JP2005027563A - 食品用静菌剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】食品用静菌剤として、(1)HLB値が13以上のショ糖脂肪酸エステル、(2)リゾチーム、(3)アミノ酸、有機酸及び有機酸塩から選ばれる1種以上を必須成分として含む。好ましくは(3)として、グリシン、酢酸ナトリウムから選ばれる1種以上を使用する。
【選択図】 なし
Description
【発明に属する技術分野】
本発明は食品用の静菌剤に関する。より詳細には、加工食品、特に惣菜やフィリング等の澱粉及び又はたんぱく質を含有する加工食品の保存中に増殖する耐熱性菌に対して抗菌性を発揮し、加熱殺菌後の耐熱性菌の発育を抑制することができ、かつ、食品の風味や味に影響を与えない、食品用の静菌剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、加工食品の保存中に発生する耐熱性菌の抗菌を目的として、種々の静菌剤が提案されている。例えば、リゾチームとショ糖脂肪酸エステルが含有されていることを特徴とする抗菌剤が、耐熱性菌、特に、Bacillus属の菌に対する抗菌性が高いこと(特許文献1)、HLB10以上のショ糖脂肪酸エステルとグリシンとグルコン酸塩を併用した食品用保存剤(特許文献2)、HLB5のショ糖脂肪酸エステル、卵白リゾチーム及びグリシンを併用した保存性の良好なフィリング剤(特許文献3)等が記載されている。
【0003】
しかし、特に澱粉及び又はたんぱく質を含有する系の食品、例えば、惣菜やフィリング等などの食品に対する静菌、保存効果はこれらの組合せでは充分でない。
【特許文献1】特開2002−234808号公報
【特許文献2】特開2000−201660号公報
【特許文献3】特開平2−60560号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような事情に鑑み、加工食品、特に惣菜やフィリング等の澱粉及び又はたんぱく質を含有する系の食品の風味、味に影響を与えることなく、かつ、優れた静菌力を発揮する食品用静菌剤を提供することを目的とする。詳細には、特に、耐熱性菌を抑制することができる食品用の静菌剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記従来技術の問題点に鑑み、鋭意研究を重ねていたところ、(1)HLB値が13以上のショ糖脂肪酸エステル、(2)リゾチーム、(3)アミノ酸、有機酸及び有機酸塩から選ばれる1種以上を必須成分として含む静菌剤が、加工食品、特に、澱粉及び又はたんぱく質を含有する系の食品中の耐熱性菌に対して静菌力を発揮し、加熱殺菌後の耐熱性菌の発育を抑制することができ、かつ、加工食品の風味や味に影響を与えないことを見いだした。
【0006】
本発明は以下の態様を有する食品用静菌剤に関する;
項1.下記の成分を含むことを特徴とする食品用静菌剤;
(1)HLB値が13以上のショ糖脂肪酸エステル
(2)リゾチーム
(3)アミノ酸、有機酸及び有機酸塩から選ばれる1種以上
項2.澱粉及び又はたんぱく質を0.1〜50重量%含有する食品用である項1に記載の食品用静菌剤。
項3.項1又は2のいづれかに記載の食品用静菌剤を含む食品。
項4.食品に対する添加量が下記である項3に記載の食品。
(1)HLB値が13以上のショ糖脂肪酸エステル:0.001〜0.5重量%
(2)リゾチーム:0.005〜0.1重量%
(3)アミノ酸、有機酸及び有機酸塩から選ばれる1種以上:0.1〜3重量%。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の食品用静菌剤は、下記の成分を必須成分として含むことを特徴とする;
(1)HLB値が13以上のショ糖脂肪酸エステル
(2)リゾチーム
