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JP2003007670A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置および基板処理方法

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Publication number
JP2003007670A
JP2003007670A JP2002112017A JP2002112017A JP2003007670A JP 2003007670 A JP2003007670 A JP 2003007670A JP 2002112017 A JP2002112017 A JP 2002112017A JP 2002112017 A JP2002112017 A JP 2002112017A JP 2003007670 A JP2003007670 A JP 2003007670A
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JP
Japan
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substrate
wafer
information
unit
processing apparatus
Prior art date
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JP2002112017A
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Koichi Ito
浩一 伊藤
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
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Publication of JP2003007670A publication Critical patent/JP2003007670A/ja
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Publication of JP4056284B2 publication Critical patent/JP4056284B2/ja
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板表面が損傷しないように基板を回収する
ことが可能な基板処理装置と基板処理方法を提供する。 【解決手段】 洗浄処理システム1は、ウエハ搬送装置
13・15と、システム1内に存在するウエハを検出す
るウエハ検出センサと、システム1の電源遮断時にシス
テム1内に存在するウエハに関するウエハ情報を記憶す
るメモリ74と、システム1内に存在するウエハをシス
テム1外に回収するように搬送装置13・15を制御す
る装置制御部71と、搬送装置13・15がウエハの回
収を開始するように装置制御部71に指令を発する回収
開始部77とを具備する。システム1の電源投入時にウ
エハ検出センサによる検出情報とメモリ74から取り出
されたウエハ情報とを照合して、システム1内のウエハ
が所定の向きで回収されることが確認された後に、回収
開始部77からウエハ回収指令を装置制御部71に発す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハやL
CD基板等の基板に液処理や液処理後の熱的処理等の所
定の処理を施す基板処理装置と基板処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体デバイスの製造工程で
は、半導体ウエハにおいて半導体デバイスが形成される
ウエハの表面の清浄度を高く維持する必要がある。この
ために、種々の製造プロセスの前後でウエハの表面の洗
浄が行われている。特に、フォトリソグラフィ工程にお
いては、ウエハの表面および裏面の洗浄は不可欠であ
る。そこで、従来より、例えば、略水平に載置されて面
内回転するウエハの上面に洗浄液を供給しながら回転す
るブラシをウエハの上面に当接させ、このブラシをウエ
ハの中心部と周縁部との間で往復移動させることによっ
て、ウエハの上面に付着したパーティクル等の汚染物質
を除去するスクラブ洗浄が行われている。
【0003】このようなスクラブ洗浄を行う洗浄処理装
置に対するウエハの搬入出は、複数のウエハを略水平姿
勢で鉛直方向に一定間隔で収容可能な容器を用いて行わ
れる。容器に収容されるウエハは、ウエハの表面と裏面
を区別するために、その表面が上面となるように(以下
このような状態を「表向き」という)揃えて収容されて
いる。
【0004】このような洗浄処理装置においては、先ず
容器の所定スロットからウエハが取り出されて装置内に
搬入される。その後にレシピに合わせてウエハを所定の
タイミングで反転させて、ウエハの表裏面の洗浄処理と
洗浄処理後の乾燥処理等を行う。このような種々の処理
は、ウエハの表面または裏面のどちらが上面となってい
るかを認識しながら行われる。最後に、処理が終了した
ウエハは、ウエハが表向きとなっている状態で容器の元
のスロットに戻されている。通常の運転では、容器に収
容されていた全てのウエハが、処理の終了後に元の容器
の元のスロットに戻され、これにより全工程が終了す
る。
【0005】ところが、例えば、処理中に地震や強風等
の天災や人為的ミスによって洗浄処理装置の電源が落ち
て洗浄処理装置がシャットダウンしてしまった場合に
は、容器に収容されていた全てのウエハについて処理を
終了することができない。この場合には、再び洗浄処理
装置を起動させた際に、洗浄処理装置内に存在する全て
のウエハを回収しなければならない。このようなウエハ
の回収は、ウエハの表面と裏面の区別をすることなく、
容器の空きスロットに回収することによって行われてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウエハ
を裏面が上面となっている状態(以下このような状態を
「逆向き」という)で容器に収容すると、容器内に設け
られたウエハを保持するための棚板とウエハの表面とが
擦れる。この場合には、ウエハに傷が生じてウエハが利
用不可能となる。また、ウエハの再処理の開始にあたっ
ては、容器に回収された基板の状態をオペレータが目視
により確認して、ウエハを表向きに揃える必要がある。
この場合には、オペレータの負担が大きくなり、生産性
も低下する。さらに、ウエハをオペレータが手作業で取
り扱うために、取り落とし等によってウエハが破損する
おそれもある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、基板の表面が損傷することを回避しながら
装置内に存在する基板を回収することができる基板処理
装置と基板処理方法を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、オペレータの負担を軽減する基板処理装
置と基板処理方法を提供することを目的とする。さら
に、本発明は、装置内に存在する基板の回収や基板に対
する所定の処理の再開を容易ならしめる基板処理装置と
基板処理方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第1
の観点によれば、基板に対して所定の処理を施すととも
に、その中で基板の反転が行われる装置本体と、前記装
置本体内で基板を搬送する基板搬送手段と、前記装置本
体内に存在する基板を検出する基板検出手段と、前記装
置本体の電源遮断時に前記装置本体内に存在する基板の
位置と向きに関する情報を記憶し、次に前記装置本体に
電源が投入された際にこの記憶された情報が取り出され
る記憶手段と、前記装置本体に電源が投入された際に前
記基板検出手段が検出した検出情報と前記記憶手段から
取り出された情報とを照合して、これらの情報に相違が
ある場合に警報を発する警報手段と、前記警報を解除す
る警報解除手段と、前記装置本体内に存在する基板を前
記装置本体外の所定位置に回収するように前記基板搬送
手段を制御する制御手段と、前記制御手段に基板回収を
開始する指令を発する回収開始手段と、を具備し、前記
警報解除手段によって警報が解除され、かつ、前記装置
本体内の基板が所定の向きで回収されることが確認され
た後に、前記回収開始手段は基板回収の指令を前記制御
手段に発することを特徴とする基板処理装置、が提供さ
れる。
【0009】本発明の第2の観点によれば、基板に対し
て所定の処理を施すとともに、その中で基板の反転が行
われる装置本体と、前記装置本体内で基板を搬送する基
板搬送手段と、前記装置本体の電源遮断時に前記装置本
体内に存在する基板の位置と向きに関する情報を記憶
し、次に前記装置本体に電源が投入された際にこの記憶
された情報が取り出される記憶手段と、前記装置本体に
電源が投入された際に前記記憶手段から取り出された情
報を操作する情報操作手段と、前記情報操作手段によっ
て得られた基板情報に基づいて基板を装置本体外の所定
位置に回収するように前記基板搬送手段を制御する制御
手段と、前記制御手段に基板回収を開始する指令を発す
る回収開始手段と、を具備し、前記装置本体内の基板が
所定の向きで回収されることが確認された後に前記回収
開始手段は基板回収の指令を前記制御手段に発すること
を特徴とする基板処理装置、が提供される。
【0010】本発明の第3の観点によれば、基板に所定
の処理を施す基板処理装置であって、複数の基板を所定
間隔で収納可能な容器の搬入出を行う容器搬入出部と、
基板の表面または裏面に対して所定の液処理を施す液処
理ユニットおよび基板を反転させる反転ユニットを有す
る基板処理部と、前記容器搬入出部と前記基板処理部と
の間で基板を搬送する基板搬送部と、を有する装置本体
と、前記基板処理部において基板の搬送を行う第1の基
板搬送装置と、前記基板搬送部において基板の搬送を行
う第2の基板搬送装置と、前記装置本体内に存在する基
板を検出する基板検出手段と、前記装置本体の電源遮断
時に前記装置本体内に存在する基板の位置と向きに関す
る情報を記憶し、次に前記装置本体に電源が投入された
際にこの記憶された情報が取り出される記憶手段と、前
記装置本体に電源が投入された際に前記基板検出手段が
検出した検出情報と前記記憶手段から取り出された情報
とを照合して、これらの情報に相違がある場合に警報を
発する警報手段と、前記警報を解除する警報解除手段
と、前記装置本体内に存在する基板を前記容器搬入出部
に載置された容器に回収するように前記第1の基板搬送
装置および前記第2の基板搬送装置を制御する制御手段
と、前記制御手段に基板回収を開始する指令を発する回
収開始手段と、を具備し、前記警報解除手段によって警
報が解除され、かつ、前記装置本体内の基板が所定の向
きで回収されることが確認された後に、前記回収開始手
段が基板回収の指令を前記制御手段に発することを特徴
とする基板処理装置、が提供される。
【0011】本発明の第4の観点によれば、基板に所定
の処理を施す基板処理装置であって、複数の基板を所定
間隔で収納可能な容器の搬入出を行う容器搬入出部と、
基板の表面または裏面に対して所定の液処理を施す液処
理ユニットおよび基板を反転させる反転ユニットを有す
る基板処理部と、前記容器搬入出部と前記基板処理部と
の間で基板を搬送する基板搬送部と、を有する装置本体
と、前記基板処理部において基板の搬送を行う第1の基
板搬送装置と、前記基板搬送部において基板の搬送を行
う第2の基板搬送装置と、前記装置本体の電源遮断時に
前記装置本体内に存在する基板の位置と向きに関する情
報を記憶し、次に前記装置本体に電源が投入された際に
この記憶された情報が取り出される記憶手段と、前記装
置本体に電源が投入された際に前記記憶手段から取り出
された情報を操作する情報操作手段と、前記情報操作手
段によって得られた基板情報に基づいて前記装置本体内
に存在する基板を前記容器搬入出部に載置された容器へ
回収するように前記第1の基板搬送装置および前記第2
の基板搬送装置を制御する制御手段と、前記制御手段に
基板回収を開始する指令を発する回収開始手段と、を具
備し、前記装置本体内に存在する基板が所定の向きで回
収されることが確認された後に前記回収開始手段は基板
回収の指令を前記制御手段に発することを特徴とする基
板処理装置、が提供される。
【0012】本発明の第5の観点によれば、基板の表面
および裏面に対して所定の処理を行い、その中で基板を
搬送する基板搬送手段を備えた基板処理装置における基
板処理方法であって、基板処理装置の電源遮断時に前記
基板処理装置内に存在する基板の位置および向きに関す
る情報をメモリに記憶する工程と、前記記憶工程後に最
初に前記基板処理装置に電源が投入された際に、前記メ
モリに記憶された情報を取り出す工程と、前記取り出し
工程において取り出された情報を前記基板処理装置内の
実際の基板状態と一致するように修正し、基板情報を確
定する工程と、前記確定工程において確定された基板情
報に基づいて、前記基板処理装置内に存在する基板を前
記基板搬送手段により所定の向きで前記基板処理装置外
の所定位置に搬出する工程と、を有することを特徴とす
る基板処理方法、が提供される。
【0013】本発明の第6の観点によれば、基板の表面
および裏面に対して所定の処理を行い、その中で基板を
搬送する基板搬送手段を備えた基板処理装置における基
板処理方法であって、基板処理装置の電源遮断時に前記
基板処理装置内に存在する基板の位置および向きに関す
る情報をメモリに記憶する工程と、前記記憶工程後に最
初に基板処理装置に電源が投入された際に、前記メモリ
に記憶された情報を取り出し、また、前記基板処理装置
内に存在する基板を検出する工程と、前記検出工程にお
いて前記メモリから取り出された情報と前記基板処理装
置内で検出された基板の位置情報とを照合して、これら
の情報に相違がない場合に基板情報を確定し、前記基板
情報に基づいて前記基板処理装置内に存在する基板を前
