JP2002084618A - 配線器具取付装置の補強構造 - Google Patents
配線器具取付装置の補強構造Info
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Abstract
性を向上させる配線器具取付装置の補強構造を提供する
こと。 【解決手段】配線器具が取り付けられる取付枠1を備え
た配線器具取付装置の補強構造であって、上記取付枠1
に、該取付枠1を補強する補強枠30を重合させととも
に、上記取付枠1には上記補強枠30を重合させる位置
を決める位置決め手段33と補強枠30を係止する係止
手段31とを設け、上記補強枠30には上記位置決め手
段33に係合する係合部34と、上記係止手段31に係
止される係止部32とを設けた。
Description
の補強構造、詳しくは配線器具が取り付けられる取付枠
に補強枠を重合することにより取付枠を補強する配線器
具取付装置の補強構造に関する。
コンセントやスイッチなどの配線器具を取り付ける際、
予め配線器具の取付穴を穿設し、その取付穴の外側に取
付枠、取付穴の内側に挟み金具を配置し、取付枠と挟み
金具とで中空壁を挟むようにネジ止めし、取付枠を中空
壁に固定するようになっていた。
取付枠は一般に強化プラスチック樹脂製であるため、変
形する可能性があり、耐火性を求められる取付箇所に使
用するには不向きであった。
形を防止するとともに取付枠の耐火性を向上させる配線
器具取付装置の補強構造を提供することをその課題とす
る。
め、本発明に係る配線器具取付装置の補強構造は、配線
器具が取り付けられる取付枠を備えた配線器具取付装置
の補強構造であって、上記取付枠に、該取付枠を補強す
る補強枠を重合させとともに、上記取付枠には上記補強
枠を重合させる位置を決める位置決め手段と補強枠を係
止する係止手段とを設け、上記補強枠には上記位置決め
手段に係合する係合部と、上記係止手段に係止される係
止部とを設けることを特徴とする。
の配線器具取付装置(以下、取付装置という)を示し、
この取付装置Aは取付枠1と挟み金具2とで構成され、
取付ネジ3を取付枠1の両側に形成された挿通孔4を介
して挟み金具2のネジ孔5に螺合させ(図2参照)、挟
み金具2を中空壁6に穿設された取付穴7の内側に差し
込み、取付ネジ3を締め込むことによって、取付枠1の
張り出し部1aと挟み金具2とで取付穴7の周縁部を挟
持させるようにして中空壁6に固定できるようになって
いるもので、スイッチなどの配線器具Bを取付枠1の開
口部8に最大3個まで取り付けられるようになっている
ものである。
線器具を取り付ける開口部8が形成され、長手方向両端
に張り出した張り出し部1aには取付ネジ3を挿通させ
る挿通孔4が形成されるとともに、挿通孔4の両側に
は、後述する挟み金具2を回動可能に支持する支持孔1
0が形成されている。そして、支持孔10の内周面の一
部から支持片10aが内方に突出形成されている。
正面図、右側面図及び底面図に示すように、側面視L字
状に折り曲げられた金属板で構成され、縦板部11の上
部両端には対向してフック部12がそれぞれ形成され、
このフック部12は上記取付枠1の支持孔10に形成さ
れた支持片10aに係合させることにより、支持片10
aを中心に挟み金具2が上下方向に回動できるようにな
っている。
近い中央部分には取付ネジ3が螺合する雌ネジ部5が設
けられた取付ネジ螺着部14を形成し、このネジ螺着部
14には中空壁6の内側の縁部に当接する当接部15が
連設されている。ネジ螺着部14と当接部15とが連接
する部分には第1の弾性変形部16が形成されている。
この第1の弾性変形部16は2つの長孔17によって切
り取られた残りの3つの連結部で構成され、この連結部
16が撓む(弾性変形する)ことによって当接部15は
ネジ螺着部14に対し上下方向に回動できるようになっ
ている。
20が斜め上方に向かって連設され、位置固定爪部20
の上端縁20aは鋸歯状に形成されている。当接部15
と位置固定爪部20とが連接する部分には第2の弾性変
形部21が形成されている。この第2の弾性変形部21
は位置固定爪部20よりも幅の狭い連結部で構成され、
この連結部21が撓む(弾性変形する)ことによって位
置固定爪部20は当接部15に対し上下方向に回動でき
るようになっている。なお、符号22は、当接部15下