(3)アミノ酸、有機酸及び有機酸塩から選ばれる1種以上
【0008】
まず、本発明の食品用静菌剤の第1成分は、HLB値が13以上のショ糖脂肪酸エステルである。本発明のショ糖脂肪酸エステルは、HLB値13以上であればよいが、好ましくはHLB値15以上であり、ショ糖に炭素12〜18の脂肪酸をエステル化したものを主として用いることができる。好ましくは、脂肪酸としてステアリン酸、パルミチン酸のものが好ましく、更に、構成脂肪酸の割合がステアリン酸:パルミチン酸=2:8〜7:3のもの、特に3:7が好適である。また、エステル組成の割合がモノエステル:ジエステル及びポリエステル=6:4〜8:2のものが好ましく、特に7:3のショ糖脂肪酸エステル(エステル化度1.2)が好適である。また、エステル化度の異なるショ糖脂肪酸エステルを1種使用あるいは2種類以上混合して利用してもよい。本発明のHLB値13以上のショ糖脂肪酸エステルは商業的に入手することが出来、例えば、リョートシュガーエステルP1670、P1570、モノスターP(三菱化学社製)、DKエステルF−150、F−170、SS(第一工業製薬社製)、SAIB等が挙げることができる。
【0009】
次に、本発明の食品用静菌剤の第2成分は、リゾチームである。一般的にリゾチームとは、分子量14,400、129個のアミノ酸からなる塩基性タンパク質で、N−アセチルムラミン酸とN−アセチルグルコサミン間のβ−1,4−ムラミド結合を、加水分解する酵素物質をいうが、本発明にいうリゾチームとは、食品への使用が許可されているものであればよく、通常のリゾチームのほかにも、化学的、物理的に改良されたリゾチームも本発明のリゾチームとして用いることができる。具体的に本発明のリゾチームとして利用されるものとして、卵白由来、魚類の体表粘液由来、微生物由来、バクテリオファージ由来等の各種由来精製リゾチームや遺伝子操作技術を利用して調製されたリゾチーム、及び、これらのリゾチームを酸やアルカリ、加熱、加圧等により化学的・物理的に処理した改良リゾチーム等も挙げられる。本発明のリゾチームは市場で入手可能であり、市販されているリゾチームとしては、卵白リゾチーム(キユーピー、エーザイ、太陽化学株式会社製など)、うずら卵リゾチーム等が挙げられる。
【0010】
本発明の食品用静菌剤の第3成分は、アミノ酸、有機酸及び有機酸塩から選ばれる1種以上である。アミノ酸とは、アラニン、グリシン、ベタイン、システイン、トリプトファン、フェニルアラニン等を言う。有機酸及び有機酸塩とは、酢酸、アジピン酸、クエン酸、グルコン酸、アジピン酸、イタコン酸、グルコノデルタラクトン、α−ケトグルタル酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フィチン酸、フマル酸、リンゴ酸、ソルビン酸、安息香酸、プロピオン酸、及びそのナトリウム塩、カルシウム塩、カリウム塩を言い、具体的には、氷酢酸(酢酸)、酢酸ナトリウム(無水)、クエン酸三ナトリウム、グルコン酸カリウム、乳酸ナトリウム、乳酸カルシウム、フマル酸一ナトリウム、ソルビン酸カリウム等を挙げることができる。中でも、第3成分としては、グリシン、酢酸ナトリウムから選ばれる1種以上を使用するのが好ましい。
【0011】
なお、前記本発明の食品用静菌剤の配合割合としては任意の割合に配合することが出来るが、食品に対する添加量が、(1)HLB値が13以上のショ糖脂肪酸エステル:0.001〜0.5重量%、(2)リゾチーム:0.005〜0.1重量%(3)アミノ酸、有機酸及び有機酸塩から選ばれる1種以上:0.1〜3重量%となるように調整して配合するのが好ましい。
【0012】
本発明の静菌剤の調製方法であるが、HLB13以上のショ糖脂肪酸エステル、リゾチーム及びアミノ酸、有機酸及び有機酸塩から選ばれる1種以上が含有されていればよい。例えば、粉末化されたショ糖脂肪酸エステル、リゾチーム及びアミノ酸、有機酸及び有機酸塩から選ばれる1種以上を粉体混合して本発明の静菌剤を得ることができるし、また、別々に調製してもよい。
