伊賀市上下水道事業管理者が市上下水道部の労組「全水道伊賀水道労働組合」の役員選挙に介入する不当労働行為をしたと県労働委員会が認定したのを受け、市は19日、法令に従う義務違反、信用失墜行為として管理者を戒告処分にし、発表した。稲森稔尚市長は管理者から提出された31日付の退職願を受理した。市によると、特別職の懲戒処分は伊賀市になって初めて。
市は、11月の県労働委の決定により、高木忠幸・管理者(64)が2022年の選挙前、特定の職員に対し立候補を勧めたと誤認させる内容の発言をした他、管理職の部下に対し今回県労働委に救済を申し立てた元労組執行委員長の職員に立候補を思いとどまらせようとさせる内容の発言をしたことが不当労働行為と認定されたことから、懲戒処分にした。
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