記基板搬送手段により所定の向きで前記基板処理装置外
の所定位置に搬出する工程と、を有することを特徴とす
る基板処理方法、が提供される。
【0014】本発明の第7の観点によれば、基板の表面
および裏面に対して所定の処理を行い、その中で基板を
搬送する基板搬送手段を備えた基板処理装置における基
板処理方法であって、基板処理装置の電源遮断時に前記
基板処理装置内に存在する基板の位置および向きに関す
る情報をメモリに記憶する工程と、前記記憶工程後に最
初に基板処理装置に電源が投入された際に、前記メモリ
に記憶された情報を取り出し、また、前記基板処理装置
内に存在する基板を検出する工程と、前記メモリから取
り出された情報と前記基板処理装置内で検出された基板
の位置情報とを照合して、これらの情報に相違点または
不明点がある場合に警報を発する工程と、オペレータに
よって前記基板処理装置内の実際の基板状態を示す基板
情報を確定し、前記警報を解除する工程と、前記解除工
程において確定された基板情報に基づいて、前記基板処
理装置内に存在する基板を前記基板搬送手段により所定
の向きで基板処理装置外の所定位置に搬出する工程と、
を有することを特徴とする基板処理方法、が提供され
る。
【0015】本発明の第8の観点によれば、基板に対し
て所定の処理を施すとともに、その中で基板の反転が行
われる装置本体と、前記装置本体内で基板を搬送する基
板搬送手段と、前記装置本体内に存在する基板を検出す
る基板検出手段と、前記装置本体に電源が投入された際
に前記基板検出手段が前記装置本体内で基板を検出した
場合に、その基板を装置本体外の所定位置に回収するた
めの前記基板搬送手段の動作を決定する制御手段と、前
記制御手段に基板回収開始の指令を送る回収開始手段
と、を具備し、前記装置本体内に存在する基板が所定の
向きで回収されることが確認された後に、前記回収開始
手段は前記制御手段に基板回収の指令を発することを特
徴とする基板処理装置、が提供される。
【0016】本発明の第9の観点によれば、基板に所定
の処理を施す基板処理装置であって、複数の基板を所定
間隔で収納可能な容器の搬入出を行う容器搬入出部と、
基板の表面または裏面に対して所定の液処理を施す液処
理ユニットおよび基板の表面または裏面が基板の上面と
なるように基板を反転させる反転ユニットを有する基板
処理部と、前記容器搬入出部と前記基板処理部との間で
基板を搬送する基板搬送部と、を有する装置本体と、前
記基板処理部内において基板の搬送を行う第1の基板搬
送装置と、前記基板搬送部内において基板の搬送を行う
第2の基板搬送装置と、前記装置本体内に存在する基板
を検出する基板検出手段と、前記装置本体に電源が投入
された際に前記基板検出手段が前記装置本体内で基板を
検出した場合に、その基板を前記容器搬入出部に載置さ
れた容器へ回収するための前記第1の基板搬送装置およ
び前記第2の基板搬送装置の動作を決定する制御手段
と、前記制御手段に基板回収開始の指令を送る回収開始
手段と、を具備し、前記基板処理部内の基板が所定の向
きで回収されることが確認された後に、前記回収開始手
段は前記制御手段に基板回収の指令を発することを特徴
とする基板処理装置、が提供される。
【0017】このような本発明の基板処理装置と基板処
理方法によれば、基板処理装置の電源が遮断されてその
後に最初に再起動した際に、基板処理装置内に存在する
基板の位置と向きを容易に把握することができる。これ
により、オペレータは必要に応じて基板の表面と裏面の
別を確認し、所定の処理手順にしたがった操作を行え
ば、容易に基板をその向きを揃えて回収することができ
る。また、自動回収も行うことができる。こうして基板
の損傷が防止され、また、オペレータの負担が軽減され
る。また、オペレータが直接に基板を取り扱う際の基板
の取り落とし等の発生を防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の基板処理装置の実施態様について説明する。本実施態
様では、本発明を半導体ウエハ(ウエハ)の搬送、洗
浄、乾燥を一貫して行うように構成された洗浄処理シス
テムに適用した場合について説明することとする。
【0019】図1は洗浄処理システム1の概略構造を示
す平面図であり、図2はその側面図である。これら図1
および図2に示されるように、洗浄処理システム1は、
ウエハWに洗浄処理および洗浄処理後の熱的処理を施す
基板洗浄処理部3と、複数枚、例えば25枚のウエハW
が鉛直方向に所定の間隔で略水平に収容可能な容器(F
OUP F;Front Opening Unified Pod)を載置する
ための載置台11が設けられたイン・アウトポート4
と、載置台11に載置されたフープFと基板洗浄処理部
3との間でウエハの受け渡しを行うウエハ搬送装置(C
RA)13が備えられたウエハ搬送部5から構成されて
いる。洗浄処理システム1の本体装置は、基板洗浄処理
部3とウエハ搬送部5からなる。
【0020】フープFに対するウエハWの搬入出はフー
プFの1側面に設けられた搬入出口を通して行われる。
フープFにはこの搬入出口を開閉する蓋体が設けられて
いる。また、フープFの内壁にはウエハWを鉛直方向に
一定間隔で保持するための棚板が設けられ、ウエハWを
収容するスロット1〜スロット25が形成されている。
ウエハWは、ウエハWの表面(半導体デバイスを形成す
る面をいうものとする)が上面(ウエハWを水平に保持
した場合に上側となっている面をいうものとする)とな
っている状態(表向きの状態)で、各スロットに1枚ず
つ収容される。
【0021】イン・アウトポート4の載置台11上に
は、例えば、3個のフープFを水平面のY方向に並べて
載置することができるようになっている。フープFは搬
入出口が設けられている側面をイン・アウトポート4と
ウエハ搬送部5との境界壁91側に向けて載置される。
境界壁91においてフープFの載置場所に対応する位置
には窓部92が形成されている。窓部92をシャッター
等により開閉する窓部開閉機構12が、各窓部92に対
してウエハ搬送部5側に設けられている。
【0022】この窓部開閉機構12はフープFの蓋体を
も保持することができ、これにより窓部92の開閉と同
時にフープFの搬入出口を開閉することができるように
なっている。フープFが載置台11の所定位置に載置さ
れていないときに窓部開閉機構12が動作しないよう
に、窓部開閉機構12にインターロックを設けることが
好ましい。窓部92を開口してフープFのウエハ搬入出
口とウエハ搬送部5とを連通させると、ウエハ搬送部5
に設けられたウエハ搬送装置(CRA)13のフープF
へのアクセスが可能となる。これによりウエハWの搬送
が可能な状態となる。
【0023】各窓部92の上部には図示しないウエハ検
査装置が設けられている。ウエハ検査装置は、フープF
内に収容されたウエハWの枚数と状態をスロット毎に検
出する。このようなウエハ検査装置は、窓部開閉機構1
2に装着してもよい。
【0024】ウエハ搬送部5に設けられたウエハ搬送装
置(CRA)13は、Y方向とZ方向に移動可能であ
り、かつ、X−Y平面内で回転(θ方向)自在に構成さ
れている。ウエハ搬送装置(CRA)13はウエハWを
把持する搬送ピック13aを有し、この搬送ピック13
aはX方向にスライド自在となっている。これにより搬
送ピック13aは、載置台11に載置された全てのフー
プFの任意の高さのスロットにアクセスし、また、基板
洗浄処理部3に設けられた2台のウエハ受渡ユニット
(TRS)14a・14bにアクセスすることができ
る。
【0025】ウエハ搬送装置(CRA)13には、搬送
ピック13aがウエハWを保持しているかどうかを検出
するウエハ検出センサ(図示せず)が取り付けられてい
る。このウエハ検出センサは、フープFの所定のスロッ
トからウエハWを搬出し、また、所定のスロットにウエ
ハWを搬入することを可能とする位置センサとしても機
能する。つまり、ウエハ検出センサは、フープFのスロ
ットを認識することもできるようになっている。
【0026】基板洗浄処理部3は、ウエハWを反転させ
る2台のウエハ反転ユニット(RVS)14c・14d
と、ウエハ搬送部5との間で基板の受け渡しを行うため
にウエハWを一時的に載置する2台のウエハ受渡ユニッ
ト(TRS)14a・14bとを有する受渡/反転部
(TRS/RVS)14を備えている。また、基板洗浄
処理部3は、洗浄処理後のウエハWを加熱処理する3台
のホットプレートユニット(HP)16a〜16cと、
加熱されたウエハWを冷却する冷却ユニット(COL)
16dとを有する加熱/冷却部(HP/COL)16を
備えている。
【0027】さらに基板洗浄処理部3は、ウエハWにス
クラブ洗浄を施す4台のスクラブ洗浄ユニット(SC
R)21a〜21dと、基板洗浄処理部3に設けられた
これら各ユニットの全てにアクセス可能であり、これら
各ユニットの間でウエハWの搬送を行う主ウエハ搬送装
置(PRA)15と、を有している。
【0028】ウエハ受渡ユニット(TRS)14a・1
4bと、ウエハ反転ユニット(RVS)14c・14d
と、スクラブ洗浄ユニット(SCR)21a〜21dの
各ユニットには、各ユニット内にウエハWが存在するか
否かを検出するウエハ検出センサ(図示せず)が設けら
れている。なお、ホットプレートユニット(HP)16
a〜16cと冷却ユニット(COL)16dにウエハ検
出センサを設けることも当然に可能である。
【0029】基板洗浄処理部3には、洗浄処理システム
1全体を稼働させるための電源である電装ユニット(E
B)18と、洗浄処理システム1内に設けられた各種ユ
ニットおよび洗浄処理システム1全体の動作・制御を行
う機械制御ユニット(MCB)19と、スクラブ洗浄ユ
ニット(SCR)21a〜21dに送液する所定の洗浄
液を貯蔵する薬液貯蔵ユニット(CTB)17と、が設
けられている。電装ユニット(EB)18は主電源(図
示せず)と接続される。基板洗浄処理部3の天井部に
は、ウエハWを取り扱う各ユニットおよび主ウエハ搬送
装置(PRA)15に、清浄な空気をダウンフローする
ためのフィルターファンユニット(FFU)22が設け
られている。
【0030】薬液貯蔵ユニット(CTB)17と電装ユ
ニット(EB)18と機械制御ユニット(MCB)19
を基板洗浄処理部3の外側に設置することによって、ま
たは外部に引き出すことによって、この面(Y方向側
面)から受渡/反転部(TRS/RVS)14と主ウエ
ハ搬送装置(PRA)15と加熱/冷却部(HP/CO
L)16のメンテナンスを行うことが可能である。
【0031】図3は受渡/反転部(TRS/RVS)1
4におけるウエハ受渡ユニット(TRS)14a・14
bと、ウエハ反転ユニット(RVS)14c・14dの
配置を、X方向に隣接する主ウエハ搬送装置(PRA)
15および加熱/冷却部(HP/COL)16とともに
示した断面図である。受渡/反転部(TRS/RVS)
14においては、下側にウエハ受渡ユニット(TRS)
14a・14bが2段に積み重ねられ、ウエハ受渡ユニ
ット(TRS)14b上にウエハ反転ユニット(RV
S)14c・14dがさらに2段積み重ねられている。
【0032】例えば、下段のウエハ受渡ユニット(TR
S)14aはイン・アウトポート4側から基板洗浄処理
部3側へ搬送するウエハWを載置するために用い、一
方、上段のウエハ受渡ユニット(TRS)14bは基板
洗浄処理部3側からイン・アウトポート4側へ搬送する
ウエハWを載置するために用いることができる。
【0033】また、下段のウエハ反転ユニット(RV
S)14cはウエハWを表向きの状態からその裏面(半
導体デバイスを形成しない面をいう)が上面となってい
る状態(逆向きの状態)へウエハWを反転させるために
用い、一方、上段のウエハ反転ユニット(RVS)14
dはウエハWを逆向きの状態から表向きの状態へウエハ
Wを反転させるために用いることができる。
【0034】フィルターファンユニット(FFU)22
からのダウンフローの一部は、ウエハ受渡ユニット(T
RS)14a・14bの内部およびウエハ反転ユニット
(RVS)14c・14dの内部に導かれた後に、ウエ
ハ搬送部5に向けて流出する構造となっている。これに
よりウエハ搬送部5から基板洗浄処理部3へのパーティ
クル等の侵入が防止されるため、基板洗浄処理部3の清
浄度が保持される。
【0035】主ウエハ搬送装置(PRA)15は、垂直
壁51a・51bおよびこれらの間の側面開口部51c
を有し、Z方向に延在する筒状支持体51と、その内側
に筒状支持体51に沿ってZ方向に昇降自在に設けられ
たウエハ搬送体52と、を有している。筒状支持体51
はモータ53の回転駆動力によって回転可能となってお
り、それに伴ってウエハ搬送体52も一体的に回転され
るようになっている。
【0036】ウエハ搬送体52は、搬送基台54と、搬
送基台54に沿って前後に移動可能な3本の主ウエハ搬
送アーム55・56・57とを備えており、主ウエハ搬
送アーム55〜57は、筒状支持体51の側面開口部5
1cを通過可能な大きさを有している。これら主ウエハ
搬送アーム55〜57は、搬送基台54内に内蔵された
モータおよびベルト機構によりそれぞれ独立して進退移
動することが可能となっている。ウエハ搬送体52は、
モータ58によってベルト59を駆動させることにより
昇降自在である。なお、符号60は駆動プーリー、61
は従動プーリーである。また、主ウエハ搬送装置(PR
A)15にはウエハWを保持しているかどうかを検出す
るウエハ検出センサ(図示せず)が取り付けられてい
る。
【0037】加熱/冷却部(HP/COL)16は、主
ウエハ搬送装置(PRA)15を挟んで受渡/反転部
(TRS/RVS)14の反対側に設けられている。加
熱/冷却部(HP/COL)16では、ウエハWの強制
冷却を行う1台の冷却ユニット(COL)16dの上
に、強制加熱/自然冷却を行うホットプレートユニット
(HP)16a〜16cが3台積み重ねられている。
【0038】スクラブ洗浄ユニット(SCR)21a〜
21dは、上下2段の各段に2台ずつが配置されてい
る。例えば、上段に配置された2台のスクラブ洗浄ユニ
ット(SCR)21c・21dはウエハWの表面洗浄用