【0013】
また、本発明の静菌剤には、その効果を妨げない範囲において、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリド、レシチン等の乳化剤、カラギーナン、キサンタンガム、ジェランガム、グアーガム、タラガム、キトサン、マクロホモプシスガム、アラビアガム、ペクチン、ローカストビーンガム等のガム質、デンプン、カゼインナトリウム、乳清タンパク質濃縮物、カルボキシメチルセルロース(CMC)等の高分子化合物及びその分解物、アスパラギン、アスパラギン酸、アルギニン、アルギングルタミン酸塩、イソロイシン、グルタミン、グルタミン酸、グルタミン酸カリウム等のアミノ酸及びその塩類、リン酸、メタリン酸、ポリリン酸、ピロリン酸等のリン酸類及びその塩類、しらこたんぱく抽出物、ホオノキ抽出物、タデ抽出物、ローズマリー抽出物、クローブ抽出物等の動・植物由来の抽出物、大豆多糖類、乳糖、ミネラル類、ビタミン類、糖アルコール類、香料、着色料等を含有することができる。
【0014】
次に、本発明の静菌剤は、特に澱粉及び又はたんぱく質を0.1〜50重量%含有する食品に対して特異的に静菌効果を発揮する。
【0015】
本発明で言う澱粉は、特に食用に用いられるものであれば制限はなく、例えば、トウモロコシ、モチトウモロコシ、馬鈴薯、甘藷、小麦、米、餅米、タピオカ、サゴヤシ等由来の澱粉、ならびに、これらに物理的又は、化学的処理を施した加工澱粉(酸分解澱粉、酸化澱粉、α化澱粉、グラフト化澱粉、カルボキシメチル基、ヒドロキシアルキル基等を導入したエーテル化澱粉、2カ所以上の澱粉の水酸基間に多官機能基を結合させた架橋澱粉、湿熱処理澱粉等)を挙げることができる。
【0016】
また、本発明で言うたんぱく質も、特に食用に供されるものであれば制限はなく、牛肉、豚肉などの畜肉、鶏肉等の家禽肉など食肉に適する動物肉など、食用に適した肉類、エビ類、イカ類等の甲殻類、ホタテ等の貝類、鰆等の魚類等の水産物類、牛乳、生クリーム、全脂粉乳、脱脂粉乳、全脂加糖練乳、脱脂練乳、ヨーグルト(発酵乳)、粉末発酵乳、豆乳等の乳原料、卵製品などを挙げることができる。
【0017】
具体的には、本発明の静菌剤を含有する、加熱殺菌後の耐熱性菌の発育を抑制することができる食品として、加工食品であって、食品を長期間保存する必要のある食品で有れば良く、冷凍、冷蔵あるいは常温流通される調理加工品、半調理加工品を総称する食品である。具体的には、炒め物(ピラフ、チャーハン、焼きそば、焼きうどん、スパゲティー)、肉類を原料とする弁当(牛カルビ,牛丼などの牛肉類、生姜焼き肉などの豚肉類、鶏の照り焼き、鶏の唐揚げ、鶏重などの鶏肉類)、山菜、たけのこなどを原料とする弁当(山菜まぜこはんなど)、むすび類、ピザパイ、キャベツサラダ、卵サラダ、マカロニサラダ、ポテトサラダ、白あえ、ハンバーグ、ミートボール、シューマイ、グラタン、茶碗蒸しなどの調理済み食品、ソーセージ、ハム、焼き豚、豚カツ、ミートボール、しゅうまい、ぎょうざ等の惣菜、畜肉加工品、調味みそ、ごまだれ、ドレッシング、ソース、ホワイトソース、マヨネーズ、たれ等の調味料類、蒲鉾、竹輪、はんぺん等の水産練り製品、柴漬け、梅干し、たくあん、浅漬け、キムチ等の漬物類、カスタードクリーム、小豆あん、フラワーペースト等の餡類、大判焼き、あんまん、にくまん、パン、ドーナツ、カステラ等の製菓類、イチゴジャム、マーマレード等のジャム類、塩辛、みりん干し、一夜干し等の水産加工品、卵焼き、厚焼き卵、伊達巻き、オムレツ、スクランブルエッグ等の卵製品、うどん、そば、焼きそば等の麺類、卵サンド、ハムサンド等のサンドイッチ類、調理パン(ハム、タマゴ、野菜、サラダなどを具材とするサンドもの)、赤飯むすび、鮭おむすび、梅入りおむすび等のおむすび類、米飯加工品、イカ佃煮、のり佃煮等の佃煮類、おでん、昆布煮、野菜の煮物等の煮物類、えびフライ、牡蠣フライ、コロッケ等のフライ揚げ物食品類、豆腐、厚揚げ、いなり等の豆腐加工食品類等、無糖コーヒー、ミルクコーヒー、カフェオレ、コーヒー牛乳等のコーヒー飲料、ミルクティー、紅茶、ストレートティー、レモンティー等の紅茶飲料、緑茶、ウーロン茶、ブレンド茶等の茶系飲料、牛乳、ミルクセーキ等の乳飲料、ココア、ホットチョコレート等のカカオ飲料、しるこ、甘酒、飴湯、しょうが湯の飲料等のpHが5以上の中性飲料、果汁飲料、炭酸飲料、酸性乳飲料等のpHが5未満の酸性飲料、ドーナツ、スポンジケーキ、マドレーヌ、蒸しパン、あんパン、クリームパン、ホットケーキ、シュークリーム等の菓子類、アイスクリーム、プリン、ババロア、ヨーグルト、フルーツゼリー、コーヒーゼリー、杏仁豆腐等のデザート類、プロセスチーズ、ホイップクリーム、コーヒーホワイトナー等の乳類、ファットスプレッド、マーガリン等の油脂類が挙げられる。
中でも、肉まん、餃子、シュウマイなどの具材、ハンバーグ、から揚げ、ソーセージなどの畜肉加工品、ポテトサラダ、煮物等の惣菜と称されるタンパク質やデンプンを多く含有する食品や、フラワーペースト、カスタードプリン、コーンスープ、ココア飲料、クッキーなどのデンプンを多く含有する食品に対して優れた静菌効果を奏する。
【0018】
なお、本発明の目的は加工食品の保存中に増殖する耐熱性菌に対して抗菌性を発揮する静菌剤を提供する事にある。本発明の静菌剤で抗菌効果を発揮する耐熱性菌とは、食品のpH低下、異臭の発生或いは、外観、容器の形状を変化させる腐敗菌を示す。具体的には、一般的な加熱処理(80℃20分)では死滅しない菌である。詳細にはバシラス属(B.stearothermophilus、B.subtilis、B.cereus、B.coagulansなど)やクロストリジウム属(Cl.thermoaceticum、Cl.thermosulfricum、Cl.sporogenesなど)およびDesulfotomaculum nigrificans、Alicyclobacillus acidocaldariusなどの耐熱性有芽胞菌を言う。
【0019】
本発明の静菌剤の食品中への添加量として、
(1)HLB値が13以上のショ糖脂肪酸エステル:0.001〜0.5重量%、好ましくは0.005〜0.2重量%、
(2)リゾチーム:0.001〜0.1重量%、好ましくは0.005〜0.2重量%、(3)アミノ酸、有機酸及び有機酸塩から選ばれる1種以上:0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜1重量%を例示することができる。
【0020】
本発明の静菌剤の食品への添加方法は、一般的に静菌剤が利用されている方法であればよく、加工食品の種類や用いる容器の種類等によって、公知の方法を適宜利用することができる。例えば、赤飯製造の場合、もち米計量、洗米後、本発明の静菌剤等を添加して、ささげ豆を入れて水漬けした後、セイロ蒸し、塩打ち、再度蒸し、冷却、容器充填して、赤飯の惣菜を得る。野菜入り煮物を製造する場合には、たけのこ、こんにゃく、にんじんなどを水洗加工し、本発明の静菌剤等を添加し、個々に味付け調理のために煮た野菜を冷却後に混合し、容器に充填することにより、野菜を混合した煮物(加工食品)を得ることができる。上記の事例の制約されず、一般的な調理加工方法により目的とする加工食品を得ることができる。
【0021】
【実施例】
以下、本発明の内容を以下の実施例、比較例等を用いて具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。なお、文中、「部」は「重量部」とし、「*」は三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、「※」は三栄源エフ・エフ・アイ株式会社の登録商標であることを示す。
