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JP2000182543A - 平面型表示装置 - Google Patents

平面型表示装置

Info

Publication number
JP2000182543A
JP2000182543A JP36125798A JP36125798A JP2000182543A JP 2000182543 A JP2000182543 A JP 2000182543A JP 36125798 A JP36125798 A JP 36125798A JP 36125798 A JP36125798 A JP 36125798A JP 2000182543 A JP2000182543 A JP 2000182543A
Authority
JP
Japan
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spacer
display device
substrates
spacers
flat display
Prior art date
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Pending
Application number
JP36125798A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kikuchi
一夫 菊地
Hiroshi Hosokawa
弘 細川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP36125798A priority Critical patent/JP2000182543A/ja
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 平面型表示装置において、スペーサの強度を
高め且つ自立配置を可能にすると共に、スペーサに影響
されることなく表示画面の安定化、画質の向上を図る。 【解決手段】 第1及び第2の基板がスペーサ23を介
して所要の間隔を保持して対向され、第1及び第2の基
板1及び2の周辺部が気密的に封止されて第1及び第2
の基板1及び2間に気密的偏平空間が形成され、第1の
基板1側に電子放出部が配置され、第2の基板2側に蛍
光面が形成され、電子放出部から取り出された電子が加
速されて蛍光面に照射されて蛍光面を励起発光して表示
を行なう平面型表示装置25であって、スペーサ23が
少なくとも交叉する薄板状の2面を有して形成され、ス
ペーサの表面の抵抗が109 〜1012Ω/□とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界電子放出現象
を利用した平面型表示装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】従来の電界電子放出現象を利用した平面
型表示装置15は、例えば図9にその一部を断面とする
斜視図に示すように、夫々例えばガラス基板によって構
成される第1及び第2の基板1及び2が、補強用のスペ
ーサ3を介して、互に所要の間隔を保持して対向され、
これら相対向する基板1及び2の周辺部がセラミック等
の絶縁性の外周枠14を介して例えばガラスフリットに
て気密的に封着されて、両基板1及び2間に、気密的偏
平空間が形成され、第1の基板1側に電子放出部4が配
置され、第2の基板2側に蛍光面5が形成されて成る。
【0003】第1の基板1上には、夫々例えばストライ
プ状の複数の第1及び第2の電極11及び12が、互い
に交叉する方向に平行配列され、互いの交叉部が絶縁層
7を介して電気的に絶縁されて形成される。
【0004】そして、例えばこれら第1及び第2の電極
11及び12の交叉部に対応して、夫々電子放出部4が
構成される。これら電子放出部4は、冷陰極構成を有
し、図11A,Bにその要部の一部を断面とする斜視図
及びその要部の断面図を示すように、第1及び第2の電
極11及び12の交叉部に、絶縁層7と上層の第2の電
極12とを貫通する透孔8が形成され、これら透孔8内
において、下層の第1の電極11上に、例えば円錐状の
いわゆるスピント型の電界放出型のカソード9が配置さ
れて成る。この場合、1画素に当たり、複数個のカソー
ド9が配置される。
【0005】第2の基板2側の蛍光面5上には、薄膜導
電層によるメタルバック層6が形成され、このメタルバ
ック層6に、高電圧の加速電圧の例えば5KVが供給さ
れる。
【0006】そして、第1及び第2の電極11及び12
の選択された電極間に所要の電圧が印加されることによ
って、この交叉部に配置された電子放出部4の各カソー
ド9から電子を取り出し、これを上述の加速電圧によっ
