JP2004105180A - 卵加工食品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(1)の目的に対しては、ナトリウム含量が0.15重量%以下、カルシウム含量が2.5重量%以上、及び脂肪含量が1重量以下の乳清タンパク質を配合して含気処理して卵加工食品を調製する。(2)のの目的に対しては、ナトリウム含量が0.15重量%以下でカルシウム含量が2.5重量%以上の乳清タンパク質を原料として卵加工食品を調製する。
【選択図】 なし
Description
項1. ナトリウム含量が0.15重量%以下で、且つカルシウム含量が2.5重量%以上である乳清タンパク質を含有することを特徴とする卵加工食品。
項2. 乳清タンパク質が、脂肪含量1重量%以下のものである項1に記載の卵加工食品。
項3. 乳清タンパク質を含有し、含気処理を行うことによって調製される項1または2に記載の卵加工食品。
項4. (1)乳清タンパク質、卵及び他の原材料を混合し、該混合物に気泡を含ませる工程、または(2)乳清タンパク質を含む水溶液に気泡を含ませて調製されるホイッピング物を、卵及び他の原材料と混合する工程を経て製造される、項3に記載の卵加工食品。
項4−1.(1)または(2)の工程後、加熱調理し、殺菌処理して製造される項4に記載の卵加工食品。
項4−2.(1)または(2)の工程後、加熱調理し、必要に応じて殺菌処理後、冷凍処理して製造される項4に卵加工食品。
項6. 卵加工食品が、冷凍食品である項1乃至5のいずれかに記載の卵加工食品。
項7. 上記冷凍食品が、オムレツ、芙蓉蟹、出し巻き卵、厚焼き卵、薄焼き卵、錦糸卵、う巻き、サンドイッチ用卵具材、ラーメン用卵具材、親子丼の素、玉子丼の素、茶碗蒸し及びプディングより選択されるいずれかの冷凍卵加工食品である項6に記載の卵加工食品。
項8. (1)乳清タンパク質、卵及び他の原材料を混合し、該混合物に気泡を含ませる工程、または(2)乳清タンパク質を含む水溶液に気泡を含ませて調製されるホイッピング物を、卵及び他の原材料と混合する工程を有する項3乃至7のいずれかに記載する卵加工食品の製造方法。
項8−1.(1)または(2)の工程後、加熱調理し、殺菌処理する工程を有する項8に記載する卵加工食品の製造方法。
項8−2.(1)または(2)の工程後、加熱調理し、必要に応じて殺菌処理後、冷凍処理する工程を有する項8に記載する卵加工食品の製造方法。
項9. 上記(1)で使用する他の原材料、並びに(2)で使用する乳清タンパク質を含む水溶液または他の原材料が、増粘多糖類を含むものである、項8、項8−1または項8−2に記載する卵加工食品の製造方法。
項10. ホイッピング物の調製を、乳清タンパク質と水からなる水溶液に気泡を含ませて、その重量/体積(g/ml)が0.1〜0.4となるようにして行うことを特徴とする、項8、項8−1、項8−2、または項9のいずれかに記載する製造方法。
供することができ、これによって本発明の効果を最大限発揮することができる。
(1)ミルプロ※WP(三栄源エフ・エフ・アイ(株)製)
ナトリウム含量:0.06重量%、カルシウム含量:3.5重量%、カリウム含量:0.03重量%、脂肪含量0.9重量%、タンパク質含量:80重量%
(2)ミルプロ※LG(三栄源エフ・エフ・アイ(株)製)
ナトリウム含量:0.16重量%、カルシウム含量:0.5重量%、カリウム含量:0.49重量%、脂肪含量3.6重量%、タンパク質含量76.7重量%。
表1に記載する材料を用いて(実施処方例1及び2、比較処方例1)、オムレツ(実施例1及び2、比較例1)を調製した。具体的には、実施例1及び比較例1のオムレツは、表1の実施処方例1及び比較処方例1にて記載する全ての材料をミキサーで攪拌混合して起泡させた後、フライパンで焼成して作製した(共立てオムレツ)。また実施例2のオムレツは、まず表2<ホイッピング物処方>に記載される全ての材料をハンドミキサーなどで攪拌混合して十分に角が立つまで起泡させて、乳清タンパク質からホイッピング物を調製し、次いで、得られたホイッピング物を表1の実施処方例2に記載するホイッピング物以外の全材料と均一に混合し、これをフライパンで焼成して作製した(別立てオムレツ)。
(1)澱粉液の調製
下記表4に記載する処方のうち、水以外の成分(粉体物)を混合して粉体混合物を調製し、次いで得られた粉体混合物を水に少しずつ加えて、プロペラ攪拌機高速にて10分間気泡が入るように攪拌し、澱粉液1〜3を製造した。
表6に示す割合で、上記で調製した澱粉液と卵液を混合し、これをフライパンにて焼成してオムレツを作成した(1個あたり100g)。次いでこれを急速凍結(−20℃)して、冷凍オムレツ(実施例3及び4、比較例2)とした。