【0022】
実験例1:澱粉含有系での抗菌試験
a)静菌剤の調製
HLB16のショ糖脂肪酸エステル0.005部(三菱化学社製 リョートーエステルP1670)、リゾチーム0.005部(キューピー社製 卵白リゾチーム)及びグリシン0.3部を粉末混合して、実施例1の静菌剤を調製した。
【0023】
また、HLB16のショ糖脂肪酸エステル0.005部(三菱化学社製 リョートーエステルP1670)、リゾチーム0.005部(キューピー社製 卵白リゾチーム)及び酢酸ナトリウム0.3部を粉末混合して、実施例2の静菌剤を調製した。
【0024】
比較例として、HLB16のショ糖脂肪酸エステル100%の静菌剤(比較例1)リゾチーム100%の静菌剤(比較例2)、グリシン100%の静菌剤(比較例3)、HLB16のショ糖脂肪酸エステル100%の及びリゾチームを1:1の割合で配合した静菌剤(比較例4)、HLB16のショ糖脂肪酸エステル100%の及びグリシンを1:1の割合で配合した静菌剤(比較例5)、リゾチーム及びグリシンを1:1の割合で配合した静菌剤(比較例6)を調製し、以下の抗菌試験を行なう。
【0025】
b)抗菌試験方法
澱粉1%を含有する標準寒天培地に上記静菌剤を加えて、Bacillus cereus IFO15305(105個/g)を培養し、35℃48時間後の微生物の発育を観察した。その結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
表1より、リゾチーム、ショ糖脂肪酸エステル及びグリシンか、リゾチーム、ショ糖脂肪酸エステル及び酢酸ナトリウムを併用した静菌剤が澱粉1%含有系で格段に静菌効果が高かった。
【0028】
実験例2:肉まんの具における保存試験
a)静菌剤の調製
HLB15のショ糖脂肪酸エステル(三菱化学社製リョートーエステルP1570、パルミチン酸70%)1部、リゾチーム1部、グリシン62部及び酢酸ナトリウム(無水)33.4部、クエン酸三ナトリウム2.6部を合わせて粉体混合して調製した(実施例3)。
【0029】
HLB15のショ糖脂肪酸エステル(同上)2.9部、リゾチーム2.9部、グリシン59.5部及び酢酸ナトリウム(無水)32.2部、クエン酸三ナトリウム2.5部を合わせて粉体混合して調製した(実施例4)。惣菜への添加量は表2に示す。
【0030】
また、比較例として、グリシン63.1部及び酢酸ナトリウム(無水)34.2部、クエン酸三ナトリウム2.7部を合わせて粉体混合し調製した(比較例7)。惣菜への添加量は表3に示す。
【0031】
b)肉まんの具の調製及び保存試験方法
【0032】
製法
挽肉、野菜、粒状植物タンパク質及び加工でん粉を炒めた後、水、調味料を加え煮込み、最後にドライパン粉を加え煮詰める。その後、静菌剤をそれぞれ加え均一になるように混合した後、無菌容器に充填後25℃にて保存し、経日的に菌数測定を行なった。その結果を表2に記す。
【0033】
【表2】
【0034】
比較例7及び無添加区では微生物の増殖が認められたが、実施例3及び4では微生物の増殖は認められなかった。
【0035】
実験例3:フラワーペーストにおける保存試験
下記処方にて、定法に従い、フラワーペースト(Brix37°)を試作し、無菌容器に充填冷却後、30℃にて保存し、経日的に菌数測定を行った。その結果を表3に記す。
【0036】
【0037】
【表3】
【0038】
実施例6:蒸しギョウザ
豚ひき肉50部、キャベツ15部、はくさい15部、ニラ5.9部、ラード5部、パン粉2部、しょう油4.5部、砂糖1部、食塩0.5部、コショウ0.5部、調味料(サンライク※旨味スーパーN*)0.05部、グリシン0.5部、酢酸ナトリウム0.3部、酸性メタリン酸ナトリウム0.01部、HLB15のショ糖脂肪酸エステル(三菱化学社製リョートーエステルP1570、パルミチン酸70%)0.05部、リゾチーム0.05部の配合品を水で全量を100部に調整して得られた具を、ギョウザの皮に15gずつ包む。充填後、125℃20分で蒸し加熱し、蒸しギョウザを得た。得られた蒸しギョウザを30℃で1週間保持したとき、耐熱性菌による腐敗が認められず、味風味ともに良好であった。
