると、プリンタ本体のサイズが増し、また、コスト
上昇を招き、さらには使い勝手が悪くなるという問題が
生ずる。
【0014】処理液の付与量を減少させるための一手法
が、例えば、特開昭58−128862号公報に開示さ
れている。ここでは、複数種類のインクを用いる場合、
各色インクの吐出信号の論理和をとることにより処理液
の吐出信号を生成している。この方法によれば、例えば
1画素にY(イエロー)とM(マゼンタ)のインクを各
1滴づつ吐出してR(レッド)のプリントを行う場合、
YおよびMインクそれぞれに1滴づつすなわち2滴の処
理液を付与するのではなく、1滴のみの処理液を付与す
ることになる。このようにしても各インクに対しそれぞ
れ1滴づつ付与する方法に比べてフェザリング、ブリー
ディングを防止する効果は変らず、また耐水性も向上
し、処理液の使用量を1/2〜1/3に減少させること
ができる。
【0015】しかし、この方法をもってしても処理液の
必要量は未だ多いといいえる。
【0016】例えば、Y(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン),K(ブラック)でフルカラーの自
然画像を、上記論理和を用いる方法でプリントすると、
単色の部分に対してはその単色インクそれぞれと同量
(4色であれば4倍)の処理液が、2次色の部分に対し
てその2次色に用いる2種類のインク量を合わせた量の
1/2の処理液が3次色の部分に対しては、その3次色
に用いる3種類のインク量を合わせた量の1/3の処理
液が、それぞれ必要となる。従って処理液の必要量は画
像がすべて単色で形成される場合には各色インクの4
倍、すべて2次色で形成される場合には各色インクの2
倍、すべて3次色で形成される場合には同量となる。単
色、2次色、3次色の割合はプリントする画像によって
大きく異なるため一概には言えないが、平均的には処理
液の必要量は、各色2〜3倍になる。
【0017】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、インクとこれ
を不溶化または凝集させる処理液を吐出してプリントす
る装置において、いわゆるマルチスキャンプリント方法
を用いる場合に処理液の消費量を少なくできるインクジ
ェットプリント装置およびインクジェットプリント方法
を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
インクをインク吐出部から被プリント材に吐出し、該イ
ンクの色材を不溶化または凝集させる処理液を少なくと
も含む液体を液吐出部から前記被プリント材に吐出して
プリントを行うインクジェットプリント装置において、
前記インク吐出部および前記液吐出部を走査する走査手
段と、該走査手段により前記インク吐出部を1画素に対
してn(nは2以上の整数)回の走査を行わせるととも
に、該n回の走査の間にプリントデータに基づきインク
を吐出し当該画素のプリントを行うプリント制御手段
と、画素毎の前記プリントデータに基づき、前記液吐出
部の各画素に対応する吐出データを生成するデータ生成
手段と、前記走査手段により前記液吐出部を走査させる
とともに、前記データ生成手段が生成する各画素の吐出
データにより、各画素に対して(n−1)回以下の走査
で処理液を吐出させる液吐出制御手段と、を具えたこと
を特徴とする。
【0019】また、インクおよび該インクを不溶化また
は凝集させる処理液を被プリント材に吐出し、かつ1画
素を複数回の走査において吐出されるインクにより形成
するインクジェットプリント方法において、処理液を吐
出するのに用いる吐出信号をインクの吐出信号から生成
する、工程を有し、該生成工程は、前記インクの吐出信
号が存在する画素に対する複数回の走査のうち、少なく
とも1回は処理液を吐出しない吐出信号を生成すること
を特徴とする。
【0020】
【作用】以上の構成によれば、各画素をプリントする場
合において処理液を吐出する回数をインクを吐出する回
数より少なくできる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0022】図1は、本発明の一実施例に関するインク
ジェットプリント装置の主要部を示す概略斜視図であ
る。
【0023】図1において、キャリッジ2上にはインク
ジェットユニット1Y,1M,1C,1Bkおよび1S
が装着され、それぞれのユニットは、Y(イエロー),
M(マゼンタ),C(シアン),Bk(ブラック)およ
びS(処理液)を吐出するためのヘッド12Y,12
M,12C,12Bk,12Sと、各色インクおよび処
理液を貯留したタンクとからなる。各ヘッドには62.