面に突出して形成され、当接部15を補強する補強用リ
ブを示す。
に、取付枠1と挟み金具2とを取付ネジ3で軽く連結し
た状態で、両方の挟み金具2の当接部15が取付穴7か
ら中空壁6の裏側面6aに入り込むように中空壁6にセ
ットする。その状態で取付ネジ3を締めこむと、位置固
定爪20の先端20aが中空壁6の裏側面6aに当接す
るが、さらに取付ネジ3を締め込むと、第2の弾性変形
部21が撓んで位置固定爪20の先端20aは中空壁6
の裏側面6aに軽く噛み込む状態になる。このとき当接
部15も中空壁6の裏側面6aに当接するが、第1の弾
性変形部16が撓んで当接部15は中空壁6の裏側面6
aに圧接し、取付枠1の張り出し部1aと当接部15と
が取付穴7の周縁を挟持して中空壁に固定された状態に
なる。
取付枠を補強する補強構造を備えている。この補強構造
は配線器具を取り付ける取付枠1に補強枠30を重合す
ることにより取付枠1を補強できるように構成されてい
るものであって、補強枠30は金属製の板部材で、取付
枠1に重合させることにより強化プラスチック樹脂製の
取付枠1の変形防止又は、簡易耐火仕様として用いられ
るもので、取付枠1には、図6(a)に示すように、補
強枠30を係止するための係止手段31と、取付枠1に
補強枠30が正しく重ねることができるように位置を定
めるための位置決め手段33とが設けられている。
ら上方に突出形成されたフック部材で構成され、位置決
め手段33は開口部8を挟んで取付枠1の上面に長手方
向対角線上に突出形成された先端が球面状の位置決め突
部で構成されている。
ック部材31を結ぶ線上のフック部材(係止手段)31
の内側近傍には円形の台座部35、36が所定間隔をお
いて形成され、上記位置決め突部(位置決め手段)33
は上記台座部36の上面から上方に突出するように形成
されている。この台座部35、36の径は位置決め突部
33の径よりもやや大きく形成され、フック部材31の
爪と台座部35の上面との間隔は、補強枠30の肉厚よ
りもやや大きく形成されている。
取付枠1に重ねると取付枠1の中央開口部8を除く取付
枠1の上面全体を覆うことができるように中央に開口部
40が形成されるとともに、取付枠1の形状に合わせて
プレス成形されたもので、四隅には上記取付枠1のフッ
ク部材31により、補強枠30が係止される係止部(係
止孔)32が形成されるとともに、取付枠1の上面に突
出形成された位置決め突部33が係合する係合部(位置
決め孔)34が形成されている。
成されているので、補強枠30を取付枠1に取り付ける
場合は、図7(a)に示すように、取付枠1に形成され
た位置決め突部33の先端を補強枠30に形成された位
置決め孔34から突出させるように取付枠1に補強枠3
0を重ね合わせ、補強枠30を下方に押圧する。補強枠
30の裏面が台座部35に当接するとフック部材33の
爪が係止孔32の縁に噛み込んで補強枠30を係止する
ことができる。(図7(b)参照)。
縁部には切り欠き部41が3箇所形成され、この切り欠
き部41の外側に位置する部位には下方に突出してリミ
ッターであるボス42が形成されている。この切り欠き
部41と、ボス42とは取付枠1に補強枠30を取り付
けた状態で、取付枠1に取り付けられた配線器具を取り
外す際に機能するもので、取付枠1に補強枠30を取り
付けた状態では、取付枠1に配線器具Bを係止するフッ
ク43の外側にボス42の下端が位置し、フック43が
外側に撓んだときにフック43の外側上部がボス42の
側面に当たり、フック43が弾性限界を超えて大きく撓
まないようにリミッターとして作用するようになってい
る。
取付枠1と補強枠30の切り欠き部41との間に形成さ
れる空間bからマイナスドライバー等の先端が平坦な工
具aを差し込むことができるようになっており、差し込
んだ工具aを内側(工具aの図示されていない上部を図
8の図面上で左方向)に向けて倒す操作をすることによ
り、取付枠1に配線器具Bを係止するフック43を外方
に撓ませ、フック43による配線器具Bの係止を解除す
ることができるようになっているが、フック43の撓み
量はボス42で制限されているので、工具aを内側に強
く倒してもフック43が大きく撓んで破損するようなこ
とはない。
り外す必要が生じた場合は、取付枠1のフック部材31