【0039】
実施例7:ポテトサラダ(加熱調理タイプ)
じゃがいも(ゆでたもの)64部、きゅうり10部、にんじん(ゆでたもの)10部、スライスハム2.5部、マヨネーズ13部、食塩0.3部、レモン汁0.1部、こしょう0.1部、グリシン2部、静菌剤混合製剤0.07部(HLB16のショ糖脂肪酸エステル(三菱化学社製 リョートーエステルP1670))0.03部、リゾチーム0.01部及びコハク酸モノグリセリド0.03部を配合した噴霧乾燥品)を混合し、レトルト容器に真空充填し、100℃30分間のレトルト殺菌したポテトサラダを調製した。得られたポテトサラダを55℃、7日保管した時、耐熱性菌による腐敗がなく、味、風味ともに良好であった。
【0040】
実施例8:ハンバーグ
豚ひき肉40部、牛ひき肉28部、タマネギソテー11部、パン粉7.2部、牛乳9部、玉子5部、調味料(サンライク※ハンバーグシーズニング*)0.5部、静菌剤混合製剤(ショ糖脂肪酸エステル(DKエステルSS、ステアリン酸70部、HLB=20)0.03部、リゾチーム0.1部、グリシン0.8部、ポリグリセリン脂肪酸エステル(デカグリ、MSW760)0.02部を配合した噴霧乾燥品)を混合し、95gずつ成形し、オーブン(170℃)にて焼成し(中心温度80℃達温)、ハンバーグを調製した。得られたハンバーグを40℃で6日間保管したとき、耐熱性菌による腐敗はなく、味、風味ともに良好であった。
【0041】
実施例9:カスタードプリン
砂糖10部、全卵5部、牛乳35部、脱脂粉乳1部、HLB15のショ糖脂肪酸エステル(三菱化学社製リョートーエステルP1570、パルミチン酸70%)0.05部、リゾチーム0.05部、グリシン0.6部の配合を水に加えて加熱攪拌混合し全量100部に調整し、容器充填後、140℃80分オーブンで焼成しカスタードプリンを調製した。得られたカスタードプリンを30℃で1週間保持したとき、フラットサワー菌による腐敗が認められず、味風味ともに良好であった。
【0042】
実施例10:コーンスープ
砂糖5部、デキストリン2部、脱脂粉乳2部、コーン(大粒)10部、生クリーム1部、ポリグリセリン脂肪酸エステル(デカグリ)0.02部、HLB16のショ糖脂肪酸エステル(三菱化学社製 リョートーエステルP1670)0.03部、リゾチーム0.1部、グリシン0.5部を水に加えて加熱攪拌溶解し、全量を水にて100部に調整し、レトルトバウチ容器に充填後、135℃20分間加熱殺菌したコーンスープを室温で6ヶ月保管したとき、フラットサワー菌による腐敗はなく、味、風味ともに良好であった。
【0043】
実施例11:からあげ
食塩1.8部、砂糖1.2部、L−グルタミン酸ナトリウム0.6部、ミルプロLG*(タンパク製剤)2部、ミルプロWG900*(タンパク製剤)4部、サンポリマー※NO.205*(塩漬剤)2部、HLB16のショ糖脂肪酸エステル(三菱化学社製 リョートーエステルP1670)0.1部、リゾチーム0.1部、グリシン0.3部、アジピン酸0.05部を水に加え攪拌溶解し、水にて全量を100部に調整してピックル液を作成した。15gに切り分けた鶏胸肉を鶏胸肉100部に対して調製したピックル液30部を加え、2時間タンブリングした後、バッターリングし、170度で4分間、油調してからあげを得た。得られたからあげを30度にて72時間保存した後食したが、菌による腐敗、変敗等もなく、味、風味とも良好なものであった。
【0044】
実施例12:ソーセージ
