ごみ処理や救急出動…観光客への経費かさむ箱根 宿泊税など町が検討
ゴールデンウイーク(GW)で多くの観光客が神奈川県内を訪れている。人気の観光先の一つ、箱根町では新たな観光財源の確保を巡って議論が進んでいる。人口約1万人の町には例年約2000万人が訪れ、人口規模を上回るごみや下水道処理、救急出動などの経費がかさむためだ。客足は新型コロナウイルスの影響で一時遠のいたが回復傾向にあり、県内初の宿泊税導入や入湯税引き上げなどについて意見が交わされている。【蓬田正志】
町によると、観光施設の整備や運営に加え、ごみや下水道処理、救急出動など一部でも観光客が関わるサービス経費は多額だ。コロナ禍前の2019年度で入湯税の収入をあてても23・6億円が必要だった。
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