5μmの間隔で被プリント材としての記録紙2の搬送方
向(以下、副走査方向ともいう)に配列する例えば32
個の吐出口が設けられ、各吐出口に対応してこれに連通
するインク路には吐出のために利用される熱エネルギー
を発生するためのヒータを備える。ヒータは駆動データ
に応じて印加される電気パルスに応じて熱を発生し、こ
れにより、インク中に膜沸騰を生じ、この膜沸騰による
気泡の生成にともなって上記吐出口からインク滴または
処理液滴が吐出される。
【0024】キャリッジ2は各ヘッド12Y,12M,
12C,12Bk,12Sおよびタンクを着脱自在に搭
載し、その一部において摺動可能に係合する2本のガイ
ド軸3に案内されながら移動する。なお、このキャリッ
ジ2の移動は、例えば、キャリッジ2の一部にプーリ5
A,5Bによって張設されたベルト4が取付けられ、こ
のベルトがプーリを介したモータ6の駆動力によって移
動することにより行われる。フレキシブルケーブル11
は各ヘッドに接続し、これにより、各ヘッドの一部に設
けられるヘッド駆動回路(ヘッドドライバ)へホスト装
置あるいは本装置制御部からのプリントデータに基づく
吐出信号や制御信号を送信することができる。
【0025】プラテンローラ7は、その長手方向がガイ
ド軸3と平行に延在し、紙送りモータ9によって回転す
ることにより記録紙10を搬送するとともに、記録紙1
0における記録面を規制する。以上の構成において、各
インクジェットユニットのヘッドは、キャリッジ2の移
動にともない、記録紙10のプリント面、すなわち上記
吐出口に対向する部分にインクを吐出してプリントを行
う。
【0026】図2は図1に示したインクジェットプリン
ト装置の制御構成を示すブロック図である。
【0027】メインコントローラ100はCPU等から
なり、ホストコンピュータ200から送られてくる画像
データを、それぞれ階調データが付与された画素データ
に変換し、これをフレームメモリ100Mに格納する。
また、メインコントローラ100はフレームメモリ10
0Mに格納された画素毎の階調データを所定のタイミン
グでドライバコントローラ110へ供給する。ドライバ
コントローラ110は、この供給される階調データを、
後述されるように、吐出口番号(記録ヘッド1の吐出口
配列において何番目の吐出口かを表わすもの)とスキャ
ン番号(何回目の主走査かを表わすもの)に対応させた
吐出データ(各ヘッド1におけるヒータのオン/オフを
示すデータ)に変換し、これを駆動データRAM110
Mに格納する。ドライバコントローラ110は、メイン
コントローラ100からの制御信号に応じ、駆動データ
RAM110Mに格納される駆動データを、吐出口番号
およびスキャン番号を参照して読出し、これをヘッドド
ライバ110Dに供給するとともにその駆動のタイミン
グを制御する。
【0028】以上の構成において、メインコントローラ
100は、ヘッド12Y,12M,12C,1Bk,1
2Sによる各色インクまたは処理液の吐出,キャリッジ
モータ6の回転および紙送りモータ6の回転をそれぞれ
ドライバコントローラ110,モータドライバ104D
およびモータドライバ102Dを介して制御する。これ
により、記録紙10上に画像データに応じた文字,画像
等がプリントウされて行く。
【0029】なお、上述の構成では、ドライバコントロ
ーラ110が階調データを吐出データに変換するものと
したが、これをメインコントローラ100が行ってもよ
い。この場合、吐出データをフレームメモリ100Mに
格納することができ、これによりRAM110Mを省く
ことができる。
【0030】以上説明したインクジェットプリント装置
において行われる本発明にかかるいくつかの実施例を以
下に説明する。
【0031】図3は本発明の一実施例に係るプリント方
法を説明する概念図である。
【0032】なお、ここでは上記図1に示した5個のヘ
ッドのうち1つのヘッドの動きとして説明する。
【0033】記録紙にプリントを行う際、記録紙の未だ
プリントがなされていない部分は、まず吐出口N17〜
N24の吐出口を用いてキャリッジを移動させつつイン
クが吐出される。この最初のドット形成においては、1
画素を構成可能な最大3ドットのうちの1ドットのみが
形成される。
【0034】次に、図3に示すように、記録紙を8吐出
口分図中上方へ送り(図3では便宜上ヘッドが下方へ相
対的に移動したように示してある)、吐出口N9〜N2
4を用いてプリントを行う。さらに、記録紙を8吐出口
分上方へ送り、吐出口N1〜N24を用いてプリントを
行う。以上の結果、図3に示す斜線部は第1,第2,第
3スキャンにおいて吐出されるインク滴によりドットが
形成されることになる。
【0035】次に、記録紙を再び8吐出口分上方へ送
り、吐出口N1〜N24を用いてプリントを行う。この
ようなプリントを順次繰り返すことにより記録紙の全面
に記録することが可能となる。なお、プリント画像最下
端では吐出口N17〜N24,N9〜N24からの吐出
を順次停止し画像端を形成する。
【0036】上述したプリントにおいて、処理液を種々
のタイミングで吐出してプリントを行う方法を以下に説
明する。
【0037】なお、以下の全ての実施例では下記の処理
液およびインクを用いた。
【0038】 <処理液組成> PAA−HCl−3L(日東紡(株)製) 5.0重量% カチオンG50(三洋化成(株)製) 0.3重量% ジエチレングリコール 10.0重量% 酢酸リチウム 0.5重量% 水 84.2重量% <インク組成> グリセリン 7.5重量% チオジグリコール 7.5重量% 尿素 7.5重量% 染料 3.5重量% Y C.I.ダイレクトイエロー142 M C.I.アシッドレッド289 C C.I.ダイレクトブルー199 Bk C.I.フードブラック2 アセチレノールEH 1.0重量% (川研ファンインケミカル(株)製) 水 73.0重量% 以上示したそれぞれ処理液(液体組成物)とインクとの
