JP3063647B2 - 蛍光表示管及びその製造方法 - Google Patents
蛍光表示管及びその製造方法Info
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- H01J31/08—Cathode ray tubes; Electron beam tubes having a screen on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted, or stored
- H01J31/10—Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes
- H01J31/12—Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes with luminescent screen
- H01J31/15—Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes with luminescent screen with ray or beam selectively directed to luminescent anode segments
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
- H01J29/025—Mounting or supporting arrangements for grids
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/02—Manufacture of electrodes or electrode systems
- H01J9/14—Manufacture of electrodes or electrode systems of non-emitting electrodes
- H01J9/148—Manufacture of electrodes or electrode systems of non-emitting electrodes of electron emission flat panels, e.g. gate electrodes, focusing electrodes or anode electrodes
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01J2329/86—Vessels
- H01J2329/8625—Spacing members
- H01J2329/865—Connection of the spacing members to the substrates or electrodes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数本の金属細線
からなるワイヤーグリッドを備え、所望のグラフィック
表示を行う蛍光表示管及びその製造方法に関する。
からなるワイヤーグリッドを備え、所望のグラフィック
表示を行う蛍光表示管及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4は、グラフィック表示を行
う従来の一般的な蛍光表示管の一構成例を示している。
箱形の外囲器21の一部をなす基板22上には、蛍光体
23が被着された複数の帯状の陽極24が所定間隔で形
成されている。外囲器21内には、陽極24の上方に陽
極24と交差する方向に複数本の金属細線からなるワイ
ヤーグリッド25が張設されている。ワイヤーグリッド
25の上方には、電子を放出するフィラメント状の陰極
26が設けられている。
う従来の一般的な蛍光表示管の一構成例を示している。
箱形の外囲器21の一部をなす基板22上には、蛍光体
23が被着された複数の帯状の陽極24が所定間隔で形
成されている。外囲器21内には、陽極24の上方に陽
極24と交差する方向に複数本の金属細線からなるワイ
ヤーグリッド25が張設されている。ワイヤーグリッド
25の上方には、電子を放出するフィラメント状の陰極
26が設けられている。
【0003】このように構成される蛍光表示管では、隣
接する2本のワイヤーグリッド25を1本づつシフトさ
せながら走査し、これに同期した表示信号を陽極24に
与える。そして、フィラメント状の陰極26から電子が
放出されると、この放出された電子は、2本のワイヤー
グリッド25で挟まれた陽極24上の小領域に射突して
蛍光体23を発光させ、所望のグラフィック表示が得ら
れる。
接する2本のワイヤーグリッド25を1本づつシフトさ
せながら走査し、これに同期した表示信号を陽極24に
与える。そして、フィラメント状の陰極26から電子が
放出されると、この放出された電子は、2本のワイヤー
グリッド25で挟まれた陽極24上の小領域に射突して
蛍光体23を発光させ、所望のグラフィック表示が得ら
れる。
【0004】ところで、この種の蛍光表示管におけるワ
イヤーグリッド25は、陽極24各所での輝度を一定に
保つために、陽極24との間の距離Hが0.15〜0.
4mmの一定値(例えば0.2mm)に設定されて基板
22上に張設されている。
イヤーグリッド25は、陽極24各所での輝度を一定に
