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JP2008156308A - 口腔用組成物 - Google Patents

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JP2008156308A JP2006348908A JP2006348908A JP2008156308A JP 2008156308 A JP2008156308 A JP 2008156308A JP 2006348908 A JP2006348908 A JP 2006348908A JP 2006348908 A JP2006348908 A JP 2006348908A JP 2008156308 A JP2008156308 A JP 2008156308A
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Mikio Miyake
幹雄 三宅
Hirotaka Ota
博崇 太田
Noriyuki Monoi
則幸 物井
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Lion Corp
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Abstract

【課題】口腔バイオフィルムに対する高い殺菌効果を有し、う蝕,歯周病,口臭等の口腔疾患の低減及び予防効果に優れ、苦味・異味が低減された口腔用組成物の提供。
【解決手段】(A)塩酸アルキルジアミノエチルグリシンと、(B)N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩と、(C)ラフィノースとを含有し、かつ(A)成分及び(B)成分の総配合量に対して(C)成分の配合量が質量比で1以上である口腔用組成物。 更に、(D)エチレンオキサイドの平均付加モル数が60〜100モルのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有する上記の口腔用組成物。
【効果】口腔疾患の原因である口腔バイオフィルムを抑制する効果が高く、歯肉炎,歯周病,う蝕,口臭等の口腔疾患の低減及び予防効果に優れ、かつ苦味及び異味が抑制され、使用感も良好である。
【選択図】なし

Description

本発明は、口腔疾患の原因である口腔バイオフィルム(デンタルプラーク)に対する高い殺菌効果を有し、う蝕,歯周病,口臭等の口腔疾患の低減及び予防効果に優れ、殺菌成分等に由来する苦味・異味が低減された口腔用組成物に関する。
近年、デンタルプラークはバイオフィルムとして捉えられ、これまでに殺菌手段として、フェノール性殺菌剤(特許文献1)などが開発されてきたが、バイオフィルム中の細菌は強力な薬剤耐性メカニズムを有するため、これだけではバイオフィルム抑制効果は不十分であり、口腔疾患のリスクをゼロにすることは困難であった。
特許文献2には、優れた抗菌力と口臭予防効果をもつ口腔用組成物としてグルコン酸銅、クエン酸銅とアルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩との配合組成、特許文献3には、舌苔の化学的除去用の液体口腔用組成物として縮合リン酸塩と塩酸アルキルジアミノエチルグリシンとの配合組成が提案され、特許文献4にはロウと塩酸アルキルジアミノエチルグリシンを配合した歯に光沢を与える歯磨組成物、特許文献5にはセラックと塩酸アルキルジアミノエチルグリシンを配合した歯に光沢を与える歯磨組成物、特許文献6にはパラチニットとドデシルジアミノエチルグリシンを配合した、口臭抑制効果と苦味抑制効果を与える口腔用組成物が提案されている。
また、特許文献7には、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩を有効成分とする抗内毒素剤、及びこれを含有する歯周病抑制用口腔用組成物が提案されている。特許文献8には、塩化セチルピリジニウムやグルコン酸クロルヘキシジン等のカチオン性殺菌剤とN−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステル又はその塩を配合し、pHを5.5〜6.5にしてカチオン性殺菌剤のアパタイトへの吸着量を高めた口腔用組成物、特許文献9には、カチオン性殺菌剤とノニオン性界面活性剤を含有する口腔用組成物にN−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステル又はその塩を配合した、殺菌効果に優れ、呈味の良好な口腔用組成物が提案されている。特許文献10には、殺菌剤とN−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステル又はその塩を配合した、口腔用細菌を制御し、全身的な健康に寄与できる口腔用組成物が提案されている。特許文献11には、カチオン性界面活性剤に起因する苦味の抑制のためカチオン性界面活性剤とレジノイドを組み合わせ配合することが開示されている。
しかしながら、これらの技術においては、高いバイオフィルム抑制効果を発揮させるために抗菌成分を多く配合すると、抗菌成分由来の苦みや異味により使用感が低下してしまうなど、いずれもバイオフィルム抑制作用の強さや、味等の嗜好性などに問題があり、口腔バイオフィルムに対する高い殺菌効果及び良好な使用感を兼ね備えたものを得ることは困難であった。よって、口腔疾患の原因である口腔バイオフィルム(デンタルプラーク)に対する優れたバイオフィルム抑制作用を持ち、各種口腔疾患の低減及び予防効果に優れ、かつ良好な嗜好性も兼ね備えた口腔用組成物の開発が望まれる。
