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JP2566155B2 - 平板型画像表示装置 - Google Patents

平板型画像表示装置

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JP2566155B2
JP2566155B2 JP63130147A JP13014788A JP2566155B2 JP 2566155 B2 JP2566155 B2 JP 2566155B2 JP 63130147 A JP63130147 A JP 63130147A JP 13014788 A JP13014788 A JP 13014788A JP 2566155 B2 JP2566155 B2 JP 2566155B2
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JP
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JP63130147A
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芳己 宇田
耕平 中田
博康 能瀬
英俊 鱸
一郎 野村
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Canon Inc
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、薄型の画像表示装置、特に内部スペーサの
製造方法に関するものである。
[従来の技術] 近年、情報機器や家庭用TV受像機の分野で、薄形で、
視認性の良い画像表示装置が求められている。
従来、薄型の画像表示装置としては、たとえば、液晶
表示装置やEL表示装置,プラズマディスプレイなどが、
開発されているが、これらには視野角,カラー化輝度等
の点に問題があり、市場の要求する性能を十分に満足し
ているとは言えない状況である。
ところで、従来、簡単な構造で電子の放出が得られる
素子として、例えば、エム・アイ・エリンソン(M.I.El
inson)等によって発表された冷陰極素子が知られてい
る[ラジオ・エンジニアリング・エレクトロン・フィジ
ィッス(Radio Eng.Electron.Phys.)第10巻,1290〜129
6頁,1965年]。
これは、基板上に形成された小面積の薄膜に、薄面に
平行に電流を流すことにより、電子放出が生ずる現象を
利用するもので、一般には表面伝導型放出素子と呼ばれ
ている。
この表面伝導型放出素子としては、前記エリンソン等
により開発されたSnO2(Sb)薄膜を用いたもの、Au薄膜
によるもの[ジー・ディトマー“スイン・ソリド・フィ
ルムス”(G.Dittmer:“Thin Solid Films")、9巻,31
7頁,(1972年)]、ITO薄膜によるもの[エム・ハート
ウェル・アンド・シー・ジー・フォンスタッド“アイ・
イー・イー・イー・トランス・イー・ディー・コンフ”
(M.Hartwell.and.C.G.Fonstad:“IEEE Trans ED Con
f.")519頁,(1975年)]、カーボン薄膜によるもの
[荒木久他:“真空",第26巻,第1号,22頁,(1983
年)]とが報告されている。
これらの表面伝導型放出素子は、 1)高い電子放出効率が得られる、 2)構造が簡単であるため、製造が容易である、 3)同一基板上に多数の素子を配列形成できる 等の利点を有する。
以下、前記、表面伝導型放出素子である面状冷陰極を
使用した、平板型画像表示装置の従来例を図面を参照し
ながら説明する。
第4図は、従来の平板型画像表示装置を示すものであ
る。第4図において後方から前方に向かって順に面状冷
陰極12を配置した背面基板11,第1のスペーサ13,電子ビ
ーム流を制御する制御電極14と電子ビームを蛍光面に集
束させるための集束電極16とを具備した、一定の間隔で
孔15−1のあいている電極基板15,第2のスペーサ17,蛍
光体18および電子ビーム加速電極を具備した表示基板19
が構成されており、上記構成部品は、端部を低融点ガラ
スフリットにて封着され内部を真空にして収納される。
真空排気は、真空排気管20にて排気される。
ここで、前記第1のスペーサ13および第2のスペーサ
17は、電気的に絶縁体からなるスペーサで、ガラス・セ
ラミック等を使用している。また電極基板15もガラス・
セラミック等を使用し、両面にはグリッド電極,フォー
カス電極がそれぞれスクリーン印刷等により形成されて
いる。第1および第2のスペーサ,電極基板には、それ
ぞれ孔15−1、面状冷陰極に平行なスリット13−1,17−
1,真空排気用スリット15−2を形成している。これら
孔、スリットはエッチングあるいは、機械加工等によっ
て加工出来る。
第1のスペーサ13,電極基板15は、1.0mm程度の厚さ
で、第2のスペーサは上,下基板間の放電対策のため、
3〜5mm程度の厚さを持っている。また表示基板19には
透明導電膜からなる電子ビーム加速電極(図示せず)と
この電極上に、RGBの蛍光体18とメタルバック層(図示
せず)が形成されており、加速電極には、10KV〜20KVの
高電圧が印加され、内部を構成している。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、上記従来例では、スペーサにガラス・
セラミック等を使用するため、エッチングあるいは機械
加工での加工精度が問題になってくる。例えば、厚さ1m
mのガラス・セラミック等の孔径のバラツキ、およびピ
ッチずれ等は±50μ〜100μ程度生じてくるため、厚さ
3〜5mm程度必要な第2のスペーサでは積層しなくては
ならず、高解像の平板型画像表示装置等を製造するため
には、組立て精度に限界がありより十分な精度をもつ画