保つために、陽極24との間の距離Hが0.15〜0.
4mmの一定値(例えば0.2mm)に設定されて基板
22上に張設されている。
【0005】陽極24とワイヤーグリッド25との間の
距離Hは、その値が小さいと、電子は収斂してその陽極
24部分の輝度が他の陽極24部分に比べて高くなる。
これに対し、前記距離Hの値が大きいと、その陽極24
部分の電子が拡散して輝度が他の陽極24部分に比べて
低くなる。このように、陽極24とワイヤーグリッド2
5との間の距離Hの違いが、その陽極24部分の輝度に
直接影響するため、陽極24各所との間のワイヤーグリ
ッド25の高さを一定に保つ必要があった。
距離Hは、その値が小さいと、電子は収斂してその陽極
24部分の輝度が他の陽極24部分に比べて高くなる。
これに対し、前記距離Hの値が大きいと、その陽極24
部分の電子が拡散して輝度が他の陽極24部分に比べて
低くなる。このように、陽極24とワイヤーグリッド2
5との間の距離Hの違いが、その陽極24部分の輝度に
直接影響するため、陽極24各所との間のワイヤーグリ
ッド25の高さを一定に保つ必要があった。
【0006】そこで、従来の蛍光表示管では、図3及び
図4に示すように、帯状の陽極24と平行に基板22の
両端部にストッパ27を介して位置出しされたスペーサ
ガラス28により、ワイヤーグリッド25の両端部を基
板22から所定高さ浮かせて張設する構造を採用してい
た。
図4に示すように、帯状の陽極24と平行に基板22の
両端部にストッパ27を介して位置出しされたスペーサ
ガラス28により、ワイヤーグリッド25の両端部を基
板22から所定高さ浮かせて張設する構造を採用してい
た。
【0007】さらに説明すると、ストッパ27は、スペ
ーサガラス28の両側部の位置を規制するように、所定
間隔をおいて基板22の両端部にそれぞれ形成された一
対の低融点ガラスからなる。各ストッパ27の間隔は、
スペーサガラス28の幅よりも若干大きく設定されてい
る。低融点ガラスからなる一対の各ストッパ27は、帯
状の陽極24と平行に基板22上にスペーサガラス28
よりも低く形成され、陽極24を形成する蛍光体23が
付着しないように仮焼成されている。
ーサガラス28の両側部の位置を規制するように、所定
間隔をおいて基板22の両端部にそれぞれ形成された一
対の低融点ガラスからなる。各ストッパ27の間隔は、
スペーサガラス28の幅よりも若干大きく設定されてい
る。低融点ガラスからなる一対の各ストッパ27は、帯
状の陽極24と平行に基板22上にスペーサガラス28
よりも低く形成され、陽極24を形成する蛍光体23が
付着しないように仮焼成されている。
【0008】そして、ワイヤーグリッド25を基板22
上に張設する場合には、仮焼成された低融点ガラスによ
る一対の各ストッパ27間にスペーサガラス28を載置
する。この状態で、スペーサガラス28上にワイヤーグ
リッド25を載せる。そして、前面板30と側面板31
からなる容器部32を基板22上に載せて加熱焼成し、
容器部32の外周部を封着する。これにより、ワイヤー
グリッド25は、陽極24からの高さがスペーサガラス
28により一定に保持されて基板22上に張設される。
上に張設する場合には、仮焼成された低融点ガラスによ
る一対の各ストッパ27間にスペーサガラス28を載置
する。この状態で、スペーサガラス28上にワイヤーグ
リッド25を載せる。そして、前面板30と側面板31
からなる容器部32を基板22上に載せて加熱焼成し、
容器部32の外周部を封着する。これにより、ワイヤー
グリッド25は、陽極24からの高さがスペーサガラス
28により一定に保持されて基板22上に張設される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の蛍光表示管では、以下に示す様々な問題点があ
った。ワイヤーグリッド25を一定高さに保持する際に
用いられるスペーサガラス28は板厚が薄いので、厚さ
を一定にするためのそれなりの加工、例えばフロー方式
の加工が必要であり、スペーサガラス28自体が特殊ガ
ラスで形成されるため、コストが嵩むという問題があっ
た。
た従来の蛍光表示管では、以下に示す様々な問題点があ
った。ワイヤーグリッド25を一定高さに保持する際に
用いられるスペーサガラス28は板厚が薄いので、厚さ
を一定にするためのそれなりの加工、例えばフロー方式
の加工が必要であり、スペーサガラス28自体が特殊ガ
ラスで形成されるため、コストが嵩むという問題があっ
た。
【0010】スペーサガラス28の幅は、基板22上に
自動装着する際のハンドリング性を考慮して少なくとも
2〜3mmは必要であり、この値よりも細く形成した場
合には、ハンドリング性が悪化するだけでなく、取扱い
にくく、割れて破損する等の問題があった。
自動装着する際のハンドリング性を考慮して少なくとも
2〜3mmは必要であり、この値よりも細く形成した場
合には、ハンドリング性が悪化するだけでなく、取扱い
にくく、割れて破損する等の問題があった。
【0011】スペーサガラス28が載置される基板22
の両端部には、スペーサガラス28のずれを防止するた
めの一対のストッパ27が別途形成されので、その分だ
け作業工程が増すという問題があった。しかも、スペー
サガラス28に2〜3mm、各ストッパ27に1〜2m