豚うで肉65部、豚脂10部、氷25部、食塩1.7部、砂糖0.5部、香辛料0.8部、乳清たん白質1部、馬鈴薯澱粉3部、乳酸ナトリウム0.3部、HLB15のショ糖脂肪酸エステル(三菱化学社製リョートーエステルP1570、パルミチン酸70%)0.02部、リゾチーム0.03部、酢酸ナトリウム0.5部、を混合し、定法により、ソーセージを得た。得られたソーセージを30度にて72時間、保存した結果、菌による腐敗、変敗等もなく、味、風味とも良好なものであった。
【0045】
実施例13:アメリカンクッキー
薄力粉200部、食塩0.4部を混合し、無塩マーガリンを常温にて軟化させた後、万能混合攪拌機でホイッパーをもちいてクリーム状にする。得られた、混合物にHLB15のショ糖脂肪酸エステル(三菱化学社製リョートーエステルP1570、パルミチン酸70%)0.05部、リゾチーム0.05部、グリシン0.6部、ベタイン1部、トレハロース(トレハ:(株)林原製品)100部、調味料、香料を適量加え、更に混合した後、アメリカンクッキー生地を得る。得られた生地を冷蔵庫で2時間ねかせた後、約40gに分けた後、160℃のオーブンで約28分間焼成する。得られたアメリカンクッキーを1ヶ月間保存した後、食したが、腐敗、変敗等もみられず、味、風味とも良好なものであった。
【0046】
実施例14:ソフトクリームミックス
脱脂粉乳8部、砂糖8部、果糖ブドウ糖液糖7部、水あめ4部、ヤシ油5部、安定剤(サンベスト※SS14*)0.3部、乳化剤(ホモゲン※NO.994*)0.2部、香料(ワニラフレーバーNO.93−1*)0.1部を配合し、常法によりソフトクリームミックスを調製した。このものに、静菌剤(リゾチーム0.02部、ショ糖脂肪酸エステル0.01部、グリシン0.5部、酢酸ナトリウム0.1部)を添加し、120℃6秒でUHT殺菌を行った後、容器充填し、10℃にて7日間保存した。比較例として、静菌剤を添加しないもの、及び静菌剤として、リソチーム0.02部のみ、ショ糖脂肪酸エステル0.01部のみ、グリシン0.5部のみ、酢酸ナトリウム0.1部のみを別々に添加したソフトクリームミックスを調製し、同様に10℃にて7日間保存した。
【0047】
静菌剤を添加したソフトクリームミックスは7日後も腐敗していなかったが、静菌剤無添加の系、静菌剤を単独で添加した系(リソチームのみ、ショ糖脂肪酸エステルのみ、グリシンのみ、酢酸ナトリウムのみ)のソフトクリームミックスは腐敗を起こしていた。
【0048】
実施例15:里芋の煮物
砂糖2.8部、醤油2.8部、みりん1.9部、水61.6部及び表4の静菌剤を混合し、里芋(冷凍品)30.9部を加え中火で加熱し里芋の煮物を調理した。このものにBacillusu cereus を2.0×102になるように植菌し、この里芋の煮物を無菌容器に入れ20℃にて保存し、経日的に菌数測定した結果を表4に示した。
【0049】
【表4】
【0050】
表4より、静菌剤の配合として、グリシン、酢酸ナトリウム、HLB16のショ糖脂肪酸エステル及びリゾチームを含む実施例の煮物は、8日後も菌の繁殖が抑えられ、良好な静菌効果を示した。
Claims (4)
- 下記の成分を含むことを特徴とする食品用静菌剤;
(1)HLB値が13以上のショ糖脂肪酸エステル
(2)リゾチーム
(3)アミノ酸、有機酸及び有機酸塩から選ばれる1種以上 - 澱粉及び又はたんぱく質を0.1〜50重量%含有する食品用である請求項1に記載の食品用静菌剤。
- 請求項1又は2のいづれかに記載の食品用静菌剤を含む食品。
- 食品に対する添加量が下記である請求項3に記載の食品。
(1)HLB値が13以上のショ糖脂肪酸エステル:0.001〜0.5重量%
(2)リゾチーム:0.005〜0.1重量%
(3)アミノ酸、有機酸及び有機酸塩から選ばれる1種以上:0.1〜3重量%。
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