て加速させてメタルバック層6を突き抜けて蛍光面5に
衝撃させて、この部分を励起発光させて、目的とする発
光表示例えば画像表示を行なう。
【0007】このような平面型表示装置15において
は、上述した第1及び第2の基板1及び2間に形成され
る気密的偏平空間内は、高真空度に保持されるものであ
り、第1及び第2の基板1及び2には、ほぼ大気圧が掛
かる。そこで、この大気圧に対して基板1及び2が耐圧
を有することができるように、例えば断面形状が長方形
又は円形、つまり薄板や柱状の補強用のスペーサを介在
させるか、さらには、図10に示すように夫々長い長方
形薄板よりなる複数の補強用のスペーサ3を、その板面
方向が基板1及び2の板面方向と直交するように平行配
列して介在させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の平面
型表示装置15において、そのスペーサ3を薄板や柱状
で構成するときは、形成方法が簡単になるも、基板1及
び2間に配置するときに、自立が困難となり、また、荷
重を加えると座屈し、強度が得られない等、平面型表示
装置の製造、組立てが難しい。
【0009】また、図10に示すような長い薄板状のス
ペーサ3を利用する場合には、画面上に黒い線として見
え、画質を落としてしまう。長い薄板状のスペーサ3
は、これを第1及び第2の基板1及び2間に配置する場
合、長手方向に所要の張力をかけて配置されるが、基板
1及び2と同等の膨張率でないと、偏平空間内の真空排
気前に行なう焼成工程中において、熱膨張して切断等の
損傷を受けたり、或いは蛍光面等に接触して蛍光面等を
傷付けてしまう等の問題があった。また、長い薄板状の
スペーサ3により、平面型表示装置内部が区分されるの
で、内部の真空度に若干の違いが生じて、画面上で上下
の輝度に差が生じてしまう。
【0010】一方、この補強用のスペーサ3は、両基板
1及び2に夫々配置された電極間の絶縁のために絶縁
体、例えばアルミナ等のセラミックによって構成する
と、電子放出部4から放射され、加速された高いエネル
ギーを有する電子の一部が、スペーサ3に衝突し、2次
電子を放出することによって、スペーサ3の表面が正に
不安定に帯電し、これによって、蛍光面5に向かうべき
電子の通路に不安定な電界を与え、これによって、電子
軌道、特にスペーサ近傍の電子軌道に影響を与えること
になり、画像ずれや、色ずれを生じ、画質の低下を来
す。
【0011】本発明は、上述の点に鑑み、スペーサの強
度を高めると共に、自立を可能にし、また、スペーサに
影響されることなく画質の向上を図った平面型表示装置
を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る平面型表示
装置は、第1及び第2の基板がスペーサを介して所要の
間隔を保持して対向され、これら第1及び第2の基板の
対向部の周辺部が気密的に封止されてこれら第1及び第
2の基板間に気密的偏平空間が形成され、第1の基板側
に電子放出部が配置され、第2の基板側に蛍光面が形成
され、電子放出部から取り出された電子が、加速されて
蛍光面に照射され、この蛍光面を励起発光して表示を行
なうようにした平面型表示装置であって、そのスペーサ
が少なくとも交叉する薄板状の2面を有して形成された
構成とする。
【0013】本発明の構成においては、スペーサが少な
くとも交叉する薄板状の2面を有して形成されるので、
スペーサ自体の強度が増し、また、スペーサを基板上に
自立して配置することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明するが、本発明は、この形態に限られるもので
はない。
【0015】図1は、本実施の形態に係る電界電子放出
現象を利用した平面型表示装置の要部の一部を断面とし
た斜視図を示し、図2はその要部の断面図を示す。
【0016】本実施の形態に係る平面型表示装置25
は、夫々例えばガラス基板によって構成される第1及び
第2の基板1及び2が、所要の高さを有する補強用のス
ペーサ23を介して、互いに所要の間隔を保持して対向
され、これら相対向する基板1及び2の周辺部がセラミ
ック等の絶縁性の外周枠14を介して例えばガラスフリ
ット(図示せず)にて気密的に封着されて、両基板1及
び2間に気密的偏平空間が形成され、第1の基板1側に
電子放出部4が配置され、第2の基板2側に蛍光面5が
形成されて成る。
【0017】第1の基板1上には、夫々例えばストライ
プ状の複数の第1及び第2の電極11及び12が、互い
に交叉する方向に平行配列され、互いの交叉部が絶縁層
7を介し電気的に絶縁されて形成される。この第2の電
極12は、いわゆる電子の引出し電極となる。
【0018】そして、例えばこれら第1及び第2の電極