に用いられ、下段に配置された2台のスクラブ洗浄ユニ
ット(SCR)21a・21bはウエハWの裏面洗浄用
に用いられる。この場合において、例えば、表面洗浄用
のスクラブ洗浄ユニット(SCR)21c・21dにお
いては、ウエハWを略平行に保持して回転させるスピン
チャックとして、真空吸引力を用いてウエハWを保持す
るものが好適に用いられる。また、裏面洗浄用のスクラ
ブ洗浄ユニット(SCR)21a・21bにおいては、
ウエハWの外周を機械的に把持してウエハWを保持する
スピンチャックが好適に用いられる。
【0039】次に、上述した洗浄処理システム1による
ウエハWの洗浄処理工程の一態様について以下に説明す
る。ここで、ウエハ受渡ユニット(TRS)14aはイ
ン・アウトポート4側から基板洗浄処理部3側へ搬送す
るウエハWを載置するために用い、ウエハ受渡ユニット
(TRS)14bは基板洗浄処理部3側からイン・アウ
トポート4側へ搬送するウエハWを載置するために用い
るものとする。また、ウエハ反転ユニット(RVS)1
4cは表向きのウエハWを逆向きになるように反転させ
るために用い、ウエハ反転ユニット(RVS)14dは
逆向きになっているウエハWを表向きに反転させるため
に用いるものとする。さらに、スクラブ洗浄ユニット
(SCR)21c・21dをウエハWの表面洗浄用に用
い、スクラブ洗浄ユニット(SCR)21a・21bを
ウエハWの裏面洗浄用に用いるものとする。
【0040】図4は、以下に説明する洗浄処理工程を簡
略的に示した工程説明図(フローチャート)である。最
初に、25枚のウエハWが表向きの状態で収容されてい
るフープFを載置台11に載置する(ステップ1)。次
に、窓部開閉機構12によって窓部92およびフープF
の搬入出口を開口する。続いてフープFの所定のスロッ
トにあるウエハWをウエハ搬送装置(CRA)13を用
いてフープFから搬出し(ステップ2)、ウエハ受渡ユ
ニット(TRS)14aに搬送する(ステップ3)。
【0041】主ウエハ搬送装置(PRA)15は、ウエ
ハ受渡ユニット(TRS)14aからウエハWを搬出
し、表面の洗浄処理用のスクラブ洗浄ユニット(SC
R)21c・21dのいずれかへ搬送する(ステップ
4)。そこでウエハWのスクラブ洗浄処理が行われる
(ステップ5)。
【0042】ステップ5の処理が終了したウエハWは、
主ウエハ搬送装置(PRA)15によって、ホットプレ
ートユニット(HP)16a〜16cのいずれかへ搬送
されてそこで加熱乾燥処理が施され(ステップ6)、続
いて冷却ユニット(COL)16dに搬送されて冷却処
理される(ステップ7)。
【0043】冷却処理されたウエハWを、主ウエハ搬送
装置(PRA)15により、ウエハ反転ユニット(RV
S)14cへ搬送する(ステップ8)。ウエハ反転ユニ
ット(RVS)14cでは、表向きのウエハWが逆向き
となるようにウエハWを180°反転させる(ステップ
9)。ステップ9の処理によって逆向きとされたウエハ
Wは、主ウエハ搬送装置(PRA)15によってスクラ
ブ洗浄ユニット(SCR)21a・21bのいずれかへ
搬送され(ステップ10)、そこでウエハWの裏面のス
クラブ洗浄処理が行われる(ステップ11)。
【0044】ステップ11の処理が終了したウエハW
は、主ウエハ搬送装置(PRA)15によって、ウエハ
反転ユニット(RVS)14dへ搬送され(ステップ1
2)、そこでウエハWが表向きとなるようにウエハWの
反転処理が行われる(ステップ13)。ステップ13に
よって表向きとなったウエハWは、主ウエハ搬送装置
(PRA)15によって、ウエハ反転ユニット(RV
S)14dからホットプレートユニット(HP)16a
〜16cのいずれかへ搬送され、そこでウエハWに加熱
乾燥処理が施される(ステップ14)。続いて主ウエハ
搬送装置(PRA)15は、ウエハWを冷却ユニット
(COL)16dに搬送し、そこでウエハWは冷却処理
される(ステップ15)。
【0045】冷却処理されたウエハWは、主ウエハ搬送
装置(PRA)15によって冷却ユニット(COL)1
6dからウエハ受渡ユニット(TRS)14bへ搬送さ
れる(ステップ16)。ウエハ受渡ユニット(TRS)
14bに載置された洗浄処理の終了したウエハWは、ウ
エハ搬送装置(CRA)13によってフープF内の所定
のスロットに戻される(ステップ17)。なお、上述し
たステップ6とステップ7の工程およびステップ14と
ステップ15の工程は省略することができる。
【0046】上述したステップ1〜ステップ17の工程
による洗浄処理を行うために、洗浄処理システム1に電
源投入して洗浄処理システム1を起動させた際には、洗
浄処理システム1を構成する各ユニットが正常な動作を
行うことが可能な状態にあるかどうかを調べる動作確認
と、各ユニットや搬送装置にウエハWが存在していない
かどうかの確認作業とを行う初期化処理(イニシャライ
ズ処理)が行われる。
【0047】このときに洗浄処理システム1内にウエハ
Wが存在している場合(このようなウエハWを以下「エ
クストラウエハ」という)には、エクストラウエハが洗
浄処理の開始の妨げとなるために、エクストラウエハを
載置台11に載置されたフープFに戻す回収処理を行う
必要が生ずる。
【0048】エクストラウエハが存在する理由として
は、洗浄処理システム1の稼働中に地震や台風等の自然
災害による停電によって不可避的に洗浄処理システム1
の電源が落ちてしまった場合や、基板洗浄処理部3にお
いてトラブルが発生した際にオペレータが安全性確保の
ために洗浄処理システム1の電源を意図的に落とした場
合等が挙げられる。
【0049】なお、正常に洗浄処理が終了した後に洗浄
処理システム1の稼働を停止させるために電源を落とし
た場合においても、次に洗浄処理システム1を起動した
ときには、イニシャライズ処理を行う必要がある。その
際にエクストラウエハの有無の確認を行うことは、洗浄
処理システム1の運転の安全性を確保する点からも必要
である。
【0050】エクストラウエハの回収処理の際に、例え
ば、エクストラウエハが逆向きでフープFに戻された場
合には、搬送ピック13aにエクストラウエハが保持さ
れた際にエクストラウエハの表面に傷が生じたり、フー
プF内に設けられた棚板とエクストラウエハの表面とが
擦れ合ってエクストラウエハに傷が生ずるおそれがあ
る。この場合にはエクストラウエハを製品として使用で
きなくなる可能性が大きくなる。そこで、このような問
題を回避するために、エクストラウエハの回収処理は、
エクストラウエハを表向きの状態でフープFに戻すこと
が望ましい。
【0051】洗浄処理システム1に電源を投入して洗浄
処理システム1を起動させた際に、洗浄処理システム1
内にエクストラウエハが存在する場合のエクストラウエ
ハの各ユニット別の回収順序は、原則として(1)ウエ
ハ搬送装置(CRA)13、(2)ウエハ受渡ユニット
(TRS)14a・14b、(3)主ウエハ搬送装置
(PRA)15、(4)ウエハ反転ユニット(RVS)
14c・14d、(5)スクラブ洗浄ユニット(SC
R)21a〜21d、(6)ホットプレートユニット
(HP)16a〜16c、(7)冷却ユニット(CO
L)16dの順である。
【0052】ウエハ搬送装置(CRA)13はウエハW
を反転させる機能を有しておらず、フープFとウエハ受
渡ユニット(TRS)14a・14bとの間でウエハW
を略水平な状態で搬送するために、ウエハ搬送装置(C
AR)13の搬送ピック13aは、必ずウエハWを表向
きの状態で搬送する。したがって、搬送ピック13aが
エクストラウエハを保持している場合には、そのエクス
トラウエハはそのままフープFの空スロットに搬入され
る。
【0053】ウエハ受渡ユニット(TRS)14a・1
4bにエクストラウエハが存在している場合にも、エク
ストラウエハは表向きの状態である。したがって、これ
らのエクストラウエハは、ウエハ搬送装置(CRA)1
3によってウエハ受渡ユニット(TRS)14a・14
bから搬出され、フープFの空のスロットに搬入され
る。
【0054】このようにして、最初にウエハ受渡ユニッ
ト(TRS)14a・14bにエクストラウエハが回収
され、それらにエクストラウエハが存在しない状態とす
る。これにより、基板洗浄処理部3内に多くのエクスト
ラウエハが存在する場合には、一時的にエクストラウエ
ハをウエハ受渡ユニット(TRS)14a・14bに退
避させることが可能となる。
【0055】主ウエハ搬送装置(PRA)15がエクス
トラウエハを保持していた場合には、(a−1)エクス
トラウエハが表向きの場合と、(a−2)エクストラウ
エハが逆向きの場合、の2通りの場合がある。この(a
−1)の場合には、主ウエハ搬送装置(PRA)15は
保持しているエクストラウエハをウエハ受渡ユニット
(TRS)14a・14bのいずれかに搬送し、ウエハ
搬送装置(CRA)13がウエハ受渡ユニット(TR
S)14a・14bからエクストラウエハを取り出して
フープFの所定のスロットへ収容する。
【0056】また(a−2)の場合には、まず、主ウエ
ハ搬送装置(PRA)15が保持しているエクストラウ
エハをウエハ反転ユニット(RVS)14c・14dの
いずれかに搬送して、そこでエクストラウエハの表裏を
反転させてエクストラウエハを表向きとする。次いで、
主ウエハ搬送装置(PRA)15は、エクストラウエハ
をウエハ反転ユニット(RVS)14c・14dからウ
エハ受渡ユニット(TRS)14a・14bのいずれか
に搬送する。その後にウエハ搬送装置(CRA)13が
ウエハ受渡ユニット(TRS)14a・14bからエク
ストラウエハを取り出してフープFの所定のスロットへ
収容する。
【0057】ウエハ反転ユニット(RVS)14c・1
4dにエクストラウエハが存在した場合には、ウエハW
を表向きから逆向きに反転させるユニットと、その逆の
反転を行うユニットとを使い分けている場合であって
も、ウエハWは反転処理の前後で表向きまたは逆向きの
どちらにもなり得る。また、反転処理の途中で洗浄処理
システム1の稼働が停止した場合にはエクストラウエハ
が表向きであるか逆向きであるかは不明となる。
【0058】つまり、ウエハ反転ユニット(RVS)1
4c・14dにおいては、(b−1)エクストラウエハ
が表向きである場合と、(b−2)エクストラウエハが
逆向きである場合と、(b−3)エクストラウエハの向
き(表面または裏面のどちらが上面になっているか)が
不明となる場合と、がある。
【0059】この(b−1)の場合には、まず、主ウエ
ハ搬送装置(PRA)15がエクストラウエハをウエハ
反転ユニット(RVS)14c・14dからウエハ受渡
ユニット(TRS)14a・14bのいずれかへ搬送す
る。その後にウエハ搬送装置(CRA)13がそこから
エクストラウエハを取り出して、フープFの所定のスロ
ットへ収容する。
【0060】また、(b−2)の場合には、まず、その
場でエクストラウエハの反転処理を行ってエクストラウ
エハを表向きとする。その後に主ウエハ搬送装置(PR
A)15がエクストラウエハをウエハ反転ユニット(R
VS)14c・14dからウエハ受渡ユニット(TR
S)14a・14bのいずれかへ搬送する。次いで、ウ
エハ搬送装置(CRA)13がそこからエクストラウエ
ハを取り出してフープFの所定のスロットへ収容する。
【0061】さらに(b−3)の場合には、まず、主ウ
エハ搬送装置(PRA)15によってウエハ反転ユニッ
ト(RVS)14c・14dにあるエクストラウエハ
を、一旦、裏面洗浄用のスクラブ洗浄ユニット(SC
R)21a・21bのいずれかに搬送する。次に、オペ
レータがエクストラウエハが載置された状態を目視観察
して、エクストラウエハの向きを判断する。
【0062】この目視観察において、オペレータがエク
ストラウエハが表向きとなっていると判断した場合に
は、このエクストラウエハは主ウエハ搬送装置(PR
A)15によってウエハ受渡ユニット(TRS)14a
・14bのいずれかに搬送される。一方、エクストラウ
エハが逆向きとなっていると判断した場合には、このエ
クストラウエハは主ウエハ搬送装置(PRA)15によ
ってウエハ反転ユニット(RVS)14c・14dのい
ずれかに搬送され、そこで反転処理が行われ、その後に
主ウエハ搬送装置(PRA)15によってそこからウエ
ハ受渡ユニット(TRS)14a・14bのいずれかに
搬送される。ウエハ受渡ユニット(TRS)14a・1
4bに搬入されたエクストラウエハは、ウエハ搬送装置
(CRA)13によってフープFの所定のスロットに搬
入される。
【0063】スクラブ洗浄ユニット(SCR)21c・
21dは表面洗浄用として用いられているために、スク
ラブ洗浄ユニット(SCR)21c・21dにエクスト
ラウエハが存在した場合には、必ずそのエクストラウエ
ハは表向きとなっている。したがって、スクラブ洗浄ユ
ニット(SCR)21c・21dに存在するエクストラ
ウエハは、主ウエハ搬送装置(PRA)15によってウ
エハ受渡ユニット(TRS)14a・14bのいずれか
に搬送され、その後にウエハ搬送装置(CRA)13に
よってウエハ受渡ユニット(TRS)14a・14bか
ら取り出され、フープFの所定のスロットに収容され
る。
【0064】スクラブ洗浄ユニット(SCR)21a・
21bは裏面洗浄用として用いられているために、スク
ラブ洗浄ユニット(SCR)21a・21bにエクスト
ラウエハが存在した場合には、必ずそのエクストラウエ
ハは逆向きとなっている。したがって、スクラブ洗浄ユ
ニット(SCR)21a・21bに存在するエクストラ
ウエハは、主ウエハ搬送装置(PRA)15によってウ
エハ反転ユニット(RVS)14c・14dのいずれか
に搬送され、そこで反転処理が行われて表向きにされた
後に、主ウエハ搬送装置(PRA)15によってウエハ
受渡ユニット(TRS)14a・14bのいずれかに搬
送され、さらにウエハ搬送装置(CRA)13によって
フープFの所定のスロットに収容される。
【0065】スクラブ洗浄ユニット(SCR)21a〜
21dを、表面洗浄用と裏面洗浄用とに区別することな
く使用している場合には、エクストラウエハが表向きの
場合には、前述したスクラブ洗浄ユニット(SCR)2