混合において、本発明では、上述した処理液とインクが
被プリント材上あるいは被プリント材に浸透した位置で
混合する結果、反応の第1段階として処理液中に含まれ
ているカチオン性物質の内、低分子量の成分またはカチ
オン性オリゴマーとインクに使用しているアニオン性基
を有する水溶性染料または顔料インクに使用しているア
ニオン性化合物とがイオン的相互作用により会合を起こ
し、瞬間的に溶液相から分離を起こす。この結果顔料イ
ンクにおいては分散破壊が起こり、顔料の凝集体ができ
る。
【0039】次に、反応の第2段階として、上述した染
料と低分子カチオン性物質またはカチオン性オリゴマー
との会合体または顔料の凝集体が処理液中に含まれる高
分子成分により吸着されるために、会合で生じた染料の
凝集体または顔料の凝集体のサイズがさらに大きくな
り、被プリント材の繊維間の隙間に入り込みにくくな
り、その結果として固液分離した液体部分のみが記録紙
中にしみこむことにより、プリント品位と定着性との両
立が達成される。同時に上述したようなメカニズムによ
り生成したカチオン物質の低分子成分またはカチオン性
オリゴマーとアニオン性染料とカチオン性物質とで形成
される凝集体または顔料の凝集体は粘性が大きくなり、
液媒体の動きとともに移動することがないので、フルカ
ラーの画像形成時のように隣接したインクドットが異色
のインクで形成されていたとしても互いに混じり合うよ
うなことはなく、ブリーデイングも起こらない。また、
上記凝集体は本質的に水不溶性であり形成された画像の
耐水性は完全なものとなる。また、ポリマーの遮蔽効果
により形成された画像の耐光堅牢性も向上するという効
果も有する。
【0040】また、本発明の実施にあたっては、従来技
術のように分子量の大きいカチオン性高分子物質や多価
の金属塩を使用する必要がないか、あるいは使用する必
要があっても本発明の効果をさらに向上させるために補
助的に使用するだけで良いので、その使用量を最小限に
抑えることができる。その結果として、従来のカチオン
性高分子物質や多価金属塩を使用して耐水化効果を得よ
うとした場合の問題点であった染料の発色性の低下がな
くなるということを本発明の別の効果として挙げること
ができる。
【0041】なお、本発明を実施するにあたって使用す
る被プリント材については特に制限されるものではな
く、従来から使用されているコピー用紙、ボンド紙等の
いわゆる普通紙を好適に用いることができる。もちろん
インクジェットプリント用に特別に作製したコート紙や
OHP用透明フィルムも好適に使用でき、また、一般の
上質紙や光沢紙も好適に使用可能である。
【0042】(実施例1)図4は本発明の第1の実施例
に係るプリント方法を説明する図であり、本実施例で
は、処理液を後続するスキャンにおいて付与するもので
ある。
【0043】例えば図4(a)に示すような画像をプリ
ントする場合には図4(b)に示すようにインクの付与
および処理液の付与を行う。
【0044】すなわち、図4(a)において、「Y1
はその画素においてY(イエロー)のドットを1個形成
することを意味し、「R3 」はR(レッド)のドットを
3個形成することを意味する。同様に「G3 」はG(グ
リーン)のドットを3個、「Y2 」はY(イエロー)の
ドットを2個形成することを意味し、「0」はドットを
形成しないことを意味する。
【0045】以上のような図4(a)に示すプリントデ
ータに対し、第1〜第3スキャンそれぞれでの、各イン
クおよび処理液の吐出データは同図(b)に示すものと
なる。例えば、「R3 」のデータに対応する画素に対し
ては、第1〜第3スキャンのそれぞれでYおよびMのイ
ンクを吐出するようにする。
【0046】一方、処理液は、最後の第3スキャンのみ
で、第1〜第3スキャンにインクの吐出データが存在す
る画素に対してのみ吐出(「S」)するようにする。
【0047】なお、各インクの吐出データを各スキャン
に分配する方法は、例えば特開平5−155036号公
報に記載される方法と同様の方法を用いることができる
が、ここではその説明は省略する。
【0048】以上のように、後続スキャンのみにおいて
処理液の付与を行う結果、処理液のを減少させること
ができる。
【0049】本方法においては処理液の付与量を少なく
することができるが、後続スキャンでのみ処理液を付与
するので、次の点が懸念される場合がある。
【0050】1.先行スキャンで、すなわち、第1,第
2スキャンでフェザリングを生じるおそれがある点 2.同様に先行スキャンでブリーディングを生じるおそ
れがある点 3.処理液の付与量が相対的に少なくなることにより耐
水性が低下するおそれがある点 上記1については、確かに先行スキャンにおいてフェザ
リングが発生する場合がある。しかし、本実施例のよう
に1画素に吐出すべきインクの全量を異なるスキャンに
分割して打ち込む場合、1スキャン当りのインク打ち込
み量が少なくなりフェザリングは発生してもその程度は
それ程重大なものとはならない。
【0051】上記2で言及するブリーディングについて
は、ブリーディングはインクの被プリント材に対する総
付与量に大きく支配されるので、先行スキャンで打ち込
み総量が少ない場合には発生することは少なく、問題に
はならない。
【0052】上記3に示す耐水性についても、少量でも
染料を不溶化または凝集させるに十分な濃度を有する処
理液を用いれば十分な効果を得られるので問題とはなら