像表示装置等を製造することが困難であるという欠点が
あった。
そこで、本発明は上記問題点となる、スペーサの加工
精度および、組立て精度の向上をはかるものである。
[課題を解決するための手段及び作用] 上記問題点を解決するために成された本発明は、蛍光
体が設けられた表示基板と、該表示基板と間隔を隔てて
実質的に平行に配置され冷陰極が形成された背面基板
と、前記表示基板と前記背面基板の間にあって外周を包
囲する側壁と、前記表示基板と前記背面基板を大気圧に
対して保持するためのスペーサとを具備した平板型画像
表示装置において、前記スペーサに格子状に組合わせた
金属板を用い、該金属板に真空排気用の孔を設けたこと
を特徴とする平板型画像表示装置にある。
上記本発明の平面型画像表示装置は、さらにその特徴
として、前記金属板が、絶縁被膜でおおわれていること
をも含む。
本発明によれば、蛍光体を有する表示基板と、冷陰極
を有する背面基板との間に用いるスペーサとして、金属
板を格子状に組合わせたものを使用することにより加
工,組立ての容易な、高さのあるスペーサが精度よく形
成できる。また、ガラスの様に割れ、欠けの発生がなく
なり、強度が十分にあり、電気的な絶縁はスペーサ全面
を絶縁物化することにより可能となる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面により説明する。第1
図および第2図は、本発明の一実施例における平板型画
像表示装置を示すものである。
第1図において、後方から前方に向かって順に、1は
背面基板、2は面状冷陰極、3は第1のスペーサ、5は
電極基板で、4は制御電極、6は集束電極、7aおよび7b
は第2のスペーサ、10は表示基板で、蛍光体8とメタル
バック(図示せず)、加速電極9(第2図)を具備して
いる。上記、構成部品を低融点ガラスフリット21(第2
図)により封着し、真空排気管20にて内部を真空にして
封止される。
そして、本発明のスペーサは、第1図および拡大図第
3図に示す様に、先ず板厚と板の幅および長さ、材質を
決め(実施例では厚さ0.1mm,幅5mm,長さは65mmと100mm
で材質はステンレスを使用した。)、エッチング等によ
り、板厚分の幅で金属板幅の半分の切り込み7dと、真空
排気用の孔7cを画素ピッチに合わせて加工した。
次に、エッチング等により加工された金属板に無機質
の絶縁被膜を全面に施した。この様に形成された金属板
を第3図に示す様に組合わせることで格子状のスペーサ
の形状になり、また組合わせただけでは強度的に不安定
なので、一定の間隔をおいて、無機接着剤(実施例では
東亜合成化学製:アロンセラミックを使用)を用いて、
十分な強度が得られる様に接着し固定した。接着後の変
形、そり等は認められず、良好なスペーサであった。
他の実施例として、図示していないが、孔が長孔,角
孔等,加工方法によって加工容易な形状にすることは、
強度的に問題がなければ一切かまわない。また第4図の
従来例に示す、スペーサ17を金属板にすることも可能
で、この場合、加工ずみの薄板を数枚積層して形成する
が、ガラス・セラミック等に比べて、接着が容易にで
き、また板の加工精度が良好で、ガラス・セラミック等
に比べ組立て精度が向上することは言うまでもない。ま
た、スリット17−1も、孔や格子状にすることも可能で
ある。
[発明の効果] 以上の様に、本発明によれば、金属板を格子状に組合
わせスペーサとして使用することにより、従来、ガラス
・セラミック等の数枚積層して、スペーサとして用いた
時の様に、組立て精度また加工精度の不安定さの問題を
解消することができ、振動,衝撃等による割れ,欠けの
発生がなくなり、画像欠陥の少ない画像表示装置を提供
することができる。また表示基板の蛍光体間のスペース
に、金属板の板厚を合わせることで、ブラックマトリク
スになり画像コントラストの向上も得ることができる。
つまり、ブラックマトリクス形成の工程が不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例における、平板型画像表示
装置の基本構成を示す分解斜視図、第2図はその断面
図、第3図はスペーサ拡大図、第4図は従来のガラス・
セラミック等のスペーサを用いた平板型画像表示装置で
ある。 1……背面基板、2……面状冷陰極 3……第1のスペーサ、4……制御電極 6……集束電極 5……4,6を具備した電極基板 7a,7b……金属板を用いたスペーサ 8……蛍光体、10……表示基板
フロントページの続き (72)発明者 能瀬 博康 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 鱸 英俊 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 野村 一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蛍光体が設けられた表示基板と、該表示基
    板と間隔を隔てて実質的に平行に配置され冷陰極が形成
    された背面基板と、前記表示基板と前記背面基板の間に
    あって外周を包囲する側壁と、前記表示基板と前記背面
    基板を大気圧に対して保持するためのスペーサとを具備
    した平板型画像表示装置において、前記スペーサに格子
    状に組合わせた金属板を用い、該金属板に真空排気用の
    孔を設けたことを特徴とする平板型画像表示装置。
  2. 【請求項2】前記金属板が、絶縁被膜でおおわれている
    ことを特徴とする請求項第1項に記載の平板型画像表示
    装置。
JP63130147A 1988-05-30 1988-05-30 平板型画像表示装置 Expired - Fee Related JP2566155B2 (ja)

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