11及び12の各交叉部に対応して、夫々冷陰極構成を
有する電子放出部4が構成される。これら電子放出部4
は、例えば良く知られている各電子放出素子によって構
成される。例えば導電薄膜に通電がなされて形成された
表面伝導型放出素子構成とするか、あるいは前述の図1
1A,Bで説明した例えば円錐状の尖鋭形状としたいわ
ゆるスピント型の電界放出型素子(即ちカソード9)構
成とするか、あるいは金属/絶縁層/金属構成によるい
わゆるMIM型の電子放出素子構成とすることができ
る。なお、前述の図11Aに示すように1画素当たり、
複数個の電子放出素子(カソード)9を配置するを可と
する。
【0019】第2の基板2側の蛍光面5は、例えばカラ
ー表示による平面型表示装置を構成する場合には、例え
ば赤,緑及び青の各蛍光体R,G及びBが、所定の配列
順序をもって形成され、例えばこれら蛍光体R,G,B
間に光吸収層によるいわゆるブラックマトリックス10
が形成される。
【0020】このカラー蛍光面5は、例えば図3に示す
ように、矩形状の蛍光体R,G及びBを1組として、複
数組の蛍光体(R,G,B)がマトリックス状に配列さ
れ、各組及び各色蛍光体R,G,B間にブラックマトリ
ックス10が形成された構成を有する。蛍光面5上に
は、加速電極の機能を併せもつ薄膜導電層によるメタル
バック層6が形成され、このメタルバック層6に、加速
電源26を通じて高電圧の加速電圧の例えば5KVが供
給される。
【0021】そして、第1及び第2の基板1及び2間
に、両基板1及び2間の間隔を所定の間隔に保持した状
態で、両基板1及び2間の気密的空間を、外圧(大気
圧)に抗して保持する補強用の複数のスペーサ23を所
要の間隔に植立させる。
【0022】このスペーサ23は、少なくとも交叉する
薄板状の2面を有して構成される。即ち、スペーサ23
は、例えば図4に示すように、4枚の薄板が直交して横
断面を十字型となす構造(いわゆる薄板状の4面を有す
る構造)に形成され、図5に示すように、スペーサ23
の板面が第1及び第2の基板1及び2の板面と直交する
ように配置する構成とすることができる。
【0023】これら横断面が十字型のスペーサ23は、
単体で自立でき、図3に示すように、蛍光面5の蛍光体
R,G,Bの間にある発光しない部分、即ちブラックマ
トリックス10に重なるように配置する。これにより、
発光を妨げることがない。また、スペーサ23は、所要
の間隔、例えば5mm間隔で配置することができる。
【0024】この横断面が十字型のスペーサ23は、絶
縁材料で形成することができる。例えば、フォトエッチ
ング可能な感光性ガラスを利用して形成できる。具体的
には、必要な厚板状の感光性ガラスを用意し、この感光
性ガラス表面に微細な十字型のマスクパターンを形成し
た後、露光し、エッチングすることにより、所要の十字
型断面形状を有するスペーサ23が得られる。その他、
スペーサ13は、高分子材料を射出成型したり、ビーズ
ブラスト等の物理的な方法で形成することができる。
【0025】なお、感光性ガラスとは、ガラス自体をあ
る程度結晶化しやすい組成にしておき、金属、例えばリ
チウムのコロイドを結晶成長の出発点として、紫外線で
露光された部分にだけ1ケイ酸リチウムの微結晶を析出
させることができ、この部分の希フッ酸に対する溶解速
度が透明なガラス部分に比べて約60倍も大きくなる特
徴を有する。この性質を利用してフォトエッチングによ
りガラス板に機械加工では困難な形状の切断、穴、溝等
の加工が可能となる。板厚と最小加工穴径の比は、10
乃至20にも及ぶといわれている。この感光性ガラス
は、いわゆるポジ型の性質を有する感光性ガラスであ
る。さらに、この感光性ガラスは全面露光して、一ケイ
酸リチウム結晶が析出する温度より高温で加熱すると、
ガラス全体に二ケイ酸リチウムの細かい結晶が析出し、
強度がガラスの3倍にもなる。またガラス板を重ねて加
熱すれば結晶化と同時に融着(いわゆる自己融着)でき
るので、複雑な形状のトンネルや多層構造も作ることが
できる特徴も有する(文献:ガラスあれこれ/HOYA
編/東洋経済新報社、参照)。
【0026】このスペーサ23は、その表面の抵抗値が
109 〜1012Ω/□となるように構成することができ
る。例えば、このスペーサ23は、図2に示すように絶
縁性のスペーサ本体231の表面に抵抗値が109 〜1
12Ω/□の高抵抗被膜232が形成された構成とする
ことができる。この高抵抗被膜232の形成方法は、例
えばスパッタ等の方法により金属あるいは金属酸化膜を
形成した後、炉等で酸化させる。使用する金属として
は、例えば、Ni,Cr,Ti等がある。また、高抵抗
被膜232は、例えば湿式のコーティングで形成するこ
とも可能である。
【0027】また、このスペーサ23は、図6に示すよ