ない。
【0053】なお、上記1に示すフェザリングを軽減す
るために先行スキャンにおいて少量の処理液を後続スキ
ャンとは別途付与しても良い。また、後続スキャンで付
与する処理液の一部を先行スキャンで付与することも好
ましいことである。
【0054】(実施例2)本実施例では、先行スキャン
においてのみ処理液を吐出し、後続のスキャンでは処理
液を全く吐出しない。これについて図5を参照して説明
する。
【0055】例えば図5(a)に示すようなプリントデ
ータに対しては図5(b)に示すようにプリントを行
う。すなわち、図5(a)に示すプリントデータは、図
4(a)に示すものと同様の意味を示し、その吐出デー
タについて示す図5(b)も図4(b)と同様である。
しかし、図5(a)に示す「R11」はR(レッド)につ
いて1個のドットを形成することは「R1 」の場合と同
様であるが、「R11」で示すプリントデータは、第2,
第3スキャンで吐出するものとする。
【0056】以上の結果、処理液の量を減少させること
ができる。また、処理液の量が減少するのでフェザリン
グ、ブリーディング、耐水性の低下が懸念されるが、ブ
リーディングについては、確かに若干悪化するが、すべ
てのインク滴がすでに処理液が付与されているところに
付与されるので処理液の影響を多少なりとも受けるの
で、大きなブリーディングは発生しにくい。また、耐水
性についても一滴でもインク中の染料を不溶化させるに
十分な濃度を含有する処理液を用いれば十分な効果を得
ることができる。
【0057】ただし、フェザリングについては後続スキ
ャンでインクを付与する場合、例えば図5(a)の「R
1 」や「R11」等に対応する画素を形成する場合にはわ
ずかながら発生する。特に、「R3 」に対応する画素で
は処理液を付与しないスキャンにおいてインクの打ち込
み量が大となる場合にはフェザリングの程度も大とな
る。しかし、先行スキャンで処理液が付与されていると
全く処理液がない場合よりはフェザリングの程度は小さ
く、また、本実施例のように1画素に付与するインクの
善良を異なる複数のスキャンに分割して打ち込むので、
1スキャン当りのインク打ち込み量が少なくなりフェザ
リングは発生してもその程度は重大なものとはならな
い。
【0058】さらに、マルチスキャン法においてはイン
クが紙に分割されて付与されるので単位時間当りのイン
ク付与量を小さくでき、上述したコックリングも生じに
くい。
【0059】しかし、本実施例のように先行スキャンで
処理液の付与を行うと、このような利点がなくなりコッ
クリングを生じ易くなる。マルチスキャンプリント法に
おいて、このように先行スキャンでコックリングが生じ
ると、それがわずかであって、前述したような紙の搬送
等に問題を生じさせないレベルであっても、後続スキャ
ンにおいて吐出されるインクの着弾点の位置が相対的に
ずれ、その結果、プリント画像がボケてしまうという新
たな問題を生じる。
【0060】このような問題はあるものの、先に説明し
たように本実施例の構成はブリーディングが少なく耐水
性が十分でかつ処理液の付与量が少なくて済むという利
点を有しており、本実施例によれば、ブリーディングが
少なく、耐水性が十分でフェザリングも比較的少なくか
つ処理液の付与量が少なくて済むプリントを行うことが
できる。
【0061】なお、コックリングを防ぐためには、先行
スキャンで処理液の付与量に応じてインク付与量を少し
減少させこれを後続スキャンで付与するようにしても良
い。
【0062】(実施例3)本実施例では第1スキャンお
よび第3スキャンで処理液の付与を行い、第2スキャン
では付与しないようにする。
【0063】これにより、処理液の使用量は上述した実
施例1,2に比べて増すことになるが、フェザリング、
ブリーディング等の問題を防ぐことができる。
【0064】なお、第1スキャンと第3スキャンでの処
理液付与量を適度に間引き、処理液の使用量を減少させ
ることも好ましいことである。この場合、前述のフェザ
リング、ブリーディング等の問題とのバランスを考慮し
て間引く量を定めることとなる。
【0065】(実施例4)本実施例では、画素列におい
て各画素をプリントする第1スキャンと第3スキャンで
交互に処理液の付与を行うようにする。これにより、処
理液の量は上記実施例1,2と同等に抑えることがで
き、かつフェザリング、ブリーディングの問題をバラン
ス良く軽減することができる。
【0066】(実施例5)本実施例では、プリントすべ
き画像の種類に応じて処理液の付与方法を変化させる。
一般に、文字では文字のエッジ部がシャープであること
が望ましいので、エッジのシャープネスを低減させるフ
ェザリングを極力防止することが必要である。このため
に、文字をプリントする際には先行スキャンで処理液の
付与を行う。
【0067】これに対し、ピクトリアルな画像において
は、フェザリングはほとんど目立たず、コックリングに
よる色ずれが問題となることが多い。このため、ピクト
リアル画像のプリントに際しては後続スキャンで処理液
の付与を行うようにする。
【0068】すなわち、プリントすべき画像の種類に応
じてプリントモードを変更する構成とすることもでき
る。
【0069】また、ピクトリアル画像においても、エッ
ジ部、特に濃度差が大であるエッジ部や、線画の部分で
はフェザリングが目立つので、そのような画像に対して
は先行スキャンで処理液の付与を行うことも好ましい。
【0070】画像の種類に応じて、処理液の付与モード
を変化させる手段としては、ユーザによる指定、ホスト
コンピュータが画像信号から判断して行う方法、プリン
タ内で判断を行う方法等のいずれも可能である。