特開平02−11511号公報 特許第2540892号公報 特開平11−209257号公報 特開2000−143469号公報 特開2000−154128号公報 特開2000−281545号公報 特開2005−104913号公報 特開平9−286712号公報 特開平11−255629号公報 特開2000−256155号公報 特開2001−072562号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、口腔疾患の原因である口腔バイオフィルム(デンタルプラーク)に対する高い殺菌効果を有し、う蝕,歯周病,口臭等の口腔疾患の低減及び予防効果に優れ、かつ、殺菌成分等に由来する苦味・異味が低減されて使用感の良好な口腔用組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意研究を重ねた結果、(A)塩酸アルキルジアミノエチルグリシンと、(B)N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩と、(C)ラフィノースとを、(A)塩酸アルキルジアミノエチルグリシンと(B)N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩との総配合量に対して(C)ラフィノースを同質量以上となるように配合すること、更に好ましくは(D)エチレンオキサイドの平均付加モル数が60〜100モルのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合することにより、口腔バイオフィルムに対して高い殺菌効果を発揮する上、苦味や異味がほとんどなく、使用感に優れた口腔用組成物が得られることを見出した。
塩酸アルキルジアミノエチルグリシンは酸味のある苦味があり、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩は異味のある苦味がある。
本発明者は、塩酸アルキルジアミノエチルグリシンとN−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩とを抗菌成分として配合することで、口腔バイオフィルム(デンタルプラーク)に対する殺菌効果が発揮されるもののその殺菌効果は未だ十分ではなく、また、これら両成分がいずれも苦味や異味を有することから使用感の点でも問題が生じるが、(A)塩酸アルキルジアミノエチルグリシンと(B)N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩との総配合量に対して(C)ラフィノースを特定割合で併用して配合すると、後述する実験結果から明らかなように、(A)、(B)及び(C)成分との相乗的作用によって、(A)及び(B)成分由来の抗菌作用が顕著に向上し、口腔内常在菌であるグラム陽性及びグラム陰性の両菌種に対して優れた抗菌力を示すようになり、口腔バイオフィルムに対する高い殺菌効果が発揮され、しかも、(A)塩酸アルキルジアミノエチルグリシンや(B)N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩由来の苦味及び異味が低減されて嗜好性も良好になること、それ故、口腔疾患の原因である口腔バイオフィルムに対する高い殺菌効果を有し、う蝕,歯周病,口臭等の口腔疾患の低減及び予防効果に優れ、かつ良好な使用感を兼ね備えた口腔用組成物を得ることができることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は、(A)塩酸アルキルジアミノエチルグリシンと、(B)N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩と、(C)ラフィノースとを含有し、かつ(A)成分及び(B)成分の総配合量に対して(C)成分の配合量が質量比で1.0以上であることを特徴とする口腔用組成物、及び、更に、(D)エチレンオキサイドの平均付加モル数が60〜100モルのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有することを特徴とする上記の口腔用組成物を提供する。
本発明の口腔用組成物は、口腔疾患の原因である口腔バイオフィルムを抑制する効果が高く、歯肉炎,歯周病,う蝕,口臭等の口腔疾患の低減及び予防効果に優れ、かつ苦味及び異味が抑制され、使用感も良好である。
以下、本発明につき更に詳細に説明すると、本発明の口腔用組成物は、(A)塩酸アルキルジアミノエチルグリシンと、(B)N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩と、(C)ラフィノースを含有する。
(A)塩酸アルキルジアミノエチルグリシンは、両性界面活性剤の一種であり、タンパク質共存下においても殺菌力が著しく減弱しないもので、また、酸性においても塩基性においても、強力な殺菌効果を有する。
本発明において、塩酸アルキルジアミノエチルグリシンとしては、アルキル基の炭素数が12〜14であるものが好ましく使用され、例えば塩酸ラウリルジアミノエチルグリシン、塩酸ミリスチルジアミノエチルグリシン、またこれらを主成分とする塩酸ヤシ油アルキルジアミノエチルグリシンがある。