mの配設スペースを必要とする。このため、基板上に
は、側面板30の内壁面から最外縁に位置する陽極24
までの距離L3を少なくとも6mm以上空けなければな
らず、その分だけ配設スペースを必要とし、表示面のデ
ッドスペースになるという問題があった。
の両端部には、スペーサガラス28のずれを防止するた
めの一対のストッパ27が別途形成されので、その分だ
け作業工程が増すという問題があった。しかも、スペー
サガラス28に2〜3mm、各ストッパ27に1〜2m
mの配設スペースを必要とする。このため、基板上に
は、側面板30の内壁面から最外縁に位置する陽極24
までの距離L3を少なくとも6mm以上空けなければな
らず、その分だけ配設スペースを必要とし、表示面のデ
ッドスペースになるという問題があった。
【0012】スペーサガラス28は、焼成工程を終えて
基板22に容器部31が封着されるまで基板22に対し
て完全には固定されないので、運搬時などの外部からの
衝撃によって位置ずれを起こし、陽極24とワイヤーグ
リッド25との間の距離Hが狂うおそれがあった。
基板22に容器部31が封着されるまで基板22に対し
て完全には固定されないので、運搬時などの外部からの
衝撃によって位置ずれを起こし、陽極24とワイヤーグ
リッド25との間の距離Hが狂うおそれがあった。
【0013】ワイヤーグリッド25は、両端がスペーサ
ガラス28により一定高さに保持されて基板22上に張
設されるが、スペーサガラス28が角柱形状をしている
ので、ワイヤーグリッド25と接触する角部分がワイヤ
ーグリッド25の張力によって擦れ、粉末状のガラス屑
を発生し、このガラス屑がゴミとなって表示品位や品質
を低下させ、不良品の蛍光表示管を発生させるという問
題があった。
ガラス28により一定高さに保持されて基板22上に張
設されるが、スペーサガラス28が角柱形状をしている
ので、ワイヤーグリッド25と接触する角部分がワイヤ
ーグリッド25の張力によって擦れ、粉末状のガラス屑
を発生し、このガラス屑がゴミとなって表示品位や品質
を低下させ、不良品の蛍光表示管を発生させるという問
題があった。
【0014】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであり、部品点数を減少してコストの低減が
図れ、表示面のデッドスペースを小さくでき、外部から
の衝撃により位置ずれを起こすこともなく、表示品位や
品質を低下させずに作業工程の簡素化を図って製造が行
える蛍光表示管及びその製造方法を提供することを目的
としている。
されたものであり、部品点数を減少してコストの低減が
図れ、表示面のデッドスペースを小さくでき、外部から
の衝撃により位置ずれを起こすこともなく、表示品位や
品質を低下させずに作業工程の簡素化を図って製造が行
える蛍光表示管及びその製造方法を提供することを目的
としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、基板及び容器部からなる箱形の
外囲器と、前記外囲器内の前記基板の表面に形成された
蛍光体を有する陽極と、前記陽極と対面し、かつ所定距
離隔てて前記外囲器内の前記基板上に所定間隔おきに張
設された複数本のワイヤーグリッドとを有する蛍光表示
管において、前記陽極が前記ワイヤーグリッドと交差す
る方向に帯状に形成されており、結晶化ガラスを主成分
とし、軟化点の高い低融点ガラスと、顔料と、ビークル
との混合材料を前記外囲器内における前記基板の表面に
印刷して焼成した絶縁性部材からなるグリッドスペーサ
が、前記ワイヤーグリッドの両端部と接触する接触面が
曲面形状をなして前記陽極の最外縁に位置する陽極と前
記側面板との間の前記基板の表面に凸条に印刷形成され
ていることを特徴とする。
め、請求項1の発明は、基板及び容器部からなる箱形の
外囲器と、前記外囲器内の前記基板の表面に形成された
蛍光体を有する陽極と、前記陽極と対面し、かつ所定距
離隔てて前記外囲器内の前記基板上に所定間隔おきに張
設された複数本のワイヤーグリッドとを有する蛍光表示
管において、前記陽極が前記ワイヤーグリッドと交差す
る方向に帯状に形成されており、結晶化ガラスを主成分
とし、軟化点の高い低融点ガラスと、顔料と、ビークル
との混合材料を前記外囲器内における前記基板の表面に
印刷して焼成した絶縁性部材からなるグリッドスペーサ
が、前記ワイヤーグリッドの両端部と接触する接触面が
曲面形状をなして前記陽極の最外縁に位置する陽極と前
記側面板との間の前記基板の表面に凸条に印刷形成され
ていることを特徴とする。
【0016】請求項2の発明は、基板及び容器部からな
る箱形の外囲器と、前記外囲器内の前記基板の表面に形
成された蛍光体を有する陽極と、前記陽極と対面し、か
つ所定距離隔てて前記外囲器内の前記基板上に所定間隔
おきに張設された複数本のワイヤーグリッドとを有する
蛍光表示管の製造方法において、結晶化ガラスを主成分
とし、軟化点の高い低融点ガラスと、顔料と、ビークル
との混合材料からなるペースト状の絶縁性部材を前記基
板の表面に印刷形成した後、前記絶縁性部材を焼成して
結晶化したグリッドスペーサを前記基板の表面に被着形
成し、前記グリッドスペーサの上面に接触するように前
記複数本のワイヤーグリッドを配置し、前記ワイヤーグ
リッドのそれぞれに張力が与えられた状態で前面板と側