【0071】なお、本発明を実施するにあたって、使用
するインクは特に染料インクに限るものではなく、顔料
を分散させた顔料インクを用いることもできるし、使用
する処理液はその顔料を凝集させるものを用いることが
できる。前記した無色液体A1と混合して凝集を引き起
こす顔料インクの一例として以下のものを挙げることが
できる。すなわち、下記に述べるようにして、それぞれ
顔料とアニオン性化合物とを含むイエロー,マゼンタ,
シアン,ブラックの各色インク、Y2,M2,C2およ
びK2を得ることができる。
【0072】ブラックインクK2 アニオン系高分子P−1(スチレン−メタクリル酸−エ
チルアクリレート、酸価400、重量平均分子量6,0
00、固形分20%の水溶液、中和剤:水酸化カリウ
ム)を分散剤として用い、以下に示す材料をバッチ式縦
型サンドミル(アイメックス製)に仕込み、1mm径の
ガラスビーズをメディアとして充填し、水冷しつつ3時
間分散処理を行った。分散後の粘度は9cps、pHは
10.0であった。この分散液を遠心分離機にかけ粗大
粒子を除去し、重量平均粒径100nmのカーボンブラ
ック分散体を作製した。
【0073】 (カーボンブラック分散体の組成) ・P−1水溶液(固形分20%) 40部 ・カーボンブラック Mogul L (キャブラック製) 24部 ・グリセリン 15部 ・エチレングリコールモノブチルエーテル 0.5部 ・イソプロピルアルコール 3部 ・水 135部 次に、上記で得られた分散体を充分に拡散して顔料が含
有されたインクジェット用のブラックインクK2を得
た。最終調製物の固形分は、約10%であった。
【0074】イエローインクY2 アニオン系高分子P−2(スチレン−アクリル酸−メチ
ルメタアクリレート、酸価280、重量平均分子量1
1,000、固形分20%の水溶液、中和剤:ジエタノ
ールアミン)を分散剤として用い、以下に示す材料を用
いて、ブラックインクK2の作製の場合と同様に分散処
理を行い、重量平均粒径103nmのイエロー色分散体
を作製した。
【0075】 (イエロー分散体の組成) ・P−2水溶液(固形分20%) 35部 ・C.I.ピグメントイエロー180 24部 (ノバパームイエロー PH−G、ヘキスト製) ・トリエチレングリコール 10部 ・ジエチレングリコール 10部 ・エチレングリコールモノブチルエーテル 1.0部 ・イソプロピルアルコール 0.5部 ・水 135部 上記で得られたイエロー分散体を充分に拡散して、顔料
が含有されたインクジェット用のイエローインクY2を
得た。最終調製物の固形分は、約10%であった。
【0076】シアンインクC2 ブラックインクK2の作製の際に使用したアニオン系高
分子P−1を分散剤として用い、以下に示す材料を用い
て、前記したカーボンブラック分散体の場合と同様の分
散処理を行い、重量平均粒径120nmのシアン色分散
体を作製した。
【0077】 (シアン色分散体の組成) ・P−1水溶液(固形分20%) 30部 ・C.I.ビグメントブルー15:3 24部 (ファストゲンブル−FGF、大日本インキ化学) ・グリセリン 15部 ・ジエチレングリコールモノブチルエーテル 0.5部 ・イソプロピルアルコール 3部 ・水 135部 上記で得られたシアン色分散体を充分に攪拌して、顔料
が含有されたインクジェット用のシアンインクC2を得
た。最終調製物の固形分は、約9.6%であった。
【0078】マゼンタインクM2 ブラックインクK2の作製の際に使用したアニオン系高
分子P−1を分散剤として用い、以下に示す材料を用い
て、前記したカーボンブラック分散体の場合と同様の分
散処理を行い、重量平均粒径115nmのマゼンタ色分
散体を作製した。
【0079】 (マゼンタ色分散体の組成) ・P−1水溶液(固形分20%) 20部 ・C.I.ピグメントレッド122(大日本インキ化学) 24部 ・グリセリン 15部 ・イソプロピルアルコール 3部 ・水 135部 上記で得られたマゼンタ色分散体を充分に拡散して、顔
料が含有されたインクジェット用のマゼンタインクM2
を得た。最終調製物の固形分は、約9.2%であった。
【0080】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0081】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0082】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0083】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0084】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので、好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれと
は別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱
手段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行な
うことも安定した記録を行なうために有効である。
【0085】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本
発明は極めて有効である。
【0086】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいはインクジェット方式ではイ
ンク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を