このような塩酸アルキル(C1225〜C1429)ジアミノエチルグリシンは、市販品を使用でき、具体的には40%塩酸アルキルジアミノエチルグリシン水溶液(三洋化成工業株式会社製「レボン40」)を挙げることができる。
塩酸アルキルジアミノエチルグリシンの配合量は、バイオフィルムに対する殺菌効果の点から、組成物全体の0.01〜0.5%(質量%、以下同じ。)が好ましく、より好ましくは0.01〜0.3%、更に好ましくは0.01〜0.2%である。配合量が0.01%未満の場合は十分なバイオフィルム抑制効果が得られない場合があり、0.5%を超えると苦味等香味の点で不十分となる場合がある。
(B)N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩は、アミノ酸の一種であるL−アルギニンと、植物由来のヤシ油脂肪酸と、エタノールと、天然保湿因子であるピロリドンカルボン酸とから得られるカチオン性界面活性剤であり、良好な抗菌性を有する。
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩としては、具体的には味の素株式会社製の商品名「CAE」として市販されているものを使用することができる。
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩の配合量は、組成物全体の0.01〜5.0%が好ましく、より好ましくは0.01〜3.0%、更に好ましくは0.1〜3.0%である。配合量が0.01%未満の場合は十分なバイオフィルム抑制効果が得られない場合があり、5.0%を超えると、塩酸アルキルジアミノエチルグリシンの配合量にもよるが、苦味等が生じて香味の点で不十分となる場合がある。
ラフィノースは、D−ガラクトース、D−グルコース及びD−フラクトース各1分子から構成される、ショ糖にガラクトースが結合した形の三糖類である。
本発明においてラフィノースとしては、具体的には日本甜菜製糖株式会社製「ニッテンラフィノース」、明治フードマテリア株式会社製「明治ビートオリゴ」、「明治ビートオリゴFP」、旭化成ケミカルズ株式会社製「オリゴGGF」として市販されているものを使用することができる。
ラフィノースの配合量は、組成物全体の0.02〜50%が好ましく、より好ましくは0.02〜30%である。更に好ましくは0.2〜20%である。配合量が0.02%未満の場合は十分なバイオフィルム抑制効果や苦味及び異味の抑制効果が得られない場合があり、50%を超えると口腔用組成物の甘味が強くなりすぎてしまう場合がある。
本発明では、(A)塩酸アルキルジアミノエチルグリシンと(B)N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩と(C)ラフィノースとを、(A)成分及び(B)成分の配合量の総和に対して(C)成分の配合量が同量以上、即ち、質量比で1.0以上となるように配合するもので、これによりバイオフィルム抑制効果が向上し、苦味及び異味を効果的に抑制できる。この場合、(A)塩酸アルキルジアミノエチルグリシンと(B)N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩の配合量の総和と(C)ラフィノースの配合量の割合は、質量比で1:1.0〜1:80であることが好ましく、特に1:2〜1:50、とりわけ1:2〜1:30 であることが好ましい。(A)成分及び(B)成分の配合量の総和に対してラフィノースの配合量が質量比で1.0未満では、口腔用組成物の苦味と異味の抑制効果が不十分となり、かつバイオフィルムに対する殺菌効果が向上せず、高い殺菌効果が得られない。(C)成分の配合量が多すぎて(A)成分及び(B)成分の総配合量に対する(C)成分の質量比が80を超えると、口腔用組成物の甘味が強くなりすぎて使用感に劣る場合がある。
更に、本発明においては、上記必須成分に加え、バイオフィルムに対する殺菌効果の向上の点から(D)エチレンオキサイドの平均付加モル数が60〜100モルのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合することが好ましい。ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、種々のエチレンオキサイド(EO)付加モル数のものがあるが、本発明に使用するポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の酸化エチレンの平均付加モル数は、バイオフィルムに対する殺菌効果をより向上させる点から60〜100モルであることが望ましく、特に60モルが好ましい。なお、エチレンオキサイドの平均付加モル数が60モル未満のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油ではバイオフィルムに対する殺菌効果の向上が認められない場合があり、エチレンオキサイドの平均付加モル数が100モルを超えるものは一般には市販されていない。
(D)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の配合量は、組成物全体の0.01〜3.0%が好ましく、より好ましくは0.1〜2.0%。更に好ましくは0.1〜1.0%である。配合量が0.01%未満の場合は十分なバイオフィルム抑制効果が得られない場合があり、3.0%を超えるとバイオフィルム抑制効果は高くなるが、口腔用組成物の香味が油っぽくなり、使用感に劣る場合がある。
