タイで23日、東南アジアでは初めてとなる同性婚を認める法律が施行され、多くの同性カップルが婚姻の届け出を行いました。 タイは、性的マイノリティーに比較的寛容な国として知られてきましたが、同性どうしの結婚は、これまで法的に認められず、長年、当事者団体が法制化を求める中、2023年の政権交代をきっかけに同性婚を認める法案が議会で可決されました。 法律は23日に施行され、首都バンコクの商業施設の特設会場に設けられた自治体の窓口では、タキシードやドレス、それにタイの伝統衣装などに身を包んだ男性どうし、女性どうしのカップルたちが次々に訪れ、婚姻の届け出を行いました。 結婚を認められた同性カップルは、税金の控除、養子縁組み、それに遺産の相続など、異性間の結婚と同等の権利が認められるようになり、結婚の証明書を受け取ったカップルは、家族や友人と抱き合うなどして喜びを分かち合っていました。 婚姻届を出した女