行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制
御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時に
インクが液状をなすものであればよい。加えて、積極的
に熱エネルギによる昇温をインクの固形状態から液体状
態への状態変化のエネルギとして使用せしめることで防
止するか、またはインクの蒸発防止を目的として放置状
態で固化するインクを用いるかして、いずれにしても熱
エネルギの記録信号に応じた付与によってインクが液化
し、液状インクが吐出されるものや、記録媒体に到達す
る時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネ
ルギによって初めて液化する性質のインクを使用する場
合も本発明は適用可能である。このような場合のインク
は、特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60
−71260号公報に記載されるような、多孔質シート
凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持された状
態で、電気熱変換体に対して対向するような形態として
もよい。本発明においては、上述した各インクに対して
最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもの
である。
【0087】さらに加えて、本発明の液体噴射記録ヘッ
ドを使用する記録機構を備えた記録装置の形態として
は、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末とし
て用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装置、
さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を
採るもの等であってもよい。
【0088】図6は本発明の記録装置をワードプロセッ
サ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、複写
装置としての機能を有する情報処理装置に適用した場合
の概略構成を示すブロック図である。
【0089】図中、1801は装置全体の制御を行なう
制御部で、マイクロプロセッサ等のCPUや各種I/O
ポートを備え、各部に制御信号やデータ信号等を出力し
たり、各部よりの制御信号やデータ信号を入力して制御
を行なっている。1802はディスプレイ部で、この表
示画面には各種メニューや文書情報およびイメージリー
ダ1807で読み取ったイメージデータ等が表示され
る。1803はディスプレイ部1802上に設けられた
透明な感圧式のタッチパネルで、指等によりその表面を
押圧することにより、ディスプレイ部1802上での項
目入力や座標位置入力等を行なうことができる。
【0090】1804はFM(Frequency M
odulation)音源部で、音楽エディタ等で作成
された音楽情報をメモリ部1810や外部記憶装置18
12にデジタルデータとして記憶しておき、それらメモ
リ等から読み出してFM変調を行なうものである。FM
音源部1804からの電気信号はスピーカ部1805に
より可聴音に変換される。プリンタ部1806はワード
プロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装
置、複写装置の出力端末として、本発明記録装置が適用
されたものである。
【0091】1807は原稿データを光電的に読取って
入力するイメージリーダ部で、原稿の搬送経路途中に設
けられており、ファクシミリ原稿や複写原稿の他各種原
稿の読取りを行なう。1808はイメージリーダ部18
07で読取った原稿データのファクシミリ送信や、送ら
れてきたファクシミリ信号を受信して復号するファクシ
ミリ(FAX)の送受信部であり、外部とのインターフ
ェース機能を有する。1809は通常の電話機能や留守
番電話機能等の各種電話機能を有する電話部である。
【0092】1810はシステムプログラムやマネージ
ャプログラムおよびその他のアプリケーションプログラ
ム等や文字フォントおよび辞書等を記憶するROMや、
外部記憶装置1812からロードされたアプリケーショ
ンプログラムや文書情報さらにはビデオRAM等を含む
メモリ部である。
【0093】1811は文書情報や各種コマンド等を入
力するキーボード部である。
【0094】フロッピィディスクやハードディスク等を
記憶媒体とする外部記憶装置で、この外部記憶装置18
12には文書情報や音楽或は音声情報、ユーザのアプリ
ケーションプログラム等が格納される。
【0095】図7は図6に示す情報処理装置の模式的外
観図である。
【0096】図中、1901は液晶等を利用したフラッ
トパネルディスプレイで、各種メニューや図形情報およ
び文書情報等を表示する。このディスプレイ1901上
にはタッチパネル1803の表面を指等で押圧すること
により座標入力や項目指定入力を行なうことができる。
1902は装置が電話器として機能するときに使用され
るハンドセットである。キーボード1903は本体と脱
着可能にコードを介して接続されており、各種文書情報
や各種データ入力を行なうことができる。また、このキ
ーボード1903には各種機能キー1904等が設けら
れている。1905は外部記憶装置212へのフロッピ
ーディスクの挿入口である。
【0097】1906はイメージリーダ部1807で読
取られる原稿を戴置する用紙戴置部で、読取られた原稿