本発明にかかわる口腔用組成物は、固体、固形物、液体、液状、ゲル状、ペースト状、ガム等の各種形態にすることができ、練歯磨、液体歯磨、液状歯磨、潤製歯磨等の歯磨類、洗口液、マウスウォッシュなどの各種剤型に調製でき、その製造法も剤型に応じた常法を採用することができるが、その目的、組成物の剤型等に応じて、上述した必須成分である(A)〜(C)成分、更には(D)成分に加えてその他の成分として、更に下記のような適宜な任意成分を配合することができる。
具体的には、歯磨類の場合には、研磨剤として例えば沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシリケート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、第2リン酸カルシウム2水和物及び無水和物、ピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、ゼオライト、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤等が好適に用いられる。これら研磨剤の配合量は、歯磨剤組成物全体の2〜40%、特に10〜30%とすることが好ましい。
粘稠剤としては、グリセリン、ソルビット、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール200〜20000、キシリトール等の1種又は2種以上を配合することが可能である。これらの配合量は、組成物全体の5〜50%、特に20〜45%とすることが好ましい。
アルコール類としては、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、プロパノール等の一価アルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコール、ブチレングリコール、ペンタンジオール、ポリプロピレングリコール300〜4000の多価アルコールなどを挙げることができ、これらの1種又は2種以上を配合することが可能である。配合量は、組成物全体の1〜30%、特に2〜20%とすることが好ましい。
粘結剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、カーボポール、グアガム、モンモリロナイト、ゼラチン等の1種又は2種以上を配合することが可能である。粘結剤の配合量は、剤型により調整できるが、練歯磨には0.1〜5%、液体歯磨及び洗口剤には0〜5%配合することができる。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、キシリトール、ラクチトール、マルチトール、エリスリトール、マンニトール、パラチノース、還元パラチノース(パラチニット)、ソーマチン、アスパルテーム、アセスルファムK、シクラメートナトリウム、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスベリジルジヒドロカルコン、ペリラルチン、p−メトキシシンナミックアルデヒド、トレハロース、大豆オリゴ糖、乳果オリゴ糖、キシロオリゴ糖、L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル、スクラロース、グリチルリチン等の1種又は2種以上を配合することが可能である。
防腐剤としては、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸、安息香酸塩等の1種又は2種以上を配合することが可能である。
有機酸としては、通常口腔用組成物に配合できる種々の有機酸を使用でき、例えば、クエン酸、イソクエン酸、リンゴ酸、酢酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタール酸、マレイン酸、フマル酸、アコニット酸、乳酸、酒石酸、ピルビン酸、アスコルビン酸、グリコール酸又はこれらの塩等を挙げることができる。これらの中では、特にクエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸又はこれらの塩が好適であり、1種又は2種以上を配合することが可能である。
界面活性剤としては、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤及び両性イオン界面活性剤の1種又は2種以上を配合し得る。
陰イオン界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルザルコシン酸ナトリウム、N−ミリストイルザルコシン酸ナトリウムなどのN−アシルザルコシン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−パルミトイルグルタミン酸ナトリウムなどのN−アシルグルタミン酸塩、N−メチル−N−アシルタウリンナトリウム、N−メチル−N−アシルアラニンナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム等が用いられる。