面板からなる蓋状の容器部を前記基板上に載せて外周部
分を封着する工程を含むことを特徴とする。
る箱形の外囲器と、前記外囲器内の前記基板の表面に形
成された蛍光体を有する陽極と、前記陽極と対面し、か
つ所定距離隔てて前記外囲器内の前記基板上に所定間隔
おきに張設された複数本のワイヤーグリッドとを有する
蛍光表示管の製造方法において、結晶化ガラスを主成分
とし、軟化点の高い低融点ガラスと、顔料と、ビークル
との混合材料からなるペースト状の絶縁性部材を前記基
板の表面に印刷形成した後、前記絶縁性部材を焼成して
結晶化したグリッドスペーサを前記基板の表面に被着形
成し、前記グリッドスペーサの上面に接触するように前
記複数本のワイヤーグリッドを配置し、前記ワイヤーグ
リッドのそれぞれに張力が与えられた状態で前面板と側
面板からなる蓋状の容器部を前記基板上に載せて外周部
分を封着する工程を含むことを特徴とする。
【0017】請求項3の発明は、請求項2の蛍光表示管
の製造方法において、前記絶縁性部材は、440〜56
0℃で焼成されることを特徴とする。
の製造方法において、前記絶縁性部材は、440〜56
0℃で焼成されることを特徴とする。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態を示
す蛍光表示管を上面から見たときの一部拡大平断面図、
図2は図1の蛍光表示管を側面から見た部分拡大断面図
である。
す蛍光表示管を上面から見たときの一部拡大平断面図、
図2は図1の蛍光表示管を側面から見た部分拡大断面図
である。
【0023】この実施の形態による蛍光表示管は、内部
が高真空状態に保持された外囲器1を有しており、その
内部に各種電極等が収納された構造となっている。
が高真空状態に保持された外囲器1を有しており、その
内部に各種電極等が収納された構造となっている。
【0024】外囲器1は、基板(陽極基板)2と、前面
板3及び側面板4からなる蓋状の容器部5から構成され
る。基板2の内面において、外囲器1の封着部となる外
周部分には、封着用のベースシール6が枠状に連続して
設けられている。ベースシール6としてはペースト状の
低融点ガラスが用いられ、外囲器1の外周部分に枠状に
印刷した後に仮焼成される。
板3及び側面板4からなる蓋状の容器部5から構成され
る。基板2の内面において、外囲器1の封着部となる外
周部分には、封着用のベースシール6が枠状に連続して
設けられている。ベースシール6としてはペースト状の
低融点ガラスが用いられ、外囲器1の外周部分に枠状に
印刷した後に仮焼成される。
【0025】基板2の内面には、長手方向に沿って複数
本の帯状の陽極7が所定間隔で形成されている。各陽極
7は、基板2上に形成された陽極導体7aと、陽極導体
7aに被着形成された蛍光体7bからなる。
本の帯状の陽極7が所定間隔で形成されている。各陽極
7は、基板2上に形成された陽極導体7aと、陽極導体
7aに被着形成された蛍光体7bからなる。
【0026】尚、陽極導体7aは、前面板3側から表示
の観測を行う蛍光表示管を構成する場合にはAl薄膜で
形成され、基板2側から表示の観測を行う蛍光表示管を
構成する場合には透光性を有するITO薄膜で形成され
る。又、蛍光体7bは、陽極導体7a上にベタ状に形成
したものを図示したが、後述するワイヤーグリッド9の
間隔に対応していれば、部分的(例えばワイヤーグリッ
ド9の間隔の一つおき)に形成してもよい。
の観測を行う蛍光表示管を構成する場合にはAl薄膜で
形成され、基板2側から表示の観測を行う蛍光表示管を
構成する場合には透光性を有するITO薄膜で形成され
る。又、蛍光体7bは、陽極導体7a上にベタ状に形成
したものを図示したが、後述するワイヤーグリッド9の
間隔に対応していれば、部分的(例えばワイヤーグリッ
ド9の間隔の一つおき)に形成してもよい。
【0027】図1に示すように、長手方向の側面板4の
内壁面から内側に所定距離L1隔てた基板2の両側部分
の表面には、凸条のグリッドスペーサ8が形成されてい
る。さらに説明すると、グリッドスペーサ8は、絶縁性
材料による印刷パターンからなり、最外縁に位置する陽
極7から所定距離L2隔てて側面板4との間に陽極7と
平行に形成される。グリッドスペーサ8は、材料として
結晶化ガラスをベースとし、低融点ガラスとビークルと
顔料との混合によりペースト状に形成される。グリッド
スペーサ8は、黒色の顔料を用いて黒色化することでコ
ントラストの向上が図られている。
内壁面から内側に所定距離L1隔てた基板2の両側部分
の表面には、凸条のグリッドスペーサ8が形成されてい
る。さらに説明すると、グリッドスペーサ8は、絶縁性
材料による印刷パターンからなり、最外縁に位置する陽
極7から所定距離L2隔てて側面板4との間に陽極7と
平行に形成される。グリッドスペーサ8は、材料として
結晶化ガラスをベースとし、低融点ガラスとビークルと
顔料との混合によりペースト状に形成される。グリッド
スペーサ8は、黒色の顔料を用いて黒色化することでコ
ントラストの向上が図られている。
【0028】グリッドスペーサ8は、固形分として見た
場合、結晶化ガラスのみで構成すると、ビークルのガス
が抜けにくく、気泡により突起が生じて高さの均一性を
損なうため、結晶化ガラスを90%とし、残りの10%
を軟化点が500℃以上と高い低融点ガラスで構成され