は装置後部より排出される。またファクシミリ受信等に
おいては、インクジェットプリンタ1907より記録さ
れる。
【0098】なお、上記でディスプレイ部1802はC
RTでもよいが、強誘電性液晶を利用した液晶ディスプ
レイ等のフラットパネルが望ましい。小型、薄型化に加
え軽量化が図れるからである。
【0099】上記情報処理装置をパーソナルコンピュー
タやワードプロセッサとして機能する場合、キーボード
部211から入力された各種情報が制御部1801によ
り所定のプログラムに従って処理され、プリンタ部18
06に画像として出力される。
【0100】ファクシミリ装置の受信機として機能する
場合、通信回線を介してFAX送受信部1808から入
力したファクシミリ情報が制御部1801により所定の
プログラムに従って受信処理され、プリンタ部1806
に受信画像として出力される。
【0101】また、複写装置として機能する場合、イメ
ージリーダ部1807によって原稿を読取り、読取られ
た原稿データが制御部1801を介してプリンタ部18
06に複写画像として出力される。なお、ファクシミリ
装置の受信機として機能する場合、イメージリーダ部1
807によって読取られた原稿データは、制御部180
1により所定のプログラムに従って送信処理された後、
FAX送受信部1808を介して通信回線に送信され
る。
【0102】なお、上述した情報処理装置は図8に示す
ようにインクジェットプリンタを本体に内蔵した一体型
としてもよく、この場合は、よりポータブル性を高める
ことが可能となる。同図において、図7と同一機能を有
する部分には、対応する符号を付す。
【0103】以上説明した多機能型情報処理装置に本発
明の記録装置を適用することによって、高品位の記録画
像を高速かつ低騒音で得ることができるため、上記情報
処理装置の機能をさらに向上させることが可能となる。
【0104】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、各画素
をプリントする場合において処理液を吐出する回数をイ
ンクを吐出する回数より少なくできる。
【0105】この結果、いわゆるマルチスキャンプリン
ト方法において、処理液の消費量を少なくできるととも
に、耐水性等の向上した良好なプリント結果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るインクジェットプリン
ト装置を示す概略斜視図である。
【図2】上記装置の制御構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例におけるプリント方法を説明
する図である。
【図4】(a)および(b)は、本発明の第1の実施例
に係るプリント方法を示す説明図である。
【図5】(a)および(b)は、本発明の第2の実施例
に係るプリント方法を示す説明図である。
【図6】上記各実施例のインクジェットプリント装置を
用いた情報処理システムの一例を示すブロック図であ
る。
【図7】上記システムの外観斜視図である。
【図8】上記システムの他の例を示す外観図である。
【符号の説明】
1Y,1M,1C,1Bk,1S インクジェットユニ
ット 2 キャリッジ 3 ガイド軸 4 ベルト 5A,5B プーリ 6,9 モータ 7 プラテンローラ 10 記録紙 12Y,12M,12C,12Bk,12S ヘッド 100 メインコントローラ 100M フレームメモリ 110 ドライバコントローラ 110D ヘッドドライバ 110M 駆動データRAM

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクをインク吐出部から被プリント材
    に吐出し、該インクの色材を不溶化または凝集させる処
    理液を少なくとも含む液体を液吐出部から前記被プリン
    ト材に吐出してプリントを行うインクジェットプリント
    装置において、前記 インク吐出部および前記液吐出部を走査する走査手
    段と、 該走査手段により前記インク吐出部を1画素に対してn
    (nは2以上の整数)回の走査を行わせるとともに、該
    n回の走査の間にプリントデータに基づきインクを吐出
    し当該画素のプリントを行うプリント制御手段と、 画素毎の前記プリントデータに基づき、前記液吐出部の
    各画素に対応する吐出データを生成するデータ生成手段
    と、 前記走査手段により前記液吐出部を走査させるととも
    に、前記データ生成手段が生成する各画素の吐出データ
    により、各画素に対して(n−1)回以下の走査で処理
    液を吐出させる液吐出制御手段と、 を具えたことを特徴とするインクジェットプリント装
    置。
  2. 【請求項2】 前記(n−1)回以下の回数は、前記イ
    ンク吐出部のn回の走査の最後の走査に対応した1回で
    あることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット
    プリント装置。
  3. 【請求項3】 前記(n−1)回以下の回数は、前記イ
    ンク吐出部のn回の走査の最初の走査に対応した1回で
    あることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット
    プリント装置。
  4. 【請求項4】 前記(n−1)回以下の回数は、前記イ
    ンク吐出部のn回の走査の最初または最後の走査に対応
    した1回であることを特徴とする請求項1に記載のイン
    クジェットプリント装置。
  5. 【請求項5】 前記(n−1)回以下の回数は、前記イ