と係止孔32との噛み合いを外すことにより容易に取付
枠1と補強枠30とを分離することができる。
るだけで簡単に補強枠を取付枠に取り付けることがで
き、強化プラスチック樹脂製の取付枠に金属製の補強枠
を取り付けることにより、取付装置全体の強度が向上
し、取付枠の変形が防止されるとともに、簡易耐火仕様
としての機能を付加することができるので耐火性を求め
られる取付箇所に使用することを可能にする。
付装置における取付枠の補強用として説明したが、位置
決め突部とフック部材とが形成されていれば、この補強
枠が取り付けられる取付枠は中空壁用に限定されるもの
ではない。
り付けられる取付枠には補強枠を重合させる位置を決め
る位置決め手段と補強枠を係止する係止手段とを設け、
補強枠には位置決め手段に係合する係合部と、係止手段
に係止される係止部とを設けたので、取付枠に補強枠を
重ねるだけで補強枠を取付枠に正しく、しかも簡単、確
実に取り付けることができ、取付枠の変形を防止すると
ともに、簡易耐火仕様として機能させることができる。
ターを設けたことにより、配線器具を取付枠から外す際
に、取付枠に設けられているフックが大きく撓んで破損
するようなトラブルの発生を未然に防止することができ
る。
関係を説明する斜視図
面図及び底面図
る断面図
する斜視図
態を説明する斜視図
外す操作を説明する斜視図
Claims (2)
- 【請求項1】 配線器具が取り付けられる取付枠を備え
た配線器具取付装置の補強構造であって、 上記取付枠に、該取付枠を補強する補強枠を重合可能に
設けるとともに、上記取付枠には上記補強枠を重合させ
る位置を決める位置決め手段と補強枠を係止する係止手
段とを設け、上記補強枠には上記位置決め手段に係合す
る係合部と、上記係止手段に係止される係止部とを設け
ることを特徴とする配線器具取付装置の補強構造。 - 【請求項2】 前記補強枠には前記取付枠に設けられて
配線器具を係止するフックの係止解除時の撓み量を制限
するリミッターを設けた、請求項1記載の配線器具取付
装置の補強構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000341009A JP4530520B2 (ja) | 2000-06-28 | 2000-11-08 | 配線器具取付装置の補強構造 |
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
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JP2000193766 | 2000-06-28 | ||
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Publications (2)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018045918A (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 取付枠 |
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JPH01268417A (ja) * | 1988-04-18 | 1989-10-26 | Matsushita Electric Works Ltd | 配線器具用プレート枠 |
JPH03143212A (ja) * | 1989-10-30 | 1991-06-18 | Jimbo Electric Co Ltd | 簡易耐火構造の配線器具取付装置及びその取付施工方法 |
-
2000
- 2000-11-08 JP JP2000341009A patent/JP4530520B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN107833765A (zh) * | 2016-09-15 | 2018-03-23 | 松下知识产权经营株式会社 | 安装框架 |
CN107833765B (zh) * | 2016-09-15 | 2019-06-18 | 松下知识产权经营株式会社 | 安装框架 |
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