る。
場合、結晶化ガラスのみで構成すると、ビークルのガス
が抜けにくく、気泡により突起が生じて高さの均一性を
損なうため、結晶化ガラスを90%とし、残りの10%
を軟化点が500℃以上と高い低融点ガラスで構成され
る。
【0029】グリッドスペーサ8を基板2上に形成する
場合には、スクリーン印刷法が適用される。その際、ス
クリーンとしては、金属薄板によるメタルスクリーンが
使用される。メタルスクリーンには、エッチングにより
グリッドスペーサ8の外形形状に打ち抜かれた開口部が
形成されている。
場合には、スクリーン印刷法が適用される。その際、ス
クリーンとしては、金属薄板によるメタルスクリーンが
使用される。メタルスクリーンには、エッチングにより
グリッドスペーサ8の外形形状に打ち抜かれた開口部が
形成されている。
【0030】グリッドスペーサ8を基板2上に形成する
にあたっては、グリッドスペーサ8を形成する位置に開
口部を位置させてメタルスクリーンを基板2上に載せ、
ペースト状の材料(結晶化ガラスと低融点ガラスとビー
クルと顔料とを混合したもの)を開口部を埋めるように
して塗布し、開口部からはみ出した余分な材料をメタル
スクリーンの表面に沿って取り除き、開口部内の材料の
表面をメタルスクリーンの表面と面一にする。
にあたっては、グリッドスペーサ8を形成する位置に開
口部を位置させてメタルスクリーンを基板2上に載せ、
ペースト状の材料(結晶化ガラスと低融点ガラスとビー
クルと顔料とを混合したもの)を開口部を埋めるように
して塗布し、開口部からはみ出した余分な材料をメタル
スクリーンの表面に沿って取り除き、開口部内の材料の
表面をメタルスクリーンの表面と面一にする。
【0031】これにより、基板2上の所定位置には、角
柱形状をなすペースト状のグリッドスペーサ8が厚盛り
印刷される。この状態では、グリッドスペーサ8がペー
スト状であるため、その後、440〜560℃で焼成し
て完全に結晶化させる。これにより、グリッドスペーサ
8は、蛍光表示管を組み立てる際の焼成工程で再溶融す
ることなく基板2上に固着される。
柱形状をなすペースト状のグリッドスペーサ8が厚盛り
印刷される。この状態では、グリッドスペーサ8がペー
スト状であるため、その後、440〜560℃で焼成し
て完全に結晶化させる。これにより、グリッドスペーサ
8は、蛍光表示管を組み立てる際の焼成工程で再溶融す
ることなく基板2上に固着される。
【0032】ここで、グリッドスペーサ8は、メタルス
クリーンの板厚により、その高さの均一性が図られる
が、グリッドスペーサ8は、ペーストの状態から焼成し
て結晶化すると、表面が一定に目減りして図2に示すよ
うな曲面形状となる。このため、メタルスクリーンの板
厚は、グリッドスペーサ8が結晶化したときに所望の高
さが得られるように焼成時の目減り分を考慮して設定さ
れる。
クリーンの板厚により、その高さの均一性が図られる
が、グリッドスペーサ8は、ペーストの状態から焼成し
て結晶化すると、表面が一定に目減りして図2に示すよ
うな曲面形状となる。このため、メタルスクリーンの板
厚は、グリッドスペーサ8が結晶化したときに所望の高
さが得られるように焼成時の目減り分を考慮して設定さ
れる。
【0033】外囲器1内の陽極7の上方には、陽極7と
交差する方向(図では陽極7と直交する方向)に所定間
隔おきに複数本の金属細線からなるワイヤーグリッド9
が張設されている。更に説明すると、各ワイヤーグリッ
ド9は、その両端部がグリッドスペーサ8の表面に接触
し、陽極7との間の距離Hが一定値(0.15〜0.4
mmの所定値、例えば0.2mm)に保たれた状態で基
板2上に張設される。ワイヤーグリッド9の上方には、
電子を放出するフィラメント状の陰極10が設けられて
いる。
交差する方向(図では陽極7と直交する方向)に所定間
隔おきに複数本の金属細線からなるワイヤーグリッド9
が張設されている。更に説明すると、各ワイヤーグリッ
ド9は、その両端部がグリッドスペーサ8の表面に接触
し、陽極7との間の距離Hが一定値(0.15〜0.4
mmの所定値、例えば0.2mm)に保たれた状態で基
板2上に張設される。ワイヤーグリッド9の上方には、
電子を放出するフィラメント状の陰極10が設けられて
いる。
【0034】上記構成による蛍光表示管では、隣接する
2本のワイヤーグリッド9を1本づつシフトさせながら
走査し、これに同期した表示信号を陽極7に与える。そ
して、フィラメント状の陰極10から電子が放出される
と、この放出された電子は、2本のワイヤーグリッド9
で挟まれた陽極7上の小領域に射突して蛍光体7bを発
光させ、所望のグラフィック表示が得られる。
2本のワイヤーグリッド9を1本づつシフトさせながら
走査し、これに同期した表示信号を陽極7に与える。そ
して、フィラメント状の陰極10から電子が放出される
と、この放出された電子は、2本のワイヤーグリッド9
で挟まれた陽極7上の小領域に射突して蛍光体7bを発
光させ、所望のグラフィック表示が得られる。
【0035】次に、上記のように構成される蛍光表示管
の製造方法について説明する。まず、陽極7が形成され
る基板2を洗浄する。次に、配線導体と複数本の帯状の
陽極導体7aを、フォトリソグラフィー法によりAl薄
膜で基板2の上面に形成する。基板2の上面の周囲に封