また、非イオン界面活性剤としては、ショ糖脂肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エステルなどの糖脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステルなどの糖アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレートなどのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルなどのポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ラウリン酸モノ又はジエタノールアミド、ミリスチン酸モノ又はジエタノールアミドなどの脂肪酸ジエタノールアミド、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライド、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エステル等が用いられる。
両性イオン界面活性剤としては、N−アルキル−ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム等の1種又は2種以上を配合することが可能である。
これら任意成分としての界面活性剤の配合量は、組成物全体の0.1〜2%、特に0.2〜1%が好適である。
薬用成分としては、(A)塩酸アルキルジアミノエチルグリシン及び(B)N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩に加えて、他の薬効成分として例えばアズレンスルホン酸ナトリウム、ε−アミノカプロン酸、アラントイン、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、エピジヒドロコレステリン、ジヒドロコレステロール、塩化ナトリウム、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸二アンモニウム、グリチルリチン酸二ナトリウム、グリチルリチン酸三ナトリウム、グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、β−グリチルレチン酸、イソプロピルメチルフェノール、塩化セチルピリジニウム、塩化デカリニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、トリクロサン、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、塩酸ピリドキシン、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、ゼオライト、ピロリン酸二水素二ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、無水ピロリン酸ナトリウム、リン酸一水素ナトリウム、リン酸三ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化スズ、ポリエチレングリコール200、ポリエチレングリコール300、ポリエチレングリコール400、ポリエチレングリコール600、ポリエチレングリコール1000、ポリエチレングリコール1500、ポリエチレングリコール4000、ポリエチレングリコール6000、ポリエチレングリコール20000、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドンK25、ポリビニルピロリドンK30、ポリビニルピロリドンK90、塩化リゾチーム、銅クロロフィリンナトリウム、ヒノキチオール、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(エチレンオキサイドの平均付加モル数8〜10)、ラウロイルサルコシンナトリウム、トラネキサム酸、デキストラナーゼ、乳酸アルミニウム、硝酸カリウム、プロテアーゼ等が目的に応じて1又は2種以上配合し得る。上記薬用成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で有効量とすることができる(配合量通常0.001〜5%)。
香料としては、ペパーミント油、スペアミント油、アニス油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナム油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油、グレープフルーツ油、スウィーティー油、柚油、イリスコンクリート、アブソリュートペパーミント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天然香料及び、これら天然香料の加工処理(前溜部カット、後溜部カット、分留、エッセンス化、粉末香料化等)した香料、及び、メントール、カルボン、アネトール、シネオール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイゲノール、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、チモール、リナロール、リナリールアセテート、リモネン、メントン、メンチルアセテート、N−置換−パラメンタン−3−カルボキサミド、ピネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビールアセテート、アニスアルデヒド、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラクトン、ヘキサナール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、エチルチオアセテート等の単品香料、更に、ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料等、口腔用組成物に用いられる公知の香料素材を組み合わせて使用することができる。