(1)澱粉液の調製
下記表8の処方のうち、まずワキシーコーンスターチ、砂糖、食塩、調味料2及び乳清タンパク質を粉体混合し、得られた粉体混合物を魚醤及び調味料1とともに水に少しずつ加え、これをプロペラ攪拌機高速で気泡が入るように10分間攪拌した。次いでこれにフィチン酸を加え、攪拌混合し、澱粉液4及び5を得た。
下記表10に示す割合で、上記で調製した澱粉液と卵液を混合し、これを卵焼き機にて焼成して出し巻き卵を作成した(1個あたり150g)。なお、これを焼成した出し巻き卵を急速凍結して、冷凍出し巻き卵とした(実施例5及び6、比較例3及び4)。
(1)卵部の調製
(1−1)澱粉液の調製
下記表12の処方のうち、まず水にワキシーコーンスターチ及びトレハロースを加えて80℃10分間加熱攪拌溶解し、砂糖、食塩を加え80℃5分加熱攪拌溶解する。これを60℃以下まで攪拌しながら冷却後、乳清タンパク質を加えて、これをプロペラ攪拌機高速で気泡が入るように10分間攪拌した。次いでこれにフィチン酸を加え、攪拌混合し、澱粉液を得た。
下記表13に掲げる処方のうち、まず水にワキシーコーンスターチ及びトレハロースを加えて80℃10分間加熱攪拌溶解し、これにメタリン酸ナトリウムを加え、60℃以下まで攪拌しながら冷却後、これに全卵を少しずつ加え、プロペラ攪拌機低速で気泡が入らないように5分間攪拌して卵液を得た。
下記処方のうち、水に増粘剤を加えて、80℃10分間加熱攪拌した後、残りの原料を加えて、溶解攪拌してスープを調製した。
<スープ処方>
薄口醤油 2.0 部
魚醤(マリナージM−15、エムシ゛ーシー・マリナーシ゛(株)製)1.0
食塩 0.6
スクラロース(サンスイート※SU-100*) 0.008
調味料(サンライク※ブイヨンベース(チキン)*) 0.4
調味料(サンライク※アミノベーススーパー(N)*) 0.4
調味料(ジャンウエイハオジャン*) 0.4
オニオンパウダー 0.4
ホワイトペパーパウダー 0.03
増粘剤(サンエース※*) 0.1
香料(ローストネギオイルSV−1685*) 0.2
水にて 計 100.0部とする。
次に下記処方割合で、スープ部を攪拌しながら、卵部を糸の様に流し入れ、150gに小分けしてアルミパウチ充填後、121℃20分レトルト殺菌し、レトルトスープを作成した。得られたスープの卵はフワっとしていて良好な食感であった。
<処方>
上記スープ部 145 部
上記卵部 5
計 150 部
Claims (10)
- ナトリウム含量が0.15重量%以下で、且つカルシウム含量が2.5重量%以上である乳清タンパク質を含有することを特徴とする卵加工食品。
- 乳清タンパク質が、脂肪含量1重量%以下のものである請求項1に記載の卵加工食品。
- 乳清タンパク質を含有し、含気処理を行うことによって調製される請求項1または2に記載の卵加工食品。
- (1)乳清タンパク質、卵及び他の原材料を混合し、該混合物に気泡を含ませる工程、または(2)乳清タンパク質を含む水溶液に気泡を含ませて調製されるホイッピング物を、卵及び他の原材料と混合する工程を経て製造される、請求項3に記載の卵加工食品。
- 上記(1)で使用する他の原材料、並びに(2)で使用する乳清タンパク質を含む水溶液または他の原材料が、増粘多糖類を含むものである、請求項4に記載する卵加工食品。
- 卵加工食品が、冷凍食品である請求項1乃至5のいずれかに記載の卵加工食品。
- 上記冷凍食品が、オムレツ、芙蓉蟹、出し巻き卵、厚焼き卵、薄焼き卵、錦糸卵、う巻き、サンドイッチ用卵具材、ラーメン用卵具材、親子丼の素、玉子丼の素、茶碗蒸し及びプディングより選択されるいずれかの冷凍卵加工食品である請求項6に記載の卵加工食品。
- (1)乳清タンパク質、卵及び他の原材料を混合し、該混合物に気泡を含ませる工程、または(2)乳清タンパク質を含む水溶液に気泡を含ませて調製されるホイッピング物を、卵及び他の原材料と混合する工程を有する請求項3乃至7のいずれかに記載する卵加工食品の製造方法。
- 上記(1)で使用する他の原材料、並びに(2)で使用する乳清タンパク質を含む水溶液または他の原材料が、増粘多糖類を含むものである、請求項8に記載する卵加工食品の製造方法。
- ホイッピング物の調製を、乳清タンパク質と水からなる水溶液に気泡を含ませて、その重量/体積(g/ml)が0.1〜0.4となるようにして行うことを特徴とする、請求項8または9に記載する製造方法。
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