着材としてのベースシール6を枠状に印刷法で被着す
る。このベースシール6は、蛍光体7bが付着しないよ
うに仮焼成しておく。次に、印刷法により、陽極導体7
a上に蛍光体7bを被着させて帯状の陽極7を形成す
る。
の製造方法について説明する。まず、陽極7が形成され
る基板2を洗浄する。次に、配線導体と複数本の帯状の
陽極導体7aを、フォトリソグラフィー法によりAl薄
膜で基板2の上面に形成する。基板2の上面の周囲に封
着材としてのベースシール6を枠状に印刷法で被着す
る。このベースシール6は、蛍光体7bが付着しないよ
うに仮焼成しておく。次に、印刷法により、陽極導体7
a上に蛍光体7bを被着させて帯状の陽極7を形成す
る。
【0036】次に、側面板4の内壁面(ベースシール
6)から内側に所定距離L1隔てた基板2の両側部分の
表面に、前述したスクリーン印刷法によるグリッドスペ
ーサ8を印刷形成する。この印刷形成されたグリッドス
ペーサ8はペースト状であるため、その後、440〜5
60℃で焼成し、完全に結晶化させて基板2上に固着す
る。
6)から内側に所定距離L1隔てた基板2の両側部分の
表面に、前述したスクリーン印刷法によるグリッドスペ
ーサ8を印刷形成する。この印刷形成されたグリッドス
ペーサ8はペースト状であるため、その後、440〜5
60℃で焼成し、完全に結晶化させて基板2上に固着す
る。
【0037】次に、治具に装着したワイヤーグリッド9
を、グリッドスペーサ8の上面に接触するように配置し
て外側に引張り、所定の張力を与える。この状態で、治
具側に装着されているワイヤーグリッド9と、帯状の陽
極7のパターンとの位置合わせをするため、基板2の位
置を調整する。次に、ワイヤーグリッド9の上方にフィ
ラメント状の陰極10を張設する。そして、前面板3と
側面板4からなる蓋状の容器部5を基板2上に載せ、加
熱焼成してベースシール6により封着する。
を、グリッドスペーサ8の上面に接触するように配置し
て外側に引張り、所定の張力を与える。この状態で、治
具側に装着されているワイヤーグリッド9と、帯状の陽
極7のパターンとの位置合わせをするため、基板2の位
置を調整する。次に、ワイヤーグリッド9の上方にフィ
ラメント状の陰極10を張設する。そして、前面板3と
側面板4からなる蓋状の容器部5を基板2上に載せ、加
熱焼成してベースシール6により封着する。
【0038】このように、上記実施の形態によれば、各
ワイヤーグリッド9は、基板2に固着された結晶化ガラ
スを主成分とするグリッドスペーサ8に対し、両端部が
接触した状態で陽極7との間の距離Hが一定に保持され
て基板2上に張設される。
ワイヤーグリッド9は、基板2に固着された結晶化ガラ
スを主成分とするグリッドスペーサ8に対し、両端部が
接触した状態で陽極7との間の距離Hが一定に保持され
て基板2上に張設される。
【0039】したがって、ワイヤーグリッド9を一定高
さに保持するための構成部品がグリッドスペーサ7のみ
で済むので、図3及び図4に示す従来の蛍光表示管に比
べて部品点数が減少し、材料費の低減とともに構成の簡
素化を図ることができる。しかも、構成部品が減少した
ことで、側面板4の内壁面から最外縁に位置する陽極7
までの距離L3が従来の6mmから3mm以下になり、
表示面のデッドスペースを従来の蛍光表示管の1/3以
下に小さくすることができる。
さに保持するための構成部品がグリッドスペーサ7のみ
で済むので、図3及び図4に示す従来の蛍光表示管に比
べて部品点数が減少し、材料費の低減とともに構成の簡
素化を図ることができる。しかも、構成部品が減少した
ことで、側面板4の内壁面から最外縁に位置する陽極7
までの距離L3が従来の6mmから3mm以下になり、
表示面のデッドスペースを従来の蛍光表示管の1/3以
下に小さくすることができる。
【0040】又、表示領域を従来の蛍光表示管と同一の
大きさとした場合には、従来の蛍光表示管に比べて基板
2上のデッドスペースが小さくなる分だけ外囲器1の外
形寸法を小さくでき、蛍光表示管の小型化を図ることが
できる。
大きさとした場合には、従来の蛍光表示管に比べて基板
2上のデッドスペースが小さくなる分だけ外囲器1の外
形寸法を小さくでき、蛍光表示管の小型化を図ることが
できる。
【0041】グリッドスペーサ8は、結晶化されて基板
2上に被着固定されるので、蛍光表示管を組み立てる際
の焼成工程で再溶融することがなく、ワイヤーグリッド
9が面付けされてから外囲器1が封着までの間に外部か
らの衝撃によってグリッドスペーサ8が位置ずれを起こ
すこともない。
2上に被着固定されるので、蛍光表示管を組み立てる際
の焼成工程で再溶融することがなく、ワイヤーグリッド
9が面付けされてから外囲器1が封着までの間に外部か
らの衝撃によってグリッドスペーサ8が位置ずれを起こ
すこともない。
【0042】又、従来の蛍光表示管では、基板上に一対
のストッパを形成した後にストッパ間にスペーサガラス
を配置してワイヤーグリッドを面付けしていたが、上記
実施の形態では、基板2上にグリッドスペーサを印刷形
成した後にワイヤーグリッド9の面付けが行えるので、
従来の蛍光表示管に比べ、作業工程を削減して作業の簡
素化を図ることができる。
のストッパを形成した後にストッパ間にスペーサガラス
を配置してワイヤーグリッドを面付けしていたが、上記