以下、実験例及び実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。なお、以下の例において配合量はいずれも質量%である。表1及び実施例1〜7に使用した(A)成分については、純分換算した配合量を示した。
〔実験例〕
表1に示す薬剤を配合した試験溶液について、下記方法で口腔バイオフィルムに対する殺菌効果、苦みの強さ、異味の有無を評価し、口腔バイオフィルムに対する殺菌効果を評価した。結果を表1に示す。
口腔バイオフィルムに対する殺菌効果の評価方法:
口腔内細菌5種、ストレプトコッカス・ミュータンス ATCC25175株、ストレプトコッカス・サングイニス ATTTC10556株、アクチノマイセス・ナエスランディー ATCC51655株、フゾバクテリウム・ヌクレアタム ATCC10953株及びベイヨネラ・パルブラ ATCC17745株を用いたバイオフィルムをハイドロキシアパタイトディスク(直径6mm、厚さ3mm)上に形成させた。具体的には、回転板にハイドロキシアパタイトを設置した連続培養ベッセル中のBMM培地(下記組成参照)700mLに上記各菌を107/mLとなるように植菌し、37℃で一晩嫌気培養した。その後BMM培地を連続培養ベッセルに70mL/時間となるようにポンプで連続供給し、同量の培養液を他のポンプで排出することにより連続培養を行った。培地連続供給後、11時間30分後に培地を排出し、ショ糖1%を含むトッド・ヒューイット培地(以下、THBと略す。ベクトンディッキンソン社)に置換し、30分間、37℃で培養した。同培地を排出し、再度BMM培地700mLで置換して連続培養を11時間30分行い、1%ショ糖添加THBで30分培養するサイクルを4回行い、ハイドロキシアパタイト表面にバイオフィルムを形成した。バイオフィルム形成後のハイドロキシアパタイトを取り出し、生理食塩水で洗浄した後、シャーレ(直径35mm×高さ14mm)に移し、ハイドロキシアパタイトディスク1個に対して表1に示す薬剤を所定濃度になるように10mMリン酸緩衝液(pH6)*に溶解又は分散させて調製した試験溶液5gを37℃で1分間作用させた。
*10mMリン酸緩衝液(pH6):10mMリン酸一カリウム87.7mLに10mMリン酸二カリウム12.3mLを加えて混合する。
なお、表1及び実施例1〜7に使用した薬剤の詳細は以下の通りである。塩酸アルキルジアミノエチルグリシンは、40%塩酸アルキル(C1225〜C1429)ジアミノエチルグリシン水溶液(三洋化成工業株式会社製「レボン40」)、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩は、味の素株式会社製「CAE」(以下、CAEと略記する。)、ラフィノースは日本甜菜製糖株式会社製「ニッテンラフィノース」を使用し、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、日光ケミカルズ株式会社製NIKKOL「HCO−50」(ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油)、「HCO−60」(ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油)、「HCO−80」(ポリオキシエチレン(80)硬化ヒマシ油)、「HCO−100」(ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油)を使用し、また、比較対照品としてのパラチノースは、三井製糖株式会社製「粉末パラチノースICP」を使用し、10mMリン酸緩衝液(pH6)にて所定濃度となるように調整した。
薬剤処理後のハイドロキシアパタイトを生理食塩水で2回洗浄後、ハートインフュージョン培地(ベクトンディッキンソン社製)1.5mLにて、24穴プレートで37℃で一晩嫌気培養した。これを生理食塩水で2回洗浄後、生理食塩水2mLを加えてバイオフィルムを超音波ホモジナイザーで分散し、適宜希釈してからTHB寒天シャーレに塗沫して37℃で5日間嫌気培養した。培養後のコロニーを計測してバイオフィルム中の生菌数とし、薬剤無添加の10mMリン酸緩衝液で処理したものを100とし、これに対する各薬剤処理群の割合をパーセントで示した。
BMM(Basal Medium Mucin)培地組成;
プロテオースペプトン*1 0.2%
イーストエキストラクト*1 0.1
トリプチケースペプトン*1 0.1
ブタ胃ムチン*2 0.25
KCl*3 0.05
L−システイン塩酸塩*3 0.01
水 残
合計 100.0%
*1 :日本ベクトンディッキンソン(株)
*2 :シグマアルドリッチジャパン(株)
*3 :和光純薬(株)
<官能評価方法>
表1に示す薬剤を10mMリン酸緩衝液(pH6)に溶解又は分散して調製した試験溶液について、被験者10名(男性8名、女性2名)によって苦味の強さ、異味の有無を官能評価し、次に示す評価基準に従い評価した。なお、コントロールとして10mMリン酸緩衝液を用い、この官能評価を苦みの強さ及び異味の有無が5として各薬剤を官能評価した。結果は被験者10名の評点の平均値で示した。
評価基準
苦味の強さ:
5:苦味がない
4:苦味がほとんどない
3:苦味がややある
2:苦味がある
1:苦味が強い
異味の有無:
5:異味がない