1c・21dにエクストラウエハが存在している場合に
準じてエクストラウエハを回収する。一方、エクストラ
ウエハが逆向きとなっている場合には、前述したスクラ
ブ洗浄ユニット(SCR)21a・21bにエクストラ
ウエハが存在している場合に準じてエクストラウエハを
回収する。ここで、エクストラウエハの向きが不明であ
る場合には、まず、オペレータがエクストラウエハの向
きを目視観察して確認する。オペレータはその確認結果
に基づいて適切な回収方法を決定し、エクストラウエハ
の回収を行う。
【0066】ホットプレートユニット(HP)16a〜
16cと冷却ユニット(COL)16dにエクストラウ
エハが存在する場合には、図4を参照しながら先に説明
した洗浄処理工程によれば、エクストラウエハは表向き
となっている。したがって、ホットプレートユニット
(HP)16a〜16cと冷却ユニット(COL)16
dにエクストラウエハが存在する場合には、上述した表
面洗浄用のスクラブ洗浄ユニット(SCR)21c・2
1dにエクストラウエハが存在していた場合に準じて回
収することができる。
【0067】なお、ホットプレートユニット(HP)1
6a〜16cと冷却ユニット(COL)16dの回収順
序を入れ替えてもよい。つまり、冷却ユニット(CO
L)16dのエクストラウエハを回収した後に、空いた
冷却ユニット(COL)l6dにホットプレートユニッ
ト(HP)16a〜16cのエクストラウエハを搬入
し、そこでエクストラウエハを冷却した後に、フープF
に回収してもよい。この場合には、回収するフープF内
で他のウエハに対する熱影響を低減することができる。
【0068】図5は、上述した一連の洗浄処理およびイ
ニシャライズ処理とエクストラウエハの回収処理を行う
際に、洗浄処理システム1内に設けられた各処理ユニッ
トおよび搬送装置の制御を行う機械制御ユニット(MC
B)19の構成の一例を示した説明図である。洗浄処理
システム1においては、予め設定されたレシピに基づい
て装置制御部(CPU)71により制御が行われる。
【0069】装置制御部(CPU)71にはメモリ(記
憶装置)74が接続されている。このメモリ74には、
所望の洗浄処理に対応する洗浄レシピと、イニシャライ
ズ処理に対応するイニシャライズレシピ、およびエクス
トラウエハの回収処理に対応する回収レシピ、が記録さ
れている。また、操作部73において所望の洗浄レシピ
およびその他の条件を選択し、その信号を装置制御部
(CPU)71に送ることによって、レシピコントロー
ラ72が所望の洗浄レシピを選択するとともに、装置制
御部(CPU)71が、その処理レシピおよび設定情報
に基づいて各ユニットおよび搬送装置を制御する。
【0070】洗浄処理システム1内におけるウエハWの
位置とウエハWの向きは、装置制御部(CPU)71が
各ユニットおよび搬送装置へ送った制御信号の履歴と、
ウエハ搬送装置(CRA)13と主ウエハ搬送装置(P
RA)15に備えられたウエハ検出センサからの信号と
によって知ることができる。メモリ74はこの制御信号
の履歴をウエハ情報として記憶する。メモリ74による
ウエハ情報の記憶には、必要に応じてウエハ反転ユニッ
ト(RVS)14c・14dとスクラブ洗浄ユニット
(SCR)21a〜21dに設けられたウエハ検出セン
サからの信号を用いることができる。
【0071】装置制御部(CPU)71にはモニタ75
が接続されており、例えば、モニタ75の画面から操作
部73の操作を行うことによって所望の洗浄レシピおよ
び他の条件を選択することができるようになっている。
また、モニタ75には、装置制御部(CPU)71が各
ユニットおよび搬送装置へ送った制御信号の履歴に基づ
いて、洗浄処理システム1内での処理の進行の様子をリ
アルタイムに表示させることが可能である。
【0072】装置制御部(CPU)71に所定の信号を
送るウエハ情報操作部76および回収開始部77は、イ
ニシャライズ処理時に洗浄処理システム1内に存在する
エクストラウエハを、フープFに回収する処理を行うと
きに用いられる。ウエハ情報操作部76は、エクストラ
ウエハの回収レシピの変更やエクストラウエハに関する
情報の修正等を行い、この修正された情報が装置制御部
(CPU)71へ送られる。回収開始部77はエクスト
ラウエハの回収開始指示を装置制御部(CPU)71に
発信する。
【0073】以下、図5に示した洗浄処理システム1の
制御系を用いたエクストラウエハの回収処理の一態様に
ついて、ウエハ情報操作部76および回収開始部77の
使用態様を含めてより詳細に説明する。
【0074】図6はエクストラウエハの回収手順の一態
様を示した説明図である。ここでは、メモリ74が、洗
浄処理システム1内において処理が行われている際のウ
エハWの位置と向きを記憶するが、どのフープFのどの
スロットから搬出したウエハWがどの処理ユニットにお
いてどの向きにあるという情報までは記憶しておらず、
また、ホットプレートユニット(HP)16a〜16c
と冷却ユニット(COL)16dについてのウエハ情報
を記憶していないものとする。なお、メモリ74に記憶
されるエクストラウエハの向きは、ウエハ反転ユニット
(RVS)14c・14dによるウエハWの反転処理の
回数によって判断される。
【0075】エクストラウエハの第1の回収態様につい
て以下に説明する。まず、洗浄処理システム1に電源投
入して洗浄処理システム1を起動する(ステップ10
1)。これにより自動的にイニシャライズ処理のレシピ
がメモリ74から取り出されて、洗浄処理システム1の
イニシャライズ処理が行われる。このイニシャライズ処
理時には、前回の洗浄処理システム1の電源遮断時にメ
モリ74に保存されていた洗浄処理システム1内のウエ
ハ情報が取り出され、その結果がモニタ75に表示され
る(ステップ102)。また、メモリ74からエクスト
ラウエハの回収レシピが取り出されて、メモリ74から
取り出されたウエハ情報に適用される。オペレータはモ
ニタ75に表示されたウエハ情報を必要に応じて適切な
ウエハ情報に修正し(ステップ103)、その後にエク
ストラウエハの回収を開始する(ステップ104)。
【0076】図7は、メモリ74から取り出されたウエ
ハ情報にエクストラウエハの回収レシピを適用した結果
としてモニタ75に表示される画面を模式的に示した説
明図である。エクストラウエハが存在するウエハ情報が
メモリ74から取り出された場合には、エクストラウエ
ハが存在するユニットを示す欄に、ウエハ情報が表示さ
れる。
【0077】回収レシピには、エクストラウエハが存在
する可能性があるウエハ搬送装置(CRA)13や主ウ
エハ搬送装置(PRA)15、スクラブ洗浄ユニット
(SCR)21a〜21d等のユニットからのエクスト
ラウエハの回収順序を予め設定しておく。その回収順序
にしたがって、実際に存在するエクストラウエハに自動
的にW1、W2、W3と通し番号を付与する。
【0078】このとき、エクストラウエハが表向きとな
っているときには、例えば、「W1」と表示され、エク
ストラウエハが逆向きとなっているときには、例えば
「W1R」と表示され、エクストラウエハの向きが不明
なときには、例えば、「W1?」と表示される。
【0079】さらに、エクストラウエハがどのフープF
から搬出されたかは不明である。このために、各エクス
トラウエハには、回収先のフープFのスロット位置が自
動的に付与される。図7においては回収先のフープFは
フープF1のみであり、例えば、スロット番号はウエハ
の通し番号の後ろに「S1」と表される。なお、エクス
トラウエハのモニタ75上での画面表示は、このような
例に限定されるものではなく、例えば、表示色を変えた
り、反転文字を使用する等の方法を用いることができ
る。
【0080】図7は、載置台11に1個のフープF1の
みが載置されており、フープF1に15箇所の空きスロ
ットがあること((S:15)の表示))を示してい
る。このフープF1の検出は、例えば、窓部開閉機構1
2のインターロックによる窓部開閉機構12の動作の実
行可否によって行われる。また、空きスロットの検出
は、例えば、窓部92に対して設けられたウエハ検査装
置によって行われる。このフープF1は、エクストラウ
エハの搬出元となっているものであってもよく、エクス
トラウエハを回収するために専用に準備されたものであ
ってもよい。ここではフープF1を後者の場合として説
明する。
【0081】図7においては「CRA 13」と表示さ
れた欄に何らウエハ番号が表示されていないことから、
ウエハ搬送装置(CRA)13の搬送ピック13aはエ
クストラウエハを保持しておらず、ウエハ受渡ユニット
(TRS)14a・14bにもエクストラウエハは存在
していないことがわかる。
【0082】スクラブ洗浄ユニット(SCR)21c・
21dにはそれぞれエクストラウエハW1・W2が存在
しているが、前述したように洗浄処理システム1におい
ては、スクラブ洗浄ユニット(SCR)21c・21d
はウエハWの表面洗浄用として用いているため、エクス
トラウエハW1・W2は表向きとなっていることを示す
表示がされている。また、エクストラウエハW1・W2
は、それぞれフープF1のスロット11・12へ回収さ
れるように設定されている。
【0083】スクラブ洗浄ユニット(SCR)21aに
はエクストラウエハは存在していないが、スクラブ洗浄
ユニット(SCR)21bには、フープF1のスロット
13に回収される予定のエクストラウエハW3が存在し
ている。スクラブ洗浄ユニット(SCR)21bはウエ
ハWの裏面洗浄用として用いられているために、エクス
トラウエハW3は「W3R」と表示されて、逆向きとな
っていることが示されている。
【0084】ウエハ反転ユニット(RVS)14c・1
4dには、それぞれフープF1のスロット14・15に
回収が予定されているエクストラウエハW4・W5が存
在している。このうちエクストラウエハW5について
は、その向きが不明であることを示す「W5?」の表示
がなされている。これは、洗浄処理システム1の電源遮
断が、反転処理の前後のどちらで行われたが不明である
ために、エクストラウエハW5の向きが不明となってい
ることによる。
【0085】また、主ウエハ搬送装置(PRA)15は
フープF1のスロット16に回収が予定されているエク
ストラウエハW6を保持している。このエクストラウエ
ハW6については、どのユニットからウエハWを搬出し
たのかが不明であるために、その向きが不明であること
を示す「W6?」の表示がなされている。
【0086】これらのエクストラウエハW1〜W6を、
前述した処理ユニットごとの回収手順にしたがってフー
プF1の所定のスロットに順次回収するが、この回収処
理に先立って、向きが不明であるエクストラウエハにつ
いて、ウエハ情報を確定する必要がある。また、例え
ば、洗浄処理システム1が停止している間に、オペレー
タが手動でエクストラウエハを洗浄処理システム1内か
ら搬出等した場合には、モニタ75に表示されたウエハ
情報はメモリ74に記憶されていたウエハ情報に基づい
ているために、モニタ75に表示されたウエハ情報と実
際に洗浄処理システム1内に存在するエクストラウエハ
の状態とが相違するものとなってしまう。このような場
合には、ウエハ情報を修正する必要が生ずる。さらにエ
クストラウエハの回収先のスロットを変更等したい場合
も生じ得る。
【0087】このようなウエハ情報の編集は、ウエハ情
報操作部76を操作することによって行うことができ
る。例えば、洗浄処理システム1においては、オペレー
タがモニタ75の画面上からウエハ情報操作部76を操
作することによって、「エクストラウエハの削除」と、
「エクストラウエハの追加」と、「エクストラウエハの
表裏反転」と、「エクストラウエハの回収先スロットの
変更」などのウエハ情報の編集を行うことができる(図
6のステップ103)。
【0088】エクストラウエハの削除機能は、メモリ7
4から取り出されたウエハ情報によれば、エクストラウ
エハがある位置に存在している状態が示されているが、
実際にはその位置にはエクストラウエハが存在しない場
合に、そのエクストラウエハについてのデータを削除す
る機能である。
【0089】エクストラウエハの追加機能は、メモリ7
4から取り出されたウエハ情報によれば、エクストラウ
エハがある位置には存在していない状態が示されている
が、実際にその位置にエクストラウエハが存在している
場合に、その位置にエクストラウエハが存在するデータ
を追加する機能である。
【0090】エクストラウエハの表裏反転機能は、実際
には表向きとなっているエクストラウエハに対して、メ
モリ74からエクストラウエハが逆向きとなっていると
いうウエハ情報が取り出されてモニタ75に表示されて
いる場合に、このウエハ情報をエクストラウエハの正し
い状態を表示するように修正する機能である。同様に、
エクストラウエハの表裏反転機能によって、逆向きのエ
クストラウエハについて、メモリ74からエクストラウ
エハが表向きとなっているウエハ情報が取り出されてモ
ニタ75に表示されている場合にも、ウエハ情報が修正
される。スロット変更機能は、自動的に付与された回収
先のスロット位置の変更を行う機能である。
【0091】図8は、エクストラウエハの削除機能を使
用する場合を例として、このデータ編集時のモニタ75
の表示の変化を示した説明図である。図8(a)は初期
画面であり、ウエハ情報は図7に示されているものと同
じである。この図8(a)の状態においては、モニタ7
5の下欄に「データ編集」「ウエハ回収」の表示があ
る。ウエハ情報操作部76におけるウエハ情報の変更
は、この「データ編集」の表示を選択することで開始す
ることができる。また、回収開始部77によるウエハ回
収の開始指令は、この「ウエハ回収」の表示を選択する
ことによって開始される。
【0092】例えば、オペレータが洗浄処理システム1
内を目視した結果、主ウエハ搬送装置(PRA)15が
エクストラウエハW6を保持していないことが確認され
た場合には、まず、このエクストラウエハW6のデータ
を削除する。図8(a)に示されるモニタ75の下欄に
ある「データ編集」の表示を選択すると、図8(b)に