実施の形態では、基板2上にグリッドスペーサを印刷形
成した後にワイヤーグリッド9の面付けが行えるので、
従来の蛍光表示管に比べ、作業工程を削減して作業の簡
素化を図ることができる。
【0043】グリッドスペーサ8は、結晶化されて基板
2上に固着された状態では、表面が曲面形状をなしてい
るので、ワイヤーグリッド9の張力によって擦れても屑
が発生しずらく、表示品位や品質の低下による不良品の
発生の度合いを従来に比べて大幅に低減することができ
る。
2上に固着された状態では、表面が曲面形状をなしてい
るので、ワイヤーグリッド9の張力によって擦れても屑
が発生しずらく、表示品位や品質の低下による不良品の
発生の度合いを従来に比べて大幅に低減することができ
る。
【0044】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、ワイヤーグリッドを一定高さに保持するための
構成部品がグリッドスペーサのみで済むので、従来の蛍
光表示管に比べて部品点数が減少し、材料費を低減して
構成の簡素化を図ることができる。しかも、従来の蛍光
表示管に比べて構成部品が減少した分だけ基板上におけ
るデッドスペースを小さくすることができる。
よれば、ワイヤーグリッドを一定高さに保持するための
構成部品がグリッドスペーサのみで済むので、従来の蛍
光表示管に比べて部品点数が減少し、材料費を低減して
構成の簡素化を図ることができる。しかも、従来の蛍光
表示管に比べて構成部品が減少した分だけ基板上におけ
るデッドスペースを小さくすることができる。
【0045】グリッドスペーサは、結晶化されて基板上
に被着固定されるので、蛍光表示管を組み立てる際の焼
成工程で再溶融することなく、又、ワイヤーグリッドが
面付けされてから外囲器が封着までの間に外部からの衝
撃によってグリッドスペーサが位置ずれを起こすことも
ない。
に被着固定されるので、蛍光表示管を組み立てる際の焼
成工程で再溶融することなく、又、ワイヤーグリッドが
面付けされてから外囲器が封着までの間に外部からの衝
撃によってグリッドスペーサが位置ずれを起こすことも
ない。
【0046】グリッドスペーサは、表面が曲面形状をな
しているので、ワイヤーグリッドの張力によって擦れて
も屑が発生しずらく、表示品位や品質の低下による不良
品の発生の度合いを従来に比べて大幅に低減することが
できる。
しているので、ワイヤーグリッドの張力によって擦れて
も屑が発生しずらく、表示品位や品質の低下による不良
品の発生の度合いを従来に比べて大幅に低減することが
できる。
【0047】従来の蛍光表示管では、基板上に一対のス
トッパを形成した後にストッパ間にスペーサガラスを配
置してワイヤーグリッドを面付けしていたが、基板上に
グリッドスペーサを印刷形成した後にワイヤーグリッド
の面付けが行えるので、従来の蛍光表示管に比べ、作業
工程を削減して作業の簡素化を図ることができる。
トッパを形成した後にストッパ間にスペーサガラスを配
置してワイヤーグリッドを面付けしていたが、基板上に
グリッドスペーサを印刷形成した後にワイヤーグリッド
の面付けが行えるので、従来の蛍光表示管に比べ、作業
工程を削減して作業の簡素化を図ることができる。
【図1】本発明の一実施の形態を示す蛍光表示管を上面
から見たときの一部拡大平断面図
から見たときの一部拡大平断面図
【図2】図1の蛍光表示管を側面から見た部分拡大断面
図
図
【図3】従来の蛍光表示管を上面から見たときの一部拡
大平断面図
大平断面図
【図4】図3の蛍光表示管を側面から見た部分拡大断面
図
図
1…外囲器、2…基板、3…前面板、4…側面板、5…
容器部、7…陽極、7b…蛍光体、8…グリッドスペー
サ、9…ワイヤーグリッド。
容器部、7…陽極、7b…蛍光体、8…グリッドスペー
サ、9…ワイヤーグリッド。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01J 29/46 H01J 29/46 Z (72)発明者 渡邉 裕之 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株 式会社内 (72)発明者 岩瀬 広幸 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−250943(JP,A) 特開 昭63−105448(JP,A) 特開 平2−186542(JP,A) 実開 平6−11251(JP,U) 実開 平6−38150(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 31/15 H01J 9/02 H01J 9/14 H01J 29/10 H01J 29/46
Claims (3)
- 【請求項1】 基板及び容器部からなる箱形の外囲器
と、前記外囲器内の前記基板の表面に形成された蛍光体
を有する陽極と、前記陽極と対面し、かつ所定距離隔て
て前記外囲器内の前記基板上に所定間隔おきに張設され
た複数本のワイヤーグリッドとを有する蛍光表示管にお
いて、前記陽極が前記ワイヤーグリッドと交差する方向に帯状
に形成されており、 結晶化ガラスを主成分とし、軟化点の高い低融点ガラス
と、顔料と、ビークルとの混合材料を前記外囲器内にお
ける前記基板の表面に印刷して焼成した絶縁性部材から
なるグリッドスペーサが、前記ワイヤーグリッドの両端