うに、表面の抵抗値が109 〜10 12Ω/□となるよう
に、それ自体高抵抗材料で形成することもできる。
【0028】そして、スペーサ23の両端面には、例え
ばAl,Cr等の導電性被膜22が形成され、スペーサ
23を、両基板1及び2間に挟み込んだ状態で、これら
導電性被膜22が、例えばメタルバック層6及び電子放
出部4を構成する第2の電極12に電気的に接続するよ
うになされる。
【0029】導電性被膜22は、例えばスパッタ等の方
法、あるいは湿式コーティング法で形成することが可能
である。
【0030】スペーサ23の形状は、図4の横断面が十
字型に構成する以外、自立可能な種々の形状を採り得
る。すなわち、スペーサ23としては、例えば図7に示
すように、横断面が互いに直交するL字型の構造(いわ
ゆる薄板状の2面を有する構造)に構成することができ
るし、あるいは例えば図8に示すように、横断面が互い
に直交するH字型の構造(いわゆる薄板状の3面を有す
る構造)に構成することもできる。
【0031】図7の横断面L字型のスペーサ23は、上
述と同様に、感光性ガラスを利用して露光、エッチング
による形成法、高分子材料の射出成型法、ビーズブラス
ト等の物理的方法等により形成することができ、それ以
外にも、薄板状のガラスを加熱し、折り曲げることによ
り形成することができる。図8の横断面H字型のスペー
サ23も、上述と同様に、感光性ガラスを利用して露
光、エッチングによる形成法、高分子材料の射出成型
法、ビーズブラスト等の物理的方法で形成することがで
きる。
【0032】これら図7及び図8のスペーサ23におい
て、それ以外の構成、配置は上述の図2〜図6で示すス
ペーサ23と同様であるので、重複説明を省略する。
【0033】なお、上例の各スペーサ23は、その薄板
状の面が直交した構成となっているが、その他、所要の
角度で交叉した構成とすることもできる。
【0034】本実施の形態に係る平面型表示装置25に
おいても、第1及び第2の電極11及び12の選択され
た電極間に所要の電圧を印加されることによって、この
交叉部に配置された電子放出部4から電子を取り出し、
これを上述の加速電圧によって加速させてメタルバック
層6を突き抜けて蛍光面5に衝撃させて、この部分を励
起発光させて、目的とする発光表示、例えば画像表示を
行なう。
【0035】なお、第2の電極12には、制御回路27
を通して制御電圧が供給されて、選択時には例えば10
0V程度が供給される。第1の電極11には、走査回路
28を通してカソード電圧が供給され、選択時には例え
ば0Vが供給される。
【0036】本実施の形態に係る平面型表示装置25に
よれば、スペーサ23を横断面が例えば十字型、L字型
又はH字型等、少なくとも交叉する薄板状の2面を有す
る構造に形成されることによって、単体で自立すること
ができる。従って、製造、組立工程において、スペーサ
23を第1及び第2の基板間に自立して配置することに
より、スペーサ23と基板1,2との熱膨張係数が異な
っていた場合にも、真空排気前の焼成中にスペーサ23
が熱膨張差で破損したり、蛍光面5を傷つける等の問題
は生じない。また、スペーサ23自体は、荷重を加えら
れても座屈しにくく、十分な強度を有する。さらに、ス
ペーサ23の組立工程での作業性も向上する。
【0037】スペーサ23の表面に所要の高抵抗(10
9 〜1012Ω/□)を有する導電性を付与することによ
って、このスペーサ23に電子が衝撃し、2次電子が発
生することによる帯電を防止することができる。また、
スペーサ23の両端面に導電性被膜22を形成し、これ
をメタルバック層6及び電子放出部4を構成する第2の
電極12に電気的に接続するようになすことによって、
気密的偏平空間内の電位的不均一を生じにくくすること
ができる。
【0038】従って、スペーサ23によって電子の軌道
に影響を与えることがなく、加速された電子は、蛍光面
5の所望の位置に照射し、画像ずれ、色ずれのない画面
が得られ、表示画面の安定化、画質の向上を図ることが
できる。
【0039】また、スペーサ23が微細なため、膨張率
に関係なく、ブラックマトリックス10上に配置でき
る。
【0040】
【発明の効果】本発明に係る平面型表示装置によれば、
スペーサを少なくとも交叉する薄板状の2面を有するよ
うに形成することによって、スペーサが単体で自立する
ことができ、且つ荷重を受けても座屈することなく、十
分な強度を有することができる。
【0041】従って、平面型表示装置の製造、組立工程
において、スペーサと第1,第2の基板との膨張率が異
なっていても、焼成中の熱膨張によってスペーサが破損
したり、蛍光面等に接触してこれを傷つけるのを防止す
ることができ、製造作業性の向上、製造歩留りの向上を
図ることができる。
【0042】スペーサの表面の抵抗を109 〜1012Ω