示されるように、モニタ75の下欄に、「ウエハ削
除」、「ウエハ追加」、「表裏反転」、「スロット変
更」の各表示が現れる。
【0093】新たに表示される「ウエハ削除」の表示を
選択した後、削除すべきエクストラウエハの番号「W
6」をキーボード(図示せず)から入力したり、または
モニタ75の画面上でエクストラウエハW6の番号部分
に触れると、図8(c)に示すように削除を確認するメ
ッセージが表示される。ここで図8(c)に示される
「YES」の表示に触れる等することにより、エクスト
ラウエハW6が削除される。これによってモニタ75の
画面は図8(d)に示す状態となる。
【0094】「ウエハ追加」、「表裏反転」、「スロッ
ト変更」についても、同様な対話式操作によってウエハ
情報を修正することができる。図7に示した場合では、
ウエハ反転ユニット(RVS)14dのエクストラウエ
ハW5に関する情報を確定させる必要がある。このウエ
ハ情報が確定し、ウエハ情報の編集を行う必要がなくな
った後に、図8(a)に示される「ウエハ回収」の部分
に触れる等することで、エクストラウエハの回収が開始
される。
【0095】なお、エクストラウエハの回収処理(図6
のステップ104)の方法としては、“モニタ75の画
面上で最初に「ウエハ回収」を選択した後に1枚のエク
ストラウエハを選択することにより、この選択されたエ
クストラウエハが定められたスロットに回収される”と
いう操作を全てのエクストラウエハに対して行う方法が
ある。
【0096】また、エクストラウエハの別の回収方法と
しては、モニタ75の画面上で「ウエハ回収」を選択す
ると、装置制御部(CPU)71が回収レシピにしたが
ってエクストラウエハを連続的に所定のスロットに収納
するように、主ウエハ搬送装置(PRA)15等を制御
する方法等がある。
【0097】図7に示したウエハ情報を修正して得られ
たウエハ情報に基づいて、連続的にエクストラウエハを
回収する場合には、例えば、主ウエハ搬送装置(PR
A)15が保持していたエクストラウエハW6は削除さ
れているので、最初に、ウエハ反転ユニット(RVS)
14c・14dに存在していたエクストラウエハW4・
W5がそれぞれ指定された空きスロット14・15に収
納される。続いて、スクラブ洗浄ユニット(SCR)2
1c・21dに存在するエクストラウエハW1・W2が
指定された空きスロット11・12に収納される。最後
に、スクラブ洗浄ユニット(SCR)21bに存在して
いたエクストラウエハW3が指定された空きスロット1
3に収納されて、エクストラウエハの回収処理が終了す
る。
【0098】モニタ75に表示されたエクストラウエハ
の回収処理が終了した後には、ホットプレートユニット
(HP)16a〜16cと冷却ユニット(COL)16
dの個々に対して主ウエハ搬送装置(PRA)15によ
るエクストラウエハの搬出動作を行う。このときにエク
ストラウエハが主ウエハ搬送装置(PRA)15に保持
されたかどうかを、主ウエハ搬送装置(PRA)15に
取り付けられたウエハ検出センサにより確認する。ホッ
トプレートユニット(HP)16a〜16cと冷却ユニ
ット(COL)16dには、ウエハWは表向きの状態で
搬入されているために、主ウエハ搬送装置(PRA)1
5がエクストラウエハを検出した場合には、そのエクス
トラウエハはウエハ受渡ユニット(TRS)14a・1
4bに搬送され、さらにウエハ搬送装置(CRA)13
によってフープFの所定の空きスロットに戻される。
【0099】なお、モニタ75に表示されたエクストラ
ウエハの回収処理を開始する前に、エクストラウエハを
保持していない主ウエハ搬送装置(PRA)15をホッ
トプレートユニット(HP)16a〜16cと冷却ユニ
ット(COL)16dにアクセスさせて、これらの各ユ
ニットからエクストラウエハを搬出する動作を行い、そ
の結果、主ウエハ搬送装置(PRA)15がエクストラ
ウエハを保持した場合には、空いているウエハ受渡ユニ
ット(TRS)14a・14b等にエクストラウエハを
搬送してウエハ情報を追加し、他のエクストラウエハW
1等とともに、フープF1へ回収することもできる。
【0100】また、複数のフープFが載置台11に載置
されている場合には、エクストラウエハの回収先のフー
プFを選択する機能をウエハ情報操作部76に付与する
こともできる。さらに、エクストラウエハを複数のグル
ープに分割して、グループごとに異なるフープFに収納
するようにすることも可能である。例えば、図8に示し
たモニタ75の画面において「スロット変更」を選択す
ると、回収先のフープの番号とそのスロット番号を選択
することができるようにしておき、選択した回収先に既
にウエハWが収納されている場合には、そのスロットに
エクストラウエハが収納されないように、エラーメッセ
ージを表示させる等することができる。
【0101】上述したエクストラウエハの回収方法を用
いた場合には、オペレータは必要に応じてウエハWの向
きを確認し、所定の処理手順にしたがったウエハ情報操
作部76の操作を行うことによって、容易にウエハWを
その向きを揃えて回収することができる。これによりウ
エハWの損傷が防止されるとともに、オペレータは手作
業でフープF内のウエハWを入れ替える等する必要がな
いために、オペレータの負担が低減される。また、人為
的なウエハWの取り扱いミスを無くすことができる。
【0102】次に、機械制御ユニット(MCB)19の
別の実施形態である機械制御ユニット(MCB)19´
の構成を示す説明図を図9に示す。機械制御ユニット
(MCB)19´は、機械制御ユニット(MCB)19
が有していたウエハ情報操作部76を有していないが、
警報装置78aと警報装置78bおよび警報解除部79
とを有している。機械制御ユニット(MCB)19´に
おいて、装置制御部(CPU)71、レシピコントロー
ラ72、操作部73、メモリ74、モニタ75は、機械
制御ユニット(MCB)19の場合と同様の機能を有す
る。
【0103】警報装置78aは、イニシャライズ処理時
にメモリ74から取り出されたウエハ情報と、実際にウ
エハ検出センサが検出したエクストラウエハの位置情報
とに相違がある場合に、相違が生じている処理ユニット
または搬送装置ごとに警報を発する。この警報によって
オペレータは容易にエクストラウエハの位置を知ること
ができ、ウエハ情報を確定することができる。この警報
の発令方法としては、例えば、モニタ75の画面表示に
よる方法や音声による方法が挙げられる。また、警報装
置78aは、回収するエクストラウエハの枚数に応じた
空きスロットがフープFに存在しない場合にも警報を発
する。
【0104】また、警報装置78bは、ウエハ搬送装置
(CRA)13と主ウエハ搬送装置(PRA)15およ
び特定の処理ユニット、例えば、ウエハ反転ユニット
(RVS)14c・14dとスクラブ洗浄ユニット(S
CR)21a〜21dにエクストラウエハが存在する場
合に警報を発する。この警報により、例えば、ウエハ搬
送装置(CRA)13または主ウエハ搬送装置(PR
A)15がエクストラウエハを保持した状態において、
別のエクストラウエハが存在する処理ユニットへアクセ
スすることが禁止される。これによりエクストラウエハ
の破損や、ウエハ搬送装置(CRA)13や主ウエハ搬
送装置(PRA)15の損傷を防止することができる。
【0105】ウエハ反転ユニット(RVS)14c・1
4dにエクストラウエハが存在していることを示す警報
によって、オペレータは、別のエクストラウエハが逆向
きで別の処理ユニットに存在していても、その別のエク
ストラウエハをウエハ反転ユニット(RVS)14c・
14dに搬送して反転処理を行うことができないという
ことを、容易に認識することができる。これによりエク
ストラウエハの損傷等を防止することができる。
【0106】スクラブ洗浄ユニット(SCR)21a〜
21dにエクストラウエハが存在する場合には、洗浄液
をウエハWに供給している途中で洗浄処理システム1が
シャットダウンした場合が考えられる。この場合には、
エクストラウエハは洗浄液によって濡れた状態にあるお
それがある。このような状態でエクストラウエハを主ウ
エハ搬送装置(PRA)15に移し替えた場合には、主
ウエハ搬送装置(PRA)15が濡れてしまい、動作不
良を起こすおそれがある。そこで、スクラブ洗浄ユニッ
ト(SCR)21a〜21dにエクストラウエハが存在
する場合に警報を発することによって、オペレータは、
例えば、エクストラウエハに洗浄処理を施してスピン乾
燥を行った後に、スクラブ洗浄ユニット(SCR)21
a〜21dから搬出する、等の対処を容易に取ることが
できる。
【0107】なお、スクラブ洗浄ユニット(SCR)2
1a〜21dにエクストラウエハが存在する場合には、
自動的に、自動的にリンス液(純水)がエクストラウエ
ハに吐出されて簡易的な洗浄処理が行われ、その後にス
ピン乾燥が行われるようにすることも好ましい。
【0108】先に述べたように、エクストラウエハの向
きが不明な場合には、裏面洗浄用のスクラブ洗浄ユニッ
ト(SCR)21a・21bにそのエクストラウエハを
搬入してエクストラウエハの向きを確定する必要があ
る。しかし、裏面洗浄用のスクラブ洗浄ユニット(SC
R)21a・21bに最初からエクストラウエハが存在
している場合には、別の処理ユニット等に存在している
エクストラウエハをさらに裏面洗浄用のスクラブ洗浄ユ
ニット(SCR)21a・21bに搬入することはでき
ない。オペレータはこのような状況を、警報装置78に
よる警報によって容易に認識することができる。
【0109】警報解除部79は、警報装置78a・78
bによって発せられた警報を解除する。回収開始部77
によるエクストラウエハの回収指令は、警報解除部79
によって全ての警報が解除された状態において装置制御
部(CPU)71に発信することができるようになって
いる。つまり、警報解除部79による警報解除操作は、
エクストラウエハの回収処理に用いられるウエハ情報を
確定する操作でもある。例えば、警報装置78a・78
bによる警報はモニタ75の画面に表示され、警報解除
部79の操作はモニタ75の画面上から行うか、また
は、キーボードや各処理ユニットのマニュアル操作ボタ
ン等から行うことができるようになっている。
【0110】図10は機械制御ユニット(MCB)19
´を用いた場合のエクストラウエハの回収手順の一態様
を示した説明図である。ここで、メモリ74は洗浄処理
システム1内において処理が行われている際のウエハW
の位置と向きを記憶するが、どのフープFのどのスロッ
トから搬出したウエハWがどのユニットにおいてどの向
きにあるという情報までは記憶されておらず、また、ホ
ットプレートユニット(HP)16a〜16cと冷却ユ
ニット(COL)16dについてのウエハ情報を記憶し
ていないものとする。
【0111】洗浄処理システム1に電源投入して洗浄処
理システム1を起動する(ステップ201)とイニシャ
ライズ処理が開始され、このイニシャライズ処理時に
は、前回の洗浄処理システム1の電源遮断時にメモリ7
4に保存されていた洗浄処理システム1内のウエハ情報
が取り出されて、その結果がモニタ75に表示される
(ステップ202)。また、ウエハ検出センサによって
検出されたエクストラウエハが検出される(ステップ2
03)。
【0112】前述したように、洗浄処理システム1にお
いては、ウエハ検出センサが設けられているウエハ受渡
ユニット(TRS)14a・14b、ウエハ反転ユニッ
ト(RVS)14c・14d、スクラブ洗浄ユニット
(SCR)21a〜21d、ウエハ搬送装置(CRA)
13、主ウエハ搬送装置(PRA)15では、エクスト
ラウエハの有無を検出することができる。しかし、ウエ
ハ検出センサが設けられていないホットプレートユニッ
ト(HP)16a〜16cと冷却ユニット(COL)1
6dについては、エクストラウエハの有無は不明であ
る。
【0113】メモリ74から取り出されたウエハ情報と
ウエハ検出センサによって検出された検出結果は照合さ
れる(ステップ204)。その結果、これらの情報に相
違がある場合には、ウエハ検出センサによる検出結果が
優先して表示され、警報装置78aによって警報が発せ
られる(ステップ205)。これは、ウエハ検出センサ
の検出結果が実際の洗浄処理システム1内の状態を反映
しているからである。例えば、メモリ74から取り出さ
れたウエハ情報にはある位置にエクストラウエハが存在
する内容が記憶されているが、ウエハ検出センサがその
位置においてエクストラウエハを検出しなかった場合に
は、エクストラウエハはその位置にないと判断され、そ
の結果がモニタ75の画面に表示される。
【0114】図11は、メモリ74から取り出されたウ
エハ情報とウエハ検出センサが検出したウエハ情報にエ
クストラウエハの回収レシピを適用した結果、モニタ7
5に表示される画面を模式的に示した説明図である。こ
こで、回収レシピとしては、エクストラウエハに対して
自動的に番号付けを行い、この番号順に所定のフープF
における空きスロットの上から順番にエクストラウエハ
を収納する内容のものが用いられたとする。
【0115】図11は、載置台11に3個のフープF1
〜F3が載置されているが、空きスロットがあるのはフ
ープF1のみであり、フープF1には5箇所の空きスロ
ットがあることを示している。後述するように、洗浄処
理システム1内には6枚のエクストラウエハが存在して
いることから、回収スロットの数が不足している。この
ために警報装置78aによる警報が発せられている。
【0116】ウエハ搬送装置(CRA)13とウエハ受
渡ユニット(TRS)14a・14bにはエクストラウ
エハは存在していない。したがってウエハ搬送装置(C
RA)13については警報も発令されていない。
【0117】主ウエハ搬送装置(PRA)15はエクス
トラウエハW1を保持しているが、その向きが不明であ
ることを示す「W1?」の表示がされている。「W1
?」の表示の後ろの「−0」という連番表示は、メモリ
74から取り出されたウエハ情報に主ウエハ搬送装置
(PRA)15がエクストラウエハを保持しているとい
う情報がなかったことを示している。つまり、実際には