部と接触する接触面が曲面形状をなして前記陽極の最外
縁に位置する陽極と前記側面板との間の前記基板の表面
に凸条に印刷形成されている ことを特徴とする蛍光表示
管。 - 【請求項2】 基板及び容器部からなる箱形の外囲器
と、前記外囲器内の前記基板の表面に形成された蛍光体
を有する陽極と、前記陽極と対面し、かつ所定距離隔て
て前記外囲器内の前記基板上に所定間隔おきに張設され
た複数本のワイヤーグリッドとを有する蛍光表示管の製
造方法において、 結晶化ガラスを主成分とし、軟化点の高い低融点ガラス
と、顔料と、ビークルとの混合材料からなるペースト状
の絶縁性部材を前記基板の表面に印刷形成した後、前記
絶縁性部材を焼成して結晶化したグリッドスペーサを前
記基板の表面に被着形成し、前記グリッドスペーサの上
面に接触するように前記複数本のワイヤーグリッドを配
置し、前記ワイヤーグリッドのそれぞれに張力が与えら
れた状態で前面板と側面板からなる蓋状の容器部を前記
基板上に載せて外周部分を封着する工程を含むことを特
徴とする蛍光表示管の製造方法。 - 【請求項3】 前記絶縁性部材は、440〜560℃で
焼成される請求項2記載の蛍光表示管の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8292676A JP3063647B2 (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 蛍光表示管及びその製造方法 |
KR1019970058116A KR100296725B1 (ko) | 1996-11-05 | 1997-11-05 | 형광표시관및그의제조방법 |
TW086116443A TW374191B (en) | 1996-11-05 | 1997-11-05 | Fluorescent display device and method for manufacturing same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8292676A JP3063647B2 (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 蛍光表示管及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10134741A JPH10134741A (ja) | 1998-05-22 |
JP3063647B2 true JP3063647B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=17784862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8292676A Expired - Fee Related JP3063647B2 (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 蛍光表示管及びその製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3063647B2 (ja) |
KR (1) | KR100296725B1 (ja) |
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Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
KR100717777B1 (ko) * | 2001-02-23 | 2007-05-11 | 삼성에스디아이 주식회사 | 형광표시관 |
JP5279648B2 (ja) * | 2009-07-28 | 2013-09-04 | キヤノン株式会社 | 気密容器及びこれを用いた画像表示装置 |
JP6393197B2 (ja) * | 2015-01-20 | 2018-09-19 | ノリタケ伊勢電子株式会社 | 真空管 |
-
1996
- 1996-11-05 JP JP8292676A patent/JP3063647B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-11-05 KR KR1019970058116A patent/KR100296725B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1997-11-05 TW TW086116443A patent/TW374191B/zh not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW374191B (en) | 1999-11-11 |
KR100296725B1 (ko) | 2001-08-07 |
JPH10134741A (ja) | 1998-05-22 |
KR19980042088A (ko) | 1998-08-17 |
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Legal Events
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