4:異味がほとんどない
3:異味がややある
2:異味がある
1:異味が強い
Figure 2008156308
表1の結果から、0.1%塩酸アルキルジアミノエチルグリシンと0.1%N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩との併用使用(比較実験例1)では、バイオフィルム中の菌数が当初の14%程度までしか低下せず、しかも、苦味及び異味があり使用感に劣り、また、ラフィノースにはバイオフィルム殺菌効果が認められない(比較実験例7)のに対して、塩酸アルキルジアミノエチルグリシンとN−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩とラフィノースとを組み合わせて配合すると(実験例1〜3)、バイオフィルム殺菌効果が改善されて高くなり、かつ、苦味及び異味も改善されることが確認された。なお、塩酸アルキルジアミノエチルグリシンとN−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩との併用組成にパラチノースを配合しても(比較実験例3)、バイオフィルム殺菌効果はほとんど改善されず、苦味及び異味も満足に改善されなかった。
更に、塩酸アルキルジアミノエチルグリシンとN−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩とラフィノースとの配合組成に、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、特にエチレンオキサイドの平均付加モル数が60〜100モルのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を併用すると(実験例4〜8)、より優れたバイオフィルム殺菌効果が得られることがわかった。
ラフィノース、更にはポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、塩酸アルキルジアミノエチルグリシンとN−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩とのバイオフィルムへの浸透性、滞留性を上げて殺菌効果を向上させていると考えられる。
また、塩酸アルキルジアミノエチルグリシンは酸味のある苦味があり(比較実験例8)、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩は異味のある苦味があり(比較実験例9)、また、塩酸アルキルジアミノエチルグリシンとN−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩との配合量の総和に対してラフィノースを同量未満で配合しても(比較実験例2)、苦味及び異味を十分に抑制できず、味が改善されず、バイオフィルム殺菌効果についても塩酸アルキルジアミノエチルグリシンとN−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩とを配合した組成(比較実験例1)に比較してほとんど改善されないが、塩酸アルキルジアミノエチルグリシンとN−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩との配合量の総和に対してラフィノースを同量以上配合することにより(実験例1〜3)、バイオフィルム殺菌効果がより高く改善される上に、苦味及び異味が十分に抑制され、味が良くなることが確認された。
0.02%塩酸アルキルジアミノエチルグリシンと0.5%N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩とを使用した場合(実験例9〜13)は、0.1%塩酸アルキルジアミノエチルグリシンと0.1%N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩とを配合した場合(比較実験例4〜6)に比べて高いバイオフィルム殺菌効果が得られ、これらの実験結果(実験例9〜13、比較実験例4〜6)においても上記と同様の結果となった。また、0.2%塩酸アルキルジアミノエチルグリシンと0.5%N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩とラフィノース20%を使用した場合(実験例14)は、実験例の中で最も高いバイオフィルム殺菌効果が得られた。
〔実施例1〕練歯磨
シリカ 20.0%
プロピレングリコール 3.0
グリセリン 25.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.4
塩酸アルキルジアミノエチルグリシン 0.2
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・
DL−ピロリドンカルボン酸塩 1.0
ラフィノース 2.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
サッカリンナトリウム 0.1
メチルパラベン 0.1
フッ化ナトリウム 0.21
香料 0.8
精製水 残部
計 100.0%
〔実施例2〕練歯磨
水酸化アルミニウム 42.0%
プロピレングリコール 3.0
70%ソルビット 25.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2
塩酸アルキルジアミノエチルグリシン 0.08