/□とするときは、このスペーサに電子が衝撃し、2次
電子が発生することによる帯電を防止することができる
ので、この帯電による電界の乱れを回避することがで
き、スペーサ近傍の電子軌道に影響を与えず、表示画面
の安定化、画質の向上を図ることができる。
【0043】さらに、スペーサと加速電極及び電子放出
部との接触部の面に導電性被膜を形成するときは、気密
的偏平空間内の電位的不均一を生じにくくし、即ち、電
子放出部から加速電極に向かって、電位が均一化に変化
するいわゆる斉一電界とすることができ、電子軌道に影
響を与えず、表示画面の安定化、画質の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による平面型表示装置の一実施の形態を
示す要部の一部を断面とした斜視図である。
【図2】本発明による平面型表示装置の一実施の形態の
要部の断面図である。
【図3】本発明による平面型表示装置の一実施の形態の
蛍光面とスペーサの配置関係を示す要部の平面図であ
る。
【図4】本発明に係るスペーサの実施の形態を示す構成
図である。
【図5】本発明による平面型表示装置の一実施の形態の
スペーサ配置を示す斜視図である。
【図6】本発明による平面型表示装置の他の実施の形態
の要部の断面図である。
【図7】本発明に係るスペーサの他の実施の形態を示す
構成図である。
【図8】本発明に係るスペーサの他の実施の形態を示す
構成図である。
【図9】従来の平面型表示装置の要部の一部を断面とし
た斜視図である。
【図10】従来の平面型表示装置のスペーサ配置を示す
斜視図である。
【図11】A 平面型表示装置の電子放出部を示す斜視
図である。 B その要部の断面図である。
【符号の説明】
1,2‥‥基板、3,23‥‥スペーサ、4‥‥電子放
出部、5‥‥蛍光面、6‥‥メタルバック層、11‥‥
第1の電極、12‥‥第2の電極、15,25‥‥平面
型表示装置、231‥‥絶縁性スペーサ本体、232‥
‥高抵抗被膜、22‥‥導電性被膜

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の基板が、スペーサを介し
    て所要の間隔を保持して対向され、上記第1及び第2の
    基板の対向部の周辺部が気密的に封止されて該第1及び
    第2の基板間に気密的偏平空間が形成され、上記第1の
    基板側に電子放出部が配置され、上記第2の基板側に蛍
    光面が形成され、上記電子放出部から取り出された電子
    が、加速されて上記蛍光面に照射されて該蛍光面を励起
    発光して表示を行なうようにした平面型表示装置であっ
    て、 上記スペーサが少なくとも交叉する薄板状の2面を有し
    て形成されて成ることを特徴とする平面型表示装置。
  2. 【請求項2】 上記スペーサが絶縁性材料で形成されて
    成ることを特徴とする請求項1に記載の平面型表示装
    置。
  3. 【請求項3】 上記スペーサが、フォトエッチング加工
    された感光性ガラスにより形成されて成ることを特徴と
    する請求項1に記載の平面型表示装置。
  4. 【請求項4】 上記スペーサの表面の抵抗が109 〜1
    12Ω/□とされたことを特徴とする請求項1に記載の
    平面型表示装置。
  5. 【請求項5】 上記スペーサが絶縁性スペーサ本体の表
    面に高抵抗被膜を形成した構成を有し、 該高抵抗被膜の表面の抵抗が109 〜1012Ω/□とさ
    れたことを特徴とする請求項1に記載の平面型表示装
    置。
  6. 【請求項6】 上記スペーサの上記電子放出部及び上記
    蛍光面に加速電位を与えるための加速電極との接触部の
    面に、導電性被膜が形成されて成ることを特徴とする請
    求項4に記載の平面型表示装置。
  7. 【請求項7】 上記スペーサの上記電子放出部及び上記
    蛍光面に加速電位を与えるための加速電極との接触部の
    面に、導電性被膜が形成されて成ることを特徴とする請
    求項5に記載の平面型表示装置。
JP36125798A 1998-12-18 1998-12-18 平面型表示装置 Pending JP2000182543A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100403081B1 (ko) * 2001-04-18 2003-10-30 엘지전자 주식회사 전계방출형 표시소자의 셀 및 스페이서 구조
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Cited By (6)

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