    ンク吐出部のn回の走査の最初および最後の走査に対応
    した2回であることを特徴とする請求項1に記載のイン
    クジェットプリント装置。
  6. 【請求項6】 前記処理液は低分子成分と高分子成分の
    カチオン性物質を含み、前記インクはアニオン性染料を
    含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記
    載のインクジェットプリント装置。
  7. 【請求項7】 前記処理液は低分子成分と高分子成分の
    カチオン性物質を含み、前記インクはアニオン性化合物
    と顔料とが含有されていることを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれかに記載のインクジェットプリント装
    置。
  8. 【請求項8】 前記インク吐出部および前記液吐出部
    は、それぞれ熱エネルギーを利用してインクおよび処理
    液中に気泡を生じさせ、該気泡の生成に基づいてそれぞ
    れインクおよび処理液を吐出することを特徴とする請求
    項1ないし7のいずれかに記載のインクジェットプリン
    ト装置。
  9. 【請求項9】 インクおよび該インクを不溶化または凝
    集させる処理液を被プリント材に吐出し、かつ1画素を
    複数回の走査において吐出されるインクにより形成する
    インクジェットプリント方法において、 処理液を吐出するのに用いる吐出信号をインクの吐出信
    号から生成す工程を有し、 該生成工程は、前記インクの吐出信号が存在する画素に
    対する複数回の走査のうち、少なくとも1回は処理液を
    吐出しない吐出信号を生成することを特徴とするインク
    ジェットプリント方法。
  10. 【請求項10】 インクおよび該インクを不溶化または
    凝集させる処理液を被プリント材に吐出し、かつ1画素
    を複数回の走査において吐出されるインクにより形成す
    るインクジェットプリント方法において、 処理液を吐出するのに用いる吐出信号をインクの吐出信
    号から生成す工程を有し、 処理液を吐出する画素の数(S)とインクを吐出する画
    素数(I)との比(S/I)を前記複数回の走査毎に異
    ならせ、且つ前記複数回の走査における処理液の吐出回
    数をインクの吐出回数よりも少なくすることを特徴とす
    るインクジェットプリント方法。
  11. 【請求項11】 インクおよび該インクを不溶化または
    凝集させる処理液を被プリント材に吐出し、かつ1画素
    を複数回の走査において吐出されるインクにより形成す
    るインクジェットプリント方法において、 処理液を吐出するのに用いる吐出信号をインクの吐出信
    号から生成す工程を有し、該生成工程は、前記インク
    の吐出信号が存在する画素に対する複数回の走査のう
    ち、少なくとも1回は処理液を吐出しない吐出信号を生
    成し、 かつ処理液を吐出する画素の数(S)とインクを吐出す
    る画素数(I)との比(S/I)を前記複数回の走査毎
    に異ならせたことを特徴とするインクジェットプリント
    方法。
  12. 【請求項12】 前記S/Iを前記複数回の走査のうち
    後続の走査程大とすることを特徴とする請求項11に記
    載のインクジェットプリント方法。
  13. 【請求項13】 前記S/Iを前記複数回の走査のうち
    先行する走査程大とすることを特徴とする請求項12に
    記載のインクジェットプリント方法。
  14. 【請求項14】 先行する走査では前記S/I=0であ
    ることを特徴とする請求項12に記載のインクジェット
    プリント方法。
  15. 【請求項15】 後続する走査では、前記S/I=0で
    あることを特徴とする請求項13に記載のインクジェッ
    トプリント方法。
  16. 【請求項16】 前記複数回の走査は、3回以上の走査
    であり、中間の走査における前記S/Iは、先行および
    後続の走査における前記S/Iより小であることを特徴
    とする請求項11に記載のインクジェットプリント方
    法。
  17. 【請求項17】 前記中間の走査において前記S/I=
    0であることを特徴とする請求項16に記載のインクジ
    ェットプリント方法。
  18. 【請求項18】 インクをインク吐出部から被プリント
    材に吐出し、該インクの色材を不溶化または凝集させる
    物質を少なくとも含む液体を液体吐出部から被プリント
    材に吐出してプリントを行なうインクジェットプリント
    装置であって、 前記インク吐出部および前記液体吐出部を走査する走査
    デバイスと、 該走査デバイスにより前記インク吐出部を1画素に対し
    てn(nは2以上の整数)回の走査を行なわせるととも
    に、該n回の走査の間にプリントデータに基づきインク
    を当該画素に吐出させるインク吐出コントローラと、 前記走査デバイスにより前記液体吐出部を走査させると
    ともに、液体吐出データに基づき、各画素に対して(n
    −1)回以下の走査で前記液体を吐出させる液体吐出コ
    ントローラと、を具え、 前記液体吐出部の各画素に対応する前記液体吐出データ
    は、画素毎の前記プリントデータに基づいて生成される
    ことを特徴とするインクジェットプリント装置。
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