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・
DL−ピロリドンカルボン酸塩 1.2
ラフィノース 5.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
サッカリンナトリウム 0.1
メチルパラベン 0.1
ブチルパラベン 0.02
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.73
香料 1.0
精製水 残部
計 100.0%
〔実施例3〕練歯磨
重質炭酸カルシウム 25.0%
プロピレングリコール 3.0
70%ソルビット 25.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2
塩酸アルキルジアミノエチルグリシン 0.3
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・
DL−ピロリドンカルボン酸塩 0.2
ラフィノース 5.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
サッカリンナトリウム 0.1
メチルパラベン 0.1
ブチルパラベン 0.02
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.73
香料 1.0
精製水 残部
計 100.0%
〔実施例4〕練歯磨
シリカ 15.0%
プロピレングリコール 3.0
70%ソルビット 25.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2
塩酸アルキルジアミノエチルグリシン 0.008
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・
DL−ピロリドンカルボン酸塩 1.2
ラフィノース 5.0
パラチノース 2.5
ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
サッカリンナトリウム 0.1
メチルパラベン 0.1
ブチルパラベン 0.02
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.73
香料 1.0
精製水 残部
計 100.0%
〔実施例5〕練歯磨
第二リン酸カルシウム 40.0%
プロピレングリコール 3.0
70%ソルビット 25.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2
塩酸アルキルジアミノエチルグリシン 0.15
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・
DL−ピロリドンカルボン酸塩 3.0
ラフィノース 5.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
サッカリンナトリウム 0.1
メチルパラベン 0.1
ブチルパラベン 0.02
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.73
香料 1.0
精製水 残部
計 100.0%
〔実施例6〕洗口剤
グリセリン 5.0%
エタノール 8.0
塩酸アルキルジアミノエチルグリシン 0.02
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・
DL−ピロリドンカルボン酸塩 1.2
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.8
(エチレンオキサイド付加モル数100)
ラフィノース 3.0
キシリトール 5.0
クエン酸ナトリウム 0.1
クエン酸 0.3
安息香酸ナトリウム 0.5
香料 0.2
精製水 残部
計 100.0%
〔実施例7〕口中清涼剤
グリセリン 13.0%
エタノール 40.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3.0
(エチレンオキサイド付加モル数60)
塩酸アルキルジアミノエチルグリシン 0.06
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・
DL−ピロリドンカルボン酸塩 0.2
ラフィノース 1.0
還元パラチノース 1.5
キシリトール 2.0
クエン酸ナトリウム 0.1
クエン酸 0.03
香料 0.4
l−メントール 0.5
精製水 残部
計 100.0%
これら実施例の口腔用組成物は、いずれも口腔バイオフィルム(デンタルプラーク)に対する殺菌効果に優れ、苦味・異味が低減されて使用感が良好であった。

Claims (2)

  1. (A)塩酸アルキルジアミノエチルグリシンと、(B)N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩と、(C)ラフィノースとを含有し、かつ(A)成分及び(B)成分の総配合量に対して(C)成分の配合量が質量比で1.0以上であることを特徴とする口腔用組成物。
  2. 更に、(D)エチレンオキサイドの平均付加モル数が60〜100モルのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有することを特徴とする請求項1記載の口腔用組成物。
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