主ウエハ搬送装置(PRA)15にエクストラウエハW
1が存在し、かつ、エクストラウエハW1はその向きが
不明であり、その結果として「W1?−0」の表示がな
されている。また、主ウエハ搬送装置(PRA)15に
ついては、警報装置78a・78bによる二重の警報、
例えば、「W1?−0」の表示点滅と、音声等による警
報が発せられている。
【0118】このエクストラウエハW1については、例
えば、エクストラウエハが存在していないスクラブ洗浄
ユニット(SCR)21aにエクストラウエハW1を搬
入してオペレータがその向きを判断し、エクストラウエ
ハW1に関するウエハ情報を確定する(ステップ20
6)とともに、警報解除部79を操作することによって
警報装置78aに基づく警報を解除し、さらにエクスト
ラウエハW1を主ウエハ搬送装置(PRA)15に戻す
操作を行う。
【0119】ウエハ反転ユニット14cには表向きのエ
クストラウエハW2が存在し、また、ウエハ反転ユニッ
ト14dには逆向きのエクストラウエハW3が存在して
おり、ともに、例えば、「W2」と「W3R」の表示が
点滅する等の警報装置78bによる警報が発せられてい
る。また、スクラブ洗浄ユニット(SCR)21c・2
1dには、それぞれエクストラウエハW4・W5が存在
しており、例えば、「W4」と「W5」の表示が点滅す
る等の警報装置78bによる警報が発せられている。同
様に、スクラブ洗浄ユニット(SCR)21bには逆向
きのエクストラウエハW6が存在しており、同様に「W
6R」の表示が点滅する等の警告が発せられている。
【0120】オペレータは、警報装置78bによって警
報が発せられている処理ユニット等を確認して警報を解
除する(ステップ207)。次に、フープF1には空き
スロットが5箇所しかないために、全てのエクストラウ
エハW1〜W6をフープF1に回収することはできない
ことを示す警報が警報装置78aによって発せられてい
る。このために、例えば、フープF1を載置台11から
搬出して、必要数の空のスロットがあるフープFに置き
換える等の処置を行って回収先スロット数に関する警報
を解除する。こうして、回収開始部77からエクストラ
ウエハW1〜W6の回収開始の指令を装置制御部(CP
U)71に送って、回収作業が開始される(ステップ2
08)。エクストラウエハW1〜W6の回収は、与えら
れた番号の小さい順から自動的に行われる。
【0121】その後には、ホットプレートユニット(H
P)16a〜16cと冷却ユニット(COL)16dの
個々に対して主ウエハ搬送装置(PRA)15によるエ
クストラウエハの搬出動作を行う。ホットプレートユニ
ット(HP)16a〜16cと冷却ユニット(COL)
16dには、ウエハWは表向きで搬入されているため
に、主ウエハ搬送装置(PRA)15がエクストラウエ
ハを検出した場合には、そのエクストラウエハはウエハ
受渡ユニット(TRS)14a・14bに搬送され、さ
らにウエハ搬送装置(CRA)13によってフープFの
所定の空きスロットに戻される。
【0122】機械制御ユニット(MCB)19´による
エクストラウエハの回収手順は、図12のフローチャー
トに示すように変形することが可能である。この回収手
順では、エクストラウエハの情報を全て確定させずに、
エクストラウエハの有無は確定させるが、エクストラウ
エハの向きが確定されていない状態で、エクストラウエ
ハの回収を開始する。
【0123】まず、洗浄処理システム1を起動する(ス
テップ301)。これにより、メモリ74に記憶された
ウエハ情報によるエクストラウエハの位置および向きが
モニタ75に表示される(ステップ302)。また、ウ
エハ検出センサによってエクストラウエハが検出される
(ステップ303)。さらに、メモリ74から取り出さ
れたウエハ情報とウエハ検出センサによる検出結果との
照合が行われる(ステップ304)。
【0124】次に、エクストラウエハの有無を確認する
(ステップ305)。メモリ74から取り出したウエハ
情報とウエハ検出センサによるエクストラウエハの検出
結果が異なる場合には、ウエハ検出センサによる検出結
果を採用する。こうして、エクストラウエハの有無が確
定するが、その向きはまだ全てのエクストラウエハにつ
いては確定していない。
【0125】メモリ74から取り出したウエハ情報とウ
エハ検出センサによるエクストラウエハの検出結果が異
なる場合には、警報が発令されるため、オペレータはエ
クストラウエハの向きを確認することなく、この警報を
解除し、さらに、エクストラウエハの回収開始を指示す
る(ステップ306)。
【0126】エクストラウエハの回収は、先に述べたよ
うに、原則として、(1)ウエハ搬送装置(CRA)1
3、(2)ウエハ受渡ユニット(TRS)14a・14
b、(3)主ウエハ搬送装置(PRA)15、(4)ウ
エハ反転ユニット(RVS)14c・14d、(5)ス
クラブ洗浄ユニット(SCR)21a〜21d、(6)
ホットプレートユニット(HP)16a〜16c、
(7)冷却ユニット(COL)16dの順で行われる。
【0127】例えば、ウエハ搬送装置(CRA)13と
ウエハ受渡ユニット(TRS)14a・14bのエクス
トラウエハは表向きであることが確定しているため、容
易に回収を行うことができる(ステップ307)。しか
し、次の主ウエハ搬送装置(PRA)15がエクストラ
ウエハを保持していた場合には、そのエクストラウエハ
の向きは不明である場合がある。そこで、警報を発令し
て(ステップ308)、オペレータによるエクストラウ
エハの向きの確認を行い(ステップ309)、続いて警
報の解除を行う(ステップ310)。オペレータはモニ
タ75に表示されたウエハ情報を確認作業結果に基づい
て修正し、主ウエハ搬送装置(PRA)15がエクスト
ラウエハを回収する(ステップ311)。
【0128】以降、エクストラウエハの向きが明らかに
表向きの場合には、そのままの状態でそのエクストラウ
エハを回収する。またエクストラウエハの向きが明らか
に逆向きの場合には、反転処理を行った後にそのエクス
トラウエハを表向きで回収する。さらに、エクストラウ
エハの向きが不明な場合には、ステップ308〜311
の手順にしたがってそのエクストラウエハを表向きで回
収する(ステップ312)。これにより全てのエクスト
ラウエハの回収作業が終了する(ステップ313)。
【0129】以上、本発明の実施の態様について説明し
てきたが、本発明はこのような態様に限定されるもので
はない。例えば、上記説明においては、メモリ74から
取り出されたウエハ情報またはウエハ検出センサによる
検出結果にエクストラウエハの回収を開始するにあたっ
て何らかの障害が生じている場合について説明した。し
かし、このような障害が発生していない場合には、自動
的にイニシャライズ処理が終了した後に、エクストラウ
エハを回収させることが可能である。
【0130】また、洗浄処理システム1において、スク
ラブ洗浄ユニット(SCR)21a〜21dを表面洗浄
用と裏面洗浄用とに分けて用いた場合には、スクラブ洗
浄ユニット(SCR)21a〜21dに関するウエハ情
報をメモリ74に記憶させる必要はなく、ウエハ検出セ
ンサによるウエハ検出結果にのみ基づいてエクストラウ
エハの有無とその向きを確定することができる。
【0131】また、搬送ピック13aが保持しているエ
クストラウエハとウエハ受渡ユニット(TRS)14a
・14bに存在するエクストラウエハは、必ず表向きと
なる。このため搬送ピック13aおよびウエハ受渡ユニ
ット(TRS)14a・14bに関するウエハ情報をメ
モリ74に記憶させる必要はなく、ウエハ検出センサに
よるウエハ検出結果にのみ基づいてエクストラウエハの
有無とその向きを確定することができる。
【0132】換言すれば、スクラブ洗浄ユニット(SC
R)21a〜21dと、ウエハ搬送装置(CRA)13
と、ウエハ受渡ユニット(TRS)14a・14bにつ
いては、メモリ74にウエハ情報が記憶されていても、
そのウエハ情報を用いることなく、ウエハ検出センサか
らのエクストラウエハの検出情報のみを用いることによ
って、エクストラウエハを回収することができる。
【0133】さらにまた、洗浄処理システム1におい
て、例えば、機械制御ユニット(MCB)19に、機械
制御ユニット(MCB)19´に設けられている警報装
置78a・78bおよび警報解除部79を設けてもよ
い。この場合には、警報解除部79にはウエハ情報を確
定させる機能を持たせないで単純に警報解除の機能だけ
を持たせ、また、ウエハ情報の修正と確定はウエハ情報
操作部76によって行うことが好ましい。このような構
成とすることによって、オペレータはウエハ検出センサ
による検出結果からエクストラウエハが存在する位置を
容易に把握することが可能となる。また、メモリ74か
ら取り出されたウエハ情報によって、ウエハWの向きを
容易に確認することができる。オペレータは、ウエハ情
報操作部76を操作することによって、警報が発せられ
ている処理ユニットや搬送装置におけるウエハ情報を適
切に修正し、回収先のスロット位置の変更等を行い、さ
らに警報解除部79から警報解除を行って、エクストラ
ウエハの回収開始することが可能となる。これによりオ
ペレータの負担はさらに軽減される。
【0134】上記説明においては、モニタ75の画面に
ホットプレートユニット(HP)16a〜16cと冷却
ユニット(COL)16dに関するエクストラウエハの
情報を表示しなかった。しかし、ホットプレートユニッ
ト(HP)16a〜16cと冷却ユニット(COL)1
6dにウエハ検出センサを設けるか、または、主ウエハ
搬送装置(PRA)15の動作からホットプレートユニ
ット(HP)16a〜16cと冷却ユニット(COL)
16dに対するウエハWの搬入出履歴をメモリ74に記
憶させることも可能である。これによってホットプレー
トユニット(HP)16a〜16cと冷却ユニット(C
OL)16dに存在するエクストラウエハについても、
その他の処理ユニット等にエクストラウエハが存在する
場合と同様の手順にしたがって所定のフープFの所定の
スロットに回収することが可能である。
【0135】また、上記説明においては、洗浄処理シス
テム1の電源遮断時に洗浄処理システム1内に存在する
ウエハWに関して、メモリ74に記憶されるのはウエハ
Wの位置と向きに関する情報のみであった。そこで、こ
れらに加えて、あるウエハWについての、ウエハ搬送装
置(CRA)13がどのフープFのどのスロットから取
り出したものであるかという情報と、ウエハ反転ユニッ
ト(RVS)14c・14dにおける処理の回数から判
断されるウエハWの向きに関する情報と、ウエハ搬送装
置(CRA)13と主ウエハ搬送装置(PRA)15の
動きを記憶することによるそのウエハWの洗浄処理シス
テム1内で移動履歴情報とをメモリ74に記憶して、イ
ニシャライズ処理時にこれらの情報を取り出すことがで
きるようにすれば、エクストラウエハを搬出元のフープ
Fのスロットに戻すことも可能となる。
【0136】図4に示した処理レシピに準じて洗浄処理
が行われることが明らかであって、ウエハWの洗浄処理
システム1内での移動履歴情報がメモリ74に記憶され
ている場合には、エクストラウエハの回収処理を行うこ
となく、洗浄処理を再開させることも可能である。例え
ば、表面洗浄用のスクラブ洗浄ユニット(SCR)21
c・21dに存在するエクストラウエハについては、表
面洗浄処理を最初から行い、次に、処理レシピにしたが
って裏面洗浄や乾燥処理を行った後に、所定のフープF
に収納することができる。
【0137】また、裏面洗浄用のスクラブ洗浄ユニット
(SCR)21a・21bにおいて検出されたエクスト
ラウエハについては、表面が汚染されている可能性があ
るために、スピン乾燥を施した後に、再び表面洗浄用の
スクラブ洗浄ユニット(SCR)21c・21dに戻し
て表面洗浄の再処理を行うことが好ましい。この場合に
は、その後に裏面洗浄をやり直して乾燥処理を行い、所
定のフープFの所定のスロットに回収するといった操作
を行えばよい。
【0138】ホットプレートユニット(HP)16a〜
16cや冷却ユニット(COL)16dにエクストラウ
エハが存在する場合には、少なくともエクストラウエハ
の表面の洗浄処理は終了していることとなるが、再度、
表面の洗浄処理から始まる一連の処理を行ってもよい
し、または裏面の洗浄処理から始まる一連の処理を行っ
てもよい。
【0139】さて、先に説明した(a−2)の場合、つ
まり、洗浄処理システム1に電源を投入して洗浄処理シ
ステム1を起動させた際に、主ウエハ搬送装置(PR
A)15がエクストラウエハを保持しており、そのエク
ストラウエハが逆向きである場合において、さらにウエ
ハ反転ユニット(RVS)14c・14dのいずれにも
既にエクストラウエハが存在する場合には、主ウエハ搬
送装置(PRA)15からウエハ反転ユニット(RV
S)14c・14dへのウエハWの受け渡しは、以下の
方法によって行うことができる。
【0140】つまり、主ウエハ搬送装置(PRA)15
は、主ウエハ搬送アーム55・56・57を有している
ので、構造上は3枚のウエハを持つことができる。しか
し、主ウエハ搬送装置(PRA)15が再起動時にエク
ストラウエハを持っている数として考えられるのは0枚
または1枚または2枚であり、3枚という状態はあり得
ない。何故なら、主ウエハ搬送装置(PRA)15はウ
エハWの入れ替え動作しか行わないので、0枚または1
枚という場合が多く、2枚存在するのは、ある処理ユニ
ットへのウエハWの入れ替え作業の途中で洗浄処理シス
テム1の電源が落ちたとき、つまり、処理ユニット内の
ウエハWを主ウエハ搬送装置(PRA)15が取り出
し、主ウエハ搬送装置(PRA)15が別の処理ユニッ
トへウエハWを搬入する前に電源が落ちたときであり、
まれな現象だからである。
【0141】したがって、ウエハ反転ユニット(RV
S)14c・14dのいずれかのエクストラウエハを主
ウエハ搬送装置(PRA)15の空いているアームで受
け取り、その後に空いたウエハ反転ユニット(RVS)
14c・14dのいずれかにエクストラウエハを搬送し
て(a−2)の作業を行うことができる。
【0142】なお、主ウエハ搬送装置(PRA)15が
最大2枚のウエハしか持つことができない場合(例え
ば、主ウエハ搬送装置(PRA)15は通常動作では最
大2枚のウエハWを待てればよいので、主ウエハ搬送装
置(PRA)15の運転ソフト上、最大で2枚しか持て
ない場合)には、主ウエハ搬送装置(PRA)15が2
枚のエクストラウエハを持っていて、ウエハ反転ユニッ
ト(RVS)14c・14dのいずれにもエクストラウ
エハが存在したならば、回収を中止するか、またはエク
ストラウエハの向きを考慮することなく回収してもよ
い。回収中止の場合には、オペレータが回収作業を行
う。主ウエハ搬送装置(PRA)15が一度に3枚のウ
エハを持つことが運転ソフト上できる場合には、どのよ
うな場合においても(a−2)の動作が可能である。
【0143】先に説明した(b−2)の場合、つまり、
洗浄処理システム1に電源を投入して洗浄処理システム
1を起動させた際に、ウエハ反転ユニット(RVS)1
4c・14dにエクストラウエハが存在し、そのエクス
トラウエハの向きが不明である場合において、さらに裏
面洗浄用のスクラブ洗浄ユニット(SCR)21a・2
1bのいずれにも既にエクストラウエハが存在する場合
は、次のようにしてエクストラウエハの回収を行うこと
ができる。
【0144】つまり、主ウエハ搬送装置(PRA)15
の空いているアームが裏面洗浄用のスクラブ洗浄ユニッ
ト(SCR)21a・21bのいずれかのエクストラウ
エハを取り出し、空いた裏面洗浄用のスクラブ洗浄ユニ
ット(SCR)21a・21bのいずれかにウエハ反転
ユニット(RVS)14c・14dにあるエクストラウ
エハを搬送し、オペレータが表裏を目視観察する。その
後の回収方法は先に説明した通りである。
【0145】主ウエハ搬送装置(PRA)15がウエハ
Wを3枚保持することができれば、洗浄処理システム1
の再起動時にエクストラウエハが主ウエハ搬送装置(P
RA)15に2枚、スクラブ洗浄ユニット(SCR)2
1a・21bに各1枚、ウエハ反転ユニット(RVS)
14c・14dに各1枚存在していても、問題なくエク
ストラウエハを全て表向きで回収することができる。
【0146】しかし、主ウエハ搬送装置(PRA)15
が、運転ソフトの都合でウエハを同時に2枚しか持つこ
とができない場合には、エクストラウエハが主ウエハ搬
送装置(PRA)15に2枚、スクラブ洗浄ユニット
(SCR)21a・21bに各1枚、ウエハ反転ユニッ
ト(RVS)14c・14cに各1枚存在すると、エク
ストラウエハを全て表向きで回収することができない。
【0147】この場合には、スクラブ洗浄ユニット(S
CR)21a・21bのいずれかのエクストラウエハを
オペレータ自身で回収し、スクラブ洗浄ユニット(SC
R)21a・21bのいずれかを空の状態にすることに
より、他のエクストラウエハを全て表向きに回収するこ
とができる。なお、スクラブ洗浄ユニット(SCR)2
1a・21bは、洗浄処理システム1の外側でかつ下段
に配置されているために、オペレータはスクラブ洗浄ユ
ニット(SCR)21a・21bのいずれかからエクス
トラウエハを取り出しやすい。これに対して、ウエハ反
転ユニット(RVS)14c・14dは、洗浄処理シス
テム1の中央に位置しているために、オペレータはウエ
ハ反転ユニット(RVS)14c・14dからエクスト
ラウエハを取り出し難い。
【0148】例えば、洗浄処理システム1のイニシャラ
イズ処理を行っても不具合が発生している処理ユニット
が存在する場合、例えば、ユニット駆動用のエア用力の
停止や処理液の供給停止、ユニットへの電力供給の停止
などによる不具合が生じている場合には、その処理ユニ
ットのイニシャライズ処理を行うことができない。この
ために、その処理ユニットにエクストラウエハが存在し
てもそれを回収できない事態が生ずる。
【0149】このような場合には、まずイニシャライズ
処理が終了していない処理ユニットを除く処理ユニット
に存在する回収が可能なエクストラウエハについて1回
目の回収動作を行う。次に、装置電源を落とすことなく
処理ユニットで発生している不具合をオペレータが手動
修復し、その後に装置電源を落とすことなく再度イニシ
ャライズ処理を行う。これにより、洗浄処理システム1
内に存在するエクストラウエハの2回目の回収動作を行
うことが可能となる。このような手順を踏むことによ
り、洗浄処理システム1の電源を入れて起動した後に、
再び装置電源を落とすことなく、全てのエクストラウエ
ハを回収することができる。
【0150】メモリ74はウエハWの位置と向きを記憶
するが、さらにどのフープFのどのスロットから搬出し
たウエハWかという情報を記憶させてもよい。エクスト
ラウエハを回収する際には、この情報を用いてフープF
へのエクストラウエハの搬入スロットを決定してもよ
い。例えば、搬出スロットと同じスロットに回収しても
よく、またはオペレータが指定するスロットまたは回収
レシピにしたがって装置制御部(CPU)71が割り当
てた所定のスロットに回収してもよい。
【0151】上記説明においては、基板として半導体ウ
エハを取り上げたが、基板はLCD基板等であってもよ
い。また本発明の基板処理装置と基板処理方法は、レジ
スト塗布処理装置や現像処理装置等、基板の両面を処理
する装置および方法にも適用することが可能である。
【0152】
【発明の効果】上述の通り、本発明の基板処理装置と基
板処理方法によれば、基板処理装置の電源が遮断されて
その後に最初に再起動した際に、基板処理装置内に存在
する基板の位置と向きを容易に把握することができる。
これにより、オペレータは必要に応じて基板の表面と裏
面の別を確認し、所定の処理手順にしたがった操作を行
えば、容易に基板をその向きを揃えて回収することがで
きる。また、自動回収も行うことができる。こうして基
板の損傷が防止され、また、オペレータの負担が軽減さ
れるという効果が得られる。また、オペレータが直接に
基板を取り扱う際の基板の取り落とし等の発生を防止す
ることができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗浄処理システムの概略構造を示す平面図。
【図2】図1記載の洗浄処理システムの側面図。
【図3】受渡/反転部、主ウエハ搬送装置および加熱/
冷却ユニットの配置を示す断面図。
【図4】洗浄処理工程を簡略に示したフローチャート。
【図5】図1記載の洗浄処理システムにおける機械制御
ユニット(MCB)の構成の一態様を示す説明図。
【図6】洗浄処理システムの起動時におけるエクストラ
ウエハの回収の一態様を示す説明図。
【図7】洗浄処理システムの起動時においてモニタに表
示される内容の具体例を模式的に示す説明図。
【図8】データ編集時のモニタの表示の変化を示す説明
図。
【図9】洗浄処理システムにおける機械制御ユニット
(MCB)の構成の別の態様を示す説明図。
【図10】洗浄処理システムの起動時におけるエクスト
ラウエハの回収の別の態様を示すフローチャート。
【図11】洗浄処理システムの起動時においてモニタに
表示される内容の具体例を模式的に示す別の説明図。
【図12】洗浄処理システムの起動時におけるエクスト
ラウエハの回収のさらに別の態様を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1;洗浄処理システム 3;基板洗浄処理部 4;イン・アウトポート 5;ウエハ搬送部 13;ウエハ搬送装置 14;受渡/反転部(TRS/RVS) 14a・14b;ウエハ受渡ユニット(TRS) 14c・14d;ウエハ反転ユニット(RVS) 15;主ウエハ搬送装置(PRA) 16;加熱/冷却部(HP/COL) 16a〜16c;ホットプレートユニット(HP) 16d;冷却ユニット(COL) 19・19´;機械制御ユニット(MCB) 21a〜21d;スクラブ洗浄ユニット(SCR) 71;装置制御部(CPU) 72;レシピコントローラ 73;操作部 74;メモリ 75;モニタ 76;ウエハ情報操作部 77;回収開始部 78a・78b;警報装置 79;警報解除部 W;半導体ウエハ(基板) F;フープ(基板収容容器)
フロントページの続き Fターム(参考) 5F031 CA02 CA05 DA08 EA14 FA01 FA02 FA07 FA11 FA12 FA15 FA20 GA36 GA57 GA58 GA59 HA13 JA22 JA23 LA13 MA23 MA30 NA02 NA10 NA16 PA02 PA10 PA20

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に対して所定の処理を施すととも
    に、その中で基板の反転が行われる装置本体と、 前記装置本体内で基板を搬送する基板搬送手段と、 前記装置本体内に存在する基板を検出する基板検出手段
    と、 前記装置本体の電源遮断時に前記装置本体内に存在する
    基板の位置と向きに関する情報を記憶し、次に前記装置
    本体に電源が投入された際にこの記憶された情報が取り
    出される記憶手段と、 前記装置本体に電源が投入された際に前記基板検出手段
    が検出した検出情報と前記記憶手段から取り出された情
    報とを照合して、これらの情報に相違がある場合に警報
    を発する警報手段と、 前記警報を解除する警報解除手段と、 前記装置本体内に存在する基板を前記装置本体外の所定
    位置に回収するように前記基板搬送手段を制御する制御
    手段と、 前記制御手段に基板回収を開始する指令を発する回収開
    始手段と、 を具備し、 前記警報解除手段によって警報が解除され、かつ、前記
    装置本体内の基板が所定の向きで回収されることが確認
    された後に、前記回収開始手段は基板回収の指令を前記
    制御手段に発することを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記警報解除手段は、前記警報手段によ
    って警報が発せられた基板に関する情報を修正して基板
    情報を確定し、基板情報の確定後に前記警報を解除する
    情報修正手段を具備し、 前記制御手段は、前記情報修正手段によって確定された
    基板情報に基づいて前記装置本体内に存在する基板を装
    置本体外の所定位置に回収するように前記基板搬送手段
    を制御することを特徴とする請求項1に記載の基板処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記情報修正手段は、前記基板検出手段
    が所定位置において基板を検出していないにもかかわら
    ず前記記憶手段から前記所定位置に基板が存在している
    ことを示すデータが取り出された場合に前記データを削
    除し、または前記基板検出手段が所定位置において基板
    を検出しているにもかかわらず前記記憶手段から前記所
    定位置に基板が存在していないことを示すデータが取り
    出された場合に前記所定位置に存在する基板の状態を示
    すデータを追加し、または前記記憶手段から取り出され
    た所定位置に存在する基板の向きに関するデータが実際
    の基板の向きと異なっている場合に前記データを修正す
    ることができることを特徴とする請求項2に記載の基板
    処理装置。
  4. 【請求項4】 基板に対して所定の処理を施すととも
    に、その中で基板の反転が行われる装置本体と、 前記装置本体内で基板を搬送する基板搬送手段と、 前記装置本体の電源遮断時に前記装置本体内に存在する
    基板の位置と向きに関する情報を記憶し、次に前記装置
    本体に電源が投入された際にこの記憶された情報が取り
    出される記憶手段と、 前記装置本体に電源が投入された際に前記記憶手段から
    取り出された情報を操作する情報操作手段と、 前記情報操作手段によって得られた基板情報に基づいて
    基板を装置本体外の所定位置に回収するように前記基板
    搬送手段を制御する制御手段と、 前記制御手段に基板回収を開始する指令を発する回収開
    始手段と、 を具備し、 前記装置本体内の基板が所定の向きで回収されることが
    確認された後に前記回収開始手段は基板回収の指令を前
    記制御手段に発することを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 前記情報操作手段は、前記記憶手段から
    取り出された所定位置に基板が存在していることを示す
    データを削除し、または前記記憶手段から所定位置に基
    板が存在していないことを示すデータが取り出された場
    合に前記所定位置に基板が存在するデータを追加し、ま
    たは前記記憶手段から取り出された所定位置に存在する
    基板の向きに関するデータが実際の基板の向きと異なっ
    ている場合に前記データを修正することができることを
    特徴とする請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記装置本体内の全ての基板は、所定の
    向きで回収されることが確認された後に各基板が連続し
    て前記装置本体外の所定位置に回収されることを特徴と
    する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の基板
    処理装置。
  7. 【請求項7】 基板に所定の処理を施す基板処理装置で
    あって、 複数の基板を所定間隔で収納可能な容器の搬入出を行う
    容器搬入出部と、 基板の表面または裏面に対して所定の液処理を施す液処
    理ユニットおよび基板を反転させる反転ユニットを有す
    る基板処理部と、前記容器搬入出部と前記基板処理部と
    の間で基板を搬送する基板搬送部と、を有する装置本体
    と、 前記基板処理部において基板の搬送を行う第1の基板搬
    送装置と、 前記基板搬送部において基板の搬送を行う第2の基板搬
    送装置と、 前記装置本体内に存在する基板を検出する基板検出手段
    と、 前記装置本体の電源遮断時に前記装置本体内に存在する
    基板の位置と向きに関する情報を記憶し、次に前記装置
    本体に電源が投入された際にこの記憶された情報が取り
    出される記憶手段と、 前記装置本体に電源が投入された際に前記基板検出手段
    が検出した検出情報と前記記憶手段から取り出された情
    報とを照合して、これらの情報に相違がある場合に警報
    を発する警報手段と、 前記警報を解除する警報解除手段と、 前記装置本体内に存在する基板を前記容器搬入出部に載
    置された容器に回収するように前記第1の基板搬送装置
    および前記第2の基板搬送装置を制御する制御手段と、 前記制御手段に基板回収を開始する指令を発する回収開
    始手段と、 を具備し、 前記警報解除手段によって警報が解除され、かつ、前記
    装置本体内の基板が所定の向きで回収されることが確認
    された後に、前記回収開始手段が基板回収の指令を前記
    制御手段に発することを特徴とする基板処理装置。
  8. 【請求項8】 前記警報手段は、前記装置本体に電源が
    投入された際に、前記基板検出手段が前記液処理ユニッ
    ト、前記反転ユニット、前記第1の基板搬送装置または
    前記第2の基板搬送装置において基板を検出した場合に
    警報を発することを特徴とする請求項7に記載の基板処
    理装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記基板検出手段が検
    出した検出情報と前記記憶手段から取り出された情報と
    を照合した結果に異常がない場合に、基板の回収手順と
    基板を回収する容器における基板収容スロットを自動的
    に定めて、前記回収開始手段からの指令によって前記第
    1の基板搬送装置および前記第2の基板搬送装置を制御
    して基板の回収を行う請求項7または請求項8に記載の
    基板処理装置。
  10. 【請求項10】 前記警報解除手段は、前記警報手段に
    よって警報が発せられた基板に関する情報を修正して基
    板情報を確定し、基板情報の確定後に前記警報を解除す
    る情報修正手段を具備し、 前記制御手段は、前記情報修正手段によって確定された
    基板情報に基づいて前記装置本体内に存在する基板を前
    記容器搬入出部に載置された容器へ回収するように前記
    第1の基板搬送装置および前記第2の基板搬送装置を制
    御することを特徴とする請求項7から請求項9のいずれ
    か1項に基板処理装置
  11. 【請求項11】 前記情報修正手段は、前記基板検出手
    段が所定位置で基板を検出していないにもかかわらず前
    記記憶手段から前記所定位置に基板が存在していること
    を示すデータが取り出された場合に前記データを削除
    し、または前記基板検出手段が所定位置で基板を検出し
    ているにもかかわらず前記記憶手段から前記所定位置に
    基板が存在していないことを示すデータが取り出された
    場合に前記所定位置にある基板の状態を示すデータを追
    加し、または前記記憶手段から取り出された所定位置に
    ある基板の向きに関するデータが実際の基板の向きと異
    なっている場合に前記データを修正し、または基板を回
    収する容器における基板収容スロットを変更し、または
    基板の回収順序を変更することができることを特徴とす
    る請求項10に記載の基板処理装置。
  12. 【請求項12】 前記情報修正手段は、前記記憶手段か
    ら取り出された情報を表示可能なモニタを具備し、 前記モニタに表示された情報をモニタ画面上で編集し
    て、前記モニタの画面から前記回収開始手段による基板
    回収の指令を前記制御手段に送ることができることを特
    徴とする請求項10または請求項11に記載の基板処理
    装置。
  13. 【請求項13】 基板に所定の処理を施す基板処理装置
    であって、 複数の基板を所定間隔で収納可能な容器の搬入出を行う
    容器搬入出部と、 基板の表面または裏面に対して所定の液処理を施す液処
    理ユニットおよび基板を反転させる反転ユニットを有す
    る基板処理部と、前記容器搬入出部と前記基板処理部と
    の間で基板を搬送する基板搬送部と、を有する装置本体
    と、 前記基板処理部において基板の搬送を行う第1の基板搬
    送装置と、 前記基板搬送部において基板の搬送を行う第2の基板搬
    送装置と、 前記装置本体の電源遮断時に前記装置本体内に存在する
    基板の位置と向きに関する情報を記憶し、次に前記装置
    本体に電源が投入された際にこの記憶された情報が取り
    出される記憶手段と、 前記装置本体に電源が投入された際に前記記憶手段から
    取り出された情報を操作する情報操作手段と、 前記情報操作手段によって得られた基板情報に基づいて
    前記装置本体内に存在する基板を前記容器搬入出部に載
    置された容器へ回収するように前記第1の基板搬送装置
    および前記第2の基板搬送装置を制御する制御手段と、 前記制御手段に基板回収を開始する指令を発する回収開
    始手段と、 を具備し、 前記装置本体内に存在する基板が所定の向きで回収され
    ることが確認された後に前記回収開始手段は基板回収の
    指令を前記制御手段に発することを特徴とする基板処理
    装置。
  14. 【請求項14】 前記情報操作手段は、前記記憶手段か
    ら取り出された所定位置に基板が存在していることを示
    すデータを削除し、または前記記憶手段から所定位置に
    基板が存在していないことを示すデータが取り出された
    場合に前記所定位置に基板が存在するデータを追加し、
    または前記記憶手段から取り出された所定位置に存在す
    る基板の向きに関するデータが実際の基板の向きと異な
    っている場合に前記データを修正し、または基板を回収
    する容器における基板収容スロットを変更し、または基
    板の回収順序を変更することができることを特徴とする
    請求項13に記載の基板処理装置。
  15. 【請求項15】 前記情報操作手段は、前記記憶手段か
    ら取り出された情報を表示可能なモニタを具備し、 前記モニタに表示された情報をモニタ画面上で編集し
    て、前記モニタの画面から前記回収開始手段による基板
    回収の指令を前記制御手段に送ることができることを特
    徴とする請求項13または請求項14に記載の基板処理
    装置。
  16. 【請求項16】 前記記憶手段は、前記反転ユニットに
    よる基板の反転処理の回数によって前記基板処理部に存
    在する基板の向きを判断してその状態を記憶することを
    特徴とする請求項7から請求項15のいずれか1項に記
    載の基板処理装置。
  17. 【請求項17】 前記装置本体内に存在する基板は、基
    板の表面を上面とした状態で前記容器搬入出部に載置さ
    れた容器に回収されることを特徴とする請求項7から請
    求項16のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  18. 【請求項18】 前記液処理ユニットは基板の表面また
    は裏面に対して洗浄処理を施す枚葉式洗浄ユニットであ
    って、前記枚葉式洗浄ユニットは多段に積み重ねられて
    いることを特徴とする請求項7から請求項17のいずれ
    か1項に記載の基板処理装置。
  19. 【請求項19】 前記基板処理部は、前記液処理ユニッ
    トにおいて液処理された基板に所定の熱的処理を施す熱
    的処理ユニットを具備することを特徴とする請求項7か
    ら請求項18のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  20. 【請求項20】 前記熱的処理ユニットは、基板を加熱
    処理する加熱処理ユニットと、前記加熱処理ユニットに
    おいて熱処理された基板を冷却する冷却処理ユニット
    と、を有することを特徴とする請求項19に記載の基板
    処理装置。
  21. 【請求項21】 基板の表面および裏面に対して所定の
    処理を行い、その中で基板を搬送する基板搬送手段を備
    えた基板処理装置における基板処理方法であって、 基板処理装置の電源遮断時に前記基板処理装置内に存在
    する基板の位置および向きに関する情報をメモリに記憶
    する工程と、 前記記憶工程後に最初に前記基板処理装置に電源が投入
    された際に、前記メモリに記憶された情報を取り出す工
    程と、 前記取り出し工程において取り出された情報を前記基板
    処理装置内の実際の基板状態と一致するように修正し、
    基板情報を確定する工程と、 前記確定工程において確定された基板情報に基づいて、
    前記基板処理装置内に存在する基板を前記基板搬送手段
    により所定の向きで前記基板処理装置外の所定位置に搬
    出する工程と、 を有することを特徴とする基板処理方法。
  22. 【請求項22】 基板の表面および裏面に対して所定の
    処理を行い、その中で基板を搬送する基板搬送手段を備
    えた基板処理装置における基板処理方法であって、 基板処理装置の電源遮断時に前記基板処理装置内に存在
    する基板の位置および向きに関する情報をメモリに記憶
    する工程と、 前記記憶工程後に最初に基板処理装置に電源が投入され
    た際に、前記メモリに記憶された情報を取り出し、ま
    た、前記基板処理装置内に存在する基板を検出する工程
    と、 前記検出工程において前記メモリから取り出された情報
    と前記基板処理装置内で検出された基板の位置情報とを
    照合して、これらの情報に相違がない場合に基板情報を
    確定し、前記基板情報に基づいて前記基板処理装置内に
    存在する基板を前記基板搬送手段により所定の向きで前
    記基板処理装置外の所定位置に搬出する工程と、 を有することを特徴とする基板処理方法。
  23. 【請求項23】 基板の表面および裏面に対して所定の
    処理を行い、その中で基板を搬送する基板搬送手段を備
    えた基板処理装置における基板処理方法であって、 基板処理装置の電源遮断時に前記基板処理装置内に存在
    する基板の位置および向きに関する情報をメモリに記憶
    する工程と、 前記記憶工程後に最初に基板処理装置に電源が投入され
    た際に、前記メモリに記憶された情報を取り出し、ま
    た、前記基板処理装置内に存在する基板を検出する工程
    と、 前記メモリから取り出された情報と前記基板処理装置内
    で検出された基板の位置情報とを照合して、これらの情
    報に相違点または不明点がある場合に警報を発する工程
    と、 オペレータによって前記基板処理装置内の実際の基板状
    態を示す基板情報を確定し、前記警報を解除する工程
    と、 前記解除工程において確定された基板情報に基づいて、
    前記基板処理装置内に存在する基板を前記基板搬送手段
    により所定の向きで基板処理装置外の所定位置に搬出す
    る工程と、 を有することを特徴とする基板処理方法。
  24. 【請求項24】 前記検出工程では前記メモリから取り
    出された情報および前記基板処理装置内で検出された基
    板の位置をモニタに表示し、前記解除工程では前記モニ
    タに表示された情報をモニタ画面上で編集し、前記搬出
    工程では前記モニタ画面から前記基板搬送手段の動作を
    制御する制御部へ基板回収の指令を送ることを特徴とす
    る請求項23に記載の基板処理方法。
  25. 【請求項25】 基板に対して所定の処理を施すととも
    に、その中で基板の反転が行われる装置本体と、 前記装置本体内で基板を搬送する基板搬送手段と、 前記装置本体内に存在する基板を検出する基板検出手段
    と、 前記装置本体に電源が投入された際に前記基板検出手段
    が前記装置本体内で基板を検出した場合に、その基板を
    装置本体外の所定位置に回収するための前記基板搬送手
    段の動作を決定する制御手段と、 前記制御手段に基板回収開始の指令を送る回収開始手段
    と、 を具備し、 前記装置本体内に存在する基板が所定の向きで回収され
    ることが確認された後に、前記回収開始手段は前記制御
    手段に基板回収の指令を発することを特徴とする基板処
    理装置。
  26. 【請求項26】 基板に所定の処理を施す基板処理装置
    であって、 複数の基板を所定間隔で収納可能な容器の搬入出を行う
    容器搬入出部と、 基板の表面または裏面に対して所定の液処理を施す液処
    理ユニットおよび基板の表面または裏面が基板の上面と
    なるように基板を反転させる反転ユニットを有する基板
    処理部と、前記容器搬入出部と前記基板処理部との間で
    基板を搬送する基板搬送部と、を有する装置本体と、 前記基板処理部内において基板の搬送を行う第1の基板
    搬送装置と、 前記基板搬送部内において基板の搬送を行う第2の基板
    搬送装置と、 前記装置本体内に存在する基板を検出する基板検出手段
    と、 前記装置本体に電源が投入された際に前記基板検出手段
    が前記装置本体内で基板を検出した場合に、その基板を
    前記容器搬入出部に載置された容器へ回収するための前
    記第1の基板搬送装置および前記第2の基板搬送装置の
    動作を決定する制御手段と、 前記制御手段に基板回収開始の指令を送る回収開始手段
    と、 を具備し、 前記基板処理部内の基板が所定の向きで回収されること
    が確認された後に、前記回収開始手段は前記制御手段に
    基板回収の指令を発することを特徴とする